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4章召喚された者たち
58話 私たちのこれから1
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彼、神楽啓一さんが部屋から出て私たちはそれぞれ考え込んでいました。
でもこれからの事を考えているわけじゃないわ。
神様が『もう帰れない』っと言ったの、もう元の世界には帰れないと思っていい、私はもう覚悟を決めていたけど、子供連れの3人
斎藤真麻さん・康太君
村松愛さん・美甘ちゃん
住友杏里さん・竜也君
この人たちは二度と父親や親族には会えない、ずっと子供を抱いて泣いていた。
私は友達3人と部屋を出てしばらく散歩しました。
マサミ
「ミキはこれからどうするの?」
ミキ
「私はもう決めたわ、マサミは決めたの?」
マサミ
「まだだけど、ミキはどうするのかな?ってさ」
他の二人も頷いていた。
ミキ
「ダメよ3人とも、自分の意思で決めなくちゃ、私の意見を参考にするならいいけど、あくまで参考にするだけよ」
私はさっきケイイチさんが言った言葉は私に言っているのだと思った。
確かに私しか彼と会話をしていない、だからあんなことを言ったのだと私は思ったの。
それにこの世界で他人に頼りきってしまうと詐欺や罠に嵌められ、最悪死ぬ恐れがあるのだろうと思う。
彼は優しいけど厳しい時もある、たまにふざけるけどね、ふふ。
ミキ
「雅美・美沙・里美、自分で決めるの、いいわね、3択なんだから自分が出来そうだなって思うことを決めなさい・・・これからは私がいなくなるかもしれないのよ?」
私は3人に手を振りその場を離れました。
しばらく歩くといい匂いがしてきたから、匂いのする方に歩いたら外に出たわ、庭というよりは校庭ね、そこで子供たちが何かを焼いていたの。
ミキ
「何を焼いているの?」
孤児院の女の子A
「モーモーの肉だよ、今ね練習中なの」
ミキ
「モーモー?それはモンスターかしら?」
孤児院の女の子A
「そうだよー、そんなことも知らないなんてお姉ちゃん、お兄ちゃんみたいだねー」
ミキ
「お兄ちゃんってケイイチさんのこと?」
孤児院の女の子A
「そうだよー、ケイイチお兄ちゃんだよー、お姉ちゃんはお兄ちゃんの仲間なんでしょ?」
仲間?まあ召喚された日本人仲間ではあるけど、そこまで親しくないわね。
ミキ
「そうね、仲間よ、ここには最近来たばかりなの、色々教えてね」
私は彼女の頭を撫でました。
孤児院の女の子A
「ほんとにお兄ちゃんみたいだねー、いいよー」
笑顔で答えてくれたわ、か、可愛いわね⁉︎
ミキ
「じゃあケイイチさんってどんな人?」
子供たちが顔を見合っています。
孤児院の女の子A
「あのね、お兄ちゃんは私たちにご飯をくれたの」
孤児院の男の子A
「そうそう、家も直してくれたんだぞー」
孤児院の女の子B
「仕事もくれたのーー」
ミキ
「そうなんだ・・・良い人なのね」
孤児院の女の子A
「そうだよー、それとね、お兄ちゃんはシューミお姉ちゃんと私を、冒険者から守ってくれたのー、お姉ちゃん仲間なのに聞いてないの?」
ミキ
「私たちは最近仲間になったの、まだ彼の事はよく知らないから、みんなに聞いたのよ、ありがとね」
私は子供たちに手を振り、また家の中に戻りました。
しばらく家の中を歩くと外とは違った匂い、私がよく知っている匂いがしてきたの、そっちに向かったわ。
お腹が空いてくるこの匂い・・・この世界では香辛料を使わない、塩と胡椒だけで料理をしていた。
日本の味に慣れた私たちには辛かったわ、おかげでダイエットにはなったけどね。
でもこの匂いはそれ以外を使っているわ・・・絶対使ってる。
でもこれからの事を考えているわけじゃないわ。
神様が『もう帰れない』っと言ったの、もう元の世界には帰れないと思っていい、私はもう覚悟を決めていたけど、子供連れの3人
斎藤真麻さん・康太君
村松愛さん・美甘ちゃん
住友杏里さん・竜也君
この人たちは二度と父親や親族には会えない、ずっと子供を抱いて泣いていた。
私は友達3人と部屋を出てしばらく散歩しました。
マサミ
「ミキはこれからどうするの?」
ミキ
「私はもう決めたわ、マサミは決めたの?」
マサミ
「まだだけど、ミキはどうするのかな?ってさ」
他の二人も頷いていた。
ミキ
「ダメよ3人とも、自分の意思で決めなくちゃ、私の意見を参考にするならいいけど、あくまで参考にするだけよ」
私はさっきケイイチさんが言った言葉は私に言っているのだと思った。
確かに私しか彼と会話をしていない、だからあんなことを言ったのだと私は思ったの。
それにこの世界で他人に頼りきってしまうと詐欺や罠に嵌められ、最悪死ぬ恐れがあるのだろうと思う。
彼は優しいけど厳しい時もある、たまにふざけるけどね、ふふ。
ミキ
「雅美・美沙・里美、自分で決めるの、いいわね、3択なんだから自分が出来そうだなって思うことを決めなさい・・・これからは私がいなくなるかもしれないのよ?」
私は3人に手を振りその場を離れました。
しばらく歩くといい匂いがしてきたから、匂いのする方に歩いたら外に出たわ、庭というよりは校庭ね、そこで子供たちが何かを焼いていたの。
ミキ
「何を焼いているの?」
孤児院の女の子A
「モーモーの肉だよ、今ね練習中なの」
ミキ
「モーモー?それはモンスターかしら?」
孤児院の女の子A
「そうだよー、そんなことも知らないなんてお姉ちゃん、お兄ちゃんみたいだねー」
ミキ
「お兄ちゃんってケイイチさんのこと?」
孤児院の女の子A
「そうだよー、ケイイチお兄ちゃんだよー、お姉ちゃんはお兄ちゃんの仲間なんでしょ?」
仲間?まあ召喚された日本人仲間ではあるけど、そこまで親しくないわね。
ミキ
「そうね、仲間よ、ここには最近来たばかりなの、色々教えてね」
私は彼女の頭を撫でました。
孤児院の女の子A
「ほんとにお兄ちゃんみたいだねー、いいよー」
笑顔で答えてくれたわ、か、可愛いわね⁉︎
ミキ
「じゃあケイイチさんってどんな人?」
子供たちが顔を見合っています。
孤児院の女の子A
「あのね、お兄ちゃんは私たちにご飯をくれたの」
孤児院の男の子A
「そうそう、家も直してくれたんだぞー」
孤児院の女の子B
「仕事もくれたのーー」
ミキ
「そうなんだ・・・良い人なのね」
孤児院の女の子A
「そうだよー、それとね、お兄ちゃんはシューミお姉ちゃんと私を、冒険者から守ってくれたのー、お姉ちゃん仲間なのに聞いてないの?」
ミキ
「私たちは最近仲間になったの、まだ彼の事はよく知らないから、みんなに聞いたのよ、ありがとね」
私は子供たちに手を振り、また家の中に戻りました。
しばらく家の中を歩くと外とは違った匂い、私がよく知っている匂いがしてきたの、そっちに向かったわ。
お腹が空いてくるこの匂い・・・この世界では香辛料を使わない、塩と胡椒だけで料理をしていた。
日本の味に慣れた私たちには辛かったわ、おかげでダイエットにはなったけどね。
でもこの匂いはそれ以外を使っているわ・・・絶対使ってる。
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