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自由の天地を求めて
交易商人カシアス団
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地上艦タイソンはニコル・パルマーの情報をもとにイデア草原の西方に向かった。
西方の都市はインダ連合の影響下にあり、多くは商業都市として栄えていた。
「いいかお前ら、我々は交易商人カシアス団だぞ。盗賊団じゃねえんだ。商売第一だからな」
ジャック・リンゼイ艦長は神妙な面持ちで乗組員たちに言ったが、一部で笑いがもれた。
「でもさ艦長、私たちって盗んだ武器とかを売るんでしょ? それって盗賊団じゃん」
おかっぱ頭の小さなターナ・フェアルダが言うと、アーヤ・ワトスンが思わず笑った。
「ターナ、盗賊だって思われたら商売がやりにくくなるから行儀よくしてればいいのよ」
やがてタイソンは西方の中規模都市コルト地区に近いバザーに到着した。
「……これがバザーか。にぎやかなもんなんだなユキノ。俺は初めて見たよ」
行きかう多くの人々に様々な店、武器市場や修理工場を見たハルマンは呆気にとられた。
「とりあえずタイソンは修理工場に入るわ。その間は見物しててもいいのよハルマン」
修理工場に入ったタイソン艦内では艦長が乗組員にあれこれと指示を出していた。
「制御AIは必ず買えよ。マギーというのが最新式だそうだ。ニコルによく聞け」
「ここでは地上艦の副砲や機銃も購入できます。それと最新のレーダー通信機も買えますよ」
「そういうことだアーヤ、鹵獲した兵器を売ってニコルの指示通りに買ってくれ」
「艦長、もちろんニコルの顔で安く買えるということもあるんですね?」
アーヤの指示とニコルの案内で地上艦タイソンに新しい装備が積み込まれた。
「あら! これも最新式のユニットじゃない! なかなか素敵ね!」
艦内に配置されたユニットを見たユキノが目を輝かせたとき、乗組員たちは思わず黙った。
「まずアタシがこれを使って腕を見せるわよ! まあ任せて!」
西方の都市はインダ連合の影響下にあり、多くは商業都市として栄えていた。
「いいかお前ら、我々は交易商人カシアス団だぞ。盗賊団じゃねえんだ。商売第一だからな」
ジャック・リンゼイ艦長は神妙な面持ちで乗組員たちに言ったが、一部で笑いがもれた。
「でもさ艦長、私たちって盗んだ武器とかを売るんでしょ? それって盗賊団じゃん」
おかっぱ頭の小さなターナ・フェアルダが言うと、アーヤ・ワトスンが思わず笑った。
「ターナ、盗賊だって思われたら商売がやりにくくなるから行儀よくしてればいいのよ」
やがてタイソンは西方の中規模都市コルト地区に近いバザーに到着した。
「……これがバザーか。にぎやかなもんなんだなユキノ。俺は初めて見たよ」
行きかう多くの人々に様々な店、武器市場や修理工場を見たハルマンは呆気にとられた。
「とりあえずタイソンは修理工場に入るわ。その間は見物しててもいいのよハルマン」
修理工場に入ったタイソン艦内では艦長が乗組員にあれこれと指示を出していた。
「制御AIは必ず買えよ。マギーというのが最新式だそうだ。ニコルによく聞け」
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「あら! これも最新式のユニットじゃない! なかなか素敵ね!」
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「まずアタシがこれを使って腕を見せるわよ! まあ任せて!」
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