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魔剣争奪戦編
第75話 最初の戦い
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「…………落ち着いたか?」
「「「はい……すいませんでした……」」」
腕を組み仁王立ちで見下ろすタマコの視線の先にはタロー、シャルル、エリスの三人が正座させられている。
理由はもちろん行き過ぎた揶揄い行為である。
からかい上手のあの人の行為は可愛いから許されるのであって、いい大人がやり過ぎると簡単に人をブチギレさせてしまうので皆も注意してほしい。
ちなみにプーは近くの木陰に隠れており、
「((((;^・ω・^))))」
(訳:タマコ様半端ないって!)
とガクブルで震えていた。
元は魔剣と言えど、怖いものは怖いようである。
そんなこんなありながら、はぁ……と頭を押さえてため息をつく。
そろそろ反省した頃だろうと思い、タマコは気持ちを切り替え本題へと移った。
「……で、お前たちは何してたんじゃ?」
エリスたちには明らかに敵意が無い。
それは先ほどのやり取りを見ても明らかだ。
ただ、偶然の出会いにしては些かタイミングが良すぎるとも思えた。
まるで自分たちに会いに来たような出会い方に、タマコは何か用があるのではと踏んだのである。
「あたし達は隠れてただけよ?」
タマコの雰囲気が和らいだのを感じ、エリスは立ち上がり砂埃を払いながらそう言った。
エリスが立ったのを見てシャルルも正座で足が限界だったのか、ゆっくりと立ち上がる。
「……よっこらせ」
そしてタローも便乗し立ち上がった。
「お前は座ってろ」
だがタマコはタローに厳しかった。
「……よっこらしょっと」
タローはもう一度正座をした。
話を戻し、エリスは気を取り直して説明する。
「最初に衝突音が聞こえたからジッとしてたんだけどね? そしたらあっちこっちで戦闘勃発しちゃってさ~。もういっそのこと終わるまで待ってよう! ってシャルルと決めたのよ♡」
「そうしていたら、急にエリスがマリア様の魔力を感じたから向かおうって言ったので……それでこちらに赴いたわけでございます」
エリスとシャルルの話だと、どうやらこの二人も最初は様子を伺って隠れていたようだ。
おそらくエリスが感じ取ったのはランと戦っている時に発動した魔法の一部だろう。
隠れながら進んだため、ちょうどタローたちの戦闘終わりで合流したというのが真相のようである。
「そんなことより、ジードちゃんたちに勝つなんてやるじゃないの貴方たち~♡」
話が一段落すると、エリスはタローに抱き着いた。
タマコの魔力を感じ取ったのもそうだが、同時に魔王ジードの魔力も感知していたため、戦闘相手はわかっていたのだ。
そのことをエリスは褒めているのだが、いかんせん彼女はボディタッチが多い。
惜しげもなくその豊満な胸を形が変わるほどタローに押し当てた。
「え、エリス! あまり主殿に――」
タマコはすぐさま止めに入る。
何かよくわからないが、何か胸がモヤモヤした。
なんかよくわからないけど……。
タマコの気持ちを、エリスは彼女の『何だか切なそうな表情』から何となく察した。
またもニヤニヤするエリスに対し、タローの感想は――
「ありがとうございます!」
いろんな気持ちを込めてお礼を言った。
それはそれは今まで見たことの無い顔で。
もう逆に主人公とは思えないくらい清々しい笑顔で。
やはりタローも男の子なのである。
そんな主殿を見たタマコはさぞ怒っているのかと思いきや、「あ、あ……」と衝撃を受けた顔をしていた。
「わ、私のが当たっても何も言わなかったのに……」
色々とショックすぎたのか、らしくないズレた反応をする。
そんなタマコを励まそうとしたのか、シャルルは彼女の頭を撫でる。
「大丈夫ですタマコ様。きっとタロー様はタマコ様のお胸にもお礼を言っているのだと思います」
が、ド天然の聖女の励ましはやっぱり的を外していた。
***
またもや混沌が渦巻いた現場は、もう一度落ち着きが戻っていた。
木陰で見ていたプーが耐えられなくなり泣きながら、
「≡/(^;ω;^)/」
(訳:やめてぇ~!)
とダッシュでタローの鳩尾に突っ込んだのを見て、全員がハッとしたのであった。
とまあ、そんなこんなはあったが、落ち着いたのだから良しとしよう。
「(^-ω-^)」
(訳:…………)
「……悪かったってプー。だから機嫌戻せって、な?」
鳩尾に激突されても元気いっぱいのタローは、現在プーのご機嫌取りをしていた。
胡坐をかくタローの膝に腰を下ろしたまま動かないクマは、持ち主が話しかけても返事をしようとしない。
武器の機嫌を必死に取ろうとする持ち主というのは傍から見れば変な光景なのだが、これも罰だということで受け入れるしかないようである。
そんな子供をあやす父のようなタローに、エリスは突然思い出したように話題を提供する。
「そういえば、さっき別の場所でクロスが戦っていたみたいよ?」
言った割にはどうでもよさそうなエリス。
だがそれにはタマコがいち早く反応した。
「げっ、クロスだと……?」
苦い顔をするタマコだったが、敗北したことを伝えられると
「ざまぁないのぉクロスめ!」
と、すぐさま笑顔になった。
ストーカー被害を受けたタマコからすればスカッとしたことらしい。
「クロス……?」
ちなみにタローはクロスと聞いて全く顔が浮かんでいなかった。
乏しい記憶の引き出しを開けていくが、一向にお目当てのものは出ない。
「(^・ω・^)」
(訳:ほら、アキラとかいう人の相棒ですよ)
膝上のプーがアシストすると、タローは漸く「あぁ……」と薄っすら思い出した。
だが、それよりもタローは別のことが気になる。
「アキラ、あいつどうなったの?」
アキラはタローに復讐心を燃やしていた。
再戦のためにいずれあちらから接触してくるだろうと踏んでいたのだが……。
「――アキラさんは負けました」
タローの問いにシャルルが答える。
その顔は複雑そうだ。
「え?」
意外な事実にタローは思わず聞き返した。
「最初に起きた戦闘の音。あれはアキラさんなんです」
シャルルは自分が知っている情報を話した。
「その相手は――」
・・・・・・・
・・・・・
・・・
時間は試合が始まって間もなくの頃だ。
「どこだ……どこだタローッ!」
たどり着いたのは何もない開けた場所。
木や川は無いが、ところどころ岩や石、砂が散乱している。
「今度こそ……今度こそ奴を――」
アキラの瞳にはタローしか映っていない。
相棒のクロスは開始早々どこかへ行ってしまったが、そんなことはどうでもいいことだった。
やりたいのは再戦ではない――復讐だ。
いかつい視線で周りを見回し、タローを探す。
――そこに、突然と声をかける人物がいた。
「タローくんを探しているのかい?」
ハッとしてアキラは後ろを振り向く。
「――っ!? テメェは……」
あれだけ気を張って辺りを見ていたにもかかわらず、全く気配を感じられなかった。
その段階で、アキラの頬に汗が零れる。
けれどアキラの心中など気にする素振りもなく、彼は淡々と話を進めた。
「悪いんだけどさ、タローくんと闘うのは別の機会にしてくれないかな?」
「……なんだと?」
その自分勝手な物言いにアキラはキレかける。
しかし、それを見越していたのか代わりの提案を持ちかける。
「君の相手は僕がするよ。それで勘弁してもらえないかな?」
その提案はアキラにとって悪い話ではない。
正直、この男と戦ってみたいと思ったことはある。
しかし、今はそんな気分ではなかった。
「誰がそんなこと――」
断ろうとした刹那――アキラの頬を何かが掠めた。
少し遅れて、そこから血が流れ出る。
「――もう少しわかりやすく言おうか?」
男の言葉に、アキラは視線を急いで向ける。
その手には抜刀した直後なのか、すでに刀が振るわれた状態で握られていた。
どうやら先ほど掠めたのは、この男の斬撃のようだ。
「タローとは僕が殺る。邪魔すんじゃねぇよ」
その男――ムサシ・ミヤモトは荒々しい口調でそう脅した。
「「「はい……すいませんでした……」」」
腕を組み仁王立ちで見下ろすタマコの視線の先にはタロー、シャルル、エリスの三人が正座させられている。
理由はもちろん行き過ぎた揶揄い行為である。
からかい上手のあの人の行為は可愛いから許されるのであって、いい大人がやり過ぎると簡単に人をブチギレさせてしまうので皆も注意してほしい。
ちなみにプーは近くの木陰に隠れており、
「((((;^・ω・^))))」
(訳:タマコ様半端ないって!)
とガクブルで震えていた。
元は魔剣と言えど、怖いものは怖いようである。
そんなこんなありながら、はぁ……と頭を押さえてため息をつく。
そろそろ反省した頃だろうと思い、タマコは気持ちを切り替え本題へと移った。
「……で、お前たちは何してたんじゃ?」
エリスたちには明らかに敵意が無い。
それは先ほどのやり取りを見ても明らかだ。
ただ、偶然の出会いにしては些かタイミングが良すぎるとも思えた。
まるで自分たちに会いに来たような出会い方に、タマコは何か用があるのではと踏んだのである。
「あたし達は隠れてただけよ?」
タマコの雰囲気が和らいだのを感じ、エリスは立ち上がり砂埃を払いながらそう言った。
エリスが立ったのを見てシャルルも正座で足が限界だったのか、ゆっくりと立ち上がる。
「……よっこらせ」
そしてタローも便乗し立ち上がった。
「お前は座ってろ」
だがタマコはタローに厳しかった。
「……よっこらしょっと」
タローはもう一度正座をした。
話を戻し、エリスは気を取り直して説明する。
「最初に衝突音が聞こえたからジッとしてたんだけどね? そしたらあっちこっちで戦闘勃発しちゃってさ~。もういっそのこと終わるまで待ってよう! ってシャルルと決めたのよ♡」
「そうしていたら、急にエリスがマリア様の魔力を感じたから向かおうって言ったので……それでこちらに赴いたわけでございます」
エリスとシャルルの話だと、どうやらこの二人も最初は様子を伺って隠れていたようだ。
おそらくエリスが感じ取ったのはランと戦っている時に発動した魔法の一部だろう。
隠れながら進んだため、ちょうどタローたちの戦闘終わりで合流したというのが真相のようである。
「そんなことより、ジードちゃんたちに勝つなんてやるじゃないの貴方たち~♡」
話が一段落すると、エリスはタローに抱き着いた。
タマコの魔力を感じ取ったのもそうだが、同時に魔王ジードの魔力も感知していたため、戦闘相手はわかっていたのだ。
そのことをエリスは褒めているのだが、いかんせん彼女はボディタッチが多い。
惜しげもなくその豊満な胸を形が変わるほどタローに押し当てた。
「え、エリス! あまり主殿に――」
タマコはすぐさま止めに入る。
何かよくわからないが、何か胸がモヤモヤした。
なんかよくわからないけど……。
タマコの気持ちを、エリスは彼女の『何だか切なそうな表情』から何となく察した。
またもニヤニヤするエリスに対し、タローの感想は――
「ありがとうございます!」
いろんな気持ちを込めてお礼を言った。
それはそれは今まで見たことの無い顔で。
もう逆に主人公とは思えないくらい清々しい笑顔で。
やはりタローも男の子なのである。
そんな主殿を見たタマコはさぞ怒っているのかと思いきや、「あ、あ……」と衝撃を受けた顔をしていた。
「わ、私のが当たっても何も言わなかったのに……」
色々とショックすぎたのか、らしくないズレた反応をする。
そんなタマコを励まそうとしたのか、シャルルは彼女の頭を撫でる。
「大丈夫ですタマコ様。きっとタロー様はタマコ様のお胸にもお礼を言っているのだと思います」
が、ド天然の聖女の励ましはやっぱり的を外していた。
***
またもや混沌が渦巻いた現場は、もう一度落ち着きが戻っていた。
木陰で見ていたプーが耐えられなくなり泣きながら、
「≡/(^;ω;^)/」
(訳:やめてぇ~!)
とダッシュでタローの鳩尾に突っ込んだのを見て、全員がハッとしたのであった。
とまあ、そんなこんなはあったが、落ち着いたのだから良しとしよう。
「(^-ω-^)」
(訳:…………)
「……悪かったってプー。だから機嫌戻せって、な?」
鳩尾に激突されても元気いっぱいのタローは、現在プーのご機嫌取りをしていた。
胡坐をかくタローの膝に腰を下ろしたまま動かないクマは、持ち主が話しかけても返事をしようとしない。
武器の機嫌を必死に取ろうとする持ち主というのは傍から見れば変な光景なのだが、これも罰だということで受け入れるしかないようである。
そんな子供をあやす父のようなタローに、エリスは突然思い出したように話題を提供する。
「そういえば、さっき別の場所でクロスが戦っていたみたいよ?」
言った割にはどうでもよさそうなエリス。
だがそれにはタマコがいち早く反応した。
「げっ、クロスだと……?」
苦い顔をするタマコだったが、敗北したことを伝えられると
「ざまぁないのぉクロスめ!」
と、すぐさま笑顔になった。
ストーカー被害を受けたタマコからすればスカッとしたことらしい。
「クロス……?」
ちなみにタローはクロスと聞いて全く顔が浮かんでいなかった。
乏しい記憶の引き出しを開けていくが、一向にお目当てのものは出ない。
「(^・ω・^)」
(訳:ほら、アキラとかいう人の相棒ですよ)
膝上のプーがアシストすると、タローは漸く「あぁ……」と薄っすら思い出した。
だが、それよりもタローは別のことが気になる。
「アキラ、あいつどうなったの?」
アキラはタローに復讐心を燃やしていた。
再戦のためにいずれあちらから接触してくるだろうと踏んでいたのだが……。
「――アキラさんは負けました」
タローの問いにシャルルが答える。
その顔は複雑そうだ。
「え?」
意外な事実にタローは思わず聞き返した。
「最初に起きた戦闘の音。あれはアキラさんなんです」
シャルルは自分が知っている情報を話した。
「その相手は――」
・・・・・・・
・・・・・
・・・
時間は試合が始まって間もなくの頃だ。
「どこだ……どこだタローッ!」
たどり着いたのは何もない開けた場所。
木や川は無いが、ところどころ岩や石、砂が散乱している。
「今度こそ……今度こそ奴を――」
アキラの瞳にはタローしか映っていない。
相棒のクロスは開始早々どこかへ行ってしまったが、そんなことはどうでもいいことだった。
やりたいのは再戦ではない――復讐だ。
いかつい視線で周りを見回し、タローを探す。
――そこに、突然と声をかける人物がいた。
「タローくんを探しているのかい?」
ハッとしてアキラは後ろを振り向く。
「――っ!? テメェは……」
あれだけ気を張って辺りを見ていたにもかかわらず、全く気配を感じられなかった。
その段階で、アキラの頬に汗が零れる。
けれどアキラの心中など気にする素振りもなく、彼は淡々と話を進めた。
「悪いんだけどさ、タローくんと闘うのは別の機会にしてくれないかな?」
「……なんだと?」
その自分勝手な物言いにアキラはキレかける。
しかし、それを見越していたのか代わりの提案を持ちかける。
「君の相手は僕がするよ。それで勘弁してもらえないかな?」
その提案はアキラにとって悪い話ではない。
正直、この男と戦ってみたいと思ったことはある。
しかし、今はそんな気分ではなかった。
「誰がそんなこと――」
断ろうとした刹那――アキラの頬を何かが掠めた。
少し遅れて、そこから血が流れ出る。
「――もう少しわかりやすく言おうか?」
男の言葉に、アキラは視線を急いで向ける。
その手には抜刀した直後なのか、すでに刀が振るわれた状態で握られていた。
どうやら先ほど掠めたのは、この男の斬撃のようだ。
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