57 / 198
魔剣争奪戦編
第55話 タロー&タマコ vs ラン&ジード(1)
しおりを挟む
左手の甲に施された転移魔方陣により、エリア内のどこかに転送される。
一瞬強い光が発生したので目を瞑った。
そして次に瞼を開いた時には、先ほどまでいた冒険者と魔王たちは消え、タローとタマコ、プーの三人のみになっていた。
場所は、木々が生い茂った森の中である。
「さてと、もう金取り合戦は始まったってことでいいんだよな?」
「そのようじゃの」
「(`・ω・´)」
(訳:頑張りましょう!)
三人それぞれ思いは一緒。負けるつもりは毛頭ない。
「とりあえずどっか行くか」
タローはこの場所を移動しようとする。だが、それをタマコが止めた。
「待て主殿。ここは一旦身を隠そう」
「え、なんで?」
「Sランクの能力はまだわからん。アキラは近接格闘系、シャルルは回復系とわかってはおるが、それ以外の能力で遠距離系の者がいないとも限らん」
「(^・ω・^)」
(訳:狙い撃ちなどをさけるために、まずは様子見ということですか?)
「そういうことじゃ。ちなみに魔王の能力もあまり知らん。不干渉だったからな」
冒険者の能力は謎。魔王も謎。
不確定要素がありすぎる今の状態で動くのは、確かにリスクが大きすぎる。
タマコの判断は間違っていないだろう。
タローはタマコの意見を採用し、近くの茂みに隠れた。
タマコはそのまま聴覚に意識を集中し、敵の位置の特定を試みる。
音の魔法を使うタマコは、特性ゆえに聴覚も優れているのだ。
「…………近くに人はいないようじゃのぉ。戦闘もまだ行われておらん」
「まだ始まったばかりだからな。これからだろ」
「(`・ω・´;)」
(訳:油断はできませんね……)
森の静けさが目立つ。
木々の揺れる音がやけに大きく聞こえ、川のせせらぎが耳に届くほどの静寂。
開始20分が経過した今、そろそろどの冒険者が動いても不思議ではない。
じっと息を潜め、集中していたとき――衝突音が響いた。
「――始まったか!」
タマコは衝突音を逆探知し距離を導く。
その結果、現在地点から南東に約2キロ地点での音だと判明。
そこまで遠くは無い。
「戦ってんのは誰だ?」
「……聞こえたのは剣の音じゃ……十中八九、魔剣じゃろう」
魔剣を持っているのは魔王とは限らない。
タローのように魔剣を使う人間もいるし、アキラのように魔剣を使わず、魔王が持っていることもある。
戦っている人物を特定するのは難しそうだ。
「アキラってやつとはもうやりたくないな……あーゆうタイプは苦手だ」
「だが視線は完全にお前に向いていたぞ。復讐する気満々じゃろ」
「……だよなー」
アキラのような根性で向かってくるタイプをタローは苦手としている。
理由はもちろん戦いが終わらないからである。
何度でも立ち上がってくる相手はタローにとってはある意味、天敵であった。
タローがげんなりしていると、もう一つの衝突音が聞こえてきた。
どうやらもう一組戦いだしたようだ。
しかも今度は1キロも離れておらず、とても近かった。
「移動しよう。巻き込まれるのは面倒だ」
タローたちは移動を決意し、この場所をすぐさま離れる。
戦闘場所が近い2番目の戦闘場所から離れるように走る。
だが、タマコの耳に奇妙な音が聞こえた。
それはヒュンッ! と森の中を駆け抜ける音だ。
(速いな、まるでモンスターじゃ)
このスピードでは追い付かれるだろう。
そう判断したタマコはタローを担いで音速移動を使おうとした。
だが、その作戦は一つの影により断念せざるを得なくなった。
「なんだこれ?」
怪訝に空を見るタローの視線の先には、蛇のような影が映っていた。
しかもデカい。
大蛇とは比較にもならない。これは蛇というよりも――
「龍、か」
西洋のドラゴンではなく、中国などの龍。
影の形は細長く威厳に満ちたその姿にそっくりだ。
そして、この龍から感じるのは敵意だ。
後ろから走ってくる奴も友好的ではない様子。
どうやらタローたちは標的にされてしまったようだった。
覚悟を決め、タローとタマコは互いに背中合わせに立つ。
タローは魔剣をクマから棍棒に変形させ、タマコは黒弦刀を手に持った。
「やっぱり主役は忙しいみたいだな」
「そういう巫山戯たことは後から言え。来るぞ」
龍の影が消えると、代わりに現れたのは二人の人物。
タローの前に立った中華服を着た少女と、タマコの前に立つダークエルフの少年だ。
様子をうかがうタローだったが、唐突に少女はタローに指を突き付ける。
「アキラさんを倒したのはあなたッスね!」
見るからに元気いっぱいの少女が言い放った。
ふふんっ、とちょっとドヤ顔しながら何かを期待しているような顔をしている。
「あー、うん」
とりあえず正解ではあるので肯定したが、そのタイミングでダークエルフの少年が大きな拍手をした。
「かわいいよ! ラン!」
その言葉を受けた少女――ラン・イーシンは頬を染め顔がだらしなく緩んだ。
「うへへぇ……ありがとうジー君!」
照れながらお礼を言うランの姿を受けた少年――魔王リッカ=ジード=エメラルドは、突然鼻血を噴出させた。
「くっ……なんて可愛さなんだラン!」
何だろうこのカップルは、とタローもタマコも冷めた目で視線を送る。
こんなクソくだらない惚気を見せるだけなら他の場所に移動したいのだが、その前に二人が復活してしまう。
「ごめんよ。あまりにもランが可愛すぎるせいで変な空気にしてしまったね」
「あー! ズルいッス! ジー君が過剰に反応しすぎるのがいけないんッスよ!」
「どーでもいいから話し進めてくんない?」
「「黙っててくれ(ッス)!」」
「え、俺が怒られんの?」
せっかくの制止は無視され、挙句黙ってろである。
理不尽極まりなかった。
「ランが可愛すぎるからだ!」
「ジー君がいけないんッス!」
「いーやランが――」
「ジー君が――」
完全にタローたちなど眼中にもなく、勝手に言いあいが始まった。
もはや戦うのか戦わないのかも微妙である。
だがある意味これは絶好の機会である。
「なータマコ」
「なんじゃ?」
「これ移動してもバレねーんじゃね?」
「……そうじゃの。移動しようか」
タローたちは、そろりそろりと静かにこの場を去る――
「「――って、逃げるな!」」
――だが、上手い具合にはいかなかった。
「まったく、ボク達を喧嘩させてその隙に逃げる作戦とは……油断したよ」
「勝手にやってただけじゃん」
「自分たちの愛を引き裂こうったって、そうはいかないッス!」
「引き裂くつもりは無いぞ?」
「「いざ――尋常に勝負 (ッス)!」」
はい。というわけでタローたちは戦うことになるのでした。
「……毎回戦う理由雑じゃね?」
「ツッコむな。もう受け入れよう」
______________________________________
ラン・イーシン
Sランク冒険者。転移者
スキル:部分変化
・体の一部をモンスターの一部に変える(変化中ステータスも一部上昇)。
・一定ダメージで自動解除される
ステータス(スキル未使用時)
攻撃力:6230
防御力:4089
速度:5976
魔力:0
知力:706
魔王:リッカ=ジード=エメラルド(ダークエルフ)
武器:嫉妬の魔剣
魔法:なし
ステータス
攻撃力:7008
防御力:4895
速度 :6729
魔力 :210
知力 :1988
一瞬強い光が発生したので目を瞑った。
そして次に瞼を開いた時には、先ほどまでいた冒険者と魔王たちは消え、タローとタマコ、プーの三人のみになっていた。
場所は、木々が生い茂った森の中である。
「さてと、もう金取り合戦は始まったってことでいいんだよな?」
「そのようじゃの」
「(`・ω・´)」
(訳:頑張りましょう!)
三人それぞれ思いは一緒。負けるつもりは毛頭ない。
「とりあえずどっか行くか」
タローはこの場所を移動しようとする。だが、それをタマコが止めた。
「待て主殿。ここは一旦身を隠そう」
「え、なんで?」
「Sランクの能力はまだわからん。アキラは近接格闘系、シャルルは回復系とわかってはおるが、それ以外の能力で遠距離系の者がいないとも限らん」
「(^・ω・^)」
(訳:狙い撃ちなどをさけるために、まずは様子見ということですか?)
「そういうことじゃ。ちなみに魔王の能力もあまり知らん。不干渉だったからな」
冒険者の能力は謎。魔王も謎。
不確定要素がありすぎる今の状態で動くのは、確かにリスクが大きすぎる。
タマコの判断は間違っていないだろう。
タローはタマコの意見を採用し、近くの茂みに隠れた。
タマコはそのまま聴覚に意識を集中し、敵の位置の特定を試みる。
音の魔法を使うタマコは、特性ゆえに聴覚も優れているのだ。
「…………近くに人はいないようじゃのぉ。戦闘もまだ行われておらん」
「まだ始まったばかりだからな。これからだろ」
「(`・ω・´;)」
(訳:油断はできませんね……)
森の静けさが目立つ。
木々の揺れる音がやけに大きく聞こえ、川のせせらぎが耳に届くほどの静寂。
開始20分が経過した今、そろそろどの冒険者が動いても不思議ではない。
じっと息を潜め、集中していたとき――衝突音が響いた。
「――始まったか!」
タマコは衝突音を逆探知し距離を導く。
その結果、現在地点から南東に約2キロ地点での音だと判明。
そこまで遠くは無い。
「戦ってんのは誰だ?」
「……聞こえたのは剣の音じゃ……十中八九、魔剣じゃろう」
魔剣を持っているのは魔王とは限らない。
タローのように魔剣を使う人間もいるし、アキラのように魔剣を使わず、魔王が持っていることもある。
戦っている人物を特定するのは難しそうだ。
「アキラってやつとはもうやりたくないな……あーゆうタイプは苦手だ」
「だが視線は完全にお前に向いていたぞ。復讐する気満々じゃろ」
「……だよなー」
アキラのような根性で向かってくるタイプをタローは苦手としている。
理由はもちろん戦いが終わらないからである。
何度でも立ち上がってくる相手はタローにとってはある意味、天敵であった。
タローがげんなりしていると、もう一つの衝突音が聞こえてきた。
どうやらもう一組戦いだしたようだ。
しかも今度は1キロも離れておらず、とても近かった。
「移動しよう。巻き込まれるのは面倒だ」
タローたちは移動を決意し、この場所をすぐさま離れる。
戦闘場所が近い2番目の戦闘場所から離れるように走る。
だが、タマコの耳に奇妙な音が聞こえた。
それはヒュンッ! と森の中を駆け抜ける音だ。
(速いな、まるでモンスターじゃ)
このスピードでは追い付かれるだろう。
そう判断したタマコはタローを担いで音速移動を使おうとした。
だが、その作戦は一つの影により断念せざるを得なくなった。
「なんだこれ?」
怪訝に空を見るタローの視線の先には、蛇のような影が映っていた。
しかもデカい。
大蛇とは比較にもならない。これは蛇というよりも――
「龍、か」
西洋のドラゴンではなく、中国などの龍。
影の形は細長く威厳に満ちたその姿にそっくりだ。
そして、この龍から感じるのは敵意だ。
後ろから走ってくる奴も友好的ではない様子。
どうやらタローたちは標的にされてしまったようだった。
覚悟を決め、タローとタマコは互いに背中合わせに立つ。
タローは魔剣をクマから棍棒に変形させ、タマコは黒弦刀を手に持った。
「やっぱり主役は忙しいみたいだな」
「そういう巫山戯たことは後から言え。来るぞ」
龍の影が消えると、代わりに現れたのは二人の人物。
タローの前に立った中華服を着た少女と、タマコの前に立つダークエルフの少年だ。
様子をうかがうタローだったが、唐突に少女はタローに指を突き付ける。
「アキラさんを倒したのはあなたッスね!」
見るからに元気いっぱいの少女が言い放った。
ふふんっ、とちょっとドヤ顔しながら何かを期待しているような顔をしている。
「あー、うん」
とりあえず正解ではあるので肯定したが、そのタイミングでダークエルフの少年が大きな拍手をした。
「かわいいよ! ラン!」
その言葉を受けた少女――ラン・イーシンは頬を染め顔がだらしなく緩んだ。
「うへへぇ……ありがとうジー君!」
照れながらお礼を言うランの姿を受けた少年――魔王リッカ=ジード=エメラルドは、突然鼻血を噴出させた。
「くっ……なんて可愛さなんだラン!」
何だろうこのカップルは、とタローもタマコも冷めた目で視線を送る。
こんなクソくだらない惚気を見せるだけなら他の場所に移動したいのだが、その前に二人が復活してしまう。
「ごめんよ。あまりにもランが可愛すぎるせいで変な空気にしてしまったね」
「あー! ズルいッス! ジー君が過剰に反応しすぎるのがいけないんッスよ!」
「どーでもいいから話し進めてくんない?」
「「黙っててくれ(ッス)!」」
「え、俺が怒られんの?」
せっかくの制止は無視され、挙句黙ってろである。
理不尽極まりなかった。
「ランが可愛すぎるからだ!」
「ジー君がいけないんッス!」
「いーやランが――」
「ジー君が――」
完全にタローたちなど眼中にもなく、勝手に言いあいが始まった。
もはや戦うのか戦わないのかも微妙である。
だがある意味これは絶好の機会である。
「なータマコ」
「なんじゃ?」
「これ移動してもバレねーんじゃね?」
「……そうじゃの。移動しようか」
タローたちは、そろりそろりと静かにこの場を去る――
「「――って、逃げるな!」」
――だが、上手い具合にはいかなかった。
「まったく、ボク達を喧嘩させてその隙に逃げる作戦とは……油断したよ」
「勝手にやってただけじゃん」
「自分たちの愛を引き裂こうったって、そうはいかないッス!」
「引き裂くつもりは無いぞ?」
「「いざ――尋常に勝負 (ッス)!」」
はい。というわけでタローたちは戦うことになるのでした。
「……毎回戦う理由雑じゃね?」
「ツッコむな。もう受け入れよう」
______________________________________
ラン・イーシン
Sランク冒険者。転移者
スキル:部分変化
・体の一部をモンスターの一部に変える(変化中ステータスも一部上昇)。
・一定ダメージで自動解除される
ステータス(スキル未使用時)
攻撃力:6230
防御力:4089
速度:5976
魔力:0
知力:706
魔王:リッカ=ジード=エメラルド(ダークエルフ)
武器:嫉妬の魔剣
魔法:なし
ステータス
攻撃力:7008
防御力:4895
速度 :6729
魔力 :210
知力 :1988
3
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
『おっさんの元勇者』~Sランクの冒険者はギルドから戦力外通告を言い渡される~
川嶋マサヒロ
ファンタジー
ダンジョン攻略のために作られた冒険者の街、サン・サヴァン。
かつて勇者とも呼ばれたベテラン冒険者のベルナールは、ある日ギルドマスターから戦力外通告を言い渡される。
それはギルド上層部による改革――、方針転換であった。
現役のまま一生を終えようとしていた一人の男は途方にくれる。
引退後の予定は無し。備えて金を貯めていた訳でも無し。
あげく冒険者のヘルプとして、弟子を手伝いスライム退治や、食肉業者の狩りの手伝いなどに精をだしていた。
そして、昔の仲間との再会――。それは新たな戦いへの幕開けだった。
イラストは
ジュエルセイバーFREE 様です。
URL:http://www.jewel-s.jp/
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
異世界での異生活
なにがし
ファンタジー
役職定年を迎えた男が事故に巻き込まれケガをする。病院に運ばれ治療をしていたはずなのに、なぜか異世界に。しかも、女性の衣服を身に着け、宿屋の一室に。最低な異世界転移を迎えた男が、異世界で生きるために頑張る物語です。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる