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第二章 一週間で光を探せ
得たもの失ったもの。
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俺たちは戦いのあと、教会への旅路を再開した。バンシーは浄化されてしまったので、跡形もなく消え去った。
バンシーの登場や奴の能力的な何かで、辺りが暗いのかと思っていたが、バンシーを倒しても暗いので、どうやら夜になってしまったようだ。
そういえば、ゲームとかだと、倒した敵の技とか魔法とか使えるようになるよな……。
「俺……なんか変わった?」
俺はみんなに希望を添えて聞いた。
「いや……特に変わってはいないようですね……」
そうディーネに言われ俺は心でがっかりした。
「いや、『ハルトは魔法をおぼえた』ってね」
と、アルテミアはRPGのメッセージボックスのように話す。
「たぶん、アンデッドのバンシーを倒したってことは、アンデッド系の魔法とかスキルとか習得したはずだけど……?」
したはず…………っておい!
「だけどってなんだよ!!」
と俺はツッコミを炸裂させた。
「アンデッド系の魔法ってどんなのがあるんだ……?」
みんなに尋ねると
「普通にドレインとかポイズンとかがあるよ。その中にも色んな種類があるけど、私はアンデッドじゃないからわからないのだー!」
と、エレノアの元気な返答が返ってきた。
俺は試しに、ドレイン! やらポイズン! やら唱えてみたが、特に何も起こらず……。俺がバンシーを倒したことで得たものは何も無いように思えた。が、ディーネの一言で、俺はあるものを得ていたことに気がついた。
「ハルトさん……その目、どうしたんですか?」
目……?特におかしい感じはしないが……。俺は辺りをキョロキョロ見回してみたが、いつもと変わらない見え方で、なんの違和感も無かった。
「あぁ! 本当だー!」
アルテミアとエレノアが口を揃えて言う。
エリューシアにいた頃のアルテミアってあんなに若かったっけ……?なんてことを思いつつ、俺は近くに反射するものがないか、のそのそ探していると、アルテミアが、
「鏡ならあるよ? 貸そうか?」
と女子力砲を発射。
「ああ……ありがとう」
と俺は受け止め、右手に持った手のひらサイズの鏡で、自分の首、顔、と進めていくと……
「なっ……なんだコレ!?!?!?」
目を見ると、右目は普通に濃い茶色をしていたが、左目が瞳の部分だけ、赤い色をしていた。
このままだとただの厨二病なのでどうにかしなきゃという思いから俺は左手で左目をおさえた。
「な……何やってるの?」
アルテミアが心配もとい軽蔑を俺に刺してきた。
な……何やってんだ俺。
俺は、このやばい状況を打破するため
「ど……どうするんだよ! これ! なんか目の色違うんだけどー!!!!」
と思いの丈をぶっぱなした。
「俗に言うオッドアイだよね? かっこいいぞー?ハルトー?」
と、エレノアが少し馬鹿にしてきた。
くっ……屈辱。
何とかして何らかの能力を見出さなければ……!
俺は鼓舞してあたりを見回しまくった。すると……
アルテミアが次にいう言葉が分かる。俺はアルテミアと声を揃え、
「何してるの?」
と言い放った。
アルテミアは、
「えっ……? なんでわかったの……?」
と動揺を隠せない様子だ。
次にいう言葉もわかる。息を吸い、
「まさか……それが得た能力?」
と声を揃えた。
「もしそれが本当なのでしたら……ハルトさんが得た能力は『見通す目』という潜在能力ですね。普段は普通の目なのですが、強く念じた時、左右どちらの目……ハルトさんは左の目が別の色に変わり、相手の思うことや言うことが分かってしまうという能力です」
す……すごいな、ぷろびでんすあい。
ただ、やたら滅多にこの能力を使ってしまったら俺はただの変態になってしまう。でも、絶対にこの能力が役立つ日が来る。そんなことを思った。
「でも……ハルトさんが失ったものものも大きなものです」
ディーネは神妙な面持ちで語りかけてきた。
「エナジーがほとんど無いです。よく立っていられますね……」
エナジー……?
俺とアルテミアが出会って間もない頃…………。
そういえば、エナジーって人間が生きる源とかだっけ……?
俺は色んなことをつらつらと考えていると段々ボーッとしてきた。
あぁ、倒れる、と思った瞬間、俺は地面にドサッと倒れ、意識を失った。
バンシーの登場や奴の能力的な何かで、辺りが暗いのかと思っていたが、バンシーを倒しても暗いので、どうやら夜になってしまったようだ。
そういえば、ゲームとかだと、倒した敵の技とか魔法とか使えるようになるよな……。
「俺……なんか変わった?」
俺はみんなに希望を添えて聞いた。
「いや……特に変わってはいないようですね……」
そうディーネに言われ俺は心でがっかりした。
「いや、『ハルトは魔法をおぼえた』ってね」
と、アルテミアはRPGのメッセージボックスのように話す。
「たぶん、アンデッドのバンシーを倒したってことは、アンデッド系の魔法とかスキルとか習得したはずだけど……?」
したはず…………っておい!
「だけどってなんだよ!!」
と俺はツッコミを炸裂させた。
「アンデッド系の魔法ってどんなのがあるんだ……?」
みんなに尋ねると
「普通にドレインとかポイズンとかがあるよ。その中にも色んな種類があるけど、私はアンデッドじゃないからわからないのだー!」
と、エレノアの元気な返答が返ってきた。
俺は試しに、ドレイン! やらポイズン! やら唱えてみたが、特に何も起こらず……。俺がバンシーを倒したことで得たものは何も無いように思えた。が、ディーネの一言で、俺はあるものを得ていたことに気がついた。
「ハルトさん……その目、どうしたんですか?」
目……?特におかしい感じはしないが……。俺は辺りをキョロキョロ見回してみたが、いつもと変わらない見え方で、なんの違和感も無かった。
「あぁ! 本当だー!」
アルテミアとエレノアが口を揃えて言う。
エリューシアにいた頃のアルテミアってあんなに若かったっけ……?なんてことを思いつつ、俺は近くに反射するものがないか、のそのそ探していると、アルテミアが、
「鏡ならあるよ? 貸そうか?」
と女子力砲を発射。
「ああ……ありがとう」
と俺は受け止め、右手に持った手のひらサイズの鏡で、自分の首、顔、と進めていくと……
「なっ……なんだコレ!?!?!?」
目を見ると、右目は普通に濃い茶色をしていたが、左目が瞳の部分だけ、赤い色をしていた。
このままだとただの厨二病なのでどうにかしなきゃという思いから俺は左手で左目をおさえた。
「な……何やってるの?」
アルテミアが心配もとい軽蔑を俺に刺してきた。
な……何やってんだ俺。
俺は、このやばい状況を打破するため
「ど……どうするんだよ! これ! なんか目の色違うんだけどー!!!!」
と思いの丈をぶっぱなした。
「俗に言うオッドアイだよね? かっこいいぞー?ハルトー?」
と、エレノアが少し馬鹿にしてきた。
くっ……屈辱。
何とかして何らかの能力を見出さなければ……!
俺は鼓舞してあたりを見回しまくった。すると……
アルテミアが次にいう言葉が分かる。俺はアルテミアと声を揃え、
「何してるの?」
と言い放った。
アルテミアは、
「えっ……? なんでわかったの……?」
と動揺を隠せない様子だ。
次にいう言葉もわかる。息を吸い、
「まさか……それが得た能力?」
と声を揃えた。
「もしそれが本当なのでしたら……ハルトさんが得た能力は『見通す目』という潜在能力ですね。普段は普通の目なのですが、強く念じた時、左右どちらの目……ハルトさんは左の目が別の色に変わり、相手の思うことや言うことが分かってしまうという能力です」
す……すごいな、ぷろびでんすあい。
ただ、やたら滅多にこの能力を使ってしまったら俺はただの変態になってしまう。でも、絶対にこの能力が役立つ日が来る。そんなことを思った。
「でも……ハルトさんが失ったものものも大きなものです」
ディーネは神妙な面持ちで語りかけてきた。
「エナジーがほとんど無いです。よく立っていられますね……」
エナジー……?
俺とアルテミアが出会って間もない頃…………。
そういえば、エナジーって人間が生きる源とかだっけ……?
俺は色んなことをつらつらと考えていると段々ボーッとしてきた。
あぁ、倒れる、と思った瞬間、俺は地面にドサッと倒れ、意識を失った。
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