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しおりを挟む吾輩は魔王である。
前世の名前はアガーフィヤ・ヴィターリエヴナ・ロゴフスカヤ。蒼き海に囲まれし唯一の地――イズリッジ大陸を統べる魔王であった。
今生の名前はアンナである。
前世では世を統べる絶対の王として君臨していた吾輩だが、今生ではとある伯爵家でメイド長をやっている。なにせ、体が人間なものでな。
この身に宿した絶大な力は未だ健在だが、如何せん、全ての力を発揮するにはこの体は脆弱が過ぎた。娼婦の母に産み落とされ、捨てられた際に野犬に襲われ、初級の炎魔法を使おうとしただけで半身が焼けてしまったのである。以来、吾輩はごくごく普通の人間のふりをして生活する他なくなった。
十八年前、赤子だった吾輩の泣き声(無論、気づかせる為にわざと出したものである)を聞きつけ、酷い火傷を負っていた吾輩を拾い上げてくれたのが、件の伯爵家、クリフトン伯爵家の先代メイド長である。
フローラ、という名のその女は子を成すことが出来ぬ体質だったようで、これも神の思し召しだと、吾輩を養子にしたいと願い、そのようになった。
魔王が神に救われるなどという巫山戯た事象が起こる訳がないので、吾輩は再三、吾輩を救ったのは神ではなくフローラである、と言い聞かせてやったのだが、今生の我が母は最期の時まで吾輩を「老い先短い私の為に神が遣わした子」と言い続けた。とんだ馬鹿者である。子を成せぬと夫に捨てられた哀れな女に半身焼け爛れた赤子を押し付ける神がどこに居るというのだ。吾輩が拾われたのは、吾輩が拾われるための努力をしたのと、フローラが吾輩を拾って育てようと決めたからである。クソッタレの神など微塵も関係はない。
吾輩は大馬鹿者のフローラを看取った後、『育ててくれた恩に報いるため』と嘯き、若干十五歳にしてメイド長の座についた。
吾輩の有能ぶりを見れば当然の采配である。文句を言う輩は拳で黙らせてやった。
無論、目的は恩返しなどではない。屋敷内での『教育方針』を私が取り決めることだ。吾輩の仕事ぶりと、伯爵夫妻から信頼の厚いフローラが手塩にかけて育てた娘である、という事実が吾輩の発言力を極限まで高めていた。
吾輩の目的。それは、この伯爵家の長女であるイザドラ・クリフトン伯爵令嬢を、次代の魔王に育て上げること。ただそれだけである。
前代魔王――吾輩の没後百年。新たな魔王が生まれる気配は微塵もない。平和そのものである。
いつまた現れるか分からぬ魔王の脅威に備え王立魔法学院なるものが発足し、創立百周年を迎えたが、当初の戦闘特化の学術内容はどこへやら、今や貴族の男女が互いに研鑽し、ついでに見合い相手を見繕う場になっている。けしからん。まことにけしからん。
無論、大陸内でも有数の魔力保有量を誇るクリフトン家のご令嬢、イザドラ・クリフトンも王立魔法学院に入学している。御年十八歳、今生の吾輩と同い年であるので、今年で卒業だ。毎年主席で進級なさっているためこのまま行けば主席卒業、教育係の吾輩も鼻高々だ。
吾輩が彼女に目をつけたのは、イザドラ・クリフトンの類まれな魔力保有量、加えてその性質が圧倒的に『冥』に寄っていたことにある。
魔法には『火/水/風/土』の四大属性に加え、『煌/冥』という性質の偏りがある。その性質の偏りを極めることにより、『光/闇』の属性を得るのだ。かくいう吾輩の魔力性質も圧倒的に冥に寄っている。吾輩は四属性持ちの大魔法使いであるが、その全てが闇魔法として極めて高度な術と成っている。一国は容易く滅ぼせる程度だ。フフ、畏怖してよいぞ?
冥に寄った性質を持つ者は極めて少ない。これが、次代の魔王が生まれぬ原因とも言えよう。
優れた魔力保有量、魔力適正を持つ者を先達が導き、冥の性質を寄り強め闇へと昇華せねば、次代の魔王が生まれることはないのだ。
よって、吾輩は類稀な才能を持つ当家のご令嬢、イザドラ・クリフトンこそ魔王に相応しい、と教育に力を入れることにした――――のだが、ここで重大な問題が発生した。
問題、というより、障害だろうか。障害が発生した。突如降って湧いた、と言っても良い。
「おお! お嬢様! 素晴らしいです!! 卓越した技術とセンスによって圧倒的なまでに洗練された『光魔法』でございますね!!」
それがこの男、ヘンリー・ソマーズであった。
細くなよっちい金色の髪に頼りない丸メガネ、着古した執事服に身を包んだ、十代後半のその男はわざとらしいまでの驚嘆の声を上げながら、イザドラ・クリフトンの傍らで白々しい拍手を送っている。
「そ、そうかしら? 初めてだし、あの女のように上手く行っているようには思えないのだけど……」
「何をおっしゃいますかお嬢様! 素晴らしいです! お嬢様は光魔法の天才でございます! 私が百年かかっても覚えきれない技を、いともたやすく! 感服いたします!」
「まあ、百年かければ貴方もこれくらいは出来るのではなくって? でも、そう、わたくしにも光魔法の才能がありますのね!」
「ええ、勿論! お嬢様の才能を持ってすればいずれは次代の勇者を担うのも――――」
「ヘンリー・ソマーズ」
我ながら地を這うような声が出ていたように思う。なにせ、横に立つイザドラ・クリフトンがヒッと怯えた声を出したので。
ええ、お嬢様。無論、貴方にも後でお話があります。午後は占術の自主学習だった筈が中庭にいるのだからな。しかも、こんな男と共に。
「こんなところで何をしているのです? 貴方の役目はアレクシス様の付き添いだと聞いておりましたが?」
「ええ、ええ、その通りでございます、メイド長。ですがお嬢様が何事かにお心を痛めておられる様子でございましたので、クリスに役目をお代わりになられていただきまして、お嬢様のご相談に乗ってあそばした次第でございます」
「その頭が痛くなるような言葉遣いをやめなさい、聞き苦しい。お嬢様、後でお話がありますので宵の刻にお部屋に伺います。ヘンリー、此方に来なさい」
今にも舌を打ちそうになる衝動を抑え、にっこりと笑顔を浮かべてヘンリー・ソマーズを呼びつける。吾輩に負けず劣らずの笑みを浮かべたヘンリーは何とも軽い様子でイザドラ・クリフトンに断りを入れると、のこのこと吾輩に着いてきた。
立派な庭園をぐるりと周り、古びたガゼボへとヘンリーを連れ込む。此処は主に説教用に使われている為、近づく者はほとんどいない。
未だへらへらと笑みを浮かべるヘンリー・ソマーズを睨みあげ、吾輩は行儀が悪いと知りつつも靴の踵で地を叩いた。
「ヘンリー・ソマーズ。貴様、これで何度目だ? とうとう、お嬢様に光魔法の片鱗まで掴ませおって!!」
「正直、私も驚いております、メイド長。かなり冥寄りの性質だと感じられておりましたところですので、よもや煌修正が効くなどとは思いもよりませんでしたでございます」
「その! 頭の痛くなる! 喋り方を! やめろと言っている!!」
古風だが味のあるガゼボを支える柱の内の一つを勢いよく殴りつけた吾輩に、ヘンリー・ソマーズ――――『不死身の体を持つ勇者』はやはりへらへらと笑いながら首を傾げて言った。
「あっはっは、敬語って難しいなあ? 俺、平民の出だからさ」
「そこらの庶民の方がまだマシな喋り方だぞ、クサレ勇者」
この男こそ、前世で吾輩を打ち倒した勇者本人であり、今生でも吾輩の目的の障害となる厄介者であった。
不死身の体と寿命を持つ勇者は、吾輩を打ち倒したのち、平民に紛れて生活をしていたらしい。それが何の因果でこんなところにいるのかと言えば……
「お前こそ、元支配者とは思えないほどの態度で毎度感服するよ、ポンコツ魔王」
「誰がポンコツだ!!」
「アガーフィヤ・ヴィターリエヴナ・ロゴフスカヤことお前さまですよ、メイド長」
「うるさい! フルネームを一字一句間違えずに呼ぶな!!」
魔族にとって真名はあまりにも重い楔となる。相手が強い力を持てば持つほどそれは重く、身を縛る枷となるのだ。
前世の吾輩は迂闊にも、この先代勇者であるヘンリー・ソマーズに真名を知られてしまっていた。先の戦いで勇者に敗れた吾輩の遺物に書かれた名前を、あろうことかこいつは己の手帳に書き留めていたのである。気色悪い。
そのせいで、吾輩は腰をやって引退する執事の代わりを雇う面接の際、吾輩を魔王と看破した挙げ句へらへらと笑うこいつを採用せざるを得なかったのである。たとえそのせいで吾輩の身が破滅するかもしれないとしても、だ。
『体が人間である以上、殺しはしない。ただちょっと職が欲しくて』などとは言っていたが、今はそのつもりでも、今後どうなるかは分からない。よって早急にこいつを始末する必要があるのだが、どういう訳かこのヘンリー・ソマーズ、イザドラ・クリフトンに妙に気に入られているのだ。
伝説として広く伝わっている勇者の姿は美化を重ねたせいで今のこいつとは似ても似つかんし、名前も偽名である以上、勇者云々は関係なく単純に物珍しくて気に入っているだけだろうと軽く見ていたのだが……その結果がこの有様だ。
闇魔法へと傾倒していたはずのイザドラ・クリフトンは、今や光魔法の片鱗さえ見せている。あんなのは初歩も初歩、子供のお遊びに違いないが、それでも光魔法は光魔法だ。悪い芽は早急に摘まねばならない。
「いいか、クサレ勇者! 今後、お嬢様に光魔法を使わせるような真似をしてみろ! 我が身が焼けようと貴様を焼き滅ぼしてくれるわ!」
「いやー、でもさあ、聞いてよ魔王。お嬢、今かなり悩んでるみたいなんだよね……ホラ、学院に転入生が来ただろ?」
「フン、あのイカれピンク頭のカレン・オールストンのことだろう?」
「あれ、知ってたんだ」
「吾輩を誰と心得る。その程度の情報はとうの昔に耳に入っておるわ」
貴様のような愚鈍と違い、吾輩の耳は早いのだ。馬鹿にしたように鼻を鳴らしてやるも、ヘンリーは「まあ俺はお嬢から直接聞いたんだけどね、信頼の違いってやつ?」などと宣いおった。腹が立つ。足を踏んでやった。
カレン・オールストン。孤児院で魔法の才を見出され、オールストン男爵家に養子に入った令嬢だとかで、今年度から王立魔法学院に編入した女だ。胸元までのピンク色の髪をふわふわと揺らした頭の悪そうな女だと記憶している。
勉学はそこそこ、突出した魔法の才でそれをカバーし、平民出故の人懐こさで学院内の実力派の男どもの関心を引いているそうだ。宰相・騎士団長・魔術省長・貿易商の息子に加え、イザドラ・クリフトンの婚約者であるアルストル国第一王子すらも骨抜きされてるだとか、なんだとか。けしからん。
どうやら一目見た瞬間に、「いかにも光属性なアッパラパーが好きそうな頭の抜け具合だな」と思った吾輩の印象に間違いはなかったようだ。
夜空を溶かしたような漆黒の髪に、紫水晶が如き輝きを放つ瞳を持つ当家自慢のご令嬢、イザドラ・クリフトンとは大違いである。高貴さが、麗しさが、溢れ出る気品のレベルが違う。比べることすら不遜に値する。クリフトン家の令嬢だぞ、吾輩が幼少の頃より側に付き、磨き上げた一級品だぞ。比べた挙げ句、あんなぽっと出のイカレポンチピンク頭を取るなど世界がひっくり返っても――――、
「魔王、おい魔王。顔が凄いことになってるぞ」
「そうか。今少し憎しみを燃やしていたところだ」
「……お前結構そういうところあるよな」
歯軋りの音を響かせながら答えた吾輩に、ヘンリー・ソマーズは何やら呆れたような、少し微笑ましいものでも見るかのような顔で笑った。何だその顔は。気色悪い。
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