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【完結】ブルーダイヤモンドの願い
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数日後、松尾の葬儀が近親者のみで静かに営まれた。
松尾の死後に明らかになった遺言状によって、その葬儀には特別に政臣も参列が許された。
晴れ渡った風の無い青空に向かって、火葬場の円筒から、白い煙がたなびいている。さながらその煙は、天国へと昇る階段のようでもあった。
その天に向かってたなびく白い煙を建物の外から、政臣はずっと見上げていた。
「政臣君」
政臣は背後から名前を呼ばれて振り返ると、そこには探偵と小川の姿があった。
「あっ、先日はお世話になりました」
政臣は2人に向かって頭を下げた。
「今日、荼毘に伏すって聞いてね。ところで政臣君にあとで話したいことがあるんだ。あとで事務所に来てもらえないかな?」
「わかりました。そうしましたら、葬儀が終わりましたら連絡します。たぶん、夕方には終わると思います」
政臣は静かに答えて再び煙突からたなびく煙を見上げた。
「今、松尾さんが天国へ旅立っているのだと思うと、何か不思議な気持ちです。今だに実感が湧きません」
政臣は誰にともなくポツリと語る。
探偵達も、ただ無言のまま政臣の視線の先を見上げてみた。
「それじゃあ、我々は先に事務所へもどるよ。あとで連絡をしてくれ。待っている」
探偵と小川は、政臣をその場に残して立ち去った。
「政臣、立ち直れるだろうか」
小川は政臣の方を振り返って呟く。
「そうだな。時間はかかると思うが、彼ならきっと乗り越えられるだろう」
探偵が振り向くと、その先にはずっと空を見上げている政臣の姿があった。
いつまでも、いつまでも、政臣はそこで松尾を見送っていた。
「こんにちは、遅くなって申し訳ありません」
葬儀を終えた喪服姿の政臣が、探偵事務所へやって来た。
「待っていたよ、よく来てくれたね。さぁ、そこに掛けてくれ」
探偵は、政臣にソファに掛けるように促し、政臣の分のコーヒーを淹れる。
「葬儀は無事に終わったか?」
小川が少し気遣いながら政臣に話しかける。
「はい、松尾さんの親族の方々にも、とても良くしてもらいました」
そう答える政臣の手には、小さな紙袋が握られていた。
「それは?」
「あっ、これですか?松尾さんの弟の方からいただきました。遺言状に書いてあったそうです。もし、自分が死んだ時は、僕にこれを渡してほしいって」
政臣が探偵の問いかけに答える。
「へぇ・・・それで、何が入っていたんだ?」
小川が興味津々で政臣の手元の紙袋を見つめている。
「それが、こんな物が入っていたんです」
政臣が紙袋の中身を取り出すと、そこには小さな青い石の嵌め込まれた指輪が入っていた。
「これ、松尾さんがずっと嵌めていた指輪です。ダイヤモンドなんですけど、希少価値の高いブルーダイヤモンドだと言ってました。こんなふうに、いつも大切そうにして見つめていました」
政臣は、自身の左手の人差し指に指輪を嵌めて、松尾のことを思い出しているようだった。
「松尾さんは、左手の人差し指に指輪をつけていたんだね」
「はい、そうです。でも、まさかこれが松尾さんの形見になってしまうなんて。僕、この指輪をずっと大切にします」
「そうだね、きっと松尾さんもそうしたら喜ぶと思うよ」
探偵は指輪を見つめながら呟いた。
そして3人は事件のことを振り返る。
探偵は、小川と政臣の質問に答える形で、一件ずつ事件について解説した。
一つずつ事実が解明されるたびに、政臣の口からは感嘆のため息が漏れる。
「まさか、ユミが僕と隠れて里中や他の男と浮気をしていたなんて・・・今でも信じられません」
話しが牧野ユミの件に及ぶと、政臣の表情は暗くなった。
「そう言えば、里中はどうしている?」
探偵が小川に問いかける。
「あぁ、彼はすっかり壊れちまったみたいだよ。一日中、ずっと壁に向かって話しかけているそうだ。それだけストレスを感じていたんだろうな」
「里中は、そんなに悪くありません。たしかに、ユミと浮気していたことは事実で、それは頭にきますけど、壊れてしまったことに同情します」
「お前は、本当にお人好しだな」
小川は政臣の肩に手を置いて言った。
「ところで、犯行の手口とかはわかったんですが、肝心の動機って何なんでしょうか?どうして松尾さんは、僕なんかのために6人も殺したんでしょうか?僕にはどうしても松尾さんが和田先輩を殺した理由がわかりません」
政臣が核心を突く質問をした。
「それは・・・」
小川は言葉に詰まる。すると、すかさず探偵が助け舟を出す。
「それは誰にもわからない。我々も何も聞いていない。ただ、君ならいつか彼の真意にたどり着けるかもしれない。その時は、彼のことを受け止めてほしい。それが、君が松尾のためにできる唯一のことであって、君にしか出来ないことだから」
「は・・・はぁ。よく分かりませんけどそうします」
政臣は腑に落ちない顔をしていたが、何かを言おうとしてその言葉を飲み込んだようだった。
政臣が帰ったあと、探偵と小川は2人きりで改めて事件を検証した。
「あいつ、松尾の動機が分からないことに納得いってないみたいだったな」
「そうだろう。しかし、政臣君には知られたくない、それが松尾の最後の望みだったのだから仕方ない。少なくとも今は、まだその時では無い。いずれ、年月が過ぎたら、政臣君も受け入れられるようになるかもしれない。それまでは2人だけの秘密にしておこう」
探偵はタバコに火を点けて、深く紫煙を吸い込んだ。
「でも、自分の想いを相手に伝えずにいるって、案外しんどいよな。お前は、いつか政臣が松尾の真意にたどり着けるなんて言ってたけど、あれってどういう意味なんだ?」
小川が探偵に教えてくれと頼む。
「指輪だよ。あれが松尾の最後のメッセージだ」
「あれが?ますます意味が分からない」
小川の疑問に探偵は解説をする。
「大切なのは、あの指輪に嵌っていた石と、指輪を嵌めていた指がどこかだ。あの宝石はブルーダイヤモンドという非常に珍しい石で、ただのダイヤモンドとは価値が違う。松尾はそこに政臣君に対して最後のメッセージを込めたんだ。小川は知らないかもしれないが、宝石にはそれぞれ誕生石と宝石言葉というものがある。例えば、4月の誕生石のダイヤモンドなら清純、7月のルビーなら情熱といった具合だ。ダイヤモンドには他にも永遠の絆という意味もあるが、ブルーダイヤモンドは"相手の幸せを願う"という意味もある。政臣君に尽くした松尾らしいだろ?そして松尾が左手の人差し指に指輪を嵌めていた、ということだ。人差し指に指輪を嵌めることで、恋愛の成就を夢見ていたのかもしれないな。政臣君に自分の想いを伝えることはできない。でも、どこかで自分の想いを受け入れてほしい。そんな複雑な想いを指輪に込めていたんだ」
探偵はそう言うと、タバコを揉み消した。
「秘めた想いか・・・どれだけ苦しいんだろうな」
小川が政臣が持ってきたきんつばを頬張りながら、物思いに耽る。
探偵はしばらくの間、松尾の想いに心を馳せていた。あの指輪に込められたメッセージがいつか政臣君に届いて、受け入れられることを思い描いて、次のタバコに火を点けた。
松尾の死後に明らかになった遺言状によって、その葬儀には特別に政臣も参列が許された。
晴れ渡った風の無い青空に向かって、火葬場の円筒から、白い煙がたなびいている。さながらその煙は、天国へと昇る階段のようでもあった。
その天に向かってたなびく白い煙を建物の外から、政臣はずっと見上げていた。
「政臣君」
政臣は背後から名前を呼ばれて振り返ると、そこには探偵と小川の姿があった。
「あっ、先日はお世話になりました」
政臣は2人に向かって頭を下げた。
「今日、荼毘に伏すって聞いてね。ところで政臣君にあとで話したいことがあるんだ。あとで事務所に来てもらえないかな?」
「わかりました。そうしましたら、葬儀が終わりましたら連絡します。たぶん、夕方には終わると思います」
政臣は静かに答えて再び煙突からたなびく煙を見上げた。
「今、松尾さんが天国へ旅立っているのだと思うと、何か不思議な気持ちです。今だに実感が湧きません」
政臣は誰にともなくポツリと語る。
探偵達も、ただ無言のまま政臣の視線の先を見上げてみた。
「それじゃあ、我々は先に事務所へもどるよ。あとで連絡をしてくれ。待っている」
探偵と小川は、政臣をその場に残して立ち去った。
「政臣、立ち直れるだろうか」
小川は政臣の方を振り返って呟く。
「そうだな。時間はかかると思うが、彼ならきっと乗り越えられるだろう」
探偵が振り向くと、その先にはずっと空を見上げている政臣の姿があった。
いつまでも、いつまでも、政臣はそこで松尾を見送っていた。
「こんにちは、遅くなって申し訳ありません」
葬儀を終えた喪服姿の政臣が、探偵事務所へやって来た。
「待っていたよ、よく来てくれたね。さぁ、そこに掛けてくれ」
探偵は、政臣にソファに掛けるように促し、政臣の分のコーヒーを淹れる。
「葬儀は無事に終わったか?」
小川が少し気遣いながら政臣に話しかける。
「はい、松尾さんの親族の方々にも、とても良くしてもらいました」
そう答える政臣の手には、小さな紙袋が握られていた。
「それは?」
「あっ、これですか?松尾さんの弟の方からいただきました。遺言状に書いてあったそうです。もし、自分が死んだ時は、僕にこれを渡してほしいって」
政臣が探偵の問いかけに答える。
「へぇ・・・それで、何が入っていたんだ?」
小川が興味津々で政臣の手元の紙袋を見つめている。
「それが、こんな物が入っていたんです」
政臣が紙袋の中身を取り出すと、そこには小さな青い石の嵌め込まれた指輪が入っていた。
「これ、松尾さんがずっと嵌めていた指輪です。ダイヤモンドなんですけど、希少価値の高いブルーダイヤモンドだと言ってました。こんなふうに、いつも大切そうにして見つめていました」
政臣は、自身の左手の人差し指に指輪を嵌めて、松尾のことを思い出しているようだった。
「松尾さんは、左手の人差し指に指輪をつけていたんだね」
「はい、そうです。でも、まさかこれが松尾さんの形見になってしまうなんて。僕、この指輪をずっと大切にします」
「そうだね、きっと松尾さんもそうしたら喜ぶと思うよ」
探偵は指輪を見つめながら呟いた。
そして3人は事件のことを振り返る。
探偵は、小川と政臣の質問に答える形で、一件ずつ事件について解説した。
一つずつ事実が解明されるたびに、政臣の口からは感嘆のため息が漏れる。
「まさか、ユミが僕と隠れて里中や他の男と浮気をしていたなんて・・・今でも信じられません」
話しが牧野ユミの件に及ぶと、政臣の表情は暗くなった。
「そう言えば、里中はどうしている?」
探偵が小川に問いかける。
「あぁ、彼はすっかり壊れちまったみたいだよ。一日中、ずっと壁に向かって話しかけているそうだ。それだけストレスを感じていたんだろうな」
「里中は、そんなに悪くありません。たしかに、ユミと浮気していたことは事実で、それは頭にきますけど、壊れてしまったことに同情します」
「お前は、本当にお人好しだな」
小川は政臣の肩に手を置いて言った。
「ところで、犯行の手口とかはわかったんですが、肝心の動機って何なんでしょうか?どうして松尾さんは、僕なんかのために6人も殺したんでしょうか?僕にはどうしても松尾さんが和田先輩を殺した理由がわかりません」
政臣が核心を突く質問をした。
「それは・・・」
小川は言葉に詰まる。すると、すかさず探偵が助け舟を出す。
「それは誰にもわからない。我々も何も聞いていない。ただ、君ならいつか彼の真意にたどり着けるかもしれない。その時は、彼のことを受け止めてほしい。それが、君が松尾のためにできる唯一のことであって、君にしか出来ないことだから」
「は・・・はぁ。よく分かりませんけどそうします」
政臣は腑に落ちない顔をしていたが、何かを言おうとしてその言葉を飲み込んだようだった。
政臣が帰ったあと、探偵と小川は2人きりで改めて事件を検証した。
「あいつ、松尾の動機が分からないことに納得いってないみたいだったな」
「そうだろう。しかし、政臣君には知られたくない、それが松尾の最後の望みだったのだから仕方ない。少なくとも今は、まだその時では無い。いずれ、年月が過ぎたら、政臣君も受け入れられるようになるかもしれない。それまでは2人だけの秘密にしておこう」
探偵はタバコに火を点けて、深く紫煙を吸い込んだ。
「でも、自分の想いを相手に伝えずにいるって、案外しんどいよな。お前は、いつか政臣が松尾の真意にたどり着けるなんて言ってたけど、あれってどういう意味なんだ?」
小川が探偵に教えてくれと頼む。
「指輪だよ。あれが松尾の最後のメッセージだ」
「あれが?ますます意味が分からない」
小川の疑問に探偵は解説をする。
「大切なのは、あの指輪に嵌っていた石と、指輪を嵌めていた指がどこかだ。あの宝石はブルーダイヤモンドという非常に珍しい石で、ただのダイヤモンドとは価値が違う。松尾はそこに政臣君に対して最後のメッセージを込めたんだ。小川は知らないかもしれないが、宝石にはそれぞれ誕生石と宝石言葉というものがある。例えば、4月の誕生石のダイヤモンドなら清純、7月のルビーなら情熱といった具合だ。ダイヤモンドには他にも永遠の絆という意味もあるが、ブルーダイヤモンドは"相手の幸せを願う"という意味もある。政臣君に尽くした松尾らしいだろ?そして松尾が左手の人差し指に指輪を嵌めていた、ということだ。人差し指に指輪を嵌めることで、恋愛の成就を夢見ていたのかもしれないな。政臣君に自分の想いを伝えることはできない。でも、どこかで自分の想いを受け入れてほしい。そんな複雑な想いを指輪に込めていたんだ」
探偵はそう言うと、タバコを揉み消した。
「秘めた想いか・・・どれだけ苦しいんだろうな」
小川が政臣が持ってきたきんつばを頬張りながら、物思いに耽る。
探偵はしばらくの間、松尾の想いに心を馳せていた。あの指輪に込められたメッセージがいつか政臣君に届いて、受け入れられることを思い描いて、次のタバコに火を点けた。
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