君がいたから強くなれた。お前がいたから強くなった。

蓮華 羽美

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出会い

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「てめぇ、宝に色目使ってんじゃねぇよ」


1年の頃はすごく平和で
学校が毎日楽しかった。


2年に上がって
学校一のイケメン
星崎宝くんに
教室で告白されてから
私は宝くんの幼なじみ
桜川りり子に酷いいじめを受けている。


「べ、別に色目なんてっ……」


「つかってんだろーが!あぁ?!」


そう言って、りり子は私の腹に蹴りを入れた。


「りり子~そこら辺にしとけよ~」

「うるせぇよ。こーでもしねぇと、こいつ、宝になにすっかわかんねえ。」


私の胸ぐらを掴み、りり子の拳が私の頬目掛けて飛んでくると思い、目をつぶった。



が、いつまで経っても痛みはない。




「……?」


恐る恐る目を開けると
見知らぬ男の子がりり子の振り上げられた手を掴んでいた。



「誰だよお前!はなしやがれ!」



「てめぇ……俺の【あお】に何してやがんだ」


私のことを【あお】と呼んだその男の子は
りり子を睨みつけた。


「……ちっ。萎えた。いこ。」



そう言うとりり子は仲間と共に姿を消した。



座り込んでいる私に、無言で手を差し伸べて
男の子は去っていった。


どうしてあの人は、私の名前を知ってたんだろう。


そして……誰なんだろう……。
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