紅蓮の獣

赤が夜闇を舐めた。命は燃え、散った。
少年は、唯一の生還者だった。生き残る筈も無い大火の中での、歪な生還者。
好奇の目は、少年の柔らかな心を傷つける。
少年が青年へと変わる頃には、諦観者へ。

同時に、青年の与り知らぬところで歯車が軋みだす。
ゆっくりと回りだした運命の輪。

それを連れてきたのは、一匹の犬だった。
扉は開かれる。
青年が生きる先の、開くはずのなかった扉が…―。
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