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幼馴染②
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放課後、クラスメイトに別れを告げ教室をでようとすると、オトハが話かけてきた。
「ねぇ、トーノ、時間ある?」
「ああ、何?」
「あのさ、練習してみない?同調魔法」
「ん、いいぜ、この時間なら第七修練場が空いてたよな、行こうぜ」
「うん!」
二人で第七修練場に行く、何人かの生徒が魔法の練習をしていたが、割りとすいていたので利用することができた。
「それじゃあ、練習をはじめようか」
集中するために、俺たちを囲むように【防音結界】を張る。
二人で向き合って、互いの手のひらを合わせ魔力を流してしていく、目を閉じて魔力に意識をむけると確かに彼女の魔力が流れ込んでくるのを感じた。
「んッ」
彼女も俺の魔力を感じているのだろうか、目を閉じることで鋭敏になった聴覚に彼女の息づかいを感じる。
彼女の魔力が糸のように細く延び、腕から全身へと張り巡らされていくのがわかる。あと少し、ほんの少しで同調が完了するだろうということが自然と理解できた。
しかし、彼女の魔力が俺の内面の心の奥深くに触れようとした時、プツリと糸が切れたような音がして失敗に終わった。
「あっ」
目を開けて、おそるおそるオトハをみると今にも泣き出しそうな顔をしていた。
なんて声をかけたらわからないでいると
「……失敗、しちゃったね、やっぱり私じゃダメなの?」
「そ、そんなことない、せ、先生も言っていたじゃないか、難易度が高いって、練習してできるようにしようぜ、な?」
「ううん、わかるよ、最後の最後、トーノに拒まれた感じがしたもの、私じゃダメなんだ」
そう言ってポロポロと涙を流す彼女に胸が張り裂けそうになる。
「ち、ちがう!そんなことない!」
ホントに違うんだ、オトハのことが嫌いだとか信頼していないとかじゃないんだ!
……ただ俺はずっと君に隠してきたことがあるから、たぶんその後ろめたさが原因で失敗したのだろう、それでも俺は彼女に前世の記憶があることを打ち明けることができないでいた。もし、気持ち悪いって思われたらどうしよう、彼女はそんなこと思わないって頭ではわかっていてもどうしても打ち明ける勇気がもてないでいた。
なにか、なにか言わなきゃそう思って口を開いても喉が乾いて声を出せないでいた。
そんな俺の様子に彼女は
「……な、なんでアルミ様なの!?私じゃダメなの?ずっと、ずっと一緒だったのに!なんで、私の胸がちっちゃいから?女の子っぽくないから?子供の頃、トーノを下僕のように連れ回してたから?」
「なんでアルミ様がでてくるんだよ?オトハはちゃんと女の子だし可愛いよ」
「わかるよ、私、ずっとトーノを見てきたから、それにアルミ様がトーノにむける視線が似ていたから私と……したんだよね?キス、ううん、きっとそれ以上のことも」
その悲痛な言葉に声がだせなくなる。
防音結界のおかげで俺たちの会話は他の生徒には聞かれていないが、それでも涙を流すオトハの姿に何事かと集まってきた。
「オトハ、とりあえず場所かえよう」
そう言って彼女の手をとり修練場をぬけ、学生寮の俺の部屋に向かう。
部屋につくと彼女をベットに座らせる。
「少し、落ち着こう、甘いものでも飲む?ココアいれてくるから待ってて」
「……まって、いかないで」
そう言って俺の手を掴む彼女は震えていた。
彼女は震える声で
「わ、わたし、ずっと好きだったんだよ、トーノのこと、一緒にいたくて勉強もたくさんしたし、すこしでも可愛くなろうとがんばったんだけどな……」
そう言って嗚咽を流す彼女を抱きしめトントンっと背中を叩いて落ち着かせる。
彼女を抱きしめ彼女の嗚咽を聞きながら俺は考えていた。彼女を泣かしてしまったのは俺だ、すべて俺が悪い。この涙はどうやって拭えばいい?二度と彼女に涙を流させないためにはどうすればいい?
……俺はもうひとつだけ、嘘を重ねることを決意した。
オトハが少し落ち着いてきたタイミングを見計らって、彼女の頬に手をあて、目をしっかりと見つめてこう告げる。
「オトハ、俺も好きだよ」
「へ?う、うそだよ、そんなことないよ!」
「嘘じゃないよ、好きなんだ、君のことがずっと」
そう、この気持ちは嘘じゃない。俺はオトハが好きだ。彼女の笑顔をみると心が綻ぶし、二人で歩いているととても居心地がいい。もし彼女が他の男と、なんて考えるだけで吐きそうになる。
「ああ、好きなんだ」
「……じゃ、じゃあなんでアルミ様と?」
「ちゃんと説明する、聞いてほしい」
そしてここからがほんの少しの嘘。
俺は震える声で
「……怖かったんだ、俺、子供の頃からずっと一緒で、オトハと一緒なら何をしていても楽しくて、この関係がとても居心地がよくて、壊れてしまうのが怖かったんだ、告白してもし断られたら今の関係には戻れないって思うと怖くて勇気をだせないでいたんだ。
それに、オトハは歳を重ねる毎にどんどん綺麗になっていって、俺は君でえっちな妄想もしたりした、最低だよね、オトハはそんなつもりで俺と一緒にいるんじゃないってわかっていても俺は……ごめん、俺はいつか君を傷つけてしまう前にこの想いを断ちきらないといけないって思って、ついアルミ様と……」
「ごめんなさい、言い訳だよね、結果的に俺にとって大切な人を傷つけて泣かせてしまった、ごめん、ホントに」
「う、ううん、私こそごめん、トーノの気持ちも考えずに取り乱しちゃって」
「気持ち悪いよな、俺は君でえっちな妄想をしているんだよ?」
「そ、そんなことない!う、うれしかったよ、ちゃんと私のこと異性として見てくれてるんだって!」
俺は感極まったような声で彼女の名前を呼び、瞳を見つめる。
「……オトハ」
「トーノ」
二人の視線が近付いていき、唇を交わした。
「ねぇ、トーノ、時間ある?」
「ああ、何?」
「あのさ、練習してみない?同調魔法」
「ん、いいぜ、この時間なら第七修練場が空いてたよな、行こうぜ」
「うん!」
二人で第七修練場に行く、何人かの生徒が魔法の練習をしていたが、割りとすいていたので利用することができた。
「それじゃあ、練習をはじめようか」
集中するために、俺たちを囲むように【防音結界】を張る。
二人で向き合って、互いの手のひらを合わせ魔力を流してしていく、目を閉じて魔力に意識をむけると確かに彼女の魔力が流れ込んでくるのを感じた。
「んッ」
彼女も俺の魔力を感じているのだろうか、目を閉じることで鋭敏になった聴覚に彼女の息づかいを感じる。
彼女の魔力が糸のように細く延び、腕から全身へと張り巡らされていくのがわかる。あと少し、ほんの少しで同調が完了するだろうということが自然と理解できた。
しかし、彼女の魔力が俺の内面の心の奥深くに触れようとした時、プツリと糸が切れたような音がして失敗に終わった。
「あっ」
目を開けて、おそるおそるオトハをみると今にも泣き出しそうな顔をしていた。
なんて声をかけたらわからないでいると
「……失敗、しちゃったね、やっぱり私じゃダメなの?」
「そ、そんなことない、せ、先生も言っていたじゃないか、難易度が高いって、練習してできるようにしようぜ、な?」
「ううん、わかるよ、最後の最後、トーノに拒まれた感じがしたもの、私じゃダメなんだ」
そう言ってポロポロと涙を流す彼女に胸が張り裂けそうになる。
「ち、ちがう!そんなことない!」
ホントに違うんだ、オトハのことが嫌いだとか信頼していないとかじゃないんだ!
……ただ俺はずっと君に隠してきたことがあるから、たぶんその後ろめたさが原因で失敗したのだろう、それでも俺は彼女に前世の記憶があることを打ち明けることができないでいた。もし、気持ち悪いって思われたらどうしよう、彼女はそんなこと思わないって頭ではわかっていてもどうしても打ち明ける勇気がもてないでいた。
なにか、なにか言わなきゃそう思って口を開いても喉が乾いて声を出せないでいた。
そんな俺の様子に彼女は
「……な、なんでアルミ様なの!?私じゃダメなの?ずっと、ずっと一緒だったのに!なんで、私の胸がちっちゃいから?女の子っぽくないから?子供の頃、トーノを下僕のように連れ回してたから?」
「なんでアルミ様がでてくるんだよ?オトハはちゃんと女の子だし可愛いよ」
「わかるよ、私、ずっとトーノを見てきたから、それにアルミ様がトーノにむける視線が似ていたから私と……したんだよね?キス、ううん、きっとそれ以上のことも」
その悲痛な言葉に声がだせなくなる。
防音結界のおかげで俺たちの会話は他の生徒には聞かれていないが、それでも涙を流すオトハの姿に何事かと集まってきた。
「オトハ、とりあえず場所かえよう」
そう言って彼女の手をとり修練場をぬけ、学生寮の俺の部屋に向かう。
部屋につくと彼女をベットに座らせる。
「少し、落ち着こう、甘いものでも飲む?ココアいれてくるから待ってて」
「……まって、いかないで」
そう言って俺の手を掴む彼女は震えていた。
彼女は震える声で
「わ、わたし、ずっと好きだったんだよ、トーノのこと、一緒にいたくて勉強もたくさんしたし、すこしでも可愛くなろうとがんばったんだけどな……」
そう言って嗚咽を流す彼女を抱きしめトントンっと背中を叩いて落ち着かせる。
彼女を抱きしめ彼女の嗚咽を聞きながら俺は考えていた。彼女を泣かしてしまったのは俺だ、すべて俺が悪い。この涙はどうやって拭えばいい?二度と彼女に涙を流させないためにはどうすればいい?
……俺はもうひとつだけ、嘘を重ねることを決意した。
オトハが少し落ち着いてきたタイミングを見計らって、彼女の頬に手をあて、目をしっかりと見つめてこう告げる。
「オトハ、俺も好きだよ」
「へ?う、うそだよ、そんなことないよ!」
「嘘じゃないよ、好きなんだ、君のことがずっと」
そう、この気持ちは嘘じゃない。俺はオトハが好きだ。彼女の笑顔をみると心が綻ぶし、二人で歩いているととても居心地がいい。もし彼女が他の男と、なんて考えるだけで吐きそうになる。
「ああ、好きなんだ」
「……じゃ、じゃあなんでアルミ様と?」
「ちゃんと説明する、聞いてほしい」
そしてここからがほんの少しの嘘。
俺は震える声で
「……怖かったんだ、俺、子供の頃からずっと一緒で、オトハと一緒なら何をしていても楽しくて、この関係がとても居心地がよくて、壊れてしまうのが怖かったんだ、告白してもし断られたら今の関係には戻れないって思うと怖くて勇気をだせないでいたんだ。
それに、オトハは歳を重ねる毎にどんどん綺麗になっていって、俺は君でえっちな妄想もしたりした、最低だよね、オトハはそんなつもりで俺と一緒にいるんじゃないってわかっていても俺は……ごめん、俺はいつか君を傷つけてしまう前にこの想いを断ちきらないといけないって思って、ついアルミ様と……」
「ごめんなさい、言い訳だよね、結果的に俺にとって大切な人を傷つけて泣かせてしまった、ごめん、ホントに」
「う、ううん、私こそごめん、トーノの気持ちも考えずに取り乱しちゃって」
「気持ち悪いよな、俺は君でえっちな妄想をしているんだよ?」
「そ、そんなことない!う、うれしかったよ、ちゃんと私のこと異性として見てくれてるんだって!」
俺は感極まったような声で彼女の名前を呼び、瞳を見つめる。
「……オトハ」
「トーノ」
二人の視線が近付いていき、唇を交わした。
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