地味な俺は、メイクしてくるあいつから逃げたい!!

むいあ

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4.過去

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実は俺が顔をなるべく出さないようにしているのには理由があった。

ーー2年前
「ふぁぁ~、今日から中2かぁ~…クラスどこだろ~…
ってあ!!!もう8時!?やばい!!遅刻!!」

まずいまずい!!
そう言いながら制服に着替え、歯磨きをして髪の毛をおろして、ご飯を食べて急いで家を出た。

学校に着いたのは8時30分で超ギリギリだったが、間に合った。
ふぅ…よかった~…
そう安心した時に気付いた。

“伊達メガネを忘れた。”

俺にとって、伊達メガネは平穏な生活を送る上で絶対に必要なものだった。
なぜなら俺は目が青っぽい色をしていたからだ。
遠くから見れば黒に見える青もあるが、俺の瞳の色は遠くから見てもギリギリ青に見えるぐらいの薄い紺ぽい青なのだ。
遠くからでもわかってしまうため、俺の平穏のためには隠すことが必須だった。

いつもであれば、前髪を下ろしてその上からその上から伊達メガネをかけ、前髪が目の上からずれないようにして、目の色がバレないようにしていた。
しかし、今日は伊達メガネがないため、どうして前髪が目の上からずれてしまい、休み時間についに友達にバレてしまった。

「七瀬今日伊達メガネつけてないね~
ってあれ、七瀬って目青っぽい??」

「あはは・・
実はそうなんだよね・・・・・・」

俺はここで嘘をついてもしょうがないと思い、正直に白状した。
きっとそれがいけなかった。
すぐに噂が広まってしまい、

「七瀬くんって目青いの!?
見せて見せて!!」

「七瀬ってなんで目青いの?」

と言ったふうにたくさんの人に知られてしまった。
青の目が珍しかったのか、何人かの女の子に告られたこともあった。

その中の1人の女の子が俺の友達の好きな人だった。
俺は、友達の恋を応援してたし、たくさん相談も乗っていたので、もちろん断った。
しかし、友達は俺が告られて、裏切られたと思ったのか俺の根も葉もない、やったこともない、聞いたこともない悪い噂を流し始めた。

全てはそこから始まったのだ。

悪い噂が広がり、俺はいじめられるようになった。
最初は陰口程度の軽いものだった。
しかし、いじめというのはどんどんひどくなっていくもので、しまいには机に油性ペンで悪口をびっしり書かれたり、教科書をビリビリに破かれたり、中には暴力を振るわれたこともあった。

きっと妬みだったのだと思う。
嫉妬だったのだと思う。
でも俺はそれがわかっていても、いじめには耐えられなかった。
元凶でも合った目のことについてもたくさん言われた。

俺はそれがトラウマになって、人前で顔を出せなくなってしまった。
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