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偽花風景
18話 問5「私の知るあなたとあなた自身は同一か否か、答えなさい」
レッスン室は入るたび知らない姿を私に見せてくれる。朝昼夜で照明の色が変わるらしい。朝はレモネードみたいな浅黄色、昼はガラス越しに見た夏空みたいな薄水色、夕方は線香花火をそのまま吊るたような、赤橙色。今は薄水。
「ねぇ倉實さん」
「ふっ……はい、な、なんでしょうか」
2つの足音だけが響いていたこの空間に投げ込まれた言葉を私は、零しそうになりながらも受け止めた。ステップを踏みながら。
「実はこの界隈、競技人口がものすごく偏ってるの。男の子と女の子で3倍くらいの差があるんだけどどっちが多いと思う?」
レッスン中であっても、本当にこの人はよく喋る。
会話をしながらでも踊れるくらい上手くなれ。それが先生なりの特訓法とは言っていたけれど…… 少し雑じゃない?
思わずその口を塞いでしまいたかったが、生憎と私の手は先生の手と固く繋がれてしまっている。
「じょ、女性……でしょうか」
同時に先生の股下潜り込むようにして左足を差し込む。
「目線、下がってるよ。......どうしてそう思ったの?」
私に呼応して右足を退く先生。あくまでも私がリーダーのはずなのに、なぜか先生に引き寄せられているような感覚がそこにはあった。会話も何もかも主導権を握られてしまっている。
それよりも、今は受け取ってしまった言葉をどう投げ返すかよね。
単純に女性が多いと思ったのは、先生が今こうして先生をしているということだった。
本来女性の型を覚えていればよいはずの人が、男性の型も教えられるということはつまりそういうことなんだろう。
それに、先生をリードしているはずの私が受けた安心感、頼もしさは男性の型もやったことがあるからこその気遣いだと思わせられた。
「先生が先生だから……っです。本来、男性の型でもある……っふ、リーダーができるというのは、つまり周りに女性しかいなかったからじゃないですか」
身体を捻じりながらの会話は想像以上に肺の空気が押し出される。踊り切った私は肩を震わせるほど大きく息を吸いながら、ただじっと先生を見つめていた。それしかできなかった。
「話しながらでも踊れるようになってきたね。まぁ、おおむね正解かな」
左手からすり抜けるように熱が逃げると、それは私の頬に伝わった。いつの間にか吹き出していた雫は、先生の指に吸い込まれていく。
「初日から結構長い時間やっちゃったね。今日はもう終わろうか」
気付けばこの部屋の照明は赤橙色に変わっていた。
床に落ちた雫は反射し、消えかけた線香花火のように蕾がちりばめられているようにも見える。私達が歩んだ軌跡がこんなにも輝いていると思うと、これからも頑張れるような気がした。
「最後のオーバースウェイ、よかったよ」
またね。手を振りながら背を向ける姿には先生という色はなく、部活動の先輩のような色をしていた。
またね。そう返すべきなのかどうなのか、とりあえずこの場は小さく手を振りながら下手な愛想笑いで締めくくった。
「あれ、渚先輩おひとりなんですか?」
紅茶の匂いが漂ういつもの部屋には、カップが1つしか用意されていなかった。
声を聞くと机に右肘を載せたまま、小さく手を振ってくれた渚先輩はどこか気だるそうに見える。
「あら、今日はずいぶん遅かったみたいね。ナギはいつも通りどこに行っているかはわからないし、貴澄さんは入浴時間が終わっちゃうからって、さっき出て行っちゃって暇だったの」
そう言われて壁に掛けれられた時計をみると、針はまさに8を通り過ぎようとしている最中だった。入浴時間過ぎてる……。
「今日に限っては地獄の他にないわよね……」
「なにかあったの?」
「その、いろいろと…… 先輩はお風呂、行かなくていいんですか?」
「ナギと一緒に行こうと思って待っていたんだけど…… そうねぇ。あ、倉實さん」
怖いくらいの笑顔をこちらに向けてくる渚先輩に、べたつく背中からは嫌な汗が吹き出している。
私、倉實さんとお風呂に入ることにしたわ。
「~♪~~♪」
あれほど退屈そうにしていた渚先輩も、今は鼻歌交じりにその足を進めていた。
後ろについてきている私とは対照的に。
「先輩…… 本当に私、着いてきちゃって大丈夫なんですか?」
「ん~? そんなに心配しなくても大丈夫よ。他の子がいたとしても、不慣れでかわいい後輩が先輩ついてきたくらいにしか思わないわ」
その不慣れでかわいい後輩の立場としては、くらいで済ませられない恥ずかしさが……
脱衣所の扉を開けると嬉しいことに、他の先輩方は左手で数えられる程しかいなかった。
夕食を食べて少し休憩してから来る先輩が多数らしく、不幸中の幸いというべきかもしれない。
「ひとりで脱げる?」
「さすがにもう慣れました」
「子離れできない親の気持ちって、きっとこうなのね……」
なんだか先輩、楽しそうですね……
正直、渚先輩がここまで大胆なことをするような人だとは思っていなかった。隠していたのか、それとも私がたまたま知る機会がなかっただけなのかはわからない。
もしかしたら私が勝手に落ち着いていて気品のある先輩だと思っていたのかもしれない。気品がないわけではないけど。
多分、先輩以上に大胆な人が隣にいたから感じることがなかったんだろう。
慣れてると言いつつも不器用にシャツのボタンをはずしながら、ぼんやりと考えていた。
――逆に、私は先輩からどう見えているのだろうか。
透子さんの背中越しに出会った私と先輩。人付き合いが苦手な、根暗な女だと思われても無理はない。
今日誘ってくれたのは先輩の言葉を借りれば不慣れでかわいい後輩が困っていたからなんだろう。でも、私と2人きりの空間が息苦しかったからじゃないか、と考えてしまうことがある。そんな人じゃないということはわかっているのに、私はやはり文字通り根暗なのかもしれない。
先輩になにかされたわけではない。こういう考え方が癖になっている。それがどれだけ仲が良い人だとしても。東口さんでも、透子さんでも。実はそう思っているのは私だけではないのか、相手は辟易していないか、とか。
相手を信じられないということは私自身、実はその人を友達だと思っていないのかもしれない。断定はできないし、したくない。
本当に? 自身に問いかけても、答えは出ない。
ブラウスを脱ぎあらわになった自分の姿を見ると、やはり人間、本質的なものは変わらないのだと思わせられた。
夕食も渚先輩と一緒だった。3年生が入浴をしている時間に食堂に来たのは初めてかもしれない。一番遅い時間ではあったけど、食堂にはまだ多くの生徒が残っていた。
先輩の話だと食後のおしゃべりが目的で来ている生徒が半分を占めているらしい。
甘い紅茶の匂いと食堂の騒々しさで、あまり箸は進まなかった。
「なんだか付き合わせるような形になっちゃったね」
「え?」
部屋へと向かう長い廊下を歩きながら、先輩はなんだか申し訳なさそうな声色で呟いた。
「今日の倉實さん、いつもより元気なさそうな感じがしたから。先輩としてのがんばりどころね! って思ったんだけど空回りしちゃって。こういう日はひとりでゆっくりしたかったよね。今日は」
「――先輩、」
ごめんね。とは言ってほしくなかったから、いつの間にか心が身体を追い越して、口に出していた。
私がそう見えるような気持ちになっていたのも、顔をしていたのも、全部私のせいだから、先輩が今日してくれたことを「ごめんね」のひとことで締めてほしくなかった。
「今日はありがとうございました。先輩と二人でお風呂に入るのも、夕食を食べるのも初めてで、楽しかったです」
「……こちらこそ、今日はありがとう」
強引だったかもしれないけど、これでいい。こうがいい。先輩のしてくれたことは「ありがとう」の一言で締めくくる方が、ずっと良い。
驚きと嬉しさの混じった曖昧な表情が、先輩の不慣れなやさしさが私はうれしかったから。
しばらく私も先輩も口を開かなかった。この余韻を、少しでも長く味わいたかったから。
廊下の角を曲がると先には東口さんの姿があった。西側の彼女が東側に来るような用事があるとするならば委員会絡みとかだろうか。
「東側に用なんて、珍しいじゃない」
「ん? あぁ倉實さんか。こんな時間まで帰らない君こそ、珍しいと思うけどね」
引っかかるような言い方だった。まるで私が放課後から今までほぼ部屋にいなかったことを知っているかのような、考え過ぎかしら。
どこか声色にも棘があるようにも思えたけど、その理由はわからない。
「えと、はじめまして……かな? 私が誘ってね、今まで倉實さんと一緒にお風呂と夕食に付き合っていてもらったの」
声色の棘を先輩も感じたのだろうか、私を庇うようにやさしく語りかけてくれた。
意図せず先輩を盾にしてしまったけれど、東口さんもそこまで詮索をしようとはしなかった。
「じゃ、じゃあ、私はもう部屋に戻るね。おやすみなさい」
いつもと様子の違う東口さんを横切り、私は足早に部屋へ向かう。
「倉實さんが何をしているか知らないけどさ」
聞こえるか聞こえないか、ぎりぎりの大きさの声を背中越しに受ける。
「無駄な隠し事はしないほうが良い。知らないうちに、誰かを傷つけてるかもしれないから」
刺々しい言葉の真意はわからないけれど、抜けるまでには時間が掛かりそうな棘だと、それだけは背中越しでもしっかりと伝わった
「ねぇ倉實さん」
「ふっ……はい、な、なんでしょうか」
2つの足音だけが響いていたこの空間に投げ込まれた言葉を私は、零しそうになりながらも受け止めた。ステップを踏みながら。
「実はこの界隈、競技人口がものすごく偏ってるの。男の子と女の子で3倍くらいの差があるんだけどどっちが多いと思う?」
レッスン中であっても、本当にこの人はよく喋る。
会話をしながらでも踊れるくらい上手くなれ。それが先生なりの特訓法とは言っていたけれど…… 少し雑じゃない?
思わずその口を塞いでしまいたかったが、生憎と私の手は先生の手と固く繋がれてしまっている。
「じょ、女性……でしょうか」
同時に先生の股下潜り込むようにして左足を差し込む。
「目線、下がってるよ。......どうしてそう思ったの?」
私に呼応して右足を退く先生。あくまでも私がリーダーのはずなのに、なぜか先生に引き寄せられているような感覚がそこにはあった。会話も何もかも主導権を握られてしまっている。
それよりも、今は受け取ってしまった言葉をどう投げ返すかよね。
単純に女性が多いと思ったのは、先生が今こうして先生をしているということだった。
本来女性の型を覚えていればよいはずの人が、男性の型も教えられるということはつまりそういうことなんだろう。
それに、先生をリードしているはずの私が受けた安心感、頼もしさは男性の型もやったことがあるからこその気遣いだと思わせられた。
「先生が先生だから……っです。本来、男性の型でもある……っふ、リーダーができるというのは、つまり周りに女性しかいなかったからじゃないですか」
身体を捻じりながらの会話は想像以上に肺の空気が押し出される。踊り切った私は肩を震わせるほど大きく息を吸いながら、ただじっと先生を見つめていた。それしかできなかった。
「話しながらでも踊れるようになってきたね。まぁ、おおむね正解かな」
左手からすり抜けるように熱が逃げると、それは私の頬に伝わった。いつの間にか吹き出していた雫は、先生の指に吸い込まれていく。
「初日から結構長い時間やっちゃったね。今日はもう終わろうか」
気付けばこの部屋の照明は赤橙色に変わっていた。
床に落ちた雫は反射し、消えかけた線香花火のように蕾がちりばめられているようにも見える。私達が歩んだ軌跡がこんなにも輝いていると思うと、これからも頑張れるような気がした。
「最後のオーバースウェイ、よかったよ」
またね。手を振りながら背を向ける姿には先生という色はなく、部活動の先輩のような色をしていた。
またね。そう返すべきなのかどうなのか、とりあえずこの場は小さく手を振りながら下手な愛想笑いで締めくくった。
「あれ、渚先輩おひとりなんですか?」
紅茶の匂いが漂ういつもの部屋には、カップが1つしか用意されていなかった。
声を聞くと机に右肘を載せたまま、小さく手を振ってくれた渚先輩はどこか気だるそうに見える。
「あら、今日はずいぶん遅かったみたいね。ナギはいつも通りどこに行っているかはわからないし、貴澄さんは入浴時間が終わっちゃうからって、さっき出て行っちゃって暇だったの」
そう言われて壁に掛けれられた時計をみると、針はまさに8を通り過ぎようとしている最中だった。入浴時間過ぎてる……。
「今日に限っては地獄の他にないわよね……」
「なにかあったの?」
「その、いろいろと…… 先輩はお風呂、行かなくていいんですか?」
「ナギと一緒に行こうと思って待っていたんだけど…… そうねぇ。あ、倉實さん」
怖いくらいの笑顔をこちらに向けてくる渚先輩に、べたつく背中からは嫌な汗が吹き出している。
私、倉實さんとお風呂に入ることにしたわ。
「~♪~~♪」
あれほど退屈そうにしていた渚先輩も、今は鼻歌交じりにその足を進めていた。
後ろについてきている私とは対照的に。
「先輩…… 本当に私、着いてきちゃって大丈夫なんですか?」
「ん~? そんなに心配しなくても大丈夫よ。他の子がいたとしても、不慣れでかわいい後輩が先輩ついてきたくらいにしか思わないわ」
その不慣れでかわいい後輩の立場としては、くらいで済ませられない恥ずかしさが……
脱衣所の扉を開けると嬉しいことに、他の先輩方は左手で数えられる程しかいなかった。
夕食を食べて少し休憩してから来る先輩が多数らしく、不幸中の幸いというべきかもしれない。
「ひとりで脱げる?」
「さすがにもう慣れました」
「子離れできない親の気持ちって、きっとこうなのね……」
なんだか先輩、楽しそうですね……
正直、渚先輩がここまで大胆なことをするような人だとは思っていなかった。隠していたのか、それとも私がたまたま知る機会がなかっただけなのかはわからない。
もしかしたら私が勝手に落ち着いていて気品のある先輩だと思っていたのかもしれない。気品がないわけではないけど。
多分、先輩以上に大胆な人が隣にいたから感じることがなかったんだろう。
慣れてると言いつつも不器用にシャツのボタンをはずしながら、ぼんやりと考えていた。
――逆に、私は先輩からどう見えているのだろうか。
透子さんの背中越しに出会った私と先輩。人付き合いが苦手な、根暗な女だと思われても無理はない。
今日誘ってくれたのは先輩の言葉を借りれば不慣れでかわいい後輩が困っていたからなんだろう。でも、私と2人きりの空間が息苦しかったからじゃないか、と考えてしまうことがある。そんな人じゃないということはわかっているのに、私はやはり文字通り根暗なのかもしれない。
先輩になにかされたわけではない。こういう考え方が癖になっている。それがどれだけ仲が良い人だとしても。東口さんでも、透子さんでも。実はそう思っているのは私だけではないのか、相手は辟易していないか、とか。
相手を信じられないということは私自身、実はその人を友達だと思っていないのかもしれない。断定はできないし、したくない。
本当に? 自身に問いかけても、答えは出ない。
ブラウスを脱ぎあらわになった自分の姿を見ると、やはり人間、本質的なものは変わらないのだと思わせられた。
夕食も渚先輩と一緒だった。3年生が入浴をしている時間に食堂に来たのは初めてかもしれない。一番遅い時間ではあったけど、食堂にはまだ多くの生徒が残っていた。
先輩の話だと食後のおしゃべりが目的で来ている生徒が半分を占めているらしい。
甘い紅茶の匂いと食堂の騒々しさで、あまり箸は進まなかった。
「なんだか付き合わせるような形になっちゃったね」
「え?」
部屋へと向かう長い廊下を歩きながら、先輩はなんだか申し訳なさそうな声色で呟いた。
「今日の倉實さん、いつもより元気なさそうな感じがしたから。先輩としてのがんばりどころね! って思ったんだけど空回りしちゃって。こういう日はひとりでゆっくりしたかったよね。今日は」
「――先輩、」
ごめんね。とは言ってほしくなかったから、いつの間にか心が身体を追い越して、口に出していた。
私がそう見えるような気持ちになっていたのも、顔をしていたのも、全部私のせいだから、先輩が今日してくれたことを「ごめんね」のひとことで締めてほしくなかった。
「今日はありがとうございました。先輩と二人でお風呂に入るのも、夕食を食べるのも初めてで、楽しかったです」
「……こちらこそ、今日はありがとう」
強引だったかもしれないけど、これでいい。こうがいい。先輩のしてくれたことは「ありがとう」の一言で締めくくる方が、ずっと良い。
驚きと嬉しさの混じった曖昧な表情が、先輩の不慣れなやさしさが私はうれしかったから。
しばらく私も先輩も口を開かなかった。この余韻を、少しでも長く味わいたかったから。
廊下の角を曲がると先には東口さんの姿があった。西側の彼女が東側に来るような用事があるとするならば委員会絡みとかだろうか。
「東側に用なんて、珍しいじゃない」
「ん? あぁ倉實さんか。こんな時間まで帰らない君こそ、珍しいと思うけどね」
引っかかるような言い方だった。まるで私が放課後から今までほぼ部屋にいなかったことを知っているかのような、考え過ぎかしら。
どこか声色にも棘があるようにも思えたけど、その理由はわからない。
「えと、はじめまして……かな? 私が誘ってね、今まで倉實さんと一緒にお風呂と夕食に付き合っていてもらったの」
声色の棘を先輩も感じたのだろうか、私を庇うようにやさしく語りかけてくれた。
意図せず先輩を盾にしてしまったけれど、東口さんもそこまで詮索をしようとはしなかった。
「じゃ、じゃあ、私はもう部屋に戻るね。おやすみなさい」
いつもと様子の違う東口さんを横切り、私は足早に部屋へ向かう。
「倉實さんが何をしているか知らないけどさ」
聞こえるか聞こえないか、ぎりぎりの大きさの声を背中越しに受ける。
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