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一章 0歳から始まる
儀式
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父「成瀬勝樹」
母「成瀬志乃」
俺「成瀬真広」
現在父親が帰ってきました。やったね。
「志乃。この子が真広か。」
帰ってくるなりそういったのはちょっと痩せ気味な丸眼鏡の男。名前が勝樹なの顔負けってくらい弱弱しい見た目だ。
「女の子か...」
は?なにそのショックみたいな顔。
本当にこいつが俺の父親なのか?何かの間違いじゃないのか?あの優しい母の夫がこの根暗なやつなのか?
マジかよ。
疑問に疑問を重ねていると、もう夜なのに父は俺を抱えようとしてきた。抱き方が下手だ。
「あうあううああう!(やめろ!俺は母のような柔らかい腕がいい!)」
「あっ...」
父はショックを受けたらしく悲しそう肩を落とした。
「まああなた。そんなに気を落とさないで。そんなことより早く適性を見ましょう。」
「む。そうだな」
父は俺をテーブルの上に置くと、杖を胸ポケットから取り出す。
適正?なんのことだ?
---
父と母がなんだか準備を始めている。これは儀式のような物だろうか。
ロウソクや魔方陣などを置きまくった後、最後に部屋の奥から父が謎の黒い液体を持ってきた。何をするんだ?
父は俺を拘束するように抑え、目を手でこち開けた。俺はパニックになり、父の手を振り解こうとするが、勝てない。父はそのまま俺の目に黒い液体を掛けてきた。
「あううあうああ(グワァァァ!!やめろぉぉ!)」
父は液体を掛けながら杖を構えた。
「アパレシウム・カラクプア!」
父が唱えると俺の下にあるテーブルが光りだす。
「志乃。覚悟ができたらレバレを放て。」
「これも真広のためですもの。覚悟はできていますわ。」
「レバレ!」
母が杖を持って唱える。
そうしているとテーブルの光はより強くなる。
ん?
「あああああ(あああああ)」
とんでもない激痛が体中に走る。ヤヴァイヤヴァイ。これマジであかんやつだ。全身から耐えられない激痛だ。俺は死ぬのか?
「耐えて!真広ちゃん!お願い!」
目が...さっきの液体がこの術と反応している。そんな感じがああああ!痛い!痛い!
極限状況に耐えきれないと思った俺は思いっきり目を瞑った。片目はちゃんと黒い視界になり、安堵した。だが片目は瞑ってもおかしい。見える。なぜだ?
「もういいんじゃない?あなた。」
「いいや!まだだ!」
父は追い黒液体を掛けてきた。
「ぎゃああああぁぁぁぁああぁぁぁああ!」
俺は初めて泣いた。
これ失明するだろ。もうすでに多分この片目は終わっちまってると思うし。
「志乃。ヒールをかけてやってくれ。」
「はい。頑張って真広ちゃん!
ヒーリング」
「ぎゃたああああああああ!(意味ない意味ないいぅぅぅ)」
「ダメよあなた!これ以上は!」
そうだぞお前マジで!
「ク...だがここまで来て後退するなど.....やはり通常より多かったか。」
「ああああぎゃああぎゃあああああ(テメェェェェェわかってやってんのかゴラァァァ)」
それから数秒が経過した。だが俺にとっては永遠の時間に感じた。ようやく痛みは無くなり、俺はシモもぶっ放し、涎もダラダラで痙攣していた。
「おお!この目に浮かんでいる色は千里眼か!これは驚いた!きっと父上も喜んでくれる。」
「あなた。これが私たちの子よ。」
「そうだな志乃...」
は?俺への説明もなしにイチャイチャし始めたんですけど。って俺に説明してもどうにもならないだろうが。...クソがぁ、こんなアホみたいな儀式で俺が負けるかぁ!
絶対に大人になってクソ親父を一発ぶんなぐってやる。いやタコ殴りにしてやる。
「それにしても千里眼か。片目だけでも開眼してくれてよかった。これで私の家の伝統を守れた。」
「そうねぇ。今度お婆様の所に行くときなんと報告しましょうか。」
「はぁ。そうだな。御婆様。あの人はちょっと時代とアレな人だから女の子を産んだお前を責めるかもだが、安心しろ。俺がいる。」
「あなたぁ」
ま...マジか。いやこれを超えるキチガイが俺の血筋にまだいるってことにも驚きだが、俺は右目を不思議そうに触る。
壁の向こうがわかるぞ。こいつはすげぇ。魔眼ってやつか。さっきの話から推測するにこれは俺の一族。成瀬の一族で受け継いでる力ってやつか。
千里眼。試しにどんだけ遠くまで見えるか確かめてみるか。目に集中すると目の一人称視点に切り替わった。一様俺のことを第三者目線で見ておくか。顔が気になる。
え、可愛い
自分の可愛さに驚いてしまう。よかった。母親似だ。
それにしてもこりゃあすげぇ。しばらく使って仕様を確かめるか。幸いこれでも俺の首は座ってないし、まだハイハイもできない年齢だからな。
母「成瀬志乃」
俺「成瀬真広」
現在父親が帰ってきました。やったね。
「志乃。この子が真広か。」
帰ってくるなりそういったのはちょっと痩せ気味な丸眼鏡の男。名前が勝樹なの顔負けってくらい弱弱しい見た目だ。
「女の子か...」
は?なにそのショックみたいな顔。
本当にこいつが俺の父親なのか?何かの間違いじゃないのか?あの優しい母の夫がこの根暗なやつなのか?
マジかよ。
疑問に疑問を重ねていると、もう夜なのに父は俺を抱えようとしてきた。抱き方が下手だ。
「あうあううああう!(やめろ!俺は母のような柔らかい腕がいい!)」
「あっ...」
父はショックを受けたらしく悲しそう肩を落とした。
「まああなた。そんなに気を落とさないで。そんなことより早く適性を見ましょう。」
「む。そうだな」
父は俺をテーブルの上に置くと、杖を胸ポケットから取り出す。
適正?なんのことだ?
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父と母がなんだか準備を始めている。これは儀式のような物だろうか。
ロウソクや魔方陣などを置きまくった後、最後に部屋の奥から父が謎の黒い液体を持ってきた。何をするんだ?
父は俺を拘束するように抑え、目を手でこち開けた。俺はパニックになり、父の手を振り解こうとするが、勝てない。父はそのまま俺の目に黒い液体を掛けてきた。
「あううあうああ(グワァァァ!!やめろぉぉ!)」
父は液体を掛けながら杖を構えた。
「アパレシウム・カラクプア!」
父が唱えると俺の下にあるテーブルが光りだす。
「志乃。覚悟ができたらレバレを放て。」
「これも真広のためですもの。覚悟はできていますわ。」
「レバレ!」
母が杖を持って唱える。
そうしているとテーブルの光はより強くなる。
ん?
「あああああ(あああああ)」
とんでもない激痛が体中に走る。ヤヴァイヤヴァイ。これマジであかんやつだ。全身から耐えられない激痛だ。俺は死ぬのか?
「耐えて!真広ちゃん!お願い!」
目が...さっきの液体がこの術と反応している。そんな感じがああああ!痛い!痛い!
極限状況に耐えきれないと思った俺は思いっきり目を瞑った。片目はちゃんと黒い視界になり、安堵した。だが片目は瞑ってもおかしい。見える。なぜだ?
「もういいんじゃない?あなた。」
「いいや!まだだ!」
父は追い黒液体を掛けてきた。
「ぎゃああああぁぁぁぁああぁぁぁああ!」
俺は初めて泣いた。
これ失明するだろ。もうすでに多分この片目は終わっちまってると思うし。
「志乃。ヒールをかけてやってくれ。」
「はい。頑張って真広ちゃん!
ヒーリング」
「ぎゃたああああああああ!(意味ない意味ないいぅぅぅ)」
「ダメよあなた!これ以上は!」
そうだぞお前マジで!
「ク...だがここまで来て後退するなど.....やはり通常より多かったか。」
「ああああぎゃああぎゃあああああ(テメェェェェェわかってやってんのかゴラァァァ)」
それから数秒が経過した。だが俺にとっては永遠の時間に感じた。ようやく痛みは無くなり、俺はシモもぶっ放し、涎もダラダラで痙攣していた。
「おお!この目に浮かんでいる色は千里眼か!これは驚いた!きっと父上も喜んでくれる。」
「あなた。これが私たちの子よ。」
「そうだな志乃...」
は?俺への説明もなしにイチャイチャし始めたんですけど。って俺に説明してもどうにもならないだろうが。...クソがぁ、こんなアホみたいな儀式で俺が負けるかぁ!
絶対に大人になってクソ親父を一発ぶんなぐってやる。いやタコ殴りにしてやる。
「それにしても千里眼か。片目だけでも開眼してくれてよかった。これで私の家の伝統を守れた。」
「そうねぇ。今度お婆様の所に行くときなんと報告しましょうか。」
「はぁ。そうだな。御婆様。あの人はちょっと時代とアレな人だから女の子を産んだお前を責めるかもだが、安心しろ。俺がいる。」
「あなたぁ」
ま...マジか。いやこれを超えるキチガイが俺の血筋にまだいるってことにも驚きだが、俺は右目を不思議そうに触る。
壁の向こうがわかるぞ。こいつはすげぇ。魔眼ってやつか。さっきの話から推測するにこれは俺の一族。成瀬の一族で受け継いでる力ってやつか。
千里眼。試しにどんだけ遠くまで見えるか確かめてみるか。目に集中すると目の一人称視点に切り替わった。一様俺のことを第三者目線で見ておくか。顔が気になる。
え、可愛い
自分の可愛さに驚いてしまう。よかった。母親似だ。
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