異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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4章召喚された者たち

65話 それぞれの決意

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俺が部屋に入るとみんなが視線を向けてきた。


ケイイチ
「皆さん揃っていますか?」

ミキ
「みんないるわよー」

ケイイチ
「それは何よりです、では皆さん今後どうしますか?決まっている人は順番に前に出てきてください」

宅磨
「じゃあ俺たちだ名前は伊賀 宅磨だ」

京子
「伊勢 京子です」


「黄河 武だよろしく」

ケイイチ
「はい、こちらこそよろしくお願いします、それで3人が出てきたのは、みんな同じだからですか?」

宅磨
「ああそうだ、俺たちは冒険者をやろうと思っている」

おお、冒険者か!!まさか召喚者の中から出てくるとは思わなかったよ、俺のダンジョンでも頑張ってもらおう。


ケイイチ
「そうですか!?なるほど、では必要な物を後で渡しますね、では次の方は?」

タカラ
「私です、名前は鈴木 タカラです、私は戦う事はちょっと出来そうにないので、何か商売をできないか考えています」


商売かー、取り合えず商業ギルドで登録と取り扱う商品かな?


ケイイチ
「そうですか!?では後ほど、何か商品を考えて商業ギルドに持っていきましょう、商品が無くてもギルドなら、雇ってくれるかもしれませんからね」

真麻
「次は私たちですね、斎藤 真麻です、こっちは息子の康太です」

康太
「よ、よろしくお兄さん」

ケイイチ
「はい、よろしくね康太くん」

真麻
「私たちは孤児院で仕事を手伝おうと思っているわ」


その後、子供連れの残り2組

村松 愛さん・美甘ちゃん
住友 杏里さん・竜也くん

この人たちも同じで、孤児院で仕事をしてくれるそうだ。

仕事以外で子供に勉強でも教えて貰おうかな、暇な時間が多くなるだろうし、せっかく日本の教育を受けた人が居るんだからね。


ラノベでも教育を受けた子供は良い仕事に付けるしね、今後が楽しみだね。


ケイイチ
「じゃあ皆さんは後で孤児院のまとめ役のシューミと話し合いをしましょうね」


子供連れの人たちが笑顔で頷いた。


ケイイチ
「じゃあ次は!?」

ミキ
「次は私よ、自己紹介はしたからいいわよね?」

ケイイチ
「そ、そうですね、五十嵐さん」

ミキ
「ミキでいいわよ、それで私の今後だけど」


なんだろう、言葉にタメがあるのが怖いな。


ケイイチ
「はい、何をしますか?」

ミキ
「貴方に付いていくわ」

ケイイチ
「!?・・・はい?」

ミキ
「・・・だから、あなたといっしょに行くって言ってるの」


うわ!?そうきたかー・・・それは考えなかったよ、どうしよう。


サーニャンに助けをっと振り向くと、口を開けて固まっていた。

おぅ!?サーニャンでもそんなことがあるんだな、レアなものが見れたよ。


ケイイチ
「り、理由を聞いていいかな?」

ミキ
「私、今のところやりたいことがないのよ、だからそれを探しながら生活していくけど、どうせなら楽しそうな方がいいかなって思ったの、・・・ダメ、かしら?」


う!?上目遣いでそんな表情をしないでくれ。

てか君、そういうキャラじゃないでしょ、不覚にも可愛いと思ってしまったじゃないか、まったくもう。


これが!?ギャップ萌えなのか?


ケイイチ
「うぅーん、ダメじゃないけど、俺はこれからダンジョンに行ったりするから、結構ハードだよ?五十嵐さんにその覚悟はあるのかい?」

ミキ
「・・・ミキ」

ケイイチ
「???」

ミキ
「これから一緒に行動するんだから、名前で呼んで」


またか!?ギルドマスターといい、名前で呼べって言うけどさ、どっちでもいいと思うんだけどさ・・・まあ気が済むならいいかな。


ケイイチ
「わかったよ、俺の方もケイイチでいいよ・・・ミキに覚悟はあるんだね?」

ミキ
「!?もちろんよ頑張るわ」

ケイイチ
「分かったよ、じゃあこれからよろしく」

ミキ
「ええ、よろしくね」

ケイイチ
「じゃあ次は誰かな?」

美沙
「あのぉー、次は私です、名前は竹林 美沙です」


この子はたしか、食堂で質問してきた子だったかな?


美沙
「私は、できるか解らないのですが、魔道具を作る人になりたいです」



魔道具!?なるほど、わからん、どうやって作るんだろうか?


ケイイチ
「どうやって作るか知ってるかい?」

美沙
「いえ全く知らないです、ケイイチさんはご存知でしょうか?」

ケイイチ
「うーん、俺も知らないなー、それに知り合いもいない、とりあえず知ってそうな知り合いが冒険者ギルドで働いてるからさ、後で行って聞いてみようか」


ミレーネさんなら知ってそうだからね。


ケイイチ
「次は誰かな?」


残りの5人は出てきてくれないし、下を向いたままだ、まだ決められなかったのかな?


ケイイチ
「まだ決められなかったようだね、じゃあしょうがないかな、しばらくは孤児院で働いてよ、時間はいくらでもあるからさ」


5人が驚いて顔を上げた、別に決められなかったからって追い出さないからね。


全員の今後が決まり、俺は冒険者組に装備品と今後の生活費(一人銀貨1枚)を渡した。

商売をしたい人には、商業ギルドに行ってスライムの核を使った試作品を出して売り込もう、ダメでも雇って貰えるように交渉すれば良いかな。


主婦3人とその子供たちには、石鹸とシャンプーの仕事以外に、孤児院の子供たちに勉強を教えるように言ってノートと鉛筆、消しゴムを50セット渡した。


冒険者と商人と魔道具作り希望のメンバーは、孤児院を出てもいいのだが部屋は余っているし、どっちでもいいですよ、と言ったら全員孤児院で寝泊まりする事になった。

うんうん、飯旨いし風呂はあるしね、わかります。

そして俺は、冒険者と商人と魔道具作り希望のメンバーを連れて、冒険者ギルドと商業ギルドに向かった。
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