20 / 41
私と恋
第5話 ぐるぐる
甘いものを飲んで自分を甘やかせようみたいな気持ちはいっぺんに吹っ飛んだ。
今二人に会ってなんて声をかけていいかわからない。
私は足早に二人が働くカフェから離れた。
飲み物を購入しなかったのでお金も使わなかったし、おかげで当初の予定通り節約はできたんだけれど。
まさか二人と会うなんて思わなかった。
私はかなり動揺していた。
どれくらい動揺していたかというと、どうやって電車にのったのか覚えてないくらい。
頭が真っ白というか。
もう会えないとおもっていたヨッシー先輩に会えた嬉しさ。
ヨッシー先輩の手馴れた感じから、働きだしたのはつい最近とは到底思えない事実。
『取りたい資格があるからそっちに集中したい』というヨッシー先輩が居酒屋『さのさの』をやめた理由は、古屋さんが言った通り建前で。本当は他のところで働いたほうがいいから、辞めたのかもと覚悟をしていたことなのに、現実を突きつけられたことが処理できない。
そして何よりかにより。ヨッシー先輩の次にやめてしまった同期のリリコちゃんが、ヨッシー先輩と同じカフェで働いていたのが意味がわからない。
想定外のことのオンパレードで完全に私の頭のキャパを超えていた。
頭の中がぐちゃぐちゃの中でなんとか頭の中を整理しようとする。
少し時間が経った後、私が最初に理解したことは『また落ち着いたら一緒に働けたらいいね』ヨッシー先輩言ってたことは嘘だったんだということだった。
資格の試験さえ終わって戻って来てくれるかもしれないって、バイト先の環境が悪くなってからも、そう信じたい私が長くいたせいか、ふつふつとヨッシー先輩に対して自分でもこれはどういう気持ちなんだろうとわからないモヤモヤしたものが心を支配する。
そして古屋さんに言われた「もしかしたら、辞めた人はもう違うバイトで働いてるかもね」って言葉が、手馴れた様子でカフェの仕事をこなす先輩の姿と共に脳裏に何度も浮かぶ。
私は怒っているの? 悲しいの? 悔しいの? だろうか。
次々と目まぐるしく押し寄せる感情の波に、今自分がヨッシー先輩を見つけてどう思っているかが自分でもはっきりとわからない。
家までの帰り道、今日かった化粧品のことなんかちっとも考えることなく。
見つめていた時間は5分もなかったと思うのに、今日働いていたヨッシー先輩とリリコちゃんの様子だけが延々頭の中をリピートする。
一日中ずっとモヤモヤしていて、電気を消してベッドに横になってもモヤモヤから眠れなくて、何もすることもないのにスマホを触ってしまい、暗い部屋が何度も何度もスマホのライトで照らされる。
「ダメだとてもじゃないけれど、横になっていても眠れる気がしない」
がばっと身体を起こして部屋の電気をつけた。
とりあえず、一番私が引っかかっていることは何なのか自分の気持ちを時間をかけて整理する。
その結果、ヨッシー先輩とリリコちゃんがプライベートで連絡をとっていたのかな? とか、付き合っているのかな? ってことよりも――――なんで、カフェで働いているのって引っかかっていることにきがつけた。
二人が辞めた理由である資格試験や実習が嘘か本当かはわからないけれど。
ひと段落してまた働けるようになったけれど、働く先に二人は『さのさの』を選ばなかったそれが引っかかっているのかもしれない。
私はすでに『さのさの』をやめているというのに……
過去の私はきっとずっと待っていたのだ。
おちついて戻ってきたらってまた楽しく一緒にはたらけるはずって。
かつての楽しかった時期のメンバーが戻って来てくれることを、楽しかった日々が誰かが戻ってくることでまたできることを。
カフェで働くことを選択せずに、もどってきてくれていたら私はかつては楽しかったバイトをやめなかったかもしれないのに!
理解した途端、なんかバイトをやめるときは出てこなかった涙が出てきた。
一人ずつ次々と仲良かった子が辞めていく。
やめていくことで、バイト雰囲気がどんどん変わっていって、新しい人は入ってきたけれど、前とは明らかに違っていく寂しさ。
私がそんな気持ちになっている中、二人は新しいバイト先で楽しくしてたのかな。
あぁ、裏切られたって思っているのかも。
カフェが入っている大型商業施設は居酒屋『さのさの』から離れた場所にあるし。
そもそもな話バイト先なんか、電車で30分の範囲に選ぶことができるだけある。
偶然二人のバイト先がかぶったとは思えない。
どちらかが誘ったと考えたほうがいいかもしれない。
私は勇気をだしてヨッシー先輩に個別で連絡先を聞くことはできなかったけれど、リリコちゃんはきいていたのかな?
それとも、リリコちゃんはかわいい子だし。
こっそりヨッシー先輩が連絡先を聞いた?
二人の恋愛の話は聞いたことはなかったけれど、もしかして二人は付き合ってたのかな……
プライベートの連絡先を知っていたら、『さのさの』やめてこっちで働こうよとか私も声をかけてもらえたのかな?
ヨッシー先輩を好きな気持ち。
ヨッシー先輩とリリコちゃんに裏切られた気持ち。
こうしていれば、あーしていればちがったのかなという気持ち。
整理しても整理しても、黒いどろどろした感情がわいてきた。
今二人に会ってなんて声をかけていいかわからない。
私は足早に二人が働くカフェから離れた。
飲み物を購入しなかったのでお金も使わなかったし、おかげで当初の予定通り節約はできたんだけれど。
まさか二人と会うなんて思わなかった。
私はかなり動揺していた。
どれくらい動揺していたかというと、どうやって電車にのったのか覚えてないくらい。
頭が真っ白というか。
もう会えないとおもっていたヨッシー先輩に会えた嬉しさ。
ヨッシー先輩の手馴れた感じから、働きだしたのはつい最近とは到底思えない事実。
『取りたい資格があるからそっちに集中したい』というヨッシー先輩が居酒屋『さのさの』をやめた理由は、古屋さんが言った通り建前で。本当は他のところで働いたほうがいいから、辞めたのかもと覚悟をしていたことなのに、現実を突きつけられたことが処理できない。
そして何よりかにより。ヨッシー先輩の次にやめてしまった同期のリリコちゃんが、ヨッシー先輩と同じカフェで働いていたのが意味がわからない。
想定外のことのオンパレードで完全に私の頭のキャパを超えていた。
頭の中がぐちゃぐちゃの中でなんとか頭の中を整理しようとする。
少し時間が経った後、私が最初に理解したことは『また落ち着いたら一緒に働けたらいいね』ヨッシー先輩言ってたことは嘘だったんだということだった。
資格の試験さえ終わって戻って来てくれるかもしれないって、バイト先の環境が悪くなってからも、そう信じたい私が長くいたせいか、ふつふつとヨッシー先輩に対して自分でもこれはどういう気持ちなんだろうとわからないモヤモヤしたものが心を支配する。
そして古屋さんに言われた「もしかしたら、辞めた人はもう違うバイトで働いてるかもね」って言葉が、手馴れた様子でカフェの仕事をこなす先輩の姿と共に脳裏に何度も浮かぶ。
私は怒っているの? 悲しいの? 悔しいの? だろうか。
次々と目まぐるしく押し寄せる感情の波に、今自分がヨッシー先輩を見つけてどう思っているかが自分でもはっきりとわからない。
家までの帰り道、今日かった化粧品のことなんかちっとも考えることなく。
見つめていた時間は5分もなかったと思うのに、今日働いていたヨッシー先輩とリリコちゃんの様子だけが延々頭の中をリピートする。
一日中ずっとモヤモヤしていて、電気を消してベッドに横になってもモヤモヤから眠れなくて、何もすることもないのにスマホを触ってしまい、暗い部屋が何度も何度もスマホのライトで照らされる。
「ダメだとてもじゃないけれど、横になっていても眠れる気がしない」
がばっと身体を起こして部屋の電気をつけた。
とりあえず、一番私が引っかかっていることは何なのか自分の気持ちを時間をかけて整理する。
その結果、ヨッシー先輩とリリコちゃんがプライベートで連絡をとっていたのかな? とか、付き合っているのかな? ってことよりも――――なんで、カフェで働いているのって引っかかっていることにきがつけた。
二人が辞めた理由である資格試験や実習が嘘か本当かはわからないけれど。
ひと段落してまた働けるようになったけれど、働く先に二人は『さのさの』を選ばなかったそれが引っかかっているのかもしれない。
私はすでに『さのさの』をやめているというのに……
過去の私はきっとずっと待っていたのだ。
おちついて戻ってきたらってまた楽しく一緒にはたらけるはずって。
かつての楽しかった時期のメンバーが戻って来てくれることを、楽しかった日々が誰かが戻ってくることでまたできることを。
カフェで働くことを選択せずに、もどってきてくれていたら私はかつては楽しかったバイトをやめなかったかもしれないのに!
理解した途端、なんかバイトをやめるときは出てこなかった涙が出てきた。
一人ずつ次々と仲良かった子が辞めていく。
やめていくことで、バイト雰囲気がどんどん変わっていって、新しい人は入ってきたけれど、前とは明らかに違っていく寂しさ。
私がそんな気持ちになっている中、二人は新しいバイト先で楽しくしてたのかな。
あぁ、裏切られたって思っているのかも。
カフェが入っている大型商業施設は居酒屋『さのさの』から離れた場所にあるし。
そもそもな話バイト先なんか、電車で30分の範囲に選ぶことができるだけある。
偶然二人のバイト先がかぶったとは思えない。
どちらかが誘ったと考えたほうがいいかもしれない。
私は勇気をだしてヨッシー先輩に個別で連絡先を聞くことはできなかったけれど、リリコちゃんはきいていたのかな?
それとも、リリコちゃんはかわいい子だし。
こっそりヨッシー先輩が連絡先を聞いた?
二人の恋愛の話は聞いたことはなかったけれど、もしかして二人は付き合ってたのかな……
プライベートの連絡先を知っていたら、『さのさの』やめてこっちで働こうよとか私も声をかけてもらえたのかな?
ヨッシー先輩を好きな気持ち。
ヨッシー先輩とリリコちゃんに裏切られた気持ち。
こうしていれば、あーしていればちがったのかなという気持ち。
整理しても整理しても、黒いどろどろした感情がわいてきた。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。