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偶然(?)居合わせた兄に落とされる妹の話

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高校生活が始まってから大体二か月が経った。
電車、バス通学はめんどくさかったから一番近い高校を選んだ。
最初に想像していたよりもイケメンな男子が多く、可愛い女の子も多かった。
イケメンな男子とは何人かと付き合い体も重ねてみたけど、前戯が下手だったり早漏だったり、外れが多い。

予め仲良くなっておいた女の子を捨てた男に当てがって事なきを得たり、私の貴重な高校生活の二か月間はあっという間に消えて行った。
そして現在、先輩やら同級生の男女をかき集めてカフェでお茶を飲んでいた。
ちょっと上品な合コンみたいな。

とりあえず全員顔は悪くない。
ただ、隣に座っている女友達以外名前すら知らない。
生徒会長だったり部活の部長だったりもいるらしいが、もうちょっと下調べしとけば良かったと若干後悔。
会話から一々情報を集めるのは骨が折れると言うのに。

「えーと、次は俺の番かな?バスケ部長をしてる―――って言いまーす。一応三年なんだけど、俺先輩後輩とか気にしないから気軽に喋ってくれたら嬉しいかな」

あ。名前聞いてなかった。
とりあえずバスケ部長してる三年の先輩か。
がたいの良い爽やか系イケメンといった印象だ。
今の爽やかスマイルで何人か落ちただろうな。

その後も全員慣れているのか段取り良く自己紹介が為され、最後に私の番が来る。
なんでトリなんだろう。

「私は村瀬里むらせさとって言います。帰宅部の一年で、今日は先輩方が美味しいスイーツおごってもらえるって聞いてうきうきで来ちゃいましたー」
「へー!里ちゃんめっちゃ可愛いね!!うわー、今月財布ピンチだけどこれは一杯餌付けしてあげないとなー!」
「里ちゃん美人だねー。最初モデルかと思った」

全員人当たりは良さそうだ。
いきなり餌付けとか言うのはちょっとどうかと思うが、後で体で返してくれたらいいか。

「ごめん。私ちょっと席外しますね」
「あ、場所分かんないでしょ。俺が連れてってあげるよ」

里が席を立つと、さっきのバスケ部長も追随する。
相変わらず名前は判明しない。
里としても特に拒む理由がなかったため、快諾する。
若干「いきなりか」とも思ったが、遅いか早いかの違いで、先に味見するのも悪くないかと二人でトイレに向かう。

「この店ってさー、トイレが綺麗で使いやすいんだよね」
「そうなんですね」

口振りから、何回か使ったことがあるのだろう。
当たり前のように二人で女子トイレの個室に入り、鍵を閉める。

「あはっ。里ちゃん意外と悪い子?なんか全然緊張してないよね」
「先輩は悪い子嫌いですか?」
「ううん。大好きだよ」

名前も覚えてない先輩は私の耳元で囁き、頬を撫でてくる。
触れるだけのキスをしながら背中や腰に指を回して、段々と胸や尻の方へ手を滑らせていく。
うん、悪くないな。普通に気持ちいい。

「んっ」
「里ちゃん声可愛いー。実は俺たち全員里ちゃん狙いで来てたんだけどさ、まさかこんな簡単にヤらせてくれる子だとは思わなかったな」

先輩はそう言いながら陰部を擦り、私の口中に舌を捻じ込んで来る。

「ちゅっ……じゅるる…じゅぷっ」

淫靡な音を立てながら舌を吸われ、段々と下着が湿っていくのを自覚する。
そのタイミングを見計らうように先輩はジッパーを下ろしてブツを曝け出す。

割と大きい。

「ゴム、付けた方がいい?」
「外に出してくれるならいいですよ。今日は大丈夫な日なんで」
流石に他の人を待たせすぎるのも悪いと思い、私達はお互いに一回ずつイってからトイレを出た。

うん、悪くないな。
前戯も上手いし、早漏じゃないし、何より付き合っても軽い感じで別れられそうだ。
耳元で囁かれるとぞくぞくしたし……まあ、キープかな。

我ながら理想が高いなとは思うが、誰彼構わず付き合ってストーカーされて刺されでもしたら溜まったもんじゃない。
今日まで比較的穏便に過ごしてこれたのだから、これからも頑張って平和に気持ちよく過ごしたい。

「里、お茶終わったらうち来る?」
「はい、先輩の部屋見て見たいです」

軽く今後の予定も取り付けつつ皆の元に向かうと、私の座っていた席に今日の面子ではない男がいた。

「あれ、飛び入り?」
「おーやっと帰ってきたか。そう、さっきジュリちゃんが電話で外出た時に出会ったらしくて、一人だって言うから呼んだって感じ。里ちゃん、お帰りー」
「はい。ただいまー」

私は飛び入り参加した男子の隣に座った。
男子と言うか、男性?
座高も高いし、何となく大人な印象を受けた。
私の隣にいた女友達と楽しそうに喋っているし、何なら彼女の顔は既に蕩けてメス顔を浮かべていた。

「お兄さん、里ちゃんたちが帰って来たから自己紹介してくださいよ」
「ん?あー、俺は郷。ちょっと遠めの大学に通ってる一年。よろしくー」

目が合う。
何となく、その顔と声に覚えがあるよう…な。

「お…おに」
「へー里ちゃんって言うんだ。可愛い名前じゃん」
「……っ」

不意に太腿を撫でられ、思わず声が出そうになる。
この有無を言わさない雰囲気と、撫でられると全身がビクビク震えてしまう苦しさすらある感覚はよく覚えている。

彼は里の兄、村瀬きょうであった。
郷は今年から大学生に上がったが、その大学は家から電車を用いても二時間以上掛かるため一人暮らしを始めていた。
里がすぐに気が付かなかったのは、暮らしが別になったとか関係なしに彼女がしばらく兄の顔をまともに見ていなかったことに起因する。

「ねー郷さん!里ばっかり構ってないでもっと私の話を聞いてくださいよー」
「あぁ、ごめん。俺の初恋の話だっけ?」

相変わらず蕩けた貌で兄に話し掛けるジュリ。
彼女は何よりもコイバナが好きなため、気付けば初恋やら初体験の話をさせられる。
顔は可愛いのに話が単調な所が玉に瑕だ。まあ、男子から見れば分かりやすくて逆に可愛いのだろうけど。

「……んっ」
「あれ、里ちゃんどうしたの?なんか顔赤いけど」

今度は郷に脇腹辺りを撫でられて思わず声を出してしまった所、バスケ部長の先輩に心配の言葉を掛けられる。
尤も、彼は心配と言うより、自分との行為で未だに里が興奮しているのだと思い込んでの声掛けであった。

「い、いえ。このケーキが美味しそうだなと思いまして」
「ホント!?それ、俺もめっちゃ好きでよく食べてるんだよね。舌とろけちゃうと思うよ」
「へー。それじゃあ頂きますね、先輩」

未だに名前も覚えてないバスケ部長おすすめの一品を口に運ぶ。
正直甘ったるいケーキはあまり好きではなかったが、食べてみると高いだけあって上品な味わいでそれなりに美味しかった。及第点かな。

「ん!すっごく美味しいです!」
「やった!里って見た目より緩くないから案外甘いの好きじゃないかと思ってた」
「お前、もう呼び捨てかよ。俺も里ちゃんのこと呼び捨てでいい?」
「はい。構いませんよ」

案外鋭いなバスケ部長。
今まで何人くらい食い漁って来たんだろ。

「へー、それ美味いんだ。俺にも食わせてよ」
「……まあ、いいですけど」

郷がわざわざ身を乗り出して顔を近付けてくる。
ついでに腰に手を回され、逃げられなくされる。
正直若干不服だったが、全部食べ切れる気もしないので仕方なく皿を兄の方に寄せた。

「食べさせてよ」
「……んっ……うむっ」

腰の辺りを優しく擦られるとどうしても声が漏れてしまう。
出来る限りさりげなく郷を睨むが、白々しく「可愛いね」と返される。
最悪。これじゃあ私が余裕ない女みたいじゃん。

「…分かったから」
「やり。あーん」
「……あーん」

何が悲しくて合コンで実兄にケーキを「あーん」してるんだ私。
今日はこの場にいる男子丸ごと美味しくいただく予定だったのに、何でケーキを美味しく差し上げてるんだ。

「おー。割と美味しいじゃん。でも、里はあんまり甘くないチョコケーキの方が好きそうだよな」

わざわざ耳元で囁かれると、体の芯に電撃でも走ったかのような感覚に陥る。
体から力が抜けて、これ幸いにと腰に回されていた手によって郷の方へ抱き寄せられる。

「ちょっと郷さん。あんまり里ちゃん独り占めしないでもらえません?ジュリちゃんもすっかりお兄さんに懐いちゃってるし、飛び入りだからってあんま好き勝手されたら困るんですけど」
「あー、悪い。別に独り占めしてるつもりじゃなかったんだけど…じゃあジュリあげるから、里もらうな。ジュリ、そこのバスケしてそうなやつの世話してやれよ」
「はいー。分かりましたー」

私とカフェ終わりにヤる予定を取り付けていたバスケ部長は少し苛立った目で郷に突っかかっていたが、ジュリが隣に座って腕に抱き着くと、その矛先を収めていちゃつき始めた。
空き同士を当てがって、心の隙間を無理やり埋める。
私がよくやっていた手法だが、まさか兄も使い手だったのか。

と言うか、良かった。
思ったよりもあのバスケ部長、嫉妬深そうだったから、あれ以上関係を作ると何かとややこしくなってたかも。

「んっ……ちょっ…ん、んぅっ」

私が抵抗しないのをいいことに、お腹や頬も撫で始め、いよいよ私は声を抑えることが困難になってくる。
周りも絶対に気付いているが、何も言わない。
元々私目的で来た人もいただろうが、別に彼らは今日私とヤれなくても構わない。今日は一旦別の女子と遊んで、後日また機会を得られればいいのだから。

こういう諦めと乗り換えは一種のコミュニケーションのようなものだし、私もよくやる。
ただ、今日は本当に勘弁して欲しい。誰かこのセクハラバカ兄を掻っ攫ってって欲しいんだけど。

いよいよ向かい側の席に逃げようとした所、スカートの中に手を滑り込まされる。
いつの間にか愛液まみれになっている陰部周りを下着越しに擦られ、思わず手で口を押さえる。正直何度も甘イキしているが、そろそろ本気でヤバい。

って言うか、何で私は兄なんかの愛撫でイってんの。
私は求められるから仕方なくやってあげてる立場じゃないといけないのに。これじゃあ私から求めてるみたいじゃん。

コスコスと擦られる度に体がびくびく反応し、口を押えた指の隙間から甘い声が漏れてしまう。
一分も持たずに本イキしてしまい、一瞬腰から下が痺れたように感覚に陥り、力が抜けていく。

「あー、皆ごめん。里がちょっと具合悪いみたいだから家まで送り届けてくるわ」
「えっ、ちょっ」
「これ、二人分のお金置いとくから。それじゃ、邪魔してごめんね、ジュリもバイバイ」
「えー、もう行っちゃうんですかぁ?連絡先欲しいですー」
「里にまた聞いてよ。俺はいつでもいけるからさ」
「は、はい」

何人か複雑な表情をしている男子もいたが、里は既に半分意識が朦朧としていて気にする余裕がなかった。
加えて、郷の有無を言わさない雰囲気に呑まれて誰も口を出せないでいた。
郷は里の体を支えながら店から出て、近くに停めてあった車を出した。
その頃には里はいつもの調子を取り戻していた。

「……ねぇ、どこに連れてく気?お兄ちゃん」
「んー?俺の家だけど。近いんだよな、こっから」

そういえば、兄の大学がこの辺りだったことを里は思い出した。
休みだからと少し遠出をしていたが、意図せず近くまで来ていたとは。それにしても偶然鉢合わせるとは夢にも思うまい。

「あのさ、私カフェ戻りたいんだけど。あの男子と予定入れてたし」
「里、もうとっくにあのバスケやってそうなの見限ってたろ?他にも生徒会長、水泳部のOBとバレー副部長か。生徒会長は里に合いそうだけど、もう別の子にべったりだったから今度だろうな」

確かにそれは合ってる。
里も早い段階から生徒会長に目を付けていたが、自己紹介の段階で別の女子の方を気にしていたから、出来ても3Pとかになるだろうなと思っていた。
バスケ部長を見限ったのも合ってるし、あの一瞬でそこまで気付いていたのかと兄の方へ視線を向ける。

横顔も正直カッコいい。
郷が実兄でなければ里も手を出していた。
しかし、何となく自分みたいに性に奔放で女をとっかえひっかえ喰い荒らしてるのも嫌だし、あの手に撫でられたら変な感じになるから嫌いだと里は今まで思っていた。

「んぁっ」

しかし、首元を片手間に触れられただけで陰部が疼き、勝手に全身が火照っていく。

「里、相変わらず肌弱いな」
「は?弱くないし。これでも結構な人数相手してきたけど、全部相手の方が先にイってたし。愛撫は嫌いじゃないけど今までそこまででも無かったから」
「今は?」
「んっ……別に…んやっ……そこまででもないって…ぁっ……」

運転の信号待ちの間に軽く肩から股の辺りまで指を滑らされただけで軽く果ててしまう。
信号が青になると郷は平然と運転を再開する。

「もうすぐ着くからな」

郷が軽く頭を撫でると、里は小さく頷いた。
二人は郷の住んでいるマンションに入り、部屋に辿り着くなり一緒にシャワーを浴びて、郷の部屋に入った。
里はシャワー中に全身を隈なく洗われ、膣内に指を挿入されて何度もイかされ、部屋に着く頃には最初とは比べ物にならない程弱りきっていた。

「紅茶飲むか?」
「う、うん。飲む」

「高校入って何人くらいとヤった?」
「ろ、六人と、さっきカフェでやったのも入れたら七人」

「ほら、こっちおいで」
「……うん」

紅茶を啜りながら他愛無い話を少しした後、里は誘われるまま郷の足の中に収まった。
大きな腕で腹回りを抱き締められ、耳元には郷の吐息。里はその熱だけで少し感じていた。

「俺のことは郷でいいよ。行為中にお兄ちゃんとか呼ばれたら流石に萎えるし」
「ほ、ホントにする気?」
「俺はシたいんだけど、里はしたくないの」
「でも…兄妹だし。それに私、きょ、郷のこと、嫌いだしっ」
「いいだろそんなことくらい。別にいいよ。嫌がられてもレイプするし」
「訴えるよ」
「とりあえず一回やってみてから決めないか。そっちのが俺たちっぽいだろ?」
「まぁ…いいけど」

里が了承するや否や手を服の中に滑り込ませる。
お腹とへそを念入りに愛でてから小さく嬌声を零している里の唇を奪った。
最初は軽く触れるだけ、里の股を開き、股関節を優しくさすりながらバードキスを浴びせた。

「…郷……ちゅっ…ちゅぶっ……舌、切ない」
「里、エロイ」

突き出された舌先同士を掠め合い、裏筋を責め立てる。
どちらからともなく深く唇を重ねてお互いの口中を貪った。
郷が流し込んだ唾液を里は全て飲み下し、銀色の糸を引きながら顔を離す。

「里、立って万歳してくれるか?」
「うん」

郷は慣れた手付きで里の服を全て脱がせ、自分も脱いで里をベッドに寝かせ、その上に跨った。
里の頬と肋骨の辺りを撫でながら、無言でよがる彼女の乱れた貌を郷は優し気な表情で眺める。

「里って感じてる時結構無言になるよな」
「そ、そんなことないし」
「じゃあ久しぶりに会ったことだし、雑談しながらセックスしよ。俺、里のこともっと知りたい」
「……わかった」

郷は平均的な男性根よりも長めのペニスを里のヴァギナの入り口に当てて、片手で大陰唇を広げてゆっくりと挿入していく。
郷は変わらず平然とした顔をしているが、里は余裕のない表情で兄の顔を見上げていた。

「でさ、里。中学校くらいから俺のこと急に避け始めたじゃん。あれ、何?」
「それは…んっ…郷はお兄ちゃんだし、ヤリチンだったからで……んやっ」
「ホント?俺に撫でられて感じるのが怖くなったからって、俺は思ってたんだけどな」

ピタリと自分の思っていたことが言い当てられ、里は気持ち良さよりも羞恥心に頬を紅潮させた。

「あの時は俺も里に興味なかったからどうでも良かったけど、あの時の里面白かったな。俺に頭撫でられる度に感じまくって、トイレに駆け込んでたし。あの頃からだよな、里が俺の真似して男作り始めたの」
「は、はぁ!?真似とかしてないし、後、別にお兄ちゃんに撫でられて感じてなんかんぶっ」

言い切る前に郷によって里の口は塞がれる。
舌を下品な音を立てて吸われながら、腰を打ち付けられる。

「んっんっやぁっ!んぅぅぅ!!」
「お兄ちゃんじゃなくて、郷な」
「んぐっんっ……きょ、郷っ!!郷!あんっやだっ!!やめて!!無理!」

郷はピタリと言われた通りに動きを止め、唇も離した。
里は突然の喪失感に思わず「えっ…」と切ない声を漏らした。

「偉いなー里。ちゃんと言い付けを守れたなー。よしよし」

郷は優しい兄の顔を浮かべて、里の頭を撫でた。
それだけなのに、里の体は大きく震えて一番大きな嬌声を吐き出す。
タイミングを計ったかのように郷が膣からペニスを引き抜くと、里のまんこは嬉しそうに潮を吹きだした。

「ちょっ、ちょっと待って!!嘘っ!?」
「ホントに可愛いな、里」
「ちょっ、やめっ…んっんぅぅんぅ」

郷はピンピンに張った里の乳首を軽く摘み、もう片方を口に含み口中で転がす。
里は悶えるように体を捩り、郷は再び膣の中を棒で冒していく。一番奥の入り口に当たると里は一際大きく体を捩らせて鳴いた。

「里って俺のこと好きだったろ」

郷の耳元での一声だけで、自分のナカを犯している郷のモノを思い切り締め付けてしまう。

ずっと、里は分からなかった。
どうしてあんなにも郷に撫でられると変な感じがしてしまっていたのか。
どうしていつも女を家に上げてくる郷にイライラしていたのか。

その答えが、今正に本人の口から明かされたのだと里の中で確信があった。
どんなにイケメンでスペックがいい男に抱かれるより、郷に抱かれている今が一番体も心も悦んでしまっているから認めざるを得ない。

「ずっと里は恋してたんだよ。俺に」

郷はずっと口を閉じて唸っている里の子宮を何度も突き上げる。
お腹がいやらしく膨れ上がり、郷は膨れている先の方を軽く押した。
あまりの快楽に里は唾液塗れの口をだらしなく開いた。

「あっあんっあぁっ!!ちっ、ちがぅっ!んぅっあんっ違うからっ!!」
「里、好きだ。愛してるよ、里」

頭を撫でられながら耳元で愛を囁かれ、チンポに突かれながらクリトリスを責められる。
里は一際大きく鳴きながら全身で郷を求める。

「あっやぁっ!あんっああぅっうんっあぁっ!!」
「里。里、ナカで出していいか?」

里は首を大きく振るが、両手両足でがっちり郷のことをホールドし、逃す気配は少しもなかった。
郷は蕩けきった里の顔を見て、愛おしそうに表情を緩めた。

「んっ、んぅぅぅぅっ!?」

思い切り放出された子種は余さず里の膣内に搾り取られ、郷はまだ元気なペニスをゆっくりと抜き取った。
里の頭を一撫でし、話しかける。

「訴えるか?」
「……する訳……ないじゃん」

二人はすぐにシャワーを浴びて、里は帰り支度を済ませ、どちらからともなく玄関で深いキスをする。

「今度来るとき、彼氏連れて来て」
「……なんで?」
「俺は女連れ込んどくから交換して落としてみようぜ。一回やってみたかったんだよな」
「は?私がお兄ちゃんの女とヤるってこと?お兄ちゃんは私の彼氏寝取んの?」
「そう。どうせ里は男とばっかヤってんだろ。たまにはいいじゃん。味変」
「まあ……いいけど。じゃあ、またね」
「またな」

私たちの関係は大きく変わったけど、私たちは変わらない。
多分、これからも。
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