とある会社の秘密の研修

廣瀬純七

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健一からのライン

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研修を終え、会社から寮に戻った結衣は、自分の部屋で一息ついていた。  

制服を脱ぎ、楽な部屋着に着替えてベッドに腰掛ける。  

「ふぅ……今日も疲れたな。」  

仕事にはだいぶ慣れてきたものの、まだまだ気を張ることが多い。  

結衣はスマホを手に取り、何気なく画面を開いた。  

すると——  

**ピロン♪**  

LINEの通知が鳴る。  

送信者は——**木村健一**。  

(え……健一くん?)  

ドキドキしながらメッセージを開くと、そこには短いけれど、少し嬉しくなるような言葉が並んでいた。  

**「今度はいつにする?都合がいい日を教えてね!」**  

(……え? もう次の約束?)  

昨日のデートの余韻がまだ残っている中、こんなに早く次の話が出るとは思わなかった。  

(どうしよう……。)  

嬉しいような、でも少し戸惑うような気持ちになる。  

そもそも、彼がAIなのかリアルの誰かなのかも分かっていない。  

けれど——  

(でも……楽しかったのは本当だし。)  

結衣は少し考えてから、ゆっくりと返信を打ち始めた。  

**「そうですね……今週末とか、どうですか?」**  

送信ボタンを押した瞬間、またすぐにスマホが震えた。  

**「いいね!じゃあ、今週末にしよう!」**  

健一からの即答に、結衣は思わず微笑んだ。  

(……次は、もう少し彼のことを知れるかな?)  

不思議な気持ちを抱えながら、結衣はスマホを胸元に抱いて、そっと目を閉じた。
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