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第7章:あなたとの未来
アイラ
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「リディア!」
その声が、白い空間に響き渡った。
それはまるで心の奥に射し込む朝日みたいだった。張り詰めていたものが音もなくほどけて、胸にじんわりと熱が広がっていく。
ゆっくりと振り返った先に、ひとりの少女の姿があった。
「アイラ!」
リディアを見つめ、手を伸ばしてくるその姿。亜麻色の髪に揺れるリボンも、少し潤んだ瞳も、すべてが懐かしく、そして何より嬉しかった。
アイラはリディアの伸ばした手を強く握った。
「星縁幕に祈ってたら光に包まれて、気がついたらこの空間にいたの……。何がなんだか、わからなかった。真っ白で、誰の声も聞こえなくて……怖かった。でも、でもね——」
アイラの瞳が真っ直ぐにこちらを見る。
「リディアの声が、聞こえた気がしたの。どこか遠くで、呼んでくれてるような。無我夢中で走って、探して……そしたら、本当にリディアがいた!」
涙で潤んだ瞳を瞬かせて、アイラはリディアに抱きつかんばかりに興奮している。だがそれ以上に、確かな安堵があった。
「……ありがとう、アイラ。私を見つけてくれて」
リディアも彼女の手をそっと包み込んだ。
「じゃあ、一緒に帰ろう。私たちの世界に」
「うん。でも……どうやって?」
アイラが不安げに辺りを見回す。広がるのは果てしない白。空も地もない、ただの“間”のような空間。
リディアは少し思案したが、白い空間を見つめて言った。
「きっと、この場所は星縁幕の光によって生まれた、“狭間の世界”。私たちの願いと魔力が触れ合った場所。だから、きっと私たちの“意志”で戻れるはず」
「私たちの意志……?」
不思議そうな顔で聞き返すアイラに、リディアは強く頷いた。
「ええ。私たちが戻りたいって強く祈れば……きっと、この世界は応えてくれる」
アイラがリディアの手をぎゅっと握る。
「なら、一緒に願おう」
ふたりは静かに目を閉じた。手を繋いだまま、心の奥にある願いを重ねる。
——みんなの元へ帰りたい
——あの、愛しくて懐かしい世界へ
——未来を自分で選んで、生きていくために
2人の心臓の鼓動が重なったように響く。白い空間に、ふたりの祈りが染み込むように広がった。星のように瞬く微かな光が舞い上がり、風が生まれた。
次の瞬間、白い世界がぱん、と砕け散った。
2人が目を開けたとき、そこはいつもの講堂だった。
制服に身を包んだ生徒たちが、卒業を喜び、談笑し、祝辞の拍手が響く。何も変わっていない。あの白い空間が幻だったかのように。
けれど、2人だけは知っている。確かに手を取り合って、あの狭間の世界から戻ってきたことを。
***
——それから数年後
アイラは自らの裁縫の腕を活かし、トゥリズ伯爵家の産業として服飾アトリエを開いた。
最初は商会の片隅、貴婦人たちの集まりの紹介程度だったが、その独自のセンスと丁寧な仕事はたちまち噂を呼び、瞬く間に貴族階級の女性たちに浸透していった。
やがてリディアのアルステッド侯爵家が正式に後ろ盾となり、王都の中心にブティックを構えた。
ブランド名は《Deux Étoiles》——“ふたつの星”。
リディアとアイラ、それぞれの人生が交わって、輝きを放つことを願ってつけられた名前だった。
一方のリディアは、王太子妃候補を辞退しつつ、王家・魔術師団・騎士団・舞台などとの強い信頼関係を背景に、若くして女侯爵として多方面で頭角を現す。
そして彼女が公の場で身にまとう衣装は、常に《Deux Étoiles》のものだった。
とある夜会で。
上級貴族と政界人が集う中、誰よりも視線を集めたのは、星を散らしたような白銀のドレスに身を包んだリディアだった。
「これも、《Deux Étoiles》のものですの?」
ある貴婦人が訊ねると、リディアは微笑んで答えた。
「ええ。わたしの大切な親友が、わたしのために縫ってくれた特別な一着です」
その言葉に、アイラは控室の隅でこっそり涙ぐんだ。どんな華やかな祝辞よりも、その一言が、アイラの心に何より深く沁みた。
ある式典の日
「今日のドレスも君にぴったりだ」
声をかけてきたのは、金髪碧眼の王太子・レオナルドだった。以前のような公式な距離ではなく、今は穏やかに微笑む『友人』としての眼差し。
「ありがとうございます、殿下。アイラの力作なんです」
リディアがそう返すと、レオナルドはふっと笑った。
「彼女の創り出す服には、思いが宿っているね。だからこそ、リディによく似合うんだと思うよ」
別の日、魔術師団では、ジークが魔術師団の新制服の監修に携わっていた。彼がローブの生地を撫でながら目を見張る。
「このローブの生地は……」
「アイラの工房が担当してくれました。付与魔術理論を応用したもので、軽量化と魔力伝導効率が劇的に改善されているんです」
ジークの言葉が優しげに響く。
「彼女の布は、美しいだけじゃない。魔術に寄り添う服だ。……リディ、君と彼女だからこそ、生まれたものだな」
微笑んでそう言うジークに、リディアは「ありがとうございます」と小さく囁いた。
またある時は、騎士団の礼装を試着しながら、カイルが落ち着きなさげにぼやいていた。
「……おい、これ動きやすいけど、かっこよすぎねぇか? すげぇ目立ちそうなんだけど」
「そりゃあ式典服だもの。似合ってるわよ、動きやすさと荘厳さを取り入れたアイラのデザイン。私も監修したんだからね?」
「2人の共同か……!? じゃ、もう着るしかねぇな……」
ぶっきらぼうに言いながら、カイルは背筋をぴんと伸ばす。その様子にリディアの口元は笑いを隠せなかった。
そして舞台では、ルシアンが主演を務める新作劇の衣装協力に《Deux Étoiles》が参加していた。
「このマント、素晴らしい。動きやすさもあるし、舞台映えもする。リディ、君の親友はまさに“魔法の裁縫師”だね」
「そうですよね! 本当に彼女は素晴らしいんです」
舞台裏で笑い合うふたりの間に、かつての気負いや仮面はなかった。ルシアンがふっと笑いながら呟く。
「君たちの絆が、舞台をさらに輝かしいものにしてくれる。感謝してるよ、本当に」
夕暮れ時、今日もリディアとアイラはパティスリーでおしゃべりに花を咲かせる。
立場が変わっても、2人の距離も、その間に流れる空気も変わらない。
ケーキは相変わらずお揃い。今回は濃厚な味が楽しめるオペラ。
しかし、リディアがいつものローズブレンドティーであるのに対し、アイラはベルガモットのブレンドティーを選んでいた。
「最近、こっちにハマっているの」
笑顔でそう言うアイラに、無言で微笑みながら、リディアはカップを口に運ぶ。
(そうよね。アイラの中の“リディア”はもういない。少しずつ、アイラのアイラらしさが変わっていくのよね)
アイラ自身は何も知らない。でも“深層心理のリディア”が消えてから確実に変わっている。少しだけ寂しくて、けれど嬉しい変化。リディアにとって彼女が大好きな親友であることは変わらない。今までも、これからも。
「……なんだか、不思議だね。卒業式のあの白い世界が、もう遠い昔みたい」
アイラがそっとつぶやくと、リディアが笑った。
「でも、今も覚えてる。あなたが来てくれて、手を握ってくれたときの、あの温もりを」
「うん。私も……。リディアがいなかったら、今の私はなかった」
ふたりは顔を見合わせて微笑んだ。
世界は決して“物語”ではない。誰かの“選択”の結果であり、それでもなお繋がり続ける絆がある。
ドレスが揺れる風に、魔術が煌めく空に、剣のきらめきに、舞台のスポットに、その絆——《Deux Étoiles》の存在が息づいている。
ふたりの選んだ未来が、いま確かにこの世界を照らしていた。
西の空には星がまたたき始めている。その下で2つの“星”が、肩を寄せて笑い合っていた。
その声が、白い空間に響き渡った。
それはまるで心の奥に射し込む朝日みたいだった。張り詰めていたものが音もなくほどけて、胸にじんわりと熱が広がっていく。
ゆっくりと振り返った先に、ひとりの少女の姿があった。
「アイラ!」
リディアを見つめ、手を伸ばしてくるその姿。亜麻色の髪に揺れるリボンも、少し潤んだ瞳も、すべてが懐かしく、そして何より嬉しかった。
アイラはリディアの伸ばした手を強く握った。
「星縁幕に祈ってたら光に包まれて、気がついたらこの空間にいたの……。何がなんだか、わからなかった。真っ白で、誰の声も聞こえなくて……怖かった。でも、でもね——」
アイラの瞳が真っ直ぐにこちらを見る。
「リディアの声が、聞こえた気がしたの。どこか遠くで、呼んでくれてるような。無我夢中で走って、探して……そしたら、本当にリディアがいた!」
涙で潤んだ瞳を瞬かせて、アイラはリディアに抱きつかんばかりに興奮している。だがそれ以上に、確かな安堵があった。
「……ありがとう、アイラ。私を見つけてくれて」
リディアも彼女の手をそっと包み込んだ。
「じゃあ、一緒に帰ろう。私たちの世界に」
「うん。でも……どうやって?」
アイラが不安げに辺りを見回す。広がるのは果てしない白。空も地もない、ただの“間”のような空間。
リディアは少し思案したが、白い空間を見つめて言った。
「きっと、この場所は星縁幕の光によって生まれた、“狭間の世界”。私たちの願いと魔力が触れ合った場所。だから、きっと私たちの“意志”で戻れるはず」
「私たちの意志……?」
不思議そうな顔で聞き返すアイラに、リディアは強く頷いた。
「ええ。私たちが戻りたいって強く祈れば……きっと、この世界は応えてくれる」
アイラがリディアの手をぎゅっと握る。
「なら、一緒に願おう」
ふたりは静かに目を閉じた。手を繋いだまま、心の奥にある願いを重ねる。
——みんなの元へ帰りたい
——あの、愛しくて懐かしい世界へ
——未来を自分で選んで、生きていくために
2人の心臓の鼓動が重なったように響く。白い空間に、ふたりの祈りが染み込むように広がった。星のように瞬く微かな光が舞い上がり、風が生まれた。
次の瞬間、白い世界がぱん、と砕け散った。
2人が目を開けたとき、そこはいつもの講堂だった。
制服に身を包んだ生徒たちが、卒業を喜び、談笑し、祝辞の拍手が響く。何も変わっていない。あの白い空間が幻だったかのように。
けれど、2人だけは知っている。確かに手を取り合って、あの狭間の世界から戻ってきたことを。
***
——それから数年後
アイラは自らの裁縫の腕を活かし、トゥリズ伯爵家の産業として服飾アトリエを開いた。
最初は商会の片隅、貴婦人たちの集まりの紹介程度だったが、その独自のセンスと丁寧な仕事はたちまち噂を呼び、瞬く間に貴族階級の女性たちに浸透していった。
やがてリディアのアルステッド侯爵家が正式に後ろ盾となり、王都の中心にブティックを構えた。
ブランド名は《Deux Étoiles》——“ふたつの星”。
リディアとアイラ、それぞれの人生が交わって、輝きを放つことを願ってつけられた名前だった。
一方のリディアは、王太子妃候補を辞退しつつ、王家・魔術師団・騎士団・舞台などとの強い信頼関係を背景に、若くして女侯爵として多方面で頭角を現す。
そして彼女が公の場で身にまとう衣装は、常に《Deux Étoiles》のものだった。
とある夜会で。
上級貴族と政界人が集う中、誰よりも視線を集めたのは、星を散らしたような白銀のドレスに身を包んだリディアだった。
「これも、《Deux Étoiles》のものですの?」
ある貴婦人が訊ねると、リディアは微笑んで答えた。
「ええ。わたしの大切な親友が、わたしのために縫ってくれた特別な一着です」
その言葉に、アイラは控室の隅でこっそり涙ぐんだ。どんな華やかな祝辞よりも、その一言が、アイラの心に何より深く沁みた。
ある式典の日
「今日のドレスも君にぴったりだ」
声をかけてきたのは、金髪碧眼の王太子・レオナルドだった。以前のような公式な距離ではなく、今は穏やかに微笑む『友人』としての眼差し。
「ありがとうございます、殿下。アイラの力作なんです」
リディアがそう返すと、レオナルドはふっと笑った。
「彼女の創り出す服には、思いが宿っているね。だからこそ、リディによく似合うんだと思うよ」
別の日、魔術師団では、ジークが魔術師団の新制服の監修に携わっていた。彼がローブの生地を撫でながら目を見張る。
「このローブの生地は……」
「アイラの工房が担当してくれました。付与魔術理論を応用したもので、軽量化と魔力伝導効率が劇的に改善されているんです」
ジークの言葉が優しげに響く。
「彼女の布は、美しいだけじゃない。魔術に寄り添う服だ。……リディ、君と彼女だからこそ、生まれたものだな」
微笑んでそう言うジークに、リディアは「ありがとうございます」と小さく囁いた。
またある時は、騎士団の礼装を試着しながら、カイルが落ち着きなさげにぼやいていた。
「……おい、これ動きやすいけど、かっこよすぎねぇか? すげぇ目立ちそうなんだけど」
「そりゃあ式典服だもの。似合ってるわよ、動きやすさと荘厳さを取り入れたアイラのデザイン。私も監修したんだからね?」
「2人の共同か……!? じゃ、もう着るしかねぇな……」
ぶっきらぼうに言いながら、カイルは背筋をぴんと伸ばす。その様子にリディアの口元は笑いを隠せなかった。
そして舞台では、ルシアンが主演を務める新作劇の衣装協力に《Deux Étoiles》が参加していた。
「このマント、素晴らしい。動きやすさもあるし、舞台映えもする。リディ、君の親友はまさに“魔法の裁縫師”だね」
「そうですよね! 本当に彼女は素晴らしいんです」
舞台裏で笑い合うふたりの間に、かつての気負いや仮面はなかった。ルシアンがふっと笑いながら呟く。
「君たちの絆が、舞台をさらに輝かしいものにしてくれる。感謝してるよ、本当に」
夕暮れ時、今日もリディアとアイラはパティスリーでおしゃべりに花を咲かせる。
立場が変わっても、2人の距離も、その間に流れる空気も変わらない。
ケーキは相変わらずお揃い。今回は濃厚な味が楽しめるオペラ。
しかし、リディアがいつものローズブレンドティーであるのに対し、アイラはベルガモットのブレンドティーを選んでいた。
「最近、こっちにハマっているの」
笑顔でそう言うアイラに、無言で微笑みながら、リディアはカップを口に運ぶ。
(そうよね。アイラの中の“リディア”はもういない。少しずつ、アイラのアイラらしさが変わっていくのよね)
アイラ自身は何も知らない。でも“深層心理のリディア”が消えてから確実に変わっている。少しだけ寂しくて、けれど嬉しい変化。リディアにとって彼女が大好きな親友であることは変わらない。今までも、これからも。
「……なんだか、不思議だね。卒業式のあの白い世界が、もう遠い昔みたい」
アイラがそっとつぶやくと、リディアが笑った。
「でも、今も覚えてる。あなたが来てくれて、手を握ってくれたときの、あの温もりを」
「うん。私も……。リディアがいなかったら、今の私はなかった」
ふたりは顔を見合わせて微笑んだ。
世界は決して“物語”ではない。誰かの“選択”の結果であり、それでもなお繋がり続ける絆がある。
ドレスが揺れる風に、魔術が煌めく空に、剣のきらめきに、舞台のスポットに、その絆——《Deux Étoiles》の存在が息づいている。
ふたりの選んだ未来が、いま確かにこの世界を照らしていた。
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