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中学一年生の夏休み
しおりを挟む中学一年生になった結衣は、男の子としての生活にもすっかり馴染んでいた。少年らしい短髪に、元気いっぱいの笑顔。クラスの中でも人気者で、楽しい日々を送っていた。
そんな結衣に訪れた、夏休み初日の朝。
「んん……?」
目を覚ました結衣は、身体に妙な違和感を感じた。何かが、いつもと違う。布団の中でそっと確認してみると、驚きの事実が判明した。
「えっ……無い!? ペニスが無い!!」
---
### 優ママとみなママへの報告
結衣は慌ててリビングに飛び出し、朝食を準備している優ママと新聞を読んでいるみなママに声をかけた。
「ママたち! 大変だよ!」
優が振り返り、少し心配そうな顔をした。
「どうしたの、結衣? そんなに慌てて。」
「僕の……ペニスが無くなっちゃった!」
その言葉に、二人の母親は同時に固まった。
「えっ……また?」みなママが呟いた。
「結衣、ちょっと待って。とりあえず落ち着いて、一緒に探してみましょう。」優ママはすぐに立ち上がり、家中を探す作戦を提案した。
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### 家中を捜索
三人は手分けして、まずは結衣の部屋から探し始めた。
「ベッドの下は?」
「無いよ、優ママ!」
「机の上とか、引き出しの中は?」
「そんなところにあるわけないでしょ、みなママ!」
キッチン、リビング、洗面所……あらゆる場所を探したが、結衣のペニスは見つからなかった。
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### 謎の現象再び
一通り探し終わった後、三人はリビングに戻り、困り果てて顔を見合わせた。
「これは……またあの時みたいな現象かしら。」優ママが思い出したように言う。
「でも、結衣のペニスは私から結衣に移ったんだよね。その後どこに行くのか、全然わからないよな。」みなママは腕を組み、考え込んでいた。
「もしかして、また誰かにくっ付いたのかな?」結衣は少し不安そうな表情を浮かべた。
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### 前向きな結論
しばらく話し合った結果、三人は今できることは何もないという結論に達した。
「とりあえず、結衣。体に違和感が無いなら無理に心配しなくてもいいわよ。」優ママが優しく言う。
「そうだな。男の子として過ごしてきたけど、結衣自身が何を感じるかが一番大事だよ。」みなママも微笑みながら付け加えた。
結衣は少しだけ考えた後、笑顔を取り戻した。
「うん、ありがとう! とにかく、今は夏休みを楽しむことにするよ!」
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こうして、結衣のペニスがどこに行ったのかはわからないままだったが、三人はいつも通りの穏やかな日々を過ごすことにした。
この不思議な家族には、また新たな奇妙な出来事が訪れるかもしれない。
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