異世界に飛ばされた人見知りの僕は、影が薄かったから趣味に走る事にしました!

まったりー

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1章 占い異世界生活

5話 マサヨシは凄い?

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「これで登録はすみましたが、喋る事の出来ないあなたは、一体どんな商売をするつもりですかな?」


ダンジョン都市のシャイドルに入ったウチたちは、怪しい人を見る周りの目を受けながら、商業ギルドに直行したニャ。
マサヨシの指示通りに相手も喋って来て、ウチの下にいるシマルが紙を見せたのニャ。


「ほう、占いのお店ですか、変わった商売ですが、喋らずに出来るのですかな?」


更にシマルが紙を出すと、ギルドの人は納得してくれて、何と宝石までの話が進んだのニャ。
職員の人が用意したお金は銀貨200枚で、マサヨシが用意した小さな袋の中身が凄かったのを実感したのニャ。


「では、屋台はダンジョン入り口前の端っこになります、頑張ってくださいね」


端っこと言われて、それで良いのかと思ったのニャが、マサヨシの指示では頷くだけニャので、頷いてポルトに立ってもらって退出したのニャ。
そんでマサヨシの次の指示は、お店に看板を付ける事で、ウチたちはその屋台に直行したのニャ。


「こ、これがお店ニャ?」
「真っ黒だポン」
「良いから入って見るリッス」


前は魔道具屋だったのか、中も薄暗くて怖い感じニャ。
でも、マサヨシの指示通りで、看板も付けたから、明日から朝に始まるのニャ。


「こんな怪しいお店、誰か来るリッス?」
「シマル、それは言ってはいけないのニャ」
「そうポン、オラたちは指示通り動くだけポン」


お店の中では、3人でバラバラになって見て回ったニャが、ランタンとかテーブルを置いて準備をしたニャよ。
準備が出来て、また3人で肩車をしてポルトが歩き出したニャが、ウチたちはこの後のマサヨシの指示が楽しみだったのニャ。


「こ、ここが冒険者ギルドニャ?」
「そうリッス、怖い所リッス」
「いいい、行くポン」


足担当のポルトが歩き出し、腕担当のシマルが扉を開けたニャ、そしてウチは周りからの視線を受け、尻尾がボサボサになるほどに緊張したニャ。
それでも予定を済ませる為に、ポルトが歩き出し受付に着いたのニャ。


「ど、どのような御用ですか?」


顔をヒクつかせた女性に、シマルが紙を見せると、お店の宣伝と分かったのか直ぐに受理してくれたのニャ。
こんなに簡単で良いのニャ?っと思っていたニャが、問題は明日来てくれるかニャ。


「受理は終わりましたが、詳細などを教えていただければ、ワタシたちも説明しやすいですよ」


どうですかっと、受付さんが聞いて来たから、マサヨシがこの女性専用に占った紙を渡したのニャ。
それを見て、どうして知ってるの?って顔をしてきて、ウチたちもまたどうしてマサヨシは分かるの?っと驚きニャ。


「ほ、ほんとに、ピンクのリボンで髪を纏めれば良いのですか?」


ウチたちは、占いの内容は知らないニャけど、頷く様に言われてるニャから、無言で頷き、女性は満面の笑顔を見せて来たニャ。
こんなに喜んでもらえるなら、マサヨシ本人がやった方が良いかもしれニャいけど、こんな笑顔もダメなのかと心配になったニャ。


「マサヨシ様、またのお越しをお待ちしています」


占いが当たるかはまだ分からニャいのに、受付の女性はキラキラした目のままだったニャ。
ギルドを出て、他のギルドにもマサヨシの宣伝と占いを知らせて、ウチたちは木の穴に戻ったのニャ。


「ご苦労様」


穴に戻って、マサヨシが直ぐに迎えてくれて、お茶とお菓子を用意していてくれたニャ。
街での話をしながら食べたニャが、いつも通り美味しかったニャね。


「それでニャ、まだ結果が出てニャいのに、凄く嬉しそうだったニャよ」
「それは良かったよニャチ、明日は10人がお店に来るから、占いの紙を用意しておくね」


既に来客が分かっていたマサヨシが、報酬を袋に準備し始めて、ウチたちはそんニャに来るのかと驚きニャ。
簡単な宣伝ニャし、絶対に来ないと思っていたニャが、どうやらマサヨシは凄いみたいニャ。


「あれ?今日は食料じゃないリッス」
「気づいたねシマル、今日は作物の種と植木鉢を入れたんだ、集落で育てると良いよ」
「オイラたち、畑なんて作った事ないリッス」
「違うよシマル、土を植木鉢に入れて育てるんだ」


どうやら、ウチたちが畑を作れニャいから、他の方法を考えてくれた様ニャ。
これニャら、集落でも育てる事が出来て、ウチたちは助かるのニャ。


「マサヨシ、ありがとうニャ」
「みんなのおかげでお店も開けたんだ、お互い様ってだけだよ」
「それでも、ありがとうニャ」


シマルとポルトもお礼を言って、ウチたちはマサヨシに抱き付いたのニャ。
頭を撫でてくれるマサヨシの手は、とても優しくて安心できるから好きなのニャ。


「じゃあ、明日はよろしくね」
「うんニャ、任せるニャよマサヨシ」


マサヨシに見送られて、ウチたちは階段を登って行ったニャが、いつもと違ってなんだか嬉しかったのニャ。
自分たちが大切に思われてる感じがしたからニャけど、マサヨシに頼られたのも嬉しかったのニャね。


「こ、これに土を入れるのか?」
「そうニャよ父ちゃん、種はこれを植えるニャ」


家に戻ったウチは、早速父ちゃんに植木鉢の使い方を教え、実践して見せたのニャ。
でも、種を植えて直ぐに芽が出てウチもビックリしたニャよ。


「ニャチ、これは何が出来るんだ?」
「マサヨシの話ニャと、ジャガイモが出来るそうニャ」


ジャガイモは、マサヨシの所でも食べたニャが、とてもホカホカで美味しかったのニャ。
家には、マサヨシから貰ったバターもあるし、出来上がりが楽しみニャ。


「これは凄い、早速俺は族長に知らせて来るぞ」
「お願いニャ父ちゃん」
「ニャチ、任せておけ」


喜んで走って家を出た父ちゃんは、今までにない程に元気で、ウチもとっても嬉しかったのニャ。
ニャんでも、母ちゃんのお腹には子供がいるそうニャし、ウチは幸せが沢山で嬉しくて、明日の仕事が終わったらマサヨシに知らせたくなったニャ。


「でもニャチ、ほんとにそのマサヨシさんにお礼を言ってはいけないの?」
「母ちゃん、マサヨシは大勢がダメなのニャ、ニャから少しずつ行くのニャよ」


怖くない人で1人くらいニャらと、マサヨシは言っていたニャから、落ち着いたら会わせる約束をしたのニャ。
でも、ウチたちの仕事が安定し、子供が生まれてからにニャるし、きっと相当先の話ニャ。


「その時には、きっと集落も安定してるニャし、きっと違うお礼を持っていけるニャ」


作物が出来て、それをマサヨシに食べてもらう楽しみが出来て、ウチはとっても楽しかったのニャ。
きっと今頃、シマルたちも同じ気持ちで、幸せを感じているだろうニャ。
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