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序章 ファフナスの記憶
黒の運命
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『ルガァァァァァアッ!』
腕を一本切られた位ではたじろがない、そんな様子の魔物は怒りを含んだ咆哮を上げながらファフナスという憎き敵を完膚無きまでに叩き潰そうと、その巨躯で豪快に突っ込んできた。
「魔物はもう少し賢い生き物と思ってたけど……どうやらお前はその足元にも及ばなさそうだ」
生まれて間もなく魔物と隣合わせで生きてきたファフナスにとって目の前の相手など苦戦する程の相手では無く、攻撃を見切っては自身の一撃を叩き込む隙を窺っていた。
『ガルァァァアッ!』
魔物は邪気を含んだ腕を物凄い勢いでファフナスに振り下ろした……が、寧ろ彼にとっては好機となった為、ひらりと躱した上でそこから首の根元に剣を走らせた。
夥しい量の血が雨や滝の様に降り注いだ後、魔物の首がゴロンと落ちてきた。
「ファ、ファフナス……来てくれて助かったぜぇ……危うく俺達が餌になっちまうとこだったよ」
「……そうか。死人を出せば責められる……俺はそれが面倒だったからしたまでなんだけどな」
ファフナスはそのままバルディオス達を置いて腰くらいまで伸びた草ばかりが生えた茂みの中へと向かった。
(バルディオス、お前が恩を返す必要は無い……そもそも俺に恩義を感じるなんてする方が間違ってるからな)
ファフナスはふと見つけた湖で自分の剣を洗いながら、水面に映る自分の顔を見てやや複雑そうな表情を浮かべた。
剣を洗い終えてついでに休息がてら水を飲んだファフナスはそのまま何かに導かれるように茂みの中を更に奥へと進んでいった。
―その後 謎の建物
ファフナスは休憩を挟んだ後も更に進み続け、茂みの奥に静かに聳え立っていた謎の多そうな建物の下に来ていた。
「ここは一体……何なんだ?」
ファフナスが呟いた途端、腰の剣が熱を持って急に鞘から飛び出した。
「お前の意思は砕いたはずだ……まさか、意思を無くしても俺を導こうっていうのか?なら……何処へ俺を導くんだ?」
剣は静かに光ると建物の中へと入っていった。ファフナスもそれを追って中へと向かった。
建物の中は漆黒の壁で一面覆われているだけでなく、所々に白骨化した戦士の亡骸やボロボロになった魔法使いののローブが転がっている為、かなり異質で不気味な雰囲気を出していた。
(神殿……という訳でも無さそうだし、だからといって城かと思ったけど違うみたいだ……一体本当にここは何処なんだ?)
暫く剣の後ろをついて行ったファフナスはやがて最奥の部屋へと辿り着いた。
そして、道案内はここまでだと言わんばかりに剣はその場に落ちた。
「椅子にカビの生えた赤い絨毯……ここはもしかして古い城跡なのか?」
『ほう……随分と珍しい来客だと思ったが、まさかこれ程までに幼い少年が来るとは思いもしなかったぞ』
ファフナスの目の前にあった玉座らしき物に立て掛けるような形で置かれていたローブが突然亡霊の様な姿に変化し、ファフナスに話しかけてきた。
「お前は一体誰だ……」
『我が名はアッシュ……先代の〈黒の剣王〉たる者だ……お前が持つその剣の先代の持ち主である』
「この剣は元々お前の物だったのか……だとしたら何故あの村に?」
『いずれ再び握る者が現れると予知し、村の有権者に預けていたが……こうも早く手に渡るとは……なら、お前に〈黒の運命〉について話してやるとするか』
「〈黒の運命〉……だと?」
ファフナスは亡霊アッシュからの発言に何処か知っているような感じの反応を示した。
『〈黒の運命〉は滅びの呪い……抗う事もできず、ただひたすら黒へ進むだけ。進む先に待つは無限の闇……お前はその剣を手に取った時から既に運命の渦中にいるのだ』
「なっ……」
(確かに父さんが読み聞かせてくれた本には〈黒き魔剣を手にした剣士、誇り高き英雄となって、世界に剣を向ける魔王となる〉という文章があった気がする……)
『驚いたか?だが……現実だ。お前にこの先待ち受ける運命が如何なるものか、楽しませてもらおう』
「運命か……抗えないなら抗ってみたくなるのが人間だ。俺はこの剣を渡されただけの人間、特段選ばれた訳ではないが俺が今後どうなるか……俺自身も楽しみだ」
『怖くないのか……己が人で無くなることが』
「何で今更そんな事に怯える必要があるんだ?俺はとっくに人間扱いされる事が少なくなったんだ……怖くなんてないさ」
ファフナスは少しだけ悲しげな顔で、でも確かに本心から思っていることを率直に話した。
『大した男だな……名は何と言う?』
「ファフナス……それが俺の名だ。」
『ファフナスか……かの黒竜の王と同じ名を冠していたか。強い魔力を感じたのは必然かもしれんな」
「そうか……何にせよ、俺はこの世界に力の存在する意味を問う為にこの剣を振るい、〈黒の運命〉すらも超えてみせるさ」
そう言うとファフナスは笑ってみせた。それを見たアッシュはその姿を消し、ファフナスは元の建物の前に立っていた。
(魔王か……闇の力を極めた強者、全ての世界を敵に回す悪の象徴……だとしても俺からすればそれは悪でも正義でもない純粋な力だと思う……運命付けられているならば好都合、その力は……必ず物にしてみせる!)
ファフナスは来た道を戻りながら先程の建物の奥地で得た情報を思い出して改めて自分のこれからについて決意を固めた。
そんな矢先、彼は目の前に一人の少女が倒れていたのを発見した。
「おい、君……大丈夫か⁉何があったんだ!?」
「あ……なたは……」
「俺はファフナス、ひとまず手を貸してくれ。君を村まで連れて行く!」
ファフナスは白い服を着た金髪の少女を背中に乗せると、彼女の体を気遣いながら村へと急いだ。
―ジャーガンス村 村長の家
「村長……森奥でこの子が倒れてました!」
「おぉ、でかしたぞファフナスよ……衛士の任務、ご苦労だった」
「いえ……俺はただ彼女が倒れていたから保護しただけです」
ファフナスは一言残すと村長に対して一礼し、その場を足早に去った。
この時ファフナスはまだ知らなかった……自分が取ったこの行動が〈黒の運命〉を大きく変え、自身すらも大きく変わっていく事に。
それは希望と絶望、両方に一歩進む為のきっかけに過ぎなかったという事を……
腕を一本切られた位ではたじろがない、そんな様子の魔物は怒りを含んだ咆哮を上げながらファフナスという憎き敵を完膚無きまでに叩き潰そうと、その巨躯で豪快に突っ込んできた。
「魔物はもう少し賢い生き物と思ってたけど……どうやらお前はその足元にも及ばなさそうだ」
生まれて間もなく魔物と隣合わせで生きてきたファフナスにとって目の前の相手など苦戦する程の相手では無く、攻撃を見切っては自身の一撃を叩き込む隙を窺っていた。
『ガルァァァアッ!』
魔物は邪気を含んだ腕を物凄い勢いでファフナスに振り下ろした……が、寧ろ彼にとっては好機となった為、ひらりと躱した上でそこから首の根元に剣を走らせた。
夥しい量の血が雨や滝の様に降り注いだ後、魔物の首がゴロンと落ちてきた。
「ファ、ファフナス……来てくれて助かったぜぇ……危うく俺達が餌になっちまうとこだったよ」
「……そうか。死人を出せば責められる……俺はそれが面倒だったからしたまでなんだけどな」
ファフナスはそのままバルディオス達を置いて腰くらいまで伸びた草ばかりが生えた茂みの中へと向かった。
(バルディオス、お前が恩を返す必要は無い……そもそも俺に恩義を感じるなんてする方が間違ってるからな)
ファフナスはふと見つけた湖で自分の剣を洗いながら、水面に映る自分の顔を見てやや複雑そうな表情を浮かべた。
剣を洗い終えてついでに休息がてら水を飲んだファフナスはそのまま何かに導かれるように茂みの中を更に奥へと進んでいった。
―その後 謎の建物
ファフナスは休憩を挟んだ後も更に進み続け、茂みの奥に静かに聳え立っていた謎の多そうな建物の下に来ていた。
「ここは一体……何なんだ?」
ファフナスが呟いた途端、腰の剣が熱を持って急に鞘から飛び出した。
「お前の意思は砕いたはずだ……まさか、意思を無くしても俺を導こうっていうのか?なら……何処へ俺を導くんだ?」
剣は静かに光ると建物の中へと入っていった。ファフナスもそれを追って中へと向かった。
建物の中は漆黒の壁で一面覆われているだけでなく、所々に白骨化した戦士の亡骸やボロボロになった魔法使いののローブが転がっている為、かなり異質で不気味な雰囲気を出していた。
(神殿……という訳でも無さそうだし、だからといって城かと思ったけど違うみたいだ……一体本当にここは何処なんだ?)
暫く剣の後ろをついて行ったファフナスはやがて最奥の部屋へと辿り着いた。
そして、道案内はここまでだと言わんばかりに剣はその場に落ちた。
「椅子にカビの生えた赤い絨毯……ここはもしかして古い城跡なのか?」
『ほう……随分と珍しい来客だと思ったが、まさかこれ程までに幼い少年が来るとは思いもしなかったぞ』
ファフナスの目の前にあった玉座らしき物に立て掛けるような形で置かれていたローブが突然亡霊の様な姿に変化し、ファフナスに話しかけてきた。
「お前は一体誰だ……」
『我が名はアッシュ……先代の〈黒の剣王〉たる者だ……お前が持つその剣の先代の持ち主である』
「この剣は元々お前の物だったのか……だとしたら何故あの村に?」
『いずれ再び握る者が現れると予知し、村の有権者に預けていたが……こうも早く手に渡るとは……なら、お前に〈黒の運命〉について話してやるとするか』
「〈黒の運命〉……だと?」
ファフナスは亡霊アッシュからの発言に何処か知っているような感じの反応を示した。
『〈黒の運命〉は滅びの呪い……抗う事もできず、ただひたすら黒へ進むだけ。進む先に待つは無限の闇……お前はその剣を手に取った時から既に運命の渦中にいるのだ』
「なっ……」
(確かに父さんが読み聞かせてくれた本には〈黒き魔剣を手にした剣士、誇り高き英雄となって、世界に剣を向ける魔王となる〉という文章があった気がする……)
『驚いたか?だが……現実だ。お前にこの先待ち受ける運命が如何なるものか、楽しませてもらおう』
「運命か……抗えないなら抗ってみたくなるのが人間だ。俺はこの剣を渡されただけの人間、特段選ばれた訳ではないが俺が今後どうなるか……俺自身も楽しみだ」
『怖くないのか……己が人で無くなることが』
「何で今更そんな事に怯える必要があるんだ?俺はとっくに人間扱いされる事が少なくなったんだ……怖くなんてないさ」
ファフナスは少しだけ悲しげな顔で、でも確かに本心から思っていることを率直に話した。
『大した男だな……名は何と言う?』
「ファフナス……それが俺の名だ。」
『ファフナスか……かの黒竜の王と同じ名を冠していたか。強い魔力を感じたのは必然かもしれんな」
「そうか……何にせよ、俺はこの世界に力の存在する意味を問う為にこの剣を振るい、〈黒の運命〉すらも超えてみせるさ」
そう言うとファフナスは笑ってみせた。それを見たアッシュはその姿を消し、ファフナスは元の建物の前に立っていた。
(魔王か……闇の力を極めた強者、全ての世界を敵に回す悪の象徴……だとしても俺からすればそれは悪でも正義でもない純粋な力だと思う……運命付けられているならば好都合、その力は……必ず物にしてみせる!)
ファフナスは来た道を戻りながら先程の建物の奥地で得た情報を思い出して改めて自分のこれからについて決意を固めた。
そんな矢先、彼は目の前に一人の少女が倒れていたのを発見した。
「おい、君……大丈夫か⁉何があったんだ!?」
「あ……なたは……」
「俺はファフナス、ひとまず手を貸してくれ。君を村まで連れて行く!」
ファフナスは白い服を着た金髪の少女を背中に乗せると、彼女の体を気遣いながら村へと急いだ。
―ジャーガンス村 村長の家
「村長……森奥でこの子が倒れてました!」
「おぉ、でかしたぞファフナスよ……衛士の任務、ご苦労だった」
「いえ……俺はただ彼女が倒れていたから保護しただけです」
ファフナスは一言残すと村長に対して一礼し、その場を足早に去った。
この時ファフナスはまだ知らなかった……自分が取ったこの行動が〈黒の運命〉を大きく変え、自身すらも大きく変わっていく事に。
それは希望と絶望、両方に一歩進む為のきっかけに過ぎなかったという事を……
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