68 / 198
魔剣争奪戦編
第66話 タロー&タマコ vs ラン&ジード(3)
しおりを挟む
青い光に包まれているとき、ランとジードは不思議な感覚を味わっていた。
それはまるで、心も体も一つになったような――
(――ってホントに一つになってるッス!?)
(あはは……どうやらこれが能力みたいだね……)
影が一つになり、自身の体は青い鱗に鋭い爪と変化している。
だが、ジードの気配を精神から強く感じるので、ジードがいなくなったわけでないことはすぐに理解できた。
(なんか……暖かいッス)
(あぁ……そして、心地よい――)
いつまでもこの感覚に浸っていたいが、そうはいかない。
徐々に光が弱まっていき、タローとタマコの二人も自分達の姿を目視した。
いまから、最後の戦いに身を投じなければならない。
(いくよラン)
(了解ッス!)
***
龍人は身体をゆっくりと前方に傾ける。
こちらへ向かってくることを伝えるかのような大胆な動き。
タローもタマコ注意深く、慎重に備えていた。
――バチィッ!
一瞬の雷鳴が轟く。
二人とも注意深く見ていたはずの場所には、すでに青き龍人は姿を消し――
気がつくと龍人は、タローとタマコの間に移動していた。
「――ッ!?」
「なにッ!?」
龍人が移動した軌跡に蒼雷が散っている。
おおよそ目視不可能な速さで移動してきた龍人は静かに言葉をこぼした。
「「遅い」」
身体を横に回転させ、タローに龍爪を、タマコに尾を振るった。
「ちっ!」
タローは反応するや否や、怠惰の魔剣を前方に構えてガードする。
凄まじい衝撃が魔剣越しに伝わってくるが、両足を力一杯踏ん張り、何とかその場に止まる。
「がっ!?」
タマコは防音壁を身体の前に展開。
しかし勢いは殺せず、そのまま後方へと吹き飛ばされてしまった。
「この野郎――」
タローは攻撃直後の龍人を狙い、すぐさま反撃を仕掛ける。
「ここに来てパワーアップとか、お約束すぎんだろッ!」
棍棒状態の怠惰の魔剣を振り下ろした。
「「――フンッ!」」
龍人は身を低く屈めると、頭上で両腕をクロス。
さらにその上へ、嫉妬の魔剣と一体となった尾を重ねた。
怠惰の魔剣と嫉妬の魔剣が、三度ぶつかり合う。
その衝撃波で台風並みの突風を撒き散らせると、辺りの木々を薙ぎ倒していった。
正直な話、攻撃力はまだタローのほうが上である。
例え青龍同化前が無傷の全快状態であったとしても、タローの一撃は超えられない。
しかし、龍人はその一撃を容易く受け止めてみせた。
「っやるぅ~……」思わず笑ってしまうタロー。
「「さっきまでとは、違うんだよッッ!!」」
クロスしていた両腕で怠惰の魔剣を勢いよく薙ぎ払う。
タローもそれを察知して後ろへ飛び退いた。
その隙に龍人は両腕の爪に蒼雷を纏うと、タローとの距離を一瞬で詰める。
「「青龍雷迅爪!」」
龍の爪に雷が加わったことにより、リーチが拡大。
驚異的に攻撃範囲が広くなったことで、飛び退いて躱すことが困難となってしまった。
「やばっ」
咄嗟に怠惰の魔剣でガードをする。
しかし蒼雷は魔剣を伝い、タローを感電させることに成功した。
「――痛ッッッでぇ!」
ビリビリが苦手だと言っていたタローだが、それは本当だったようだ。
雷撃が右手を襲うと,その痺れから魔剣を離してしまった。
もちろん龍人はその隙を見逃さない。
両爪に纏っていた蒼雷を全て右拳へと集中させた。
「「青龍雷電拳ッッ!」」
特大の蒼雷に覆われた拳がタローに迫る。
しかし――
「(`・ω・‘)」
(訳:タローさま!)
棍棒状態だった怠惰の魔剣は、自らその姿を変化。
自我を持ったプーが、その足に魔力を纏わせ、龍人の拳を下から蹴り上げた。
「「ーーなんだこのクマは!?」」
突然軌道をずらされた龍人が下方へ視線を向けると、回し蹴りを放った格好のクマのぬいぐるみが瞳に映る。
タローへの直撃は避けられたが、それでも龍人は止まらない。
「「――ならば!」」
腕を蹴り上げられた反動を利用し回転。
右拳の蒼雷を、今度は右足に移動。
後ろ向きで回し蹴りを放った。
「「青龍雷轟脚!」」
プーの一撃で攻撃範囲からタローは外れている。
しかし、プーを蹴り飛ばしタローから離すことで、武器の装備を妨害することは出来るのだ。
それを成功させれば大きなアドバンテージとなる。
だが、龍人の作戦をそのまま通すほど、タローの相棒はお人好しではない。
「死への行進曲!」
右足が炸裂する直前に、横から音速の黒刃が迫った。
「「――ぐッ!?」」
ギリギリで反応した龍人は防御するも、その衝撃に押され吹き飛ばされる。
龍人は足の鋭爪を地面に突き刺し減速。
十数メートル後退したところで、その勢いは漸く止まった。
「音撃演奏!」
だがタマコの追撃は止まらない。
音撃の機関銃が龍人を強襲する。
「「この程度っ!」」
龍人は背中から両翼を展開。その翼で自身の身を包んだ。
「「青龍防丸翼」」
翼に音の弾丸が襲い掛かる。
だがそれを全て受け止めると、音撃は無へと帰していった。
息つく暇もないないほどの攻撃を、いとも簡単にいなしていく龍人。
だが、当の本人は――
「「はぁ…はぁ……」」
両翼が開くと、そこには息を切らした龍人。
口からは血が流れ、明らかに正常ではなかった。
その姿を見たタマコは、すぐさま見抜いた。
「やはりな……融合したことである程度の傷は塞がったようだが……それでも蓄積されたダメージが消えたわけではない」
タマコは様子を見てそう結論づけた。
その推理を龍人は素直に肯定する。
「「正直立っているのもやっとだよ……けれど、勝ちたい!」」
口元の血を乱暴に拭い、蒼雷迸る眼光を鋭くさせる。
「「命を賭けてでも掴みたいものがある。……理不尽に立ち向かうことに、それ以上の理由はいらないだろ?」」
肩を大きく上下させながら龍人は言った。
状態を見ても、動けるのは精々が残り1分程度と予想できる。
それを伝えられたタローは、漸く痺れから解放されると、首をコキコキと鳴らした。
「泣いても笑っても残り1分か」
「短い……けれど、長いぞ?」
「(`・ω・‘)」
(訳:やるしかないっしょ!)
3人とも1分まで時間を引き延ばす気はない。
何故ならそれは、『真の勝利』とは言えないからだ。
負けられないのはランとジード達だけではない。
それぞれが、それぞれの思いを胸に宿して戦っているのだ。
その思いを受け止め、龍人は大きく息を吸いむと、もう一度拳を構えた。
「「来い――全力でなぁ!!」」
瞳に今までで一番に強い蒼雷を迸らせ、龍人は吠えた。
プーはクマの状態から棍棒に姿を変え、タローの手元に戻る。
タマコは黒弦刀の弦を弾き鳴らし、身体には音を付与させて完全な攻撃体勢。
タローは手元に戻った怠惰の魔剣をランとジードに突きつける。
「面倒だけど……倒すぜ?」
魔剣に濃密な魔力を宿し,タローは龍人へ駆け出した。
それはまるで、心も体も一つになったような――
(――ってホントに一つになってるッス!?)
(あはは……どうやらこれが能力みたいだね……)
影が一つになり、自身の体は青い鱗に鋭い爪と変化している。
だが、ジードの気配を精神から強く感じるので、ジードがいなくなったわけでないことはすぐに理解できた。
(なんか……暖かいッス)
(あぁ……そして、心地よい――)
いつまでもこの感覚に浸っていたいが、そうはいかない。
徐々に光が弱まっていき、タローとタマコの二人も自分達の姿を目視した。
いまから、最後の戦いに身を投じなければならない。
(いくよラン)
(了解ッス!)
***
龍人は身体をゆっくりと前方に傾ける。
こちらへ向かってくることを伝えるかのような大胆な動き。
タローもタマコ注意深く、慎重に備えていた。
――バチィッ!
一瞬の雷鳴が轟く。
二人とも注意深く見ていたはずの場所には、すでに青き龍人は姿を消し――
気がつくと龍人は、タローとタマコの間に移動していた。
「――ッ!?」
「なにッ!?」
龍人が移動した軌跡に蒼雷が散っている。
おおよそ目視不可能な速さで移動してきた龍人は静かに言葉をこぼした。
「「遅い」」
身体を横に回転させ、タローに龍爪を、タマコに尾を振るった。
「ちっ!」
タローは反応するや否や、怠惰の魔剣を前方に構えてガードする。
凄まじい衝撃が魔剣越しに伝わってくるが、両足を力一杯踏ん張り、何とかその場に止まる。
「がっ!?」
タマコは防音壁を身体の前に展開。
しかし勢いは殺せず、そのまま後方へと吹き飛ばされてしまった。
「この野郎――」
タローは攻撃直後の龍人を狙い、すぐさま反撃を仕掛ける。
「ここに来てパワーアップとか、お約束すぎんだろッ!」
棍棒状態の怠惰の魔剣を振り下ろした。
「「――フンッ!」」
龍人は身を低く屈めると、頭上で両腕をクロス。
さらにその上へ、嫉妬の魔剣と一体となった尾を重ねた。
怠惰の魔剣と嫉妬の魔剣が、三度ぶつかり合う。
その衝撃波で台風並みの突風を撒き散らせると、辺りの木々を薙ぎ倒していった。
正直な話、攻撃力はまだタローのほうが上である。
例え青龍同化前が無傷の全快状態であったとしても、タローの一撃は超えられない。
しかし、龍人はその一撃を容易く受け止めてみせた。
「っやるぅ~……」思わず笑ってしまうタロー。
「「さっきまでとは、違うんだよッッ!!」」
クロスしていた両腕で怠惰の魔剣を勢いよく薙ぎ払う。
タローもそれを察知して後ろへ飛び退いた。
その隙に龍人は両腕の爪に蒼雷を纏うと、タローとの距離を一瞬で詰める。
「「青龍雷迅爪!」」
龍の爪に雷が加わったことにより、リーチが拡大。
驚異的に攻撃範囲が広くなったことで、飛び退いて躱すことが困難となってしまった。
「やばっ」
咄嗟に怠惰の魔剣でガードをする。
しかし蒼雷は魔剣を伝い、タローを感電させることに成功した。
「――痛ッッッでぇ!」
ビリビリが苦手だと言っていたタローだが、それは本当だったようだ。
雷撃が右手を襲うと,その痺れから魔剣を離してしまった。
もちろん龍人はその隙を見逃さない。
両爪に纏っていた蒼雷を全て右拳へと集中させた。
「「青龍雷電拳ッッ!」」
特大の蒼雷に覆われた拳がタローに迫る。
しかし――
「(`・ω・‘)」
(訳:タローさま!)
棍棒状態だった怠惰の魔剣は、自らその姿を変化。
自我を持ったプーが、その足に魔力を纏わせ、龍人の拳を下から蹴り上げた。
「「ーーなんだこのクマは!?」」
突然軌道をずらされた龍人が下方へ視線を向けると、回し蹴りを放った格好のクマのぬいぐるみが瞳に映る。
タローへの直撃は避けられたが、それでも龍人は止まらない。
「「――ならば!」」
腕を蹴り上げられた反動を利用し回転。
右拳の蒼雷を、今度は右足に移動。
後ろ向きで回し蹴りを放った。
「「青龍雷轟脚!」」
プーの一撃で攻撃範囲からタローは外れている。
しかし、プーを蹴り飛ばしタローから離すことで、武器の装備を妨害することは出来るのだ。
それを成功させれば大きなアドバンテージとなる。
だが、龍人の作戦をそのまま通すほど、タローの相棒はお人好しではない。
「死への行進曲!」
右足が炸裂する直前に、横から音速の黒刃が迫った。
「「――ぐッ!?」」
ギリギリで反応した龍人は防御するも、その衝撃に押され吹き飛ばされる。
龍人は足の鋭爪を地面に突き刺し減速。
十数メートル後退したところで、その勢いは漸く止まった。
「音撃演奏!」
だがタマコの追撃は止まらない。
音撃の機関銃が龍人を強襲する。
「「この程度っ!」」
龍人は背中から両翼を展開。その翼で自身の身を包んだ。
「「青龍防丸翼」」
翼に音の弾丸が襲い掛かる。
だがそれを全て受け止めると、音撃は無へと帰していった。
息つく暇もないないほどの攻撃を、いとも簡単にいなしていく龍人。
だが、当の本人は――
「「はぁ…はぁ……」」
両翼が開くと、そこには息を切らした龍人。
口からは血が流れ、明らかに正常ではなかった。
その姿を見たタマコは、すぐさま見抜いた。
「やはりな……融合したことである程度の傷は塞がったようだが……それでも蓄積されたダメージが消えたわけではない」
タマコは様子を見てそう結論づけた。
その推理を龍人は素直に肯定する。
「「正直立っているのもやっとだよ……けれど、勝ちたい!」」
口元の血を乱暴に拭い、蒼雷迸る眼光を鋭くさせる。
「「命を賭けてでも掴みたいものがある。……理不尽に立ち向かうことに、それ以上の理由はいらないだろ?」」
肩を大きく上下させながら龍人は言った。
状態を見ても、動けるのは精々が残り1分程度と予想できる。
それを伝えられたタローは、漸く痺れから解放されると、首をコキコキと鳴らした。
「泣いても笑っても残り1分か」
「短い……けれど、長いぞ?」
「(`・ω・‘)」
(訳:やるしかないっしょ!)
3人とも1分まで時間を引き延ばす気はない。
何故ならそれは、『真の勝利』とは言えないからだ。
負けられないのはランとジード達だけではない。
それぞれが、それぞれの思いを胸に宿して戦っているのだ。
その思いを受け止め、龍人は大きく息を吸いむと、もう一度拳を構えた。
「「来い――全力でなぁ!!」」
瞳に今までで一番に強い蒼雷を迸らせ、龍人は吠えた。
プーはクマの状態から棍棒に姿を変え、タローの手元に戻る。
タマコは黒弦刀の弦を弾き鳴らし、身体には音を付与させて完全な攻撃体勢。
タローは手元に戻った怠惰の魔剣をランとジードに突きつける。
「面倒だけど……倒すぜ?」
魔剣に濃密な魔力を宿し,タローは龍人へ駆け出した。
0
あなたにおすすめの小説
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
『おっさんの元勇者』~Sランクの冒険者はギルドから戦力外通告を言い渡される~
川嶋マサヒロ
ファンタジー
ダンジョン攻略のために作られた冒険者の街、サン・サヴァン。
かつて勇者とも呼ばれたベテラン冒険者のベルナールは、ある日ギルドマスターから戦力外通告を言い渡される。
それはギルド上層部による改革――、方針転換であった。
現役のまま一生を終えようとしていた一人の男は途方にくれる。
引退後の予定は無し。備えて金を貯めていた訳でも無し。
あげく冒険者のヘルプとして、弟子を手伝いスライム退治や、食肉業者の狩りの手伝いなどに精をだしていた。
そして、昔の仲間との再会――。それは新たな戦いへの幕開けだった。
イラストは
ジュエルセイバーFREE 様です。
URL:http://www.jewel-s.jp/
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
異世界での異生活
なにがし
ファンタジー
役職定年を迎えた男が事故に巻き込まれケガをする。病院に運ばれ治療をしていたはずなのに、なぜか異世界に。しかも、女性の衣服を身に着け、宿屋の一室に。最低な異世界転移を迎えた男が、異世界で生きるために頑張る物語です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる