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8章最終層の探索
120話 王都から帰ってきて
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俺たちが王都から帰ってきたのが夜の8の鐘が鳴るころだったので門からは入れないかなー、と思ったが俺が伯爵になった証(胸に付ける勲章)を見せると通してくれた。
貴族になっていいこともあるね。
俺たちは孤児院に戻って遅い夕食を食べ、俺の部屋で休んだ。
・・・夜の事は言わないよ。
次の朝、朝食を取っていると珍しくどこかからの使いが来た。
使いの子
「りょ、領主のケイイチ様はおられますか」
息を切らせてるけど、そんなに緊急?
ケイイチ
「俺がそうだけど、何かな」
俺は彼に水の入ったコップを渡してあげた。
使いの子
「あ、ありがとうございます」
飲み終わり再び話し始めた。
使いの子
「冒険者ギルドの者ですが、ギルドマスターがケイイチ様を呼んでいます」
冒険者ギルドからか、でも緊急で呼び出しってなんだろうか?
冒険者ギルドの使い
「今日の朝、ギルドが混んでいない時間でいいので来てほしいそうです」
あれ?今すぐじゃなくていいのか。
ケイイチ
「わかったよありがとね」
俺は銅貨を1枚使いの子に渡した。
使いの子は驚いていたけど、ギルドの人でもチップの制度はあるから笑顔でポケットに入れて帰っていったよ。
ケイイチ
「なんだろうね、急いでいたみたいだけど、朝一じゃなくていいみたいだしさ」
ミキ
「そうね、私はまたケイイチが何かしたのかと思ったけど」
そんな俺が悪いみたいに言わないでよ、たしかに色々やってるし、やらかしてるけどさ。
ケイイチ
「じゃあ飯食べたらちょっと休憩して行こうか」
俺たちはギルドが混雑する時間を避けていつもの時間にギルドに着いた。
そこにはいつものエルフ、フェートさんがいた。
フェート
「ケイイチさんお待ちしていました、ギルドマスターの部屋にどうぞ」
俺たちはすぐにギルドマスターの部屋に通された。
フェートさんが何故かオロオロしていたね、俺何かしたっけかなぁー、っと思いながら扉をノックして返事が返ってきたので部屋に入った。
そこではミーネルさんが怒った顔で椅子に座っていた。
ミーネル
「来たな、では聞こう、これを何処で倒した」
それは俺たちが昨日ギルドに売ったレッドオーガの皮だった。
ケイイチ
「え!それはダ」
俺が発言しようとしたがサーニャンが俺の腰をつついて止めた。
何だろう?
ミーネル
「・・・答えられんか、ではこちらから言おうレッドオーガはここら辺にはいない」
え!そうなの?そういえば生息地域で分けれたけど確認して無かったなー。
ミーネル
「考えられるのはあのダンジョンだが、時間的にも行くことは出来ない、どうやってあれを狩ったのだ」
どうしようほんとのことを言おうか。
俺がサーニャンを不意に見ると頭を横に振っていた・・・やめた方がいいってことか?
俺は考えた、スキルの並列思考がこの時役に立ったね、今までも使ってたけど強行策か逃走策しか思いつかなかったんだよねー。
ダンジョンマスターというのは言えない。
・・・それならこれかな!
ミーネル
「おい聞いているのか」
ケイイチ
「すみません、ちょっと考えていました」
ミーネル
「ほう、それで考えはまとまったのかな」
ケイイチ
「ええ、今までも色々出してきたけど、これは黒色水晶の件以来、俺が言わないようにしていた物なんだ」
ミーネル
「ほう、お前でも学習するのだな、それで私に言って聞かせてくれるのかな」
ケイイチ
「ああ、ミーネルさんなら大丈夫、でもここだけの話にしてくれるかな」
俺は念を押したよ。
ミーネル
「無論だ!」
ケイイチ
「じゃあ話すけど、ダンジョンでそれは狩ったんだよ」
ミーネル
「な!どうやってだ、時間的に不可能だろう」
ケイイチ
「普通なら移動時間が掛かるから無理だね、だけど俺が持っている転移の魔道具でダンジョンまで行ってるんだ」
ミーネル
「な⁉︎転移の魔道具だと」
ケイイチ
「うん、ただ俺が持っているのは、行ったことがある場所限定なんだ」
ミーネル
「・・・」
ケイイチ
「だから俺は、ダンジョン一階に転移してダンジョンを探索しているんだ」
ミーネル
「・・・」
ケイイチ
「どうかな?分かってもらえたかな」
ミーネル
「いや、そうか転移か、それなら確かに可能だな」
あっさりと信じてくれて良かった、でもあっさりしすぎな気もするけど、まあいいかな。
ケイイチ
「わかってもらえたようだね」
ミーネル
「ああ、すまなかったな、朝から急に呼び出して」
ケイイチ
「いいんだよ分かってもらえれば、じゃあ俺たちはこれから、今話した魔道具を使ってダンジョンに行ってくるよ」
ミーネル
「ああ、気を付けてな」
俺たちはミーネルさんに挨拶をして部屋を出た。
貴族になっていいこともあるね。
俺たちは孤児院に戻って遅い夕食を食べ、俺の部屋で休んだ。
・・・夜の事は言わないよ。
次の朝、朝食を取っていると珍しくどこかからの使いが来た。
使いの子
「りょ、領主のケイイチ様はおられますか」
息を切らせてるけど、そんなに緊急?
ケイイチ
「俺がそうだけど、何かな」
俺は彼に水の入ったコップを渡してあげた。
使いの子
「あ、ありがとうございます」
飲み終わり再び話し始めた。
使いの子
「冒険者ギルドの者ですが、ギルドマスターがケイイチ様を呼んでいます」
冒険者ギルドからか、でも緊急で呼び出しってなんだろうか?
冒険者ギルドの使い
「今日の朝、ギルドが混んでいない時間でいいので来てほしいそうです」
あれ?今すぐじゃなくていいのか。
ケイイチ
「わかったよありがとね」
俺は銅貨を1枚使いの子に渡した。
使いの子は驚いていたけど、ギルドの人でもチップの制度はあるから笑顔でポケットに入れて帰っていったよ。
ケイイチ
「なんだろうね、急いでいたみたいだけど、朝一じゃなくていいみたいだしさ」
ミキ
「そうね、私はまたケイイチが何かしたのかと思ったけど」
そんな俺が悪いみたいに言わないでよ、たしかに色々やってるし、やらかしてるけどさ。
ケイイチ
「じゃあ飯食べたらちょっと休憩して行こうか」
俺たちはギルドが混雑する時間を避けていつもの時間にギルドに着いた。
そこにはいつものエルフ、フェートさんがいた。
フェート
「ケイイチさんお待ちしていました、ギルドマスターの部屋にどうぞ」
俺たちはすぐにギルドマスターの部屋に通された。
フェートさんが何故かオロオロしていたね、俺何かしたっけかなぁー、っと思いながら扉をノックして返事が返ってきたので部屋に入った。
そこではミーネルさんが怒った顔で椅子に座っていた。
ミーネル
「来たな、では聞こう、これを何処で倒した」
それは俺たちが昨日ギルドに売ったレッドオーガの皮だった。
ケイイチ
「え!それはダ」
俺が発言しようとしたがサーニャンが俺の腰をつついて止めた。
何だろう?
ミーネル
「・・・答えられんか、ではこちらから言おうレッドオーガはここら辺にはいない」
え!そうなの?そういえば生息地域で分けれたけど確認して無かったなー。
ミーネル
「考えられるのはあのダンジョンだが、時間的にも行くことは出来ない、どうやってあれを狩ったのだ」
どうしようほんとのことを言おうか。
俺がサーニャンを不意に見ると頭を横に振っていた・・・やめた方がいいってことか?
俺は考えた、スキルの並列思考がこの時役に立ったね、今までも使ってたけど強行策か逃走策しか思いつかなかったんだよねー。
ダンジョンマスターというのは言えない。
・・・それならこれかな!
ミーネル
「おい聞いているのか」
ケイイチ
「すみません、ちょっと考えていました」
ミーネル
「ほう、それで考えはまとまったのかな」
ケイイチ
「ええ、今までも色々出してきたけど、これは黒色水晶の件以来、俺が言わないようにしていた物なんだ」
ミーネル
「ほう、お前でも学習するのだな、それで私に言って聞かせてくれるのかな」
ケイイチ
「ああ、ミーネルさんなら大丈夫、でもここだけの話にしてくれるかな」
俺は念を押したよ。
ミーネル
「無論だ!」
ケイイチ
「じゃあ話すけど、ダンジョンでそれは狩ったんだよ」
ミーネル
「な!どうやってだ、時間的に不可能だろう」
ケイイチ
「普通なら移動時間が掛かるから無理だね、だけど俺が持っている転移の魔道具でダンジョンまで行ってるんだ」
ミーネル
「な⁉︎転移の魔道具だと」
ケイイチ
「うん、ただ俺が持っているのは、行ったことがある場所限定なんだ」
ミーネル
「・・・」
ケイイチ
「だから俺は、ダンジョン一階に転移してダンジョンを探索しているんだ」
ミーネル
「・・・」
ケイイチ
「どうかな?分かってもらえたかな」
ミーネル
「いや、そうか転移か、それなら確かに可能だな」
あっさりと信じてくれて良かった、でもあっさりしすぎな気もするけど、まあいいかな。
ケイイチ
「わかってもらえたようだね」
ミーネル
「ああ、すまなかったな、朝から急に呼び出して」
ケイイチ
「いいんだよ分かってもらえれば、じゃあ俺たちはこれから、今話した魔道具を使ってダンジョンに行ってくるよ」
ミーネル
「ああ、気を付けてな」
俺たちはミーネルさんに挨拶をして部屋を出た。
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