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第7章 天下分け目の大決戦編
60.三浦宮御所の戦い(13)
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秋庭家春・郷田直胤・堀内為永らの援軍が志太軍と合流。
その後、木内政豊の挑発により家春が激怒。
三武将が揃った連合軍は、木内軍に対して攻撃を開始しようとしていた。
家春
「拙者たちを甘く見たことを後悔させてやろうぞ!」
政豊
「ほう、面白い。やれるものならやってみよ!」
家春
「その達者な口をじきに聞けなくしてやろう。攻撃開始じゃ!」
こうして家春の号令により、三武将が集まる連合軍の攻撃が始まった。
志太軍と援軍を会わせてざっと6,000名ほどの兵数に対し、木内軍は約2,000名程度の兵数。
数だけで見れば明らかに志太軍が優勢に見えるであろう。
しかし志太軍は混乱状態にあり、三武将率いる援軍は全員厳しい情勢の中で捻出した兵たちで構成されている。
一方の木内軍は志太軍を追い込んだ事により士気は上昇し、絶頂とも言える。
だが、軍勢は本陣の祐藤の元へ斬り込みに行くという目的を一番に掲げている為、志太軍との戦いには重きを置いていない。
こうした事からも、両軍ともに戦況としては互角であると言えよう。
初めの方は、援軍の参戦という事もあって志太軍の士気は徐々に回復し、木内軍に対してある程度の被害を与える事は出来たようである。
しかしその勢いもやがては衰えていき、志太軍は再び木内軍に押されてしまう事となった。
この木内軍の猛攻は、志太軍本陣への突入攻撃の片手間で行われていたとされている事から、木内軍の強さは相当なものであったと言えよう。
政豊
「ふん、なかなかやりおるな。儂の想像以上の戦いぶりで少し楽しくなってきたぞ。」
政豊は余裕そうな表情をしていた。
そして続けて政豊が言う。
政豊
「ふふふ、お遊びはもうここで終わりじゃ!者ども、やってしまえ!」
木内軍の兵たちは一斉に三武将の援軍に鉄砲を向け、一斉に射撃した。
直胤
「ぐっ…これはたまらん…」
為永
「ぐあっ!て、鉄砲じゃと…」
郷田軍と堀内軍は、木内軍による鉄砲の銃弾をまともに受けていた。
さらにその銃弾は軍の大将である直胤と為永にも命中しており、負傷していた。
政豊
「おい、お主らはこの無駄な戦いをまだ続けるいうのかね?」
政豊は三武将連合の軍勢に向けてそう言った。
家春は傲慢な態度をしていた政豊を睨みつけていた。
秋庭軍はどうやら先程の鉄砲による攻撃から間一髪で逃れる事ができたようである。
家春
「貴様!我が盟友の兵たちを傷付けてただで済むと思うな!」
郷田軍と堀内軍が鉄砲の攻撃で被害を受けた事に家春は酷く憤慨している様子であった。
政豊
「おうおう、威勢の良き子犬が何か吠えておるのぅ。おい者ども、こやつに儂らの恐ろしさを今一度教えてやれ!」
そう言うと木内軍は秋庭軍の本体である家春目掛けて突進した。
その速さは突風の如くであったと言い、あっという間に秋庭軍は木内軍に包み込まれた。
木内軍に囲まれた秋庭軍は、攻撃を受けるがままで手も足も出せなかった。
家春
「つ、強い…やはり我らが勝てる相手では無かったのか…」
木内軍による兵の俊敏な移動速度、攻撃力などどれを取っても敵わない事を家春は痛いほど知らされていた。
やがて家春の構える本体にまで木内軍が侵入してきた。
最早これまでと家春が覚悟を決めたその時、政豊が声を上げる。
政豊
「ふぅ、良き運動になったわい。礼を言うぞ!では、そろそろ儂らは本陣にいる志太の殿様の顔でも拝みに参ろうかのぅ。」
そして続けて政豊が吐き捨てるように言う。
政豊
「お主ら、命があるだけでも有り難いと思え。では、さらばじゃ!」
木内軍の兵たちは志太軍の本陣の方向へとくるりと一気に変え、進軍を開始していた。
その後、木内政豊の挑発により家春が激怒。
三武将が揃った連合軍は、木内軍に対して攻撃を開始しようとしていた。
家春
「拙者たちを甘く見たことを後悔させてやろうぞ!」
政豊
「ほう、面白い。やれるものならやってみよ!」
家春
「その達者な口をじきに聞けなくしてやろう。攻撃開始じゃ!」
こうして家春の号令により、三武将が集まる連合軍の攻撃が始まった。
志太軍と援軍を会わせてざっと6,000名ほどの兵数に対し、木内軍は約2,000名程度の兵数。
数だけで見れば明らかに志太軍が優勢に見えるであろう。
しかし志太軍は混乱状態にあり、三武将率いる援軍は全員厳しい情勢の中で捻出した兵たちで構成されている。
一方の木内軍は志太軍を追い込んだ事により士気は上昇し、絶頂とも言える。
だが、軍勢は本陣の祐藤の元へ斬り込みに行くという目的を一番に掲げている為、志太軍との戦いには重きを置いていない。
こうした事からも、両軍ともに戦況としては互角であると言えよう。
初めの方は、援軍の参戦という事もあって志太軍の士気は徐々に回復し、木内軍に対してある程度の被害を与える事は出来たようである。
しかしその勢いもやがては衰えていき、志太軍は再び木内軍に押されてしまう事となった。
この木内軍の猛攻は、志太軍本陣への突入攻撃の片手間で行われていたとされている事から、木内軍の強さは相当なものであったと言えよう。
政豊
「ふん、なかなかやりおるな。儂の想像以上の戦いぶりで少し楽しくなってきたぞ。」
政豊は余裕そうな表情をしていた。
そして続けて政豊が言う。
政豊
「ふふふ、お遊びはもうここで終わりじゃ!者ども、やってしまえ!」
木内軍の兵たちは一斉に三武将の援軍に鉄砲を向け、一斉に射撃した。
直胤
「ぐっ…これはたまらん…」
為永
「ぐあっ!て、鉄砲じゃと…」
郷田軍と堀内軍は、木内軍による鉄砲の銃弾をまともに受けていた。
さらにその銃弾は軍の大将である直胤と為永にも命中しており、負傷していた。
政豊
「おい、お主らはこの無駄な戦いをまだ続けるいうのかね?」
政豊は三武将連合の軍勢に向けてそう言った。
家春は傲慢な態度をしていた政豊を睨みつけていた。
秋庭軍はどうやら先程の鉄砲による攻撃から間一髪で逃れる事ができたようである。
家春
「貴様!我が盟友の兵たちを傷付けてただで済むと思うな!」
郷田軍と堀内軍が鉄砲の攻撃で被害を受けた事に家春は酷く憤慨している様子であった。
政豊
「おうおう、威勢の良き子犬が何か吠えておるのぅ。おい者ども、こやつに儂らの恐ろしさを今一度教えてやれ!」
そう言うと木内軍は秋庭軍の本体である家春目掛けて突進した。
その速さは突風の如くであったと言い、あっという間に秋庭軍は木内軍に包み込まれた。
木内軍に囲まれた秋庭軍は、攻撃を受けるがままで手も足も出せなかった。
家春
「つ、強い…やはり我らが勝てる相手では無かったのか…」
木内軍による兵の俊敏な移動速度、攻撃力などどれを取っても敵わない事を家春は痛いほど知らされていた。
やがて家春の構える本体にまで木内軍が侵入してきた。
最早これまでと家春が覚悟を決めたその時、政豊が声を上げる。
政豊
「ふぅ、良き運動になったわい。礼を言うぞ!では、そろそろ儂らは本陣にいる志太の殿様の顔でも拝みに参ろうかのぅ。」
そして続けて政豊が吐き捨てるように言う。
政豊
「お主ら、命があるだけでも有り難いと思え。では、さらばじゃ!」
木内軍の兵たちは志太軍の本陣の方向へとくるりと一気に変え、進軍を開始していた。
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