降る雪は沈む蒼の心を優しく包む〜冴えない根暗な陰キャぼっちの成り上がりリア充化プロジェクト〜

朔月カイト

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第一章 蒼と雪の出会い

3.憤る涼葉とネット上での繋がり


 俺が学校から自宅マンションに帰ると、その部屋の前に、一人の体育座りをしながらスマホの画面を眺めている制服姿の少女がいた。

 彼女は俺に気づくと、スマホをブレザーの胸ポケットに収め、すくっと立ち上がり、こちらに睨むような鋭い視線を向けてきた。

「やっと帰ってきたわね」

 苛立たしげにその口を開く。

「⋯⋯涼葉 、どうやって俺の自宅がここだって分かったんだ?」

 俺は疑う様な視線を彼女に向けながら、詰問するように尋ねた。

 そう。七海──涼葉は俺の幼稚園に通っていた頃からの幼馴染なのだ。

 だが、俺達が中三の時に起きたある事件を境にして、ぱったりと疎遠になってしまった。

 それ以来、今に至るまで一度も口を利いた事がなかったんだが⋯⋯。

和咲かずさちゃんに教えてもらったのよ」
「君達まだ連絡取り合ってたんだな」

 和咲というのは、俺の優秀な二つ違いの妹の事だ。
 子供の頃は三人でよく一緒に遊んだ。
 和咲は涼葉にとても懐いていて、実の姉妹のように仲がよかった。

 そうか。今でも二人の関係は切れていなかったのか。
 それについては純粋に喜ばしい。
 過去に傷があるのは俺であって、和咲には何も関係ない事だからな。
 涼葉との付き合いを黙っているのも、俺の事を慮っての事だろう。

「あんたと違って和咲ちゃんはよく出来た子だからね」
「それに関しては同意する。それで、こんなところまで来て何の用だ?」

 その意地悪な言葉に素直に頷き、用件を聞いた。

「あんたに一言言ってやりたくてね」
「俺、何か涼葉の機嫌を損ねる様な真似でもしたか?」
「とぼけないで! あんな酷い言い方して姫の事を突き放して、いったいどういうつもり!?」

 途端、激昂したようにして声を荒らげる。


「俺は正直に事実を伝えただけなんだが」

 と務めて泰然として。

「人付き合いにはルールってものがあるのよ。それを蔑ろにしようとするから、いつまでも友達の一人も出来ない根暗な陰キャぼっちって呼ばれるのよ」

 憎まれ口を続けた。

「俺は君達みたいに大勢でつるんで権威を振りかざしながら騒ぎ立てる様な、みっともない真似はしたくないんだよ。猿山じゃあるまいし」
「なんですって!? いつ私達が猿みたいな行動を取ったって言うのよ」

 瞬間、涼葉の顔が憤怒で赤く紅潮する。

「今まさに冷静さを欠いてるだろ?」
「──ッ!」

 鋭く突き付けられ、涼葉が息を呑む。

「友達想いなのはいいけど、程々にしとけよ。結局は他人でしかないんだ。いつ裏切られるか分かったもんじゃない」
「⋯⋯まさかあんたの性格が、ここまで捻じれまくってるとは思わなかったわ。もしかして、まだあの頃のことを引き摺ってるの? くだらない。終わった事をいつまでも抱え込んでうじうじして」

 嫌悪感を滲ませているところを見ると、俺の事をこれまで無視していたのも、そういう見方をしていたからなんだろう。

「言いたい事はそれだけか? じゃあもう帰ってくれ。俺はこの後やる事があるんでな」

 突き放すように告げ、手を振って追い払うジェスチャーを取った。

「姫の事、泣かせるような事したら許さないから」

 涼葉は最後にそう念を押すと、かつかつとローファーの靴底を鳴らしながらその場を去っていった。


   §


 午後七時を回り、夕食に冷蔵庫に入っていたあり合わせの物で簡単に作った豚キムチ丼を食べた。

 食器洗い、歯磨き、風呂等の諸々を済ませてから、デスクの前に座り、ノートパソコンを立ち上げる。

 俺の数少ない趣味の一つに、小説の執筆というものがある。

 今から約三年前に、ある事件が起きて他者との触れ合いを極力拒むようになり、学校以外では、避けられない用件がある時を除いて、自宅から一歩も外に出なくなっていた時期があった。
 その時に何気なく始めてみたのが小説を書くという創作活動だった。
 それまでは小説と言えば読むのが専門だったが、いざ書いてみると、これが想像以上に楽しかった。
 現実が辛かったというのもあり、自分の好きなように物語を紡ぐ事が出来る創作というものは、俺にとってとても魅力的に映ったのだ。
 そうしてすぐに没頭するようになった。

 それ以来、Web上の小説投稿サイトであるカキヨミに、本名である緋本蒼介の色を持つ二文字を英語に変えてもじった、スカーレット&ブルーというペンネームで自作小説を投稿し続けている。
 ジャンルは似合わないと思われるだろうが、恋愛──しかも純愛を描いたものばかりだ。

 そのカキヨミを通じて知り合った、”ねーじゅ”というペンネームで創作活動をしている人がいる。

 そのねーじゅさんは、俺が初投稿した作品に、最初に感想のコメントを届けてくれた人で、それ以来、カキヨミが運営している公式Dipcordサーバーで、テキストチャットを用いて色々と意見を交換するだけでなく雑談等もするようになった。

 その後、お互いに読む本や聞いている音楽等の嗜好も似通っていて何かと波長が合う事から、SNSアプリのRainやTwisterも使って、頻繁にメッセージのやり取りをして交流を深めるようにまでなった。

 ただ、暗黙の了解で、お互いの性別、年齢、職業等は一切詮索しないようにしている。
 それを知ってしまった事で、コミュニケーションがぎこちなくなったりしたら嫌だもんな。

 今連載している作品の今日の分の執筆と更新を終え、午後九時を回った今、俺はそのねーじゅさんとRainで雑談しているところだ。

 ちなみにねーじゅさんからは、ペンネームを縮めてブルーさんと呼ばれていて、Rainで使うハンドルネームもそれにしてある。

ねーじゅ『「変調愛テロル」は、ありがたい事に好調な売れ行きが続いているらしくて、三度目の重版が決まったそうです』
ブルー『おぉ、おめでとうございます。あの内容なら当然ですね。俺なんか、もう七周目に入りました』

 そう。なんとこのねーじゅさんこそが、第32回インパクトノベル大賞を受賞して、『変調愛テロル』で作家デビューを果たした人なのである。
 だというのに、変に壁を作ったりせず、今でもこうして受賞前と変わらない態度で接してくれる人格者でもある。

ねーじゅ『あははっ。楽しんでもらえているみたいで作者冥利に尽きます。これなら今年の夏に発売予定の二巻目も楽しんでもらえそうですね』
ブルー『ねーじゅさんの書く作品はどれも神作ですからね。もちろん二巻にも期待してます』
ねーじゅ『信者みたいな事言ってますね。でもブルーさんが今連載している作品も私は好きですよ』
ブルー『ねーじゅさんの神作に比べたら、俺のなんて駄作もいいところですよ』
ねーじゅ『そんな事はないですよ。ただブルーさんは筆力はあるのに、作風が王道過ぎて、場合によっては、「ありきたり」、「ベタ」なんて否定的に見られたりするのが弱みなんですよね』
ブルー『それでいいんですよ、俺は。創作は、自分が好きな世界を自由に作れるから続けているだけであって、そこに他人の評価は求めていませんから』
ねーじゅ『私は、ブルーさんには他の人達にはない才能があると思っていますけどね』
ブルー『お世辞でもそう言ってもらえると嬉しいです。でも俺は、他人の作品に影響を受けてばかりいる小さな存在ですよ』
ねーじゅ『本心なんですけどね⋯⋯。まぁいいです。それで、そんな謙虚なブルーさんは、最近どんな小説を読みましたか? あ、私の作品以外で、ですよ』
ブルー『最近で言うと、村上春樹の『ノルウェイの森』ですね』
ねーじゅ『あー私、未読なんですよね。ハルキの作品ってどうにもナルシシズムが漂ってる気がして苦手なんです』
ブルー『ですよね。実はハルキの作品を読むのは初めてだったんですけど、俺も同じ様に感じました』
ねーじゅ『ブルーさんもですか。やっぱり私達って気が合いますね──っとすいません。珈琲メーカーのドリップが終わったみたいなんで、ちょっと離席しますね』
ブルー『はい、どうぞ』

 俺はその間、スマホでバンプオブチキンの『車輪の唄』を聴いていた。

ねーじゅ『お待たせしました』
ブルー『お帰りなさい』
ねーじゅ『この後は、漸くプロットを完成させた新作Web小説の執筆に取りかかるつもりでいるんで、そのお供に珈琲を淹れていたんですよ。書籍化作家にはなりましたけど、カキヨミでもまだまだ投稿は続けるつもりですからね。BGMは、エリック·サティの『ジムノペディ』です』
ブルー『新作ですか。それは楽しみですね。どんな内容なんですか?』
ねーじゅ『今回は、今までとはちょっと趣向を変えた、ミステリー風の味つけをした学園ものです。恋愛要素もありますよ──っとこれ以上はダメです。カキヨミで公開されるまで待っていてください』
ブルー『それは残念。でも事前にネタばらしされるよりは、読むまでとっておく方がより楽しめるでしょうからね』
ねーじゅ『はい。期待していてください』
ブルー『でも、そういう事なら、そろそろ雑談はお開きにしましょうか』
ねーじゅ『あ、ちょっと待ってください。その前にブルーさんに聞きたい事があるんです』
ブルー『何ですか?』
ねーじゅ『ブルーさんってどこ住まいですか? これまでの雑談で得た情報から推測して、都内だと予想しているんですけど。ちなみに私は都内です』
ブルー『ええ、そうですよ。当たってます。凄い推理力ですね。ミステリー小説に登場する名探偵みたいだ』
ねーじゅ『お褒めに預かり光栄です。私、エルキュール・ポアロが好きなんで。それともう一つ。GW後半の初日って空いてますか?』
ブルー『はい。その日なら、特に予定は入っていませんけど』
ねーじゅ『それじゃあ、その日にオフ会やりませんか?』
ブルー『えっ!? オフ会ですか? 俺とねーじゅさんの二人でって事ですよね?』
ねーじゅ『はい、そうです。どうですか?』
ブルー『オフ会ですか⋯⋯。うーん⋯⋯』
ねーじゅ『駄目、ですか⋯⋯?』

 正直、ねーじゅさんが相手とは言え、直に対面するのは怖いという気持ちがあるのは否めない。
 こうしてメッセージでやり取りする分にはよくても、会ってみたらイメージとは全然違うと落胆されてしまうかもしれない。
 ただ、ねーじゅさんの人柄のよさを考えると、そんな事にはならずに、今まで通りに──ともすれば、それ以上にいい関係が築けるのではないかと期待してしまう自分もいる。

 暫く思案した後、心の天秤が傾いたのは後者の方だった。
 あれからもう三年が経つ。そろそろ自分を変える努力を始めてもいい頃かもしれない。

ブルー『分かりました。いいですよ。しましょう、オフ会』

 そのメッセージと共に、以前ねーじゅさんにすすめられて買った、寝ぼけ眼の緩いペンギンのキャラクター、ゆるぺんくんが、『OK』と書かれた看板を掲げているスタンプを送った。

ねーじゅ『やったー! ありがとうございます!』

 ねーじゅさんもお返しに、喜びを伝えるメッセージに、同じゆるぺんくんが飛び跳ねて喜んでいるスタンプを添えて送ってきた。

ブルー『それじゃあ待ち合わせの場所と時間を決めないとですね』
ねーじゅ『でしたらブルーさんの最寄り駅を教えてください。私がそちらに出向きます』
ブルー『えっと◯◯駅なんですけど、ねーじゅさんの家からは遠くないですか?』
ねーじゅ『いえ、まったく。というか、私の最寄り駅もそこです。凄い偶然ですね。驚きです』
ブルー『そうなんですか? 俺達ってかなり近くに住んでたんですね』
ねーじゅ『みたいですね。もしかしたら、どこかですれ違った事とかあるかもしれませんよ』
ブルー『世間は狭いって事ですね。分かりました。それじゃあそこで待ち合わせにしましょう。時間は──』

 そんな感じで話しは進み、俺達は明後日から始まるGW後半の初日に、オフ会を開く事になった。


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