無字の後宮 ―復讐の美姫は紅蓮の苑に嗤う―

葦原とよ

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第2章 蠱毒の頂

第16話 同盟の証

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 瑛藍えいらん琰単えんたんとはなにもかも異なっていた。

 細やかな気配り、まるで本当に愛されているのではないかと錯覚してしまうほどの優しく甘い言葉。決して性急にせず、それでいて確実に官能を刺激していく手つき。
 これが瑛藍の手管なのだとしたら、後宮の女たちはひとたまりもないだろう。翠蓮すいれんはまだ渓青けいせいによってずいぶんと「耐性」をつけさせられていたが、それでも気を抜けばたちまち狂わされてしまうことは明白だった。

 寝台の上にほつれた髪が広がる。翠蓮は敷布を握りしめ、眉根を寄せて必死に耐えていた。

「……んっ……っ……ん、んっ……!」

 纏っていた夜着は大きくはだけられ、腰紐でかろうじてひっかかっている程度になり、衣服としての役目はまったく果たしていなかった。胸を覆う抱腹ほうふくも下帯もそっと剥ぎ取られて久しい。

 大きく開かされた脚の間には瑛藍が陣取り、蜜をこぼし続ける秘裂をぴちゃぴちゃと舐めていた。それだけではない。中にはすでに指が挿し入れられて、じんわりと翠蓮を追い詰めている。

「……耐えている姿も魅力的だけどさ、琰単から聞いていたのとちょっと違うね」
「……なん、て……?」
「挿れただけで達するほど敏感で、行為のあいだずっと喘ぎ声が止まらない、ってさ。あと、一回イッたらイキっぱなしになるって自慢してたかな」

 いくら弟とはいえ、なんという話をしているのかあの屑は、と翠蓮は辟易へきえきした。翠蓮が嫌そうな顔をすると、それに気づいた瑛藍がくすりと笑った。

「……もしかしてそれも全部演技?」
「……陛下に、感じさせられた、ことはっ……あり、ません……」
「はっはっは! 傑作だね。じゃあ、今のこれも演技?」
「……いまはっ……っあ! 演技、する……余裕なっ……あ、ああっ!」

 答え切らぬうちに瑛藍の指が小刻みに中をいじりはじめた。渓青のように翠蓮の弱点を完全に掌握しているというほどではないが、それがかえってもどかしい刺激を生んでいた。
 気持ちがよくないわけではないが、いつものところをもっといじめて欲しいという思いと、そこを把握されてしまったら危険だという相反する思いが翠蓮の中で交互に飛び交う。

 だが体は正直なもので、無意識に腰が揺らめいてしまっていたらしい。そしてそれを百戦錬磨の瑛藍が見逃すわけがなかった。

「……ここかな?」
「っあああ! やっ、そこ、だめっ……っああ! んっ、や、ああっ!」

 陸揚げされた魚のように、翠蓮はびくんびくんと体を跳ねさせた。瑛藍の指と舌は巧みに翠蓮を追い詰める。達する寸前まで高められたかと思うと、急に中の刺激が弱くなり、代わりに陰核がきつく吸い上げられ、舌先でくすぐられた。今度はそこで快感を得ようと、瑛藍の顔に秘部を押しつけるように腰を浮かせば、唇で優しく食むだけの動きに変わり、蜜壺から聞くにたえない音が響くほどに愛撫される。

 じりじりと焦がされるように追いつめられるわりには、決定的な刺激が得られない。翠蓮は何度も身を捩らせ、首を振り、腰を揺らめかせた。

「んっ、ああっ……も、おね、がっ……」
「イきたい?」

 瑛藍の問いに翠蓮は必死でこくこくと頷く。うっすらと涙が滲んで、瑛藍が霞んで見えた。

「じゃあさ……」

 そうして耳元で囁かれたことに、翠蓮は激しく首を振った。そんなことは、できない。

「言わないと、いつまでもこのままだよ? いや……そうだね、位置を変えようか」
「⁉︎」

 腰の下に手が差しこまれ、翠蓮の体はぐるりと向きを変えさせられた。四つん這いにされ、腰だけを高く上げた姿勢にさせられる。そして顔だけをとばりのあいだから寝台の外に出された。

「ほら、これで僕の顔は見えないから言っても恥ずかしくないでしょ?」
「んーーっ!」

 うしろでぐちゃぐちゃと中を掻きまぜられ、翠蓮は必死で口元を手で覆い、首を振った。たしかに瑛藍の顔は見えない。けれども寝台の脇に立っている渓青とは完全に目が合ってしまった。瑛藍の声はどこか笑いを含んでいるから、絶対に分かっていてやっているに違いない。

「ほら翠蓮、言って……?」

 うしろから瑛藍の体がのしかかってくる。そうして太腿に感じた熱く硬い塊に翠蓮はどきりとした。思わずごくり、と喉が鳴る。

 渓青に見られている、聞かれている。それだけで中から蜜が溢れてやまないのが自分でも分かった。体の奥がずっとじんじんしている。

「……渓青、翠蓮の口を開けさせて」

 瑛藍が静かに命じると、渓青はすっと指を翠蓮の口の前に差しだした。それを見てしまえば、翠蓮は条件反射的に口を開けて舌を出さざるをえない。いつものように渓青の指を丁寧にねぶった。

「いい子だね、翠蓮。ほら、どうされたい……?」
「んっ……」

 翠蓮は渓青の指を舐めながら、渓青の――熱を帯びた瞳をじっとみつめて言った。

「……瑛藍の……指でっ……いかせて……っ…………っあああ!」

 いうやいなや、瑛藍の指と舌は明確な意思をもって翠蓮を責め立てはじめた。ぷくりと腫れ上がった突起が舌で弾かれ、甘噛みされる。ようやく訪れた刺激にこぼれる歓喜の蜜はことごとく舐めとられた。
 秘裂に挿し込まれた指は、折り曲がって膣の上部を断続的に擦り上げる。襞をかき分けるように、押し潰すように動きを変え、翠蓮を翻弄した。

「ん、んんっ……う、んっ……んーーっ!」

 翠蓮に指を咥えさせていた渓青が、すっと翠蓮の前に立った。そうして空いていた片手をすっととばりの内側に入れる。その瞬間、翠蓮の左胸の先端にぴりりと刺激が走った。

「んんーーっ! んっ、んんっ! ……っぷ、あっ! や、あああっ!」

 翠蓮からは見えていないせいで、誰になにをされているのか頭が朦朧としてくる。どこもかしこもいじられて、頭がおかしくなりそうだった。
 さきほどまでじわじわと翠蓮を追い詰めていた快感は、いまや洪水のように一気に押し寄せてくる。翠蓮はついに耐えきれずに、喉をのけぞらせた。

「だ、めぇええっ! いっ、やっ、あああ!」

 腰ががくがくと揺れ、太腿がわななき、瑛藍の指をぎゅうっと締めつける。呼吸ができなくなる、と思った瞬間に快感がはじけた。翠蓮は全身の力を弛緩させて、寝台に突っ伏した。



「……酷いです」

 翠蓮は寝台の上にだらりと仰向けに転がりながら、瑛藍を恨めしげに見つめる。だが寝台の足元のほうに腰かけて衣服を脱いでいく瑛藍は、まったく気にもとめていないようだった。

「ん? でも君、彼に見られているほうが感じるんでしょう?」
「………………」

 翠蓮はぷいとそっぽを向いて、なにも答えなかった。たしかに瑛藍にいいようにされているところを、渓青に面と向かって見つめられるとなった瞬間に、それまでの比ではないほどに乱れてしまった。けれどもそれを短時間で瑛藍に暴き立てられたのは、なにか翠蓮のしゃくにさわった。

 そんな翠蓮の内面をなにもかも分かっている、とでもいうように瑛藍は余裕綽々だ。ゆっくりと衣服をすべて脱ぎ落としてしまうと、ぎしりと寝台を軋ませて翠蓮の上に馬乗りになった。

「……ま、僕はそんな君を見てだいぶ興奮したからお互い様かな。ほら、触ってもないのにこんなになっちゃった」

 そう言って瑛藍が視線を下に向けたので、翠蓮もつられてそちらを見て――翠蓮は文字通り固まった。

「翠蓮?」
「本当に……」
「ん?」
「すごい……本当にこんなに大きいものなんですね……」
「………………」

 瑛藍のそれは、渓青の狎具こうぐに勝るとも劣らない大きさだった。
 翠蓮は実のところ、なかば疑っていたのだ。琰単も先帝も長さは渓青の中指と同じくらいだし、太さだってそんなになかった。

 男性にとっての男性器の大きさはかなり大事なことだ、と渓青から聞いたあとは、実は渓青の狎具こうぐの大きさにもひそかに疑念を抱いていた。
 もとの渓青の大きさを知る者はいないのだから、『見栄』から大きさを偽っていても誰もわからないのではないか、と思った。

 だがこうして実在することが証明された。
 そして翠蓮は内心でこっそりと渓青に謝罪した。疑ってごめんなさい、と。

「……ねえ、ちょっといいかな渓青」
「はい、なんでしょうか」
「これって演技?」
「いえ、素ですね」
「そう。たち悪いね」
「はい、たまに」

 翠蓮の視線がそれに釘づけになっている間に、二人はそんな会話を交わしている。ひそやかな感動を邪魔された翠蓮はじっとりと瑛藍を睨んだ。

「……だって、仕方ないではありませんか。陛下と先帝陛下以外の実物を見るのは初めてなんです」
「そりゃそうなんだろうけどさぁ……」

 いまだに翠蓮にとってはそれが不思議だった。こんなに大きなものが体の外に飛び出ているということが。そしてそれが意思を持ったようにびくびくとかすかに動いていることが。

 瑛藍は髪をくしゃりとかきあげると、翠蓮の片脚をそっと持ち上げた。

「……まったく、調子が狂うね。こんなつもりじゃなかったんだけどなぁ……」

 じゃあどんなつもりだったのだ、と問おうとした翠蓮は、蜜口にあてがわれたものにどきりとして、思わず竦んだ。琰単のものとは比べものにならないくらい大きなものが、そして渓青が使うほのかに温めた狎具こうぐとはまったく違う熱を持ったものが、自分の中に入ってこようとしていることに。

「あ、あの……瑛藍様……」
「うん? どうした?」
「その……お手柔らかに、お願いします。わたくし、こんなに大きな本物を受け入れるのは初めてなので、どうなってしまうのか分からなくて……」
「……ほんと、たち悪いね」
「えっ…………っあ!」

 ぐちゅり、と肉を抉じ開ける感覚に翠蓮は体を震わせた。この大きさには渓青の狎具こうぐで慣れている。けれども熱さがまったく異なった。

「……っあ、あつ、い……っ」
「ちょっ……え、なにこれ……嘘でしょ……」

 だが戸惑っていたのは瑛藍も同じようだった。ゆっくりと揺さぶりながら奥まで到達し、すべてを収めおえると、瑛藍はふーっと大きく息を吐いた。

「……ねぇ、君、子供産んだことあるんだよね?」
「えっ……はい、一応……」
「どうなってんのこの締めつけ……琰単が堕ちたのはこれが理由か……」
「あ……それはですね、鍛えているんです」
「は? 鍛える?」
「はい。渓青と一緒に陛下を効率的かつ永続的に引きつけておくために、毎日鍛錬しています」
「はぁっ⁉︎」

 瑛藍はばさっととばりを跳ね除けて、渓青の顔を見た。渓青はそれに対して静かに頷く。瑛藍は油が切れた歯車のようにぎぎ……と首をこちらに向けた。

「……お手柔らかに願いたいのは僕のほうだよ……頼むから喰いちぎらないでね」
「そんな、余裕、なさそう……です……っ」

 ゆるゆると腰を動かしはじめた瑛藍に翠蓮はすこし息を弾ませて答えた。感覚的には、渓青に狎具こうぐを使われているときとそれほど変わらない――つまり、かなり気持ちが良かった。

 狎具こうぐと違うのはその熱と、弾力があることだ。狎具こうぐはめいっぱい締めつけても渓青はどこ吹く風で翠蓮を追い詰めるが、本物は思いきり締め上げると、瑛藍が「うっ……」と苦しそうな声をあげて堪えるというのが発見だった。

 もうそこからは我慢比べと言ってもいい状態になった。がつがつと腰をぶつけて遠慮なしに翠蓮を攻め立てる瑛藍と、それが気持ち良くて感じてしまい、より一層きつく締め上げる翠蓮、そしてそれに耐える瑛藍。

「っあ! ああっ! や、あっ……はげし、す、ぎ……っ」
「そう、言いたいのはっ……僕だ、よ……っ」
「だ、めぇっ! これっ……あつ、いっ……あついの……っ!」

 灼熱の鉄を中に入れられているのではと翠蓮は思った。奥を抉る熱は休むことを知らず、翠蓮をどんどんと高みへ追いやっていく。
 藍月漿らんげつしょうを使わずとも、そこは卑猥な水音を上げ続けていた。揺さぶられてたまらず、翠蓮は目の前の逞しい体に縋りつく。

 瑛藍はその言動に似合わず、かなり鍛えられた体格の持ち主だった。戦で功績をあげているのだから、それも当然かという考えは快感の波に押されて途切れ途切れになる。
 渓青とそう変わらない体つきだったが、一つ異なっていたのはその体に古傷が多く刻まれていることだ。それがなんだかとても愛しいものに思えて、翠蓮は肩口の傷痕をぺろりと舐めた。

「……っ! ……ほんと、たち悪い、ね……っ!」
「っあ、あああっ! や、ああっ! ふか、ふかい……っ!」

 がしりと腰を掴まれて、翠蓮の体がすこし浮いた。瑛藍は膝立ちになり、上から叩きつけるように翠蓮の中を貪る。体がぶつかる音が激しくなった。

「あ、ああっ……だ、めっ……も、もう……っ!」
「……僕もっ……限界だ……っ」
「っあ! ああ! い、くっ……――っああああ‼︎」
「……っ……ぐ、っ……!」

 背を思いきりしならせて、足の指をぎゅうっと握りしめる。体の内でどくりどくりと脈打つものを締め上げながら翠蓮は果てた。荒い息のなかで、奥に叩きつけられる熱い飛沫しぶきを感じる。
 だが最初の熱を感じたあとに、翠蓮は戸惑った。

「えっ……うそっ……まだ、でてる……っ」

 瑛藍が「くっ……」と声を絞らせるたびに注がれる精に、翠蓮はいよいよ恐慌をきたす。

「や、いやぁっ! なか、いっぱいになっちゃう……っ!」

 翠蓮が泣き叫びそうになったとき、ようやく放出は止まった。瑛藍も呼吸を整え、翠蓮の髪を優しく梳く。

「えーっとね……ねだられても、さすがに溢れさせるほどは出ないから、安心してね……」
「えっ……そうなんですか……何度も出るから、びっくりして……陛下は一度だけだったから……」
「あ、量も少ないんだ。さすがにそこまでは知らなかった」

 翠蓮は恥ずかしさに顔を赤くさせた。いったい今日は何度琰単のせいで恥をかかされるのだろう、と逆恨みする。

「……ま、ともかくこれで共犯者として合格点は貰えるかな?」
「十分すぎるほどです……」

 にっこりと笑う瑛藍に、心強いけれども手強い味方が増えた、と翠蓮は思った。



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