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第5話 オワスの村
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セルナルド国から西に70キロ、オーリエス帝国寄りの森の中に50名ほどの小さな村はあった。
名をオワス村と言う。
比較的暖かな気候で過ごしやすい村、そんな村に1人の黒い髪色をした青年がいた。
名をオーゲストと言う。
彼の朝は早かった。
皆が起きるよりも先に目を覚ますと麻の服から鎧へと着替える、そして準備が済むとオーゲストは村を囲む木壁の点検へと出かけた。
腐っている場所や欠けている場所は無いかを確認する、そして一通り壁を見終わるとオーゲストは入り口で伸びをした。
「良い天気だ」
起きた時には登り切っていなかった朝日も完全に登り、オーゲストを暖かく照らしていた。
村の正面には広々と広がった草原、だがふと村の脇に目を移せば深い森が広がっていた。
何処までも続く深い森……吸い込まれそうだった。
「どうされましたかオーゲストさん?」
1人の老人がオーゲストに声を掛ける、彼はこの村の村長だった。
彼は一年前、オーゲストが森でボロボロになっている所を発見し、助けてくれた人でもあった。
ボロボロだった理由はオーガキングとの戦いに負けたから……その時は死を覚悟した、だが目を覚ませば暖かい布団の上に居たのだった。
死んでいるかも分からないオーゲストに村長は好意だけで見返りも求めず一週間、村の食料が少ないにも関わらず与え続けたのだった。
そのお返しにオーゲストはこうして村を守る傭兵的役割をしているのだった。
「壁に問題は無いですね、村の作物被害も大丈夫ですか?」
「オーゲストさんのお陰でオーガもゴブリンも来てませんよ」
ニッコリと笑い告げる村長の言葉にオーゲストは頷く、この村は元々モンスターが多く侵入し、作物を荒らす被害が後をたたなかった。
不幸中の幸いと言うべきか、月に10回以上の被害があるにも関わらず死者は1人や2人で済んで居た様だが今となってはそれもゼロ、安息の日々が訪れて居た。
「オーゲストさーん!」
オーゲストを呼ぶ女性の声が聞こえる、視線を移すとそこには白い髪色の可愛らしい少女がフルーツの入った籠を両手で抱えて居た。
「アミーシャさん」
彼女の名はアミーシャ、ゴブリンに親を殺されたと言う16歳の少女だった。
そしてオーゲストにご飯を作ってくれる人でもあった。
「朝ごはん、作りますよ!」
そう言ってにこりと笑うと手招きをする、その仕草にオーゲストは頬が若干赤くなった。
「荷物持ちますよ」
「あ、有難うございます」
少し照れ臭そうにアミーシャは言うと2人は無言で村を歩く、辺りは起きて来た村人が農作業を始めて居た。
「フルーツは玄関に置いてくださーい」
アミーシャの家に着くや否や、急ぎ足で彼女は中に入っていくとそれだけを言い残す、その言葉にオーゲストはフルーツを玄関に置いた。
そして靴を脱ぎ中に入ろうとしたその時、1人の村人が息を切らし走って来た。
「オーゲストさん!入り口に……貴族と兵達が!」
「貴族と兵士……」
その言葉に驚きを隠せなかった、兵士と貴族が何故この村に来るのか、考えられる可能性は何も無かった。
農作物も王国周辺で取れる果物と大差無い、オーゲスト自身を取り返しに来た……そう考えても良いかもしれないが一年近くこの村に居たのだ、その線も薄かった。
「どうしたのオーゲスト!?」
村人の声を聞きアミーシャが慌てて家から出て来る、オーゲストは村人の顔色を見るとアミーシャの肩を掴んだ。
「アミーシャさん……女性や子供、老人を連れて逃げてください」
「え?どうしてですか?」
「貴族と兵士……万が一もあります、お願いします」
そう言ってアミーシャの肩を離すと背を向ける、そしてオーゲストは村人に案内されるがまま村の入り口へと走った。
貴族に兵士……この組み合わせから関するに遠征の帰りに立ち寄ったのか……だがそうだとしてもこんな辺鄙な村に来るわけがない、恐らく軍隊なのは確実だった。
問題はこの村をどうしたいのかだった。
オーゲストはふと俯いて居た目線を上げる、すると村の外には金色の鎧を纏い馬に跨った貴族が100を超える兵士を従え待っていた。
予想通りと言えば予想通りだった。
「お前がこの村の責任者か?」
馬から降り剣に手を掛けて問い掛ける貴族、油断は一切ない……かなり手強そうだった。
ふと後ろの村長を見るが名乗り出ない、何故なのかは分からないが名乗らないと判断するとオーゲストは頷いた。
「俺が村長です」
「ふむ……随分と若いが良いだろう、眠り草を出せ」
「眠り……草?」
聞いたことも無い名前の草だった。
村人の顔を見るが皆首を振っている、誰も知らない様子だった。
「失礼ながらお聞きします、我々は眠り草と言う植物について知らないのですが、それはこの村にあるのですか?」
「ふむ……飽く迄もシラを切るか、ある程度殺せお前達」
その言葉を聞いた途端、後ろ兵士達が剣を抜く、あまりに唐突な出来事に理解が出来なかった。
何故殺せと指示を出したのか……そもそも眠り草とは何なのか、いや……それよりこの状況を打破するのが先だった。
100を超える兵士達がこちらに近づいて来ている、だが村人達はまだ後ろに……腹をくくるしか無かった。
「死にたく無い奴は下がれ、ここを通りたくば……俺を殺せ」
剣を握り兵士達の前に仁王立ちをする、その姿と威圧感に兵士達は一瞬だけ足を止めた。
「皆さんは逃げて!俺がこの場を止めます!」
「し、しかしオーゲスト君!」
村長の言葉に首を振る、彼らは戦力にならない、ゴブリンも倒せない村人なのだ……それが貴族の従える兵士に勝てるわけがなかった。
「かっこいいねー」
「あんたはカッコ悪いよ」
余裕の表情をする貴族に剣を向ける、そして地面に唾を吐くと剣を構えた。
「殺れ」
その言葉を皮切りに兵士達は雄叫びをあげ剣を振り上げるよう、そしてオーゲスト目掛け振り下ろすがオーゲストはそれを簡単に弾いた。
そして兵士を蹴り飛ばしよろけた所に立てなくなる程度の傷を与える、彼らを殺すわけには行かなかった。
「ふむ、そこそこにやるな」
ギリギリの所でかわし、致命傷にならない傷を与え続ける、だが数が多過ぎた。
次第に戦況は兵士達に傾く、オーゲストの身体には生々しい傷がいくつも出来始めて居た。
「決着もそろそろか」
つまらなそうにため息を吐く貴族、欠伸をして空を見上げ、そして視線をオーゲストに戻すと衝撃の光景が広がって居た。
「死ぬ……訳には行かない!!!」
剣を振りかざす、ガードしたはずの兵士は剣ごとへし折られ、真っ二つにされた。
血に塗れながらも剣を振るう、圧倒的な力はまさしく……鬼神の名が相応しかった。
「鬼神……まさか?!」
鬼神の名に貴族は聞き覚えがあった。
一年前までセルナルド王国に居た精鋭騎士の1人、強さはプラチナとも称された……まさかそんな男がこの村に居るとは彼も思って居なかった。
オーゲスト、又の名を鬼神シェルと呼ばれて居た。
シェル・オーゲストの頭を取った名、各国との戦争で見せたその鬼の様な力と強靭さ、神がかった強さに人々は鬼神と名付けたのだった。
「ひ、ひぃ!!」
貴族目掛け突っ込んで来るオーゲスト、兵士達は何度も斬りかかるがオーゲストは止まらなかった。
「殺せ!何をして居る!早くしろ!!」
貴族は命の危険を感じていた、何故死んで居るはずの傷を受けて動けるのか貴族には分からなかった。
「死ぬ……訳には……行かない」
吐血しながらも歩みを進める、だが次第にその歩みも遅くなり、やがては貴族の一歩手前で倒れた。
鬼神……そうオーゲストは呼ばれていた、だが鬼の王には勝てなかった、皮肉なものだった。
そしてまた敗北する……悔しいがどうしようも無かった。
「ア……ミーシャさん……」
仰向けになり空に手を伸ばす、彼女には……手が届かなかった。
女性が苦手であまり話せないオーゲストが唯一話せた相手……雲の上の様な手の届かない美しさは完全に高嶺の花だった。
だが振られても良い……最後に気持ちを伝えておくべきだった。
「畜生……悔しいな」
剣を振り上げる兵士が視界に入る、オーゲストは腕で視界を塞ぐと目を瞑った。
「さよならだ……鬼神」
その言葉が最後の音……そう思った時、金属がぶつかり合う音と共に凄まじい風圧が辺りに巻き起こった。
「な、何者だ貴様!」
貴族の声色が完全に焦って居る……オーゲストは恐る恐る目を開くとそこには黒い鎧に身を包んだ何者か分からない人が自身の背丈と同じ程の大剣を持ち立っていた。
「俺はアルセリス、お前達を滅ぼす者だ」
その言葉と共に剣を振り上げる、そして凄まじい風圧が辺りに巻き起こった。
あまりの風圧に目を閉じる、そして再び開けると貴族達は消えて居た。
いや、正確には草原の一部が消えていた。
そしてオーゲストの目の前には大剣を肩に掛けた……怪物が何処か遠くを見つめ佇んで居た。
名をオワス村と言う。
比較的暖かな気候で過ごしやすい村、そんな村に1人の黒い髪色をした青年がいた。
名をオーゲストと言う。
彼の朝は早かった。
皆が起きるよりも先に目を覚ますと麻の服から鎧へと着替える、そして準備が済むとオーゲストは村を囲む木壁の点検へと出かけた。
腐っている場所や欠けている場所は無いかを確認する、そして一通り壁を見終わるとオーゲストは入り口で伸びをした。
「良い天気だ」
起きた時には登り切っていなかった朝日も完全に登り、オーゲストを暖かく照らしていた。
村の正面には広々と広がった草原、だがふと村の脇に目を移せば深い森が広がっていた。
何処までも続く深い森……吸い込まれそうだった。
「どうされましたかオーゲストさん?」
1人の老人がオーゲストに声を掛ける、彼はこの村の村長だった。
彼は一年前、オーゲストが森でボロボロになっている所を発見し、助けてくれた人でもあった。
ボロボロだった理由はオーガキングとの戦いに負けたから……その時は死を覚悟した、だが目を覚ませば暖かい布団の上に居たのだった。
死んでいるかも分からないオーゲストに村長は好意だけで見返りも求めず一週間、村の食料が少ないにも関わらず与え続けたのだった。
そのお返しにオーゲストはこうして村を守る傭兵的役割をしているのだった。
「壁に問題は無いですね、村の作物被害も大丈夫ですか?」
「オーゲストさんのお陰でオーガもゴブリンも来てませんよ」
ニッコリと笑い告げる村長の言葉にオーゲストは頷く、この村は元々モンスターが多く侵入し、作物を荒らす被害が後をたたなかった。
不幸中の幸いと言うべきか、月に10回以上の被害があるにも関わらず死者は1人や2人で済んで居た様だが今となってはそれもゼロ、安息の日々が訪れて居た。
「オーゲストさーん!」
オーゲストを呼ぶ女性の声が聞こえる、視線を移すとそこには白い髪色の可愛らしい少女がフルーツの入った籠を両手で抱えて居た。
「アミーシャさん」
彼女の名はアミーシャ、ゴブリンに親を殺されたと言う16歳の少女だった。
そしてオーゲストにご飯を作ってくれる人でもあった。
「朝ごはん、作りますよ!」
そう言ってにこりと笑うと手招きをする、その仕草にオーゲストは頬が若干赤くなった。
「荷物持ちますよ」
「あ、有難うございます」
少し照れ臭そうにアミーシャは言うと2人は無言で村を歩く、辺りは起きて来た村人が農作業を始めて居た。
「フルーツは玄関に置いてくださーい」
アミーシャの家に着くや否や、急ぎ足で彼女は中に入っていくとそれだけを言い残す、その言葉にオーゲストはフルーツを玄関に置いた。
そして靴を脱ぎ中に入ろうとしたその時、1人の村人が息を切らし走って来た。
「オーゲストさん!入り口に……貴族と兵達が!」
「貴族と兵士……」
その言葉に驚きを隠せなかった、兵士と貴族が何故この村に来るのか、考えられる可能性は何も無かった。
農作物も王国周辺で取れる果物と大差無い、オーゲスト自身を取り返しに来た……そう考えても良いかもしれないが一年近くこの村に居たのだ、その線も薄かった。
「どうしたのオーゲスト!?」
村人の声を聞きアミーシャが慌てて家から出て来る、オーゲストは村人の顔色を見るとアミーシャの肩を掴んだ。
「アミーシャさん……女性や子供、老人を連れて逃げてください」
「え?どうしてですか?」
「貴族と兵士……万が一もあります、お願いします」
そう言ってアミーシャの肩を離すと背を向ける、そしてオーゲストは村人に案内されるがまま村の入り口へと走った。
貴族に兵士……この組み合わせから関するに遠征の帰りに立ち寄ったのか……だがそうだとしてもこんな辺鄙な村に来るわけがない、恐らく軍隊なのは確実だった。
問題はこの村をどうしたいのかだった。
オーゲストはふと俯いて居た目線を上げる、すると村の外には金色の鎧を纏い馬に跨った貴族が100を超える兵士を従え待っていた。
予想通りと言えば予想通りだった。
「お前がこの村の責任者か?」
馬から降り剣に手を掛けて問い掛ける貴族、油断は一切ない……かなり手強そうだった。
ふと後ろの村長を見るが名乗り出ない、何故なのかは分からないが名乗らないと判断するとオーゲストは頷いた。
「俺が村長です」
「ふむ……随分と若いが良いだろう、眠り草を出せ」
「眠り……草?」
聞いたことも無い名前の草だった。
村人の顔を見るが皆首を振っている、誰も知らない様子だった。
「失礼ながらお聞きします、我々は眠り草と言う植物について知らないのですが、それはこの村にあるのですか?」
「ふむ……飽く迄もシラを切るか、ある程度殺せお前達」
その言葉を聞いた途端、後ろ兵士達が剣を抜く、あまりに唐突な出来事に理解が出来なかった。
何故殺せと指示を出したのか……そもそも眠り草とは何なのか、いや……それよりこの状況を打破するのが先だった。
100を超える兵士達がこちらに近づいて来ている、だが村人達はまだ後ろに……腹をくくるしか無かった。
「死にたく無い奴は下がれ、ここを通りたくば……俺を殺せ」
剣を握り兵士達の前に仁王立ちをする、その姿と威圧感に兵士達は一瞬だけ足を止めた。
「皆さんは逃げて!俺がこの場を止めます!」
「し、しかしオーゲスト君!」
村長の言葉に首を振る、彼らは戦力にならない、ゴブリンも倒せない村人なのだ……それが貴族の従える兵士に勝てるわけがなかった。
「かっこいいねー」
「あんたはカッコ悪いよ」
余裕の表情をする貴族に剣を向ける、そして地面に唾を吐くと剣を構えた。
「殺れ」
その言葉を皮切りに兵士達は雄叫びをあげ剣を振り上げるよう、そしてオーゲスト目掛け振り下ろすがオーゲストはそれを簡単に弾いた。
そして兵士を蹴り飛ばしよろけた所に立てなくなる程度の傷を与える、彼らを殺すわけには行かなかった。
「ふむ、そこそこにやるな」
ギリギリの所でかわし、致命傷にならない傷を与え続ける、だが数が多過ぎた。
次第に戦況は兵士達に傾く、オーゲストの身体には生々しい傷がいくつも出来始めて居た。
「決着もそろそろか」
つまらなそうにため息を吐く貴族、欠伸をして空を見上げ、そして視線をオーゲストに戻すと衝撃の光景が広がって居た。
「死ぬ……訳には行かない!!!」
剣を振りかざす、ガードしたはずの兵士は剣ごとへし折られ、真っ二つにされた。
血に塗れながらも剣を振るう、圧倒的な力はまさしく……鬼神の名が相応しかった。
「鬼神……まさか?!」
鬼神の名に貴族は聞き覚えがあった。
一年前までセルナルド王国に居た精鋭騎士の1人、強さはプラチナとも称された……まさかそんな男がこの村に居るとは彼も思って居なかった。
オーゲスト、又の名を鬼神シェルと呼ばれて居た。
シェル・オーゲストの頭を取った名、各国との戦争で見せたその鬼の様な力と強靭さ、神がかった強さに人々は鬼神と名付けたのだった。
「ひ、ひぃ!!」
貴族目掛け突っ込んで来るオーゲスト、兵士達は何度も斬りかかるがオーゲストは止まらなかった。
「殺せ!何をして居る!早くしろ!!」
貴族は命の危険を感じていた、何故死んで居るはずの傷を受けて動けるのか貴族には分からなかった。
「死ぬ……訳には……行かない」
吐血しながらも歩みを進める、だが次第にその歩みも遅くなり、やがては貴族の一歩手前で倒れた。
鬼神……そうオーゲストは呼ばれていた、だが鬼の王には勝てなかった、皮肉なものだった。
そしてまた敗北する……悔しいがどうしようも無かった。
「ア……ミーシャさん……」
仰向けになり空に手を伸ばす、彼女には……手が届かなかった。
女性が苦手であまり話せないオーゲストが唯一話せた相手……雲の上の様な手の届かない美しさは完全に高嶺の花だった。
だが振られても良い……最後に気持ちを伝えておくべきだった。
「畜生……悔しいな」
剣を振り上げる兵士が視界に入る、オーゲストは腕で視界を塞ぐと目を瞑った。
「さよならだ……鬼神」
その言葉が最後の音……そう思った時、金属がぶつかり合う音と共に凄まじい風圧が辺りに巻き起こった。
「な、何者だ貴様!」
貴族の声色が完全に焦って居る……オーゲストは恐る恐る目を開くとそこには黒い鎧に身を包んだ何者か分からない人が自身の背丈と同じ程の大剣を持ち立っていた。
「俺はアルセリス、お前達を滅ぼす者だ」
その言葉と共に剣を振り上げる、そして凄まじい風圧が辺りに巻き起こった。
あまりの風圧に目を閉じる、そして再び開けると貴族達は消えて居た。
いや、正確には草原の一部が消えていた。
そしてオーゲストの目の前には大剣を肩に掛けた……怪物が何処か遠くを見つめ佇んで居た。
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