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最終章・転生勇者編
第177話 騒動の後始末
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騒動が起きてから1週間。
ユウシは、タマコを殺害した際に破壊してしまった建物の修繕費の全額を負担することとなった。
ユウシの素性を知る人はあの場にはおらず、名乗り出なければ彼が勇者と知れることも無かったのだが、ユウシは自ら名乗り出て、素性を明かしたうえでタイタンの住人らに謝罪をした。
これは、自分の罪を忘れぬようにするためらしい。
もちろん批判の声は多く、石を投げられたり罵倒されたりもしている。
死人が出ていないだけで破壊したことに変わりは無いのだから仕方ない。
けれどユウシはその全てを受け止めて、罪を償うために生きていくと言っていた。
そして、現在ユウシは冒険者となっていた。
街の修繕費を稼ぐためにもお金がいるということで、依頼をこなすのに明け暮れているそうだ。
ちなみにランクはDからのスタート。
ドラムスら上層部は一発でSランクに昇格させてもいいと考えていたらしいが、ユウシ本人が新人からやっていくと言ったそうだ。
だが、ユウシの実力であればすぐにSランクまで到達するだろうと、ドラムス含め他のSランク冒険者も評している。
で、余談なのだが……。
実は、ユウシとは別にSランクに昇格した人間がいた。
***
―― タロー自宅 ――
「『冒険者タロー。
貴殿の実力、功績はAランクでは不釣り合いと判断。
よって、貴殿をSランク冒険者に認定する。
ギルドマスター・ドラムスより』――だって」
読み上げたタマコは手紙をタローへと渡す。
よっしゃー! とでも言うかと思いきや、タローの反応は薄い。
「へぇ~……」
いたってどうでもよさそうである。
だがこれにはタマコも同じテンションであった。
タローの実力はSランク冒険者以上の力があるし、むしろ遅すぎるくらいだと思っている。
まぁ、何はともあれSランクに昇格した以上は国の危機などに駆り出されることもあるが、給料もよくなるため結果オーライではないだろうか。
と、そんな会話をしていると、プーがもう一通の手紙を持ってリビングへとやってくる。
「(^・ω・^)」
(訳:タロー様、お手紙ですよ)
「んー、誰から?」
「(^・ω・^)」
(訳:これは……ユウシさんからですね)
「アイツから?」
ソファーで寝そべるタローは体を起こすと、プーから手紙を受け取る。
封を開けると、そこに書いてあったのは――。
「……結婚、報告?」
大きくそう書かれた手紙。
で、その内容はこうだ。
―― タロー、そしてマリアさん。こんにちは。
この度、おれは仲間のマホ・マーティ・セイバー・キララと結婚することになったので報告します。
P.S.めっちゃ幸せです。
ユウシより――
「プー、燃やしとけ」
「Σ(^・ω・^;)」
(訳:燃やしとけ!?)
燃やせ発言に驚くプー。
タマコは燃やされる前にひょいと手紙を取り上げると、その内容に目を引くつかせた。
「あー……まぁ気持ちがわからんでもないが……」
「……そういや、ムサシも言ってたな――」
何となくムカついたタローは、そこでムサシとの会話を思い出した。
そう、あれは確か一緒に釣りに行った帰り――
『勇者は――何故かハーレムを作ってモテまくる運命なんだ。ホントに腹立たしいよ』
――勇者の周りには女性が集う。
仲間に女性しか連れていない強そうな奴は転生者という、Sランク冒険者や魔王には常識の見分け方であった。
「ま、アイツも前に進んだってこと……なのかな?」
ユウシの罪は重い。
けれど、きっと仲間の女性たちが支えてくれることだろう。
こうして、勇者騒動と呼ばれた事件は幕を閉じるのだった。
ユウシは、タマコを殺害した際に破壊してしまった建物の修繕費の全額を負担することとなった。
ユウシの素性を知る人はあの場にはおらず、名乗り出なければ彼が勇者と知れることも無かったのだが、ユウシは自ら名乗り出て、素性を明かしたうえでタイタンの住人らに謝罪をした。
これは、自分の罪を忘れぬようにするためらしい。
もちろん批判の声は多く、石を投げられたり罵倒されたりもしている。
死人が出ていないだけで破壊したことに変わりは無いのだから仕方ない。
けれどユウシはその全てを受け止めて、罪を償うために生きていくと言っていた。
そして、現在ユウシは冒険者となっていた。
街の修繕費を稼ぐためにもお金がいるということで、依頼をこなすのに明け暮れているそうだ。
ちなみにランクはDからのスタート。
ドラムスら上層部は一発でSランクに昇格させてもいいと考えていたらしいが、ユウシ本人が新人からやっていくと言ったそうだ。
だが、ユウシの実力であればすぐにSランクまで到達するだろうと、ドラムス含め他のSランク冒険者も評している。
で、余談なのだが……。
実は、ユウシとは別にSランクに昇格した人間がいた。
***
―― タロー自宅 ――
「『冒険者タロー。
貴殿の実力、功績はAランクでは不釣り合いと判断。
よって、貴殿をSランク冒険者に認定する。
ギルドマスター・ドラムスより』――だって」
読み上げたタマコは手紙をタローへと渡す。
よっしゃー! とでも言うかと思いきや、タローの反応は薄い。
「へぇ~……」
いたってどうでもよさそうである。
だがこれにはタマコも同じテンションであった。
タローの実力はSランク冒険者以上の力があるし、むしろ遅すぎるくらいだと思っている。
まぁ、何はともあれSランクに昇格した以上は国の危機などに駆り出されることもあるが、給料もよくなるため結果オーライではないだろうか。
と、そんな会話をしていると、プーがもう一通の手紙を持ってリビングへとやってくる。
「(^・ω・^)」
(訳:タロー様、お手紙ですよ)
「んー、誰から?」
「(^・ω・^)」
(訳:これは……ユウシさんからですね)
「アイツから?」
ソファーで寝そべるタローは体を起こすと、プーから手紙を受け取る。
封を開けると、そこに書いてあったのは――。
「……結婚、報告?」
大きくそう書かれた手紙。
で、その内容はこうだ。
―― タロー、そしてマリアさん。こんにちは。
この度、おれは仲間のマホ・マーティ・セイバー・キララと結婚することになったので報告します。
P.S.めっちゃ幸せです。
ユウシより――
「プー、燃やしとけ」
「Σ(^・ω・^;)」
(訳:燃やしとけ!?)
燃やせ発言に驚くプー。
タマコは燃やされる前にひょいと手紙を取り上げると、その内容に目を引くつかせた。
「あー……まぁ気持ちがわからんでもないが……」
「……そういや、ムサシも言ってたな――」
何となくムカついたタローは、そこでムサシとの会話を思い出した。
そう、あれは確か一緒に釣りに行った帰り――
『勇者は――何故かハーレムを作ってモテまくる運命なんだ。ホントに腹立たしいよ』
――勇者の周りには女性が集う。
仲間に女性しか連れていない強そうな奴は転生者という、Sランク冒険者や魔王には常識の見分け方であった。
「ま、アイツも前に進んだってこと……なのかな?」
ユウシの罪は重い。
けれど、きっと仲間の女性たちが支えてくれることだろう。
こうして、勇者騒動と呼ばれた事件は幕を閉じるのだった。
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