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3話「寝所にて」
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久しぶりにお腹がはち切れそうになるまで食べた。
「アンネリーゼ、まだ食べるの?」
レオ様が私に聞く。
「はい!」
私は満面の笑みで答えた。お腹はもうはち切れそうだが、レオ様との食事は楽しい。結婚がこんなに幸せなことだと思っていなかったので、私は思わず笑みがこぼれた。
「アンネリーゼ、政略結婚のような始まりではあったが、お前がずっと幸せそうで父として何よりだ。幸せに暮らすんだぞ。」
「分かりました。父上。」
今日から、私の寝所はこの部屋になるらしい。私はまだ見ぬ寝室のドアを開いた。
「わあ……」
部屋には、大きなベッドが一つ置いてあった。私はドレスをハンガーに掛け、部屋着に着替えるとベッドに飛び乗った。
ふかふかだ。
「アンネリーゼ」
部屋のドアが叩かれる音がしたあと、レオ様の声がしたので返事をするとドアを開けて彼が入ってきた。
「どうかされましたか?」
私が聞くと、レオ様は少し顔を赤らめた。どうしたのだろうか。すると、彼は口を開いた。
「アンネリーゼ、もしかしてだけど……僕のこと誘ってる?」
「……はい?」
私が首を傾げていると、レオ様は私を抱きしめた。そして私の首元に顔をうずめた。これはあれだ。お誘いだ。しかし、私としてはまだ結婚初日だし…
「レ、レオ様⁉」
「…好きだ」
レオ様は私を強く抱きしめ、私の首筋にキスを落とした。私はなんだか体が熱くなってきた。
「アンネリーゼ」
「……はい?」
レオ様は私の目を見つめた。彼は少し頬が赤くて息が上がっているようだった。まさか……このまま……?そう思った瞬間、ドアの外からメアリさんの声がした。
「レオ様ー!アンネリーゼ様ー!どちらにいらっしゃいますか?」
ああ、危なかった……
あのままだったらどうなっていただろう。そう思うと、胸がドキドキした。
「ごめん、早かったね。」
「い、いえ…」
いいのだろうか、こんなに幸せで。
「アンネリーゼ、まだ食べるの?」
レオ様が私に聞く。
「はい!」
私は満面の笑みで答えた。お腹はもうはち切れそうだが、レオ様との食事は楽しい。結婚がこんなに幸せなことだと思っていなかったので、私は思わず笑みがこぼれた。
「アンネリーゼ、政略結婚のような始まりではあったが、お前がずっと幸せそうで父として何よりだ。幸せに暮らすんだぞ。」
「分かりました。父上。」
今日から、私の寝所はこの部屋になるらしい。私はまだ見ぬ寝室のドアを開いた。
「わあ……」
部屋には、大きなベッドが一つ置いてあった。私はドレスをハンガーに掛け、部屋着に着替えるとベッドに飛び乗った。
ふかふかだ。
「アンネリーゼ」
部屋のドアが叩かれる音がしたあと、レオ様の声がしたので返事をするとドアを開けて彼が入ってきた。
「どうかされましたか?」
私が聞くと、レオ様は少し顔を赤らめた。どうしたのだろうか。すると、彼は口を開いた。
「アンネリーゼ、もしかしてだけど……僕のこと誘ってる?」
「……はい?」
私が首を傾げていると、レオ様は私を抱きしめた。そして私の首元に顔をうずめた。これはあれだ。お誘いだ。しかし、私としてはまだ結婚初日だし…
「レ、レオ様⁉」
「…好きだ」
レオ様は私を強く抱きしめ、私の首筋にキスを落とした。私はなんだか体が熱くなってきた。
「アンネリーゼ」
「……はい?」
レオ様は私の目を見つめた。彼は少し頬が赤くて息が上がっているようだった。まさか……このまま……?そう思った瞬間、ドアの外からメアリさんの声がした。
「レオ様ー!アンネリーゼ様ー!どちらにいらっしゃいますか?」
ああ、危なかった……
あのままだったらどうなっていただろう。そう思うと、胸がドキドキした。
「ごめん、早かったね。」
「い、いえ…」
いいのだろうか、こんなに幸せで。
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