パラサイト 中学生の結衣編

制服を交換して登校する朝

二学期初日。愛と結衣はそれぞれの制服を交換することを決めた。  

「これ、なんだか新鮮だよね。結衣がスカート、私がズボン。すごく似合うと思うよ！」  
愛は結衣に向かって微笑んだ。  

「似合うって言われても……こんなの、本当に久しぶりだし。」  
結衣は顔を赤らめながら、自分の姿を鏡で見ていた。セーラー服のスカートがふわりと広がり、どうしても落ち着かない様子だ。  

「ちょっと！スカート短すぎない？ これ、恥ずかしいんだけど！」  
「結衣、それ普通の長さだよ。逆に長すぎたら変だって。」  

愛は結衣の肩に手を置いて励ました。  
「大丈夫だって。みんな、結衣が似合ってるって思うだけだよ。」  

「……ほんとに？ そうだったらいいけど。」  
結衣はため息をつきながら、最後に制服の襟元を整えた。  

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### 登校の道中  

二人並んで家を出ると、朝の空気が涼しくて気持ち良かったが、結衣の心は穏やかではなかった。  

「スカートって、こんなに風が通るものだっけ？」  
結衣は歩くたびに裾を押さえながら、そわそわしていた。  

「結衣、そんなに気にしてると逆に目立つよ！」  
「だって、慣れてないんだもん！」  

愛はズボン姿の自分を見て、軽やかに歩いていた。  
「こっちは動きやすいし、涼しいし、なんか新しい自分になった気分！」  

「それに比べて私は、なんかみんなの視線が気になる……。」  
結衣は道を歩くたびに周囲を気にして、できるだけ目立たないようにしていた。  

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### 学校に到着  

校門に近づくと、二人はドキドキした。  

ざわめきが広がる中、結衣は顔を真っ赤にして下を向いた。  
「やっぱり、恥ずかしいよ……！」  

愛人はそんな結衣を見て笑顔を浮かべながら言った。  
「大丈夫、みんな結衣のこと可愛いって思ってる。」  

「可愛いとか、余計に恥ずかしいよっ！」  
結衣は小声で反論しながらも、少しずつ愛の後ろに隠れるようにして歩いていった。  

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