君がいたから強くなれた。お前がいたから強くなった。

蓮華 羽美

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転校生

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教室に戻ると、帰りのホームルームが始まるところだった。

りり子たちは既に席に着いており
先生は傷だらけの私に目もくれず
早く座れと言った。

「本当は朝に紹介するつもりだったんだが……今日は転校生を紹介する。」


普通は朝にする転校生の紹介が遅れたのは
転校生が遅刻してきたかららしい。


それにしても遅すぎだ。



「あ……」


教室に入ってきた彼は
先程私のことを助けてくれた彼。



「生駒風太。よろしく」


目つきが悪い彼は、名前だけ告げた。


「先生ぇ。俺、席はあの後ろがいい」


指さした先は私の隣。


勿論違う子が座っている。


「はぁ?!ここは俺の……」


「変わって……くれるよなぁ?あ?」


転校初日、クラスメイトの胸ぐらをつかみ
早々に職員室に呼び出しをくらった
生駒風太は、席に座るなり私を見て
「久しぶりだな」と言った。



「あ、さっきは……ありがとう……。」



少しよそよそしい私の態度にイラついたのか
それ以上は話してこなかった。
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