紅蓮の獣

仁蕾

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青藍の章

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   ***

 城内の明かりも少なくなる深夜。
 健やかな寝息は、静寂の中に響く。
 ゆらりと動いた漆黒の影。その手には煌く白刃。音も無く、気配もなく眠る龍馬に近付く男。その白刃が振り上げられ、一気に空を裂いた。しかし。
 ――ゴゥッ!
 白い焔が、白刃を防いだ。
「なっ!」
 男は驚愕のあまり小さく声を上げた。焔にも驚いたが、息を呑んだのは龍馬の双眸が白銀に輝き、額に現れた宝玉が金色に煌いていたからだ。
「この子に手を出すはいずれの者の手先だ」
 響いた声は、龍馬ともう一人の男の二重の声。強大な精霊力が、龍馬の体から発せられる。
「薄汚い手を『花嫁』へと伸ばすとは…身の程を知らぬ主人のようだな」
 増大する殺気。剣呑な光を纏う銀の目に、男は呼吸を詰まらせる。
 龍馬の体がゆるりと起き上がった。
「命が惜しくばうぬの飼い主の名を言うか、即刻我が前から。さもなくば、地獄の業火へと招待するぞ?」
 そう言って微笑む様は、酷く残酷で艶めかしい。
 何かを悟った男は音もなく静かに姿を消した。
「ケセド」
 名を呼べば腕の紋章が輝き、青い大きな狼が現れる。
「喰ろうてしまいなさい」
 その言葉に頷くと、ケセドはその姿を掻き消した。
 ふっと龍馬の体から力が抜け、膝を折る。が、誰かの腕がその傾いだ体を支えた。
 ベッドに寝かせた龍馬の頬を撫でる手は、慈しみ。 
《龍馬…俺とあの方の愛しい子…》
 柔らかな声は、愛情。
《人の強き念を浄化するのは、生死を彷徨うほどの苦痛を伴う。それを解っていてやるなんて…お前はそれだけ望くんの事が大事なんだね…》
 穏やかな笑みは、何処か誇らしげに見える。
 安らかな寝顔の我が子が愛しい。しかし、子は己の事を知らない。どれだけ辛かろうと、どれだけ切なかろうと、それは覚悟していた事。
 そっと滑らかな頬に一つ口付けて、その体は龍馬の体へと溶け込んだ。

   ***

 やけにスッキリとした目覚めだった。
 身を起こし辺りを見回す。一度目覚めた時と何ら変わっている気配は無い。
「あ…」
 否、ひとつだけあった。
 彼の人の温かな気配が、龍馬を優しく抱き締めるように存在しているのだ。自然と笑みが零れる。
 ―ザー…
 不意に耳に入って来た音に、視線を巡らせ窓の外へ。ベッドから下り、テラスへと向かえば。
「ぅわ…っ!!」
 目の前に広がった清らかな青色の広大な湖。少し遠くには、高い場所から流れ落ちる滝。
「体調は良いようだな」
 背後から聞こえた女性の声に振り返れば、そこには温かな食べ物を持ったディアナが立っていた。立ち上る湯気が食欲をそそる。
「お早う御座います、ディアさん」
「お早う、龍馬様。済まないが、今から会議があるんだ…」
「あ、気にしないで下さい」
「すぐに戻る」
 そう言ってテラスに備え付けてあるテーブルに朝食を置くと、ディアナは颯爽と部屋を出て行った。
 美しい景観を眺めながら美味しく食した空の器をそのままに、龍馬は琥珀を呼び出し、その背に乗ったまま清らかな水に足を浸からせていた。
 ひんやりと冷たい水が気持ちいい。
「綺麗な水…」
 ―ちゃぷん…ちゃぷん…
 ボンヤリと自分の足を見つめる。その時、ピタッと足の動きが止まった。否、強制的に止められた。目の先にあるのは、己の左足首を掴む透明な手。水で形成された手だ。
 ―ちゃぷ…
 現れた頭。それも水で出来ている。
 徐々に露になる水の人間。現れたのは、女性。その表情は無。微笑みもしないその虚ろな目に、龍馬が映し出される。
(ゆ、ゆ、幽霊ってヤツですか!?)
 突然の恐怖体験に硬直状態の龍馬の内心は、大混乱である。 
 すると、水の女性はニッコリと微笑んだ。
『ワタシ、寂しイの…』
「は、はいっ?」
 女性の声は身の毛がよだつ程に生気が枯渇し、纏わり付くように背筋を撫でる。そのせいか、情けなくも声が裏返ってしまった。
 女性がゆっくりと腰を曲げ、その透明な手を龍馬の頬に触れた。
『ねぇ…寂しいの。旦那様がワタシを要らないって。ねぇ…一緒に来テくれナイ?』
 美しいと言っても過言ではない笑みを張り付かせ、龍馬へと顔を近づける。
 琥珀が牙を剥き出しにし、女性に襲い掛かった。が、相手は水。噛み砕いた所で元に戻ってしまうのだ。琥珀は困惑、龍馬は役に立たない。その時、鈴の音が高らかに鳴り響いた。
《えろうすんまへんなぁ、『花嫁』はん》
 はんなりとした雰囲気の柔らかな声が、何処か楽しげに揺れている。
 瞬き一つ。
 水の女性の向こうに、美しい着物を着た女性。その表情は、優しく微笑んでいる。
《恨み辛みに穢れた魂で、こないな場所来たらあきまへんえ?怖い恐い羅刹はんに来世での縁(えにし)、断ち切られても構へんなら、何も言わしまへんけど。…けどなぁ、お姉はん?》
 そう言うと、女性の首にその白く細い指を絡ませ、ガラリと変わった雰囲気で言い放つ。
《『花嫁』はんに手ぇ出すんは、関心しまへんわぁ。寂しいからて、うち等のお母はんに触れてしもて…その魂、何遍いてこましたっても気ぃが治まりまへん。生涯、生まれ変わる事無く、黄泉の牢獄の中でもがき苦しみなはれ》
 指を絡めた首筋から、眩い光が溢れ出す。
 その時、龍馬の目には。
「ちょっ、ちょっと待って!」
 その声に着物の女性は、ぱちくりとまばたきをした。光が収束する。
 龍馬は見た。水の女性の眦に、涙が光ったのを。
「貴女…恨んでるとか、憎んでるとかじゃないんだよね…?只、悲しくて…悔しくて…それでも、貴女の言う旦那様の事を嫌いになれないんだよね…?」
 確認をしていくかのように、ゆっくりと語り掛けて行く龍馬の目には、幽霊への恐怖や焦りよりも、優しさや慈しみが色濃く浮かんでいた。すると女性の顔が泣きそうに歪み、それを見られまいと両手で顔を覆い隠して何度も何度も頷いた。
 龍馬は片手を女性に差し出した。しかし、女性は緩く頭を振り、拒否を示す。先程の着物の女性の行動により、龍馬に触れる事が恐怖に直結しているのだろう。それに思い当たり、龍馬は金の目を細めた。 
「大丈夫」
 その笑みは、見る者を安心させるような不思議な笑み。女性も例外でなく、緊張が解れたのかふんわりと微笑んだ。
 そっと龍馬の差し延べられた手に水の手が触れた瞬間、強い光が女性から放たれた。
 それは刹那の事だった。次の瞬間には、龍馬の手に程よい重さが掛かる。
「これは…」
 手にしっくりと来る重さ、形状。抜き身の日本刀。
 その刀身は、一点の曇りもない見事な煌めきを放っている。
《いややわー…驚いた。何や気ぃが似とるわー思うたら、ほんまに『鳴響詩吹めいきょうしすい』やったんやねぇ》
 着物の女性は、龍馬の手に納まった日本刀を見てにこやかに言った。
「あの」
《はい?》
「二ツ聞いても?」
《へぇ、構しまへん》
「えーと…まず、貴女は?」
《あれ、言うとりまへんでしたか?うちの名は廩深津波くらみつは、言います。強いて言うなら、この湖の守護者どすなぁ。ミツハ、と呼んどくりなはれ》
 美しい女人は着物の袖で口元を隠し、愉快気にコロコロと笑う。そんな廩深津波に気圧されつつ、次の質問へと移った。
「で…この刀は…」
《それは、うちが此処に湖を創る以前からこの地に眠っとった水神族の宝具《鳴響詩吹》。宝具は持ち主を選び、清らかな魂を持つ者でなければ扱えまへん。…以前の、遠い昔の持ち主は邪心を抱き、その果てに人を殺してしもて…結果、この鳴響詩吹を抜く事が出来なくなり…不要や言うて捨ててしもたんどす》
「それで…」
 それで、寂しいと泣く女性に変幻して出て来るようになったのだ。
《鎮魂の意味を込めて、ご主人様にお願いして此処に湖を創らしてもろたんやけど、せやけど…なんやうちの知らん内に気が淀んでもうたんやね…只の悪霊や思うてしもた。ほんま…堪忍なぁ》
 廩深津波が着物の袖でそっと刀身を撫でれば、その謝罪に反応するように、鳴響詩吹が淡く光を放った。光は優しく温かい穏やかなもの。
「これ…どうしよう」
《それはもう『花嫁』はんの所有物どす。他に扱える人はありゃしまへん》
 優しい笑みの廩深津波に、龍馬も微笑みを浮かべた。
《せやけど、ほんま驚いたわぁ。『花嫁』はんったら、うちのほんまのお母はんそっくりやねんもん》
 嬉しそうにはにかむ廩深津波に、龍馬は首を傾げた。
《何代も前の『花嫁』はんの事どす》
「ああ」
《ほんまソックリ。生き写しやわぁ。…まあ、せやろなぁ》
 廩深津波はそっと龍馬の頬に手を伸ばした。ひんやりとした手が、何かを確かめるようにゆっくりと撫でる。
《あのお方らの実子なんやもん…よう似て当たり前や。ほんま…弥兎様そっくりやわ…》
 突如出た名に、龍馬は息を呑んだ。
 『弥兎』の名は覚えている。いつか夢で聞いた名。 
「あ、貴女は弥兎って人の事、知ってるの!?」
 食らい付くかのように叫ぶ龍馬に、廩深津波は少々驚いたものの、龍馬を宥める仕草でゆっくりと髪を梳いた。
《へぇ…とても綺麗な方やったわ。優しゅうて…穏やかで…まるで春の日差しのようなお人やった…》
「その人と、俺の関係って…何…?」
《…そう…なんも知らんのやね。教えてしもても構へんのやろうけど…それはうちの役目と違うんどす》
 ほんの少し陰った微笑みに、胸の奥が締め付けられるような感覚になる。
《無知は恥や、言うけれど…『花嫁』はんは無知なわけやないもんなぁ。それでも、知っとかなあかん事もあんねん。安心しぃ。近々、精霊王から何か話がある筈や》
 慈悲深い眼差しは、先を聞くことをやんわりと、しかし穏やかさ故の確かな拒絶を浮かべていた。
 その時。
「ミツハ、いつもの岩場に居ないから探したわ。一体何を…」
 凛とした女性の声は、龍馬と目が合った瞬間に止まった。
「あ」
 龍馬が驚いて指差した先には。
「これは…どなたかと思いましたら『花嫁』殿でしたか」
 ニッコリと笑ったのは、リオッタだった。
《あれ、リオ様。どないしたんどす?》
「儀式の時刻を過ぎているのに、雨が降らないから気になって見に来たのよ」
《そない時間が経っとったんやねぇ。ほんなら『花嫁』はん、ご機嫌よう》
 廩深津波はそれだけ言うと、パシャン…と水になって消えた。残された龍馬は、はっきり言って気まずい。
「昨日、黐水宮に運ばれたと報告がありまして、心配しておりました」
「りすいきゅう?」
 聞いた事のない言葉に首を傾げれば、リオッタがその細い指で龍馬の背後を指し示す。幾つかある城の中でも、一番大きな物。
「あれが黐水宮です。王とその腹心だけが住む事の出来る場所です」
「へぇ…って、リオッタさん…何処に立ってるんですか!?」
 驚いたのも無理はない。リオッタは素足で水の上に立っているのだ。しかし、リオッタは何でもない顔で微笑んだ。
「私の精霊が作った湖ですから、出来て当たり前の芸当です」
「貴女の…精霊?」
 首を傾げた龍馬に、リオッタも首を傾げて見せる。
「聞いておりませんか?廩深津波は私の精霊です」
 この湖は相当大きい。これほどまでに大きければ、精霊の力は絶大。 勿論、その主だってただ者ではない。
 龍馬の顔が引き攣り、リオッタは笑みを深めた。
「では、改めて…水神族女帝、リオッタ・リオンで御座います。以後、お見知りおきを」
 不敵に笑って腰を折るその様は、なんとも黒い雰囲気を醸し出している。龍馬は更に引き攣った笑いでその場を凌いだ。
 顔を上げたリオッタは、龍馬の手に在る刀に視線を落とした。 
鳴響詩吹それに選ばれましたか…」
「みたいです…」
「やはり、親子…か」
「ん?何か言いました?」
 リオッタは龍馬の問いに小さく首を振った。
 その時、龍馬の体が淡く光を放ち出す。
「ぬあ!?」
「精霊王が喚んでいるのです。慌てなくて大丈夫ですよ」
「あっ、慌てないでいられるかぁっ!!」
 絶叫虚しく、龍馬の体は焔の花弁となって消えてしまった。
 残されたリオッタは声を上げて、小さな精霊たちと笑い合うのであった。
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