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第一章 短し0日目
風が吹く。
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宿に向かっている途中にみんなと話していたら、色々分かったことがある。
ノルンも言っていたが、ここはルミナヘルムという国であり、俺達は偶然にも、ルミナヘルムの王都である、ルミナスへ飛ばされた。
主な産業は観光業で、幻想的な夜景が売れるらしい。別名は「光り輝く町」。見てみたいな、と思った。
ルミナヘルムという国では、エルフと契約を結び生活を送る者、妖精使いが多くいるらしい。アルテミアと契約を結んだ俺が、ここへ飛ばされたのも、何となく予想がつく。
俺がここに来る前にいた、エリューシアという場所は、元の世界で死んでしまった、もしくは瀕死になってしまった人間が送られる場所なのだが、普通は違う場所に送られるらしい。それはメグメルという場所で、日本でいうところの天国だそうだ。さっき言っていたが、俺は選ばれた人間らしいのだ。一体どこに選ばれる要素があるのやら……。
とにかく2人は、周りに気を付けて宿へ歩みを進めていた。魔物とか普通にいる、って言っていたけどそれが関係しているのかな……?
町の住人たちは俺たちに好奇の目を向けた。俺も周りが気になった。
歩いていると[セレスの宿]という看板が目に入った。
宿に着いた。
「ーーお部屋は、102号室になります。ごゆっくりおやすみください」
「えっ...あっはい」
考え事をしていたら、惚けたような受け答えになってしまった。フロントの女性は薄らと微笑み俺たちを見送った。
「行こー、ハルトー」
ノルンは軽く、
「行きましょうか」
アルテミアは少しだけ重い口調で102号室へと足を進めた。
――バタン。
ノルンがドアを閉め、ベッドに腰をかけていた俺に近づいてきた。
「それじゃあ、ハルト。説明するよ……。ここにハルトを連れてきたのは、ハルトが必要だったから」
ノルンは真剣な顔で説明を始めた。
「でも……俺みたいな人間はたくさんいるし、別に俺じゃなくても良かったんじゃないか?」
ノルンにド正論をぶちかます俺だったが、実際異世界に来てみるとちょっと嬉しいかもしれない。
「……ハルトを連れてきた理由はハルトが風属性の潜在能力があるから。普通は、風属性の人間はそうそういないんだ」
俺は黙ってしまった。風属性?よく分からなかったのだ。
「『風』に覚えはない?」
ノルンはいきなり質問をしてきた。
「風……前の世界で 老婆……ノルンに呪いをかけられた後に、風が穏やかだなぁ てしみじみしたような……」
「あっ 気づかれてた? 僕だってこと。あの時はごめんね!いきなり。……それで、その『風』なんだけど……」
ノルンは話すのを少しやめた。
「それ、私なの...…」
アルテミアが食い気味に告白した。
頬を少し赤らめてこちらを見た。
まさか…………
「ハルトを見守ってた、というか... 偵察、というか...…。風属性の人間なんて、初めて聞いたから……つい...…」
やべえこいつらどこまでもグル。
「僕達がハルトを必要とする理由はもうひとつあるんだ。これはアルテミアから話した方がいいよね」
ノルンはアルテミアに話すように促した。
「わ……私は、ただのエルフじゃなくて、柱って呼ばれているたった1人の風の大妖精なの。ハルトを必要とする理由は、ハルトと私の属性が同じだったから」
「風属性の人間なんていないから、誰とも契約できない私は、柱として存在し、エリューシアにずっと独りだったの……」
「アルテミアを孤独から解放したハルトは、もはや運命なんだよ?」
「ありがとうね。ハルト……」
ラブ的なものを加速させるノルンとあからさまにデレるアルテミア。
風見ハルトという人間は何か凄いようだが...…この状況はまず楽しむべきだろう。と思った。
ノルンも言っていたが、ここはルミナヘルムという国であり、俺達は偶然にも、ルミナヘルムの王都である、ルミナスへ飛ばされた。
主な産業は観光業で、幻想的な夜景が売れるらしい。別名は「光り輝く町」。見てみたいな、と思った。
ルミナヘルムという国では、エルフと契約を結び生活を送る者、妖精使いが多くいるらしい。アルテミアと契約を結んだ俺が、ここへ飛ばされたのも、何となく予想がつく。
俺がここに来る前にいた、エリューシアという場所は、元の世界で死んでしまった、もしくは瀕死になってしまった人間が送られる場所なのだが、普通は違う場所に送られるらしい。それはメグメルという場所で、日本でいうところの天国だそうだ。さっき言っていたが、俺は選ばれた人間らしいのだ。一体どこに選ばれる要素があるのやら……。
とにかく2人は、周りに気を付けて宿へ歩みを進めていた。魔物とか普通にいる、って言っていたけどそれが関係しているのかな……?
町の住人たちは俺たちに好奇の目を向けた。俺も周りが気になった。
歩いていると[セレスの宿]という看板が目に入った。
宿に着いた。
「ーーお部屋は、102号室になります。ごゆっくりおやすみください」
「えっ...あっはい」
考え事をしていたら、惚けたような受け答えになってしまった。フロントの女性は薄らと微笑み俺たちを見送った。
「行こー、ハルトー」
ノルンは軽く、
「行きましょうか」
アルテミアは少しだけ重い口調で102号室へと足を進めた。
――バタン。
ノルンがドアを閉め、ベッドに腰をかけていた俺に近づいてきた。
「それじゃあ、ハルト。説明するよ……。ここにハルトを連れてきたのは、ハルトが必要だったから」
ノルンは真剣な顔で説明を始めた。
「でも……俺みたいな人間はたくさんいるし、別に俺じゃなくても良かったんじゃないか?」
ノルンにド正論をぶちかます俺だったが、実際異世界に来てみるとちょっと嬉しいかもしれない。
「……ハルトを連れてきた理由はハルトが風属性の潜在能力があるから。普通は、風属性の人間はそうそういないんだ」
俺は黙ってしまった。風属性?よく分からなかったのだ。
「『風』に覚えはない?」
ノルンはいきなり質問をしてきた。
「風……前の世界で 老婆……ノルンに呪いをかけられた後に、風が穏やかだなぁ てしみじみしたような……」
「あっ 気づかれてた? 僕だってこと。あの時はごめんね!いきなり。……それで、その『風』なんだけど……」
ノルンは話すのを少しやめた。
「それ、私なの...…」
アルテミアが食い気味に告白した。
頬を少し赤らめてこちらを見た。
まさか…………
「ハルトを見守ってた、というか... 偵察、というか...…。風属性の人間なんて、初めて聞いたから……つい...…」
やべえこいつらどこまでもグル。
「僕達がハルトを必要とする理由はもうひとつあるんだ。これはアルテミアから話した方がいいよね」
ノルンはアルテミアに話すように促した。
「わ……私は、ただのエルフじゃなくて、柱って呼ばれているたった1人の風の大妖精なの。ハルトを必要とする理由は、ハルトと私の属性が同じだったから」
「風属性の人間なんていないから、誰とも契約できない私は、柱として存在し、エリューシアにずっと独りだったの……」
「アルテミアを孤独から解放したハルトは、もはや運命なんだよ?」
「ありがとうね。ハルト……」
ラブ的なものを加速させるノルンとあからさまにデレるアルテミア。
風見ハルトという人間は何か凄いようだが...…この状況はまず楽しむべきだろう。と思った。
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