6 / 10
6
しおりを挟む
第6話 無自覚無双
昼下がりの空気は、朝の緊張が嘘のように緩んでいた。焚き火の火は安定し、鍋の中で煮込みが静かに泡を立てている。外から聞こえるのは、遠慮がちに戻ってきた村人たちの足音と、時折交わされる短い声だけだ。俺は木匙で鍋をかき混ぜながら、朝の出来事を思い返していた。
拳の感触は、まだ掌に残っている。骨を砕いた感触ではない。踏み込んだ瞬間、地面と体と空気が、ひとつに噛み合った感覚だ。昔から、調子のいいときはあった。だが、今日のそれは、調子という言葉では片づけられない。
「……まあ、いいか」
独り言で切り上げ、鍋を火から下ろす。考えたところで、答えは出ない。腹が減れば飯を食う。それと同じだ。
戸を叩く音がして、俺は顔を上げた。
「ガルド、いるか」
バルトの声だ。扉を開けると、彼の後ろに数人の村人が立っていた。男も女も、表情は硬いが、どこか決意めいたものが混じっている。
「さっきの件だが……」
バルトが言いかけて、言葉を選ぶように口を閉じる。
「礼はいらん」
俺は先に言った。
「俺は、ただ通りがかっただけだ」
「そう言うと思った」
バルトは苦笑した。
「だがな、村としてはそうもいかん。今夜、もう一度見回りを強化する。森の縁に、罠も仕掛けたい」
罠。その言葉に、俺の頭の中で自然と配置図が浮かんだ。どこに張り、どこを空けるか。風向き、獣道、水場。
「手伝う」
俺は即座に言った。
「助かる」
バルトの肩の力が、少し抜ける。
夕方、村の男たちと森の縁に向かった。俺は先頭に立つでもなく、最後尾につくでもなく、自然と真ん中にいた。誰かが何かを決める前に、俺が口を開くことはない。ただ、聞かれたら答える。それだけだ。
「ここはどうだ?」
一人が獣道を指さす。
「広すぎる」
俺は首を振った。
「逃げ場が多い。狭めた方がいい」
「じゃあ、ここか?」
「……半歩、内側だ」
言われた通りに杭を打つと、不思議なほど、全体がしっくりくる。縄を張り、鈴を付け、落とし穴の位置を微調整する。作業は淡々と進み、誰も大声を出さない。
「……なんか、やりやすいな」
若い男がぽつりと言った。
「無駄がねえ」
別の男が頷く。
「前にも、こんなことを?」
誰かが聞いた。
「昔な」
俺はそれだけ答えた。
日が完全に沈むころ、準備は整った。森の縁は、見た目には何も変わらない。だが、踏み込めば分かる。人にとっても、獣にとっても、動きが制限される配置だ。
「これで……大丈夫か?」
バルトが小声で聞いた。
「来るなら、ここを通る」
俺は言った。
「通らなければ、村には入れない」
根拠は説明できない。ただ、そうなる。
夜が更け、見回りが始まった。焚き火の明かりが、点々と村を囲む。俺は森に一番近い場所に立ち、背後に村を感じながら、じっと耳を澄ませた。
風が変わる。
「……来る」
低く言うと、周囲の空気が一瞬で引き締まった。
闇の中から、影が動く。数は朝より多い。十、いや、十二。魔狼だ。だが、動きが鈍い。興奮と警戒が、ちぐはぐに混じっている。
最初の一頭が、罠に踏み込んだ。鈴が鳴り、縄が締まる。魔狼が吠え、次の一頭が避けようとして、別の罠にかかる。連鎖的に、動きが止まった。
「……効いてる」
誰かが息を呑む。
だが、数頭は罠を越えた。一直線に、こちらへ向かってくる。
「下がれ」
俺は言った。村人たちは、反射的に後退する。
魔狼が飛びかかる。俺は一歩踏み込み、掌底を打ち込む。衝撃は、魔狼の体を通り抜け、地面に吸われた。次の一頭には、蹴りを放つ。狙いは胴体ではない。踏み込みを止める位置だ。
動きは、考える前に終わっている。
視界の端で、別の魔狼が跳んだ。俺は振り向きざまに腕を振る。触れたかどうか分からない程度の接触で、魔狼は弾かれるように横倒しになった。
「……なんだ、これ」
自分でも、少し驚いた。力を入れていない。技を使った覚えもない。ただ、そこに立ち、動いただけだ。
最後の一頭が、距離を取った。赤い目が、俺を見据える。だが、踏み込まない。踏み込めない。
「戻れ」
朝と同じ言葉が、自然と口をついた。
魔狼は低く唸り、それから、背を向けて闇に溶けた。
静寂が戻る。罠にかかった魔狼も、動きを止めている。致命傷ではないが、もう戦う気はない。
「……終わった」
誰かが呟いた。
村人たちは、しばらく声を出せなかった。やがて、息を吐く音が重なり、ざわめきが広がる。
「ガルド……」
バルトが俺を見る。その目には、恐れと、敬意と、困惑が混じっていた。
「偶然だ」
俺は繰り返した。
「罠が良かっただけだ」
「いや……」
誰かが言いかけて、言葉を飲み込む。
俺は村に背を向け、焚き火の方へ歩いた。火の明かりが、足元を照らす。体は、いつもと変わらない。息も乱れていない。
「……年の功だな」
そう呟いて、鍋に水を足した。
背後では、村人たちが小声で何かを話している。だが、その声は、もう不安ではなかった。
火を見つめながら、俺は静かに呼吸を整える。無自覚のまま、何かが確実に変わっていることだけは、分かっていた。
昼下がりの空気は、朝の緊張が嘘のように緩んでいた。焚き火の火は安定し、鍋の中で煮込みが静かに泡を立てている。外から聞こえるのは、遠慮がちに戻ってきた村人たちの足音と、時折交わされる短い声だけだ。俺は木匙で鍋をかき混ぜながら、朝の出来事を思い返していた。
拳の感触は、まだ掌に残っている。骨を砕いた感触ではない。踏み込んだ瞬間、地面と体と空気が、ひとつに噛み合った感覚だ。昔から、調子のいいときはあった。だが、今日のそれは、調子という言葉では片づけられない。
「……まあ、いいか」
独り言で切り上げ、鍋を火から下ろす。考えたところで、答えは出ない。腹が減れば飯を食う。それと同じだ。
戸を叩く音がして、俺は顔を上げた。
「ガルド、いるか」
バルトの声だ。扉を開けると、彼の後ろに数人の村人が立っていた。男も女も、表情は硬いが、どこか決意めいたものが混じっている。
「さっきの件だが……」
バルトが言いかけて、言葉を選ぶように口を閉じる。
「礼はいらん」
俺は先に言った。
「俺は、ただ通りがかっただけだ」
「そう言うと思った」
バルトは苦笑した。
「だがな、村としてはそうもいかん。今夜、もう一度見回りを強化する。森の縁に、罠も仕掛けたい」
罠。その言葉に、俺の頭の中で自然と配置図が浮かんだ。どこに張り、どこを空けるか。風向き、獣道、水場。
「手伝う」
俺は即座に言った。
「助かる」
バルトの肩の力が、少し抜ける。
夕方、村の男たちと森の縁に向かった。俺は先頭に立つでもなく、最後尾につくでもなく、自然と真ん中にいた。誰かが何かを決める前に、俺が口を開くことはない。ただ、聞かれたら答える。それだけだ。
「ここはどうだ?」
一人が獣道を指さす。
「広すぎる」
俺は首を振った。
「逃げ場が多い。狭めた方がいい」
「じゃあ、ここか?」
「……半歩、内側だ」
言われた通りに杭を打つと、不思議なほど、全体がしっくりくる。縄を張り、鈴を付け、落とし穴の位置を微調整する。作業は淡々と進み、誰も大声を出さない。
「……なんか、やりやすいな」
若い男がぽつりと言った。
「無駄がねえ」
別の男が頷く。
「前にも、こんなことを?」
誰かが聞いた。
「昔な」
俺はそれだけ答えた。
日が完全に沈むころ、準備は整った。森の縁は、見た目には何も変わらない。だが、踏み込めば分かる。人にとっても、獣にとっても、動きが制限される配置だ。
「これで……大丈夫か?」
バルトが小声で聞いた。
「来るなら、ここを通る」
俺は言った。
「通らなければ、村には入れない」
根拠は説明できない。ただ、そうなる。
夜が更け、見回りが始まった。焚き火の明かりが、点々と村を囲む。俺は森に一番近い場所に立ち、背後に村を感じながら、じっと耳を澄ませた。
風が変わる。
「……来る」
低く言うと、周囲の空気が一瞬で引き締まった。
闇の中から、影が動く。数は朝より多い。十、いや、十二。魔狼だ。だが、動きが鈍い。興奮と警戒が、ちぐはぐに混じっている。
最初の一頭が、罠に踏み込んだ。鈴が鳴り、縄が締まる。魔狼が吠え、次の一頭が避けようとして、別の罠にかかる。連鎖的に、動きが止まった。
「……効いてる」
誰かが息を呑む。
だが、数頭は罠を越えた。一直線に、こちらへ向かってくる。
「下がれ」
俺は言った。村人たちは、反射的に後退する。
魔狼が飛びかかる。俺は一歩踏み込み、掌底を打ち込む。衝撃は、魔狼の体を通り抜け、地面に吸われた。次の一頭には、蹴りを放つ。狙いは胴体ではない。踏み込みを止める位置だ。
動きは、考える前に終わっている。
視界の端で、別の魔狼が跳んだ。俺は振り向きざまに腕を振る。触れたかどうか分からない程度の接触で、魔狼は弾かれるように横倒しになった。
「……なんだ、これ」
自分でも、少し驚いた。力を入れていない。技を使った覚えもない。ただ、そこに立ち、動いただけだ。
最後の一頭が、距離を取った。赤い目が、俺を見据える。だが、踏み込まない。踏み込めない。
「戻れ」
朝と同じ言葉が、自然と口をついた。
魔狼は低く唸り、それから、背を向けて闇に溶けた。
静寂が戻る。罠にかかった魔狼も、動きを止めている。致命傷ではないが、もう戦う気はない。
「……終わった」
誰かが呟いた。
村人たちは、しばらく声を出せなかった。やがて、息を吐く音が重なり、ざわめきが広がる。
「ガルド……」
バルトが俺を見る。その目には、恐れと、敬意と、困惑が混じっていた。
「偶然だ」
俺は繰り返した。
「罠が良かっただけだ」
「いや……」
誰かが言いかけて、言葉を飲み込む。
俺は村に背を向け、焚き火の方へ歩いた。火の明かりが、足元を照らす。体は、いつもと変わらない。息も乱れていない。
「……年の功だな」
そう呟いて、鍋に水を足した。
背後では、村人たちが小声で何かを話している。だが、その声は、もう不安ではなかった。
火を見つめながら、俺は静かに呼吸を整える。無自覚のまま、何かが確実に変わっていることだけは、分かっていた。
149
あなたにおすすめの小説
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
追放されたので辺境でスローライフしてたら、いつの間にか世界最強の無自覚賢者になっていて元婚約者たちが土下座してきた件
にゃ-さん
ファンタジー
王都で「無能」と蔑まれ、婚約破棄と追放を言い渡された青年リオン。
唯一の取り柄は、古代語でびっしり書かれたボロ本を黙々と読み続けることだけ。
辺境で静かに暮らすはずが、その本が実は「失われた大魔導書」だったことから、世界の常識がひっくり返る。
本人は「ちょっと魔法が得意なだけ」と思っているのに、
・竜を一撃で黙らせ
・災厄級ダンジョンを散歩感覚で踏破し
・国家レベルの結界を片手間で張り直し
気づけば、訳あり美少女たちに囲まれたハーレム状態に。
やがて、かつて彼を笑い、切り捨てた王都の貴族や元仲間たちが、
国家存亡の危機を前に「助けてくれ」と縋りついてくる。
だがリオンは、領民と仲間の笑顔を守るためだけに、淡々と「本気」を解放していくのだった——。
無自覚最強×追放×ざまぁ×ハーレム。
辺境から始まる、ゆるくて激しいファンタジー無双譚!
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる