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番外
魔術師の来歴(下)
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それからというもの、皇帝と皇后はどこに行くのも何をするのも僕について回った。監視のつもりか?なら、別の騎士をたてればいいだろうに、いちいちあのルディの上半分と下半分みたいな顔をみなくてはならないのはいい加減イライラした。
「あいつらを皇宮ごと吹っ飛ばすのに、一番いい方法って何だろうね」
と思わず魔術師に尋ねると、物陰に潜んでいる彼らからは
「さあ?別に何でもお好きなものを。ご存知のなかで最も派手なのをお選びになるのが、ちょうど見せしめになってよろしいかと」
といういい加減な返事しかなかった。
ふうん、と宙にいくつかの魔方陣をえがいた。素晴らしい、と魔術師たちから拍手がおきる。奴らの関心は相変わらずただひたすらに僕の魔力にある。いっそのこと清々しいな。
パチパチと音をたてて魔方陣から火花を散らしていると、いつの間にきていたのかあの恐ろしい化け物が僕の部屋にいた。
「まだこの皇宮にいたの?離宮に行けと言われなかったのか?」
ンエー、というような奇妙な声をあげて化け物は僕の方へ近寄ってきた。
「だってルディ殿下ったら、私のことをブスとか、アシュレイ様のほうが良かったとか仰るのよ?」
「まあ、人間は人間同士のほうが都合いいだろうな」
ひどおい、と化け物はいう。
「でも、しかたありませんわよね。私は身寄りのない孤児…アシュレイ様はなんでも持っているお姫様ですもの。貴族とはそういうものですわよね?」
こいつ、どこをみてるんだ?というか、頭はどこだ?
見計らって手元の魔方陣を発動させても、何の手応えもない。
「あん、いたあい。どうしてミュシャに石をなげるの?殿下もアシュレイ様のほうがお好きなの?」
消えろ、ともうひとつ、もっと威力をあげて発動させると、すうっと気配がなくなった。
「またくるわ、こんどはミュシャとなかよくしましょうね」
なんだあいつ、本格的に化け物なのか。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「悪鬼です、殿下。元はヒトだったともききますが、国を滅ぼすと伝え聞きます」
テオドア・ゼクセン・キンバリーは何の興味もなさそうに、まっすぐ前を見たまま言った。テオドアの視線の先には、彼の父が意気揚々と去っていった近衛騎士の宿舎がある。そこに、例の仇がいるらしい。
「詳しいなあ、そういえばゼクセン男爵家はキンバリー王家の騎士だっていうんだったかな?」
それがいまでは乗っ取ってしまったんだから、笑えるじゃないか。騎士道なんてクソだな。
「……殿下は妖精をご覧になったことがありますか?」
吹いた。コイツ、頭がどうかしているんじゃないだろうか?それとも見た目より可愛いものが好きなのか?とにかく笑わせようとしてるとしか思えなかった。
「それなに?何かの冗談なの?」
「いえ。特にそういうつもりはありませんが……」
やめて?また途中で会話を終えるのは。何なんだよコイツは、僕をイライラさせに来てるのか?まあテオドアからしたら皇宮に住んでる僕の機嫌なんか、どうでもいいんだろうけどさ。
そうか、この男、皇宮が嫌いなんだっけ。僕の機嫌をとるつもりすらない……
「テオドア・ゼクセン・キンバリー。君、爵位は?」
「……父から男爵を受け継いでおりますが」
うんうん、いいじゃないか。これで両陛下の濡れ落ち葉みたいな精神攻撃を躱せるぞ。
「君にひとつ頼みたいことがあるんだ」
「嫌です」
にべもない。そりゃそうだろう、僕の願いを聞き入れて僕に好かれたところで、《新皇太子の新腰巾着》だなんてアーシー嬢に思われたら、自分のことが嫌いになりそうだしね。
「そういわずにさ、きみ、悪鬼がどうのっていってたじゃない?僕なら色々協力できるんじゃないかな?」
そう言ってテオドアのまえに、小さな雷の魔方陣を浮かべて見せた。
「……皇宮に危険が及ぶやもしれません」
「それはとてもいい考えだね、両陛下の枕元で盛大にやろう」
ケラケラと笑うと、テオドアは眉間に皺をよせ、こめかみを揉みこんだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
盛大にやろう、とは言った。しかし、相手がこんなにもドでかい、しかも燃えさかってのたうちまわっているものだなんて言わなかったじゃないか。
炎の竜と化した、かつて悪鬼だったものの消火活動をなんとか終えて、ついでにあの、アーシーが妖精だと言い張っていた、神様だか魔神だか得体の知れないものから逃れて、僕はクタクタになってキンバリー邸を歩いていた。帰るまえに厨房で水をもらおう。
そう思って、地下へ続く階段へ向かったところでこの家の息子につかまった。どうやらテラスからついてきていたらしい。
「なんだキンバリー卿、まだ何かあるのか?僕は疲れているんだけど」
無言でじっと僕をみている。なんだよ、つまみ出すつもりか?一応皇位継承権1位なんだけど…そんなこと言ったら、余計につまみ出したくなるだろうな。
「この先は地下牢です。茶を用意させたので殿下はこちらへ」
え?と思った瞬間、テオドアは素早く僕の肘をつかんで階段から引き上げた。
「生前母が申しておりました。お仕えしている方は、生まれながらにして目が不自由でいらっしゃると…あと二歩下りると、ここからでは見えにくいですが汚水が溜まっています」
家のなかに水溜まりがあるの?どういう仕組み?牢に水を溜めてるってこと?何のために……止そう、精神衛生上危ない感じだ。
「知ってたんだ、僕の目のこと」
ええ、とテオドアは集まってきた魔術師たちに僕を渡しながら頷く。
「あなたが母の言っていた方であるなら、あなたはよく見えない目の代わりに、もって生まれた魔力でもって世界を見ている。だから、あの悪鬼から逃れられたのでしょう」
ふうん、と僕は鼻じらんだ。ゼクセン夫人も大したことない…
「貴方の秘密を漏らした母を軽蔑しないでいただきたい。一年のうち私が母に会えたのは年に数回。甘えたくて無理を言ったのは私です…母は最期まで貴方に忠実であった筈だ」
テオドアの言い方に僕はゼクセン夫人のことを思い出す。けして甘やかしてはくれなかったし、厳しく叱られたこともある。けれど、温かくいつも見守ってくれた。
「キンバリー公爵は、前夫人のことがあるからこんなにも皇宮を攻撃するのか?」
ゼクセン男爵夫人は、皇宮の仕事中に事故にあった。一年に数度しか会えない妻であり母であった彼女の最期を、二人は見送れたのか?
「…父にしか分からぬことです。しかし、アシュレイに対する忠心と親としての愛情については、疑うべきではない」
「すまない、世迷い言を言った。申し訳ない」
大したことないなんて、僕は自分をどれだけ過大に評価していたんだろう。
ゼクセン親子の気持ちも、アーシー嬢の頑張りも、いつの間にか鼻で笑って居なかったか?
「僕は、ルディと同じだな」
そうなりたくなくて、カロアを出てきたのに。結局ここでもそうなってしまったのか。
「殿下、騎士が貴方を傷つけるなら、ここで消すこともできます」
魔術師が耳打ちしてきた。
「いや、いいんだ。僕は自分の馬鹿さにがっかりしただけだから」
コイツらとキンバリー公爵ってちょっと似てる。
「あーああ!なんか喉乾いたなあ!アーシーちゃんにお茶いれて貰いたいなあ!」
「夜中に騒がないで頂きたい!義妹はもう休ませました!あと、軽々しくアシュレイを聞きなれぬ名で呼ばぬようにしていただきたい!」
へへ、と僕はテオドアを見た。
「お前はいいやつだな」
はあ?と眉を寄せる。まあいつもの顔だけど。
「でも僕のほうが金持ちだし、女の子にもモテる」
「アシュレイはモテる男は嫌いだと」
ええー、と肩を落とすと、くふ、とテオドアが笑った。うん、いま絶対笑った。
「おまえ、騎士の癖に主君ががっかりしているのをみて笑ったろ」
僕が言うと、
「やはり殺しますか?それとも、兄君のように?」
魔術師がまた言う。
「止めろって、僕ようやく友達ができそうなんだから!」
僕が怒鳴ると、先に立って歩いていたテオドアが振り返った。
「私はこれでも友人は選ぶほうなので辞退します。ああ、それから魔術師だろうがなんだろうが、私はいつでも相手になりますよ…こそこそと耳打ちなどせずともな」
ほらあ!せっかく笑ったのに、また縦皺じゃん!
テオドアに睨まれてビビりまくる魔術師たちを引きずりながら、僕はかなり情けなく言い訳しながらテオドアの後を追った。
魔術師はたくさんいるけど、前線にたつ騎士は貴重だし、ね。
「あいつらを皇宮ごと吹っ飛ばすのに、一番いい方法って何だろうね」
と思わず魔術師に尋ねると、物陰に潜んでいる彼らからは
「さあ?別に何でもお好きなものを。ご存知のなかで最も派手なのをお選びになるのが、ちょうど見せしめになってよろしいかと」
といういい加減な返事しかなかった。
ふうん、と宙にいくつかの魔方陣をえがいた。素晴らしい、と魔術師たちから拍手がおきる。奴らの関心は相変わらずただひたすらに僕の魔力にある。いっそのこと清々しいな。
パチパチと音をたてて魔方陣から火花を散らしていると、いつの間にきていたのかあの恐ろしい化け物が僕の部屋にいた。
「まだこの皇宮にいたの?離宮に行けと言われなかったのか?」
ンエー、というような奇妙な声をあげて化け物は僕の方へ近寄ってきた。
「だってルディ殿下ったら、私のことをブスとか、アシュレイ様のほうが良かったとか仰るのよ?」
「まあ、人間は人間同士のほうが都合いいだろうな」
ひどおい、と化け物はいう。
「でも、しかたありませんわよね。私は身寄りのない孤児…アシュレイ様はなんでも持っているお姫様ですもの。貴族とはそういうものですわよね?」
こいつ、どこをみてるんだ?というか、頭はどこだ?
見計らって手元の魔方陣を発動させても、何の手応えもない。
「あん、いたあい。どうしてミュシャに石をなげるの?殿下もアシュレイ様のほうがお好きなの?」
消えろ、ともうひとつ、もっと威力をあげて発動させると、すうっと気配がなくなった。
「またくるわ、こんどはミュシャとなかよくしましょうね」
なんだあいつ、本格的に化け物なのか。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「悪鬼です、殿下。元はヒトだったともききますが、国を滅ぼすと伝え聞きます」
テオドア・ゼクセン・キンバリーは何の興味もなさそうに、まっすぐ前を見たまま言った。テオドアの視線の先には、彼の父が意気揚々と去っていった近衛騎士の宿舎がある。そこに、例の仇がいるらしい。
「詳しいなあ、そういえばゼクセン男爵家はキンバリー王家の騎士だっていうんだったかな?」
それがいまでは乗っ取ってしまったんだから、笑えるじゃないか。騎士道なんてクソだな。
「……殿下は妖精をご覧になったことがありますか?」
吹いた。コイツ、頭がどうかしているんじゃないだろうか?それとも見た目より可愛いものが好きなのか?とにかく笑わせようとしてるとしか思えなかった。
「それなに?何かの冗談なの?」
「いえ。特にそういうつもりはありませんが……」
やめて?また途中で会話を終えるのは。何なんだよコイツは、僕をイライラさせに来てるのか?まあテオドアからしたら皇宮に住んでる僕の機嫌なんか、どうでもいいんだろうけどさ。
そうか、この男、皇宮が嫌いなんだっけ。僕の機嫌をとるつもりすらない……
「テオドア・ゼクセン・キンバリー。君、爵位は?」
「……父から男爵を受け継いでおりますが」
うんうん、いいじゃないか。これで両陛下の濡れ落ち葉みたいな精神攻撃を躱せるぞ。
「君にひとつ頼みたいことがあるんだ」
「嫌です」
にべもない。そりゃそうだろう、僕の願いを聞き入れて僕に好かれたところで、《新皇太子の新腰巾着》だなんてアーシー嬢に思われたら、自分のことが嫌いになりそうだしね。
「そういわずにさ、きみ、悪鬼がどうのっていってたじゃない?僕なら色々協力できるんじゃないかな?」
そう言ってテオドアのまえに、小さな雷の魔方陣を浮かべて見せた。
「……皇宮に危険が及ぶやもしれません」
「それはとてもいい考えだね、両陛下の枕元で盛大にやろう」
ケラケラと笑うと、テオドアは眉間に皺をよせ、こめかみを揉みこんだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
盛大にやろう、とは言った。しかし、相手がこんなにもドでかい、しかも燃えさかってのたうちまわっているものだなんて言わなかったじゃないか。
炎の竜と化した、かつて悪鬼だったものの消火活動をなんとか終えて、ついでにあの、アーシーが妖精だと言い張っていた、神様だか魔神だか得体の知れないものから逃れて、僕はクタクタになってキンバリー邸を歩いていた。帰るまえに厨房で水をもらおう。
そう思って、地下へ続く階段へ向かったところでこの家の息子につかまった。どうやらテラスからついてきていたらしい。
「なんだキンバリー卿、まだ何かあるのか?僕は疲れているんだけど」
無言でじっと僕をみている。なんだよ、つまみ出すつもりか?一応皇位継承権1位なんだけど…そんなこと言ったら、余計につまみ出したくなるだろうな。
「この先は地下牢です。茶を用意させたので殿下はこちらへ」
え?と思った瞬間、テオドアは素早く僕の肘をつかんで階段から引き上げた。
「生前母が申しておりました。お仕えしている方は、生まれながらにして目が不自由でいらっしゃると…あと二歩下りると、ここからでは見えにくいですが汚水が溜まっています」
家のなかに水溜まりがあるの?どういう仕組み?牢に水を溜めてるってこと?何のために……止そう、精神衛生上危ない感じだ。
「知ってたんだ、僕の目のこと」
ええ、とテオドアは集まってきた魔術師たちに僕を渡しながら頷く。
「あなたが母の言っていた方であるなら、あなたはよく見えない目の代わりに、もって生まれた魔力でもって世界を見ている。だから、あの悪鬼から逃れられたのでしょう」
ふうん、と僕は鼻じらんだ。ゼクセン夫人も大したことない…
「貴方の秘密を漏らした母を軽蔑しないでいただきたい。一年のうち私が母に会えたのは年に数回。甘えたくて無理を言ったのは私です…母は最期まで貴方に忠実であった筈だ」
テオドアの言い方に僕はゼクセン夫人のことを思い出す。けして甘やかしてはくれなかったし、厳しく叱られたこともある。けれど、温かくいつも見守ってくれた。
「キンバリー公爵は、前夫人のことがあるからこんなにも皇宮を攻撃するのか?」
ゼクセン男爵夫人は、皇宮の仕事中に事故にあった。一年に数度しか会えない妻であり母であった彼女の最期を、二人は見送れたのか?
「…父にしか分からぬことです。しかし、アシュレイに対する忠心と親としての愛情については、疑うべきではない」
「すまない、世迷い言を言った。申し訳ない」
大したことないなんて、僕は自分をどれだけ過大に評価していたんだろう。
ゼクセン親子の気持ちも、アーシー嬢の頑張りも、いつの間にか鼻で笑って居なかったか?
「僕は、ルディと同じだな」
そうなりたくなくて、カロアを出てきたのに。結局ここでもそうなってしまったのか。
「殿下、騎士が貴方を傷つけるなら、ここで消すこともできます」
魔術師が耳打ちしてきた。
「いや、いいんだ。僕は自分の馬鹿さにがっかりしただけだから」
コイツらとキンバリー公爵ってちょっと似てる。
「あーああ!なんか喉乾いたなあ!アーシーちゃんにお茶いれて貰いたいなあ!」
「夜中に騒がないで頂きたい!義妹はもう休ませました!あと、軽々しくアシュレイを聞きなれぬ名で呼ばぬようにしていただきたい!」
へへ、と僕はテオドアを見た。
「お前はいいやつだな」
はあ?と眉を寄せる。まあいつもの顔だけど。
「でも僕のほうが金持ちだし、女の子にもモテる」
「アシュレイはモテる男は嫌いだと」
ええー、と肩を落とすと、くふ、とテオドアが笑った。うん、いま絶対笑った。
「おまえ、騎士の癖に主君ががっかりしているのをみて笑ったろ」
僕が言うと、
「やはり殺しますか?それとも、兄君のように?」
魔術師がまた言う。
「止めろって、僕ようやく友達ができそうなんだから!」
僕が怒鳴ると、先に立って歩いていたテオドアが振り返った。
「私はこれでも友人は選ぶほうなので辞退します。ああ、それから魔術師だろうがなんだろうが、私はいつでも相手になりますよ…こそこそと耳打ちなどせずともな」
ほらあ!せっかく笑ったのに、また縦皺じゃん!
テオドアに睨まれてビビりまくる魔術師たちを引きずりながら、僕はかなり情けなく言い訳しながらテオドアの後を追った。
魔術師はたくさんいるけど、前線にたつ騎士は貴重だし、ね。
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こんにちは、感想ありがとうございます。カタルシス…なかなかそれが表現出来なくて。課題なのです。
きっと彼らはいまも楽しく、しかし気がつけばトラブルに巻き込まれたりしながらわちゃわちゃ暮らしてます。お兄様の眉間の皺も、まだまだ治りそうにない、かもしれませんね。