異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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12章学園大会

298話 阻止

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イーレです、私たちは今大人数の誘拐犯を捕まえています、深夜の宿舎を襲って来たの。

ちなみにケイイチ様は飛空艇で防衛をしています。


まあ影ちゃんが知らせてくれたから仮眠も十分で良かったわ。


サガ
「まったく人数が多いだけで、てんで歯ごたえが無いな、よし次行くぞケレ、イナ」


私たちは今顔を変えていますが名前も念のため変えています、私がイナでケンがケレです。


サガ
「フン!」

誘拐犯
「ぎゃあっ!」


サガ(サイガさん)の振り下ろした剣で誘拐犯が真っ二つになりました、いくら弱くてイライラしてるからって、もう!少し手加減してくださいってサイガさん。


ケレ
「とりゃー」

誘拐犯
「があぁー!お、俺の腕がぁー!」


ケンの蹴りで誘拐犯の腕が吹っ飛びました、ケンもなの!気を付けてよね、ほんと。


サガ
「あらかた捕まえたな」

ケレ
「そうですね、そろそろ切り上げてみんなの所に行って見ましょう」


ほとんど私が倒した者だけですけどね、ケンが倒した者は腕や足が吹き飛んでるし、サイガさんのはもう生きてません。

私たちは捕まえた男たちを引きずって飛空艇で戦っているケイイチ様の所に行きました。


ケイイチ
「みんなご苦労様」

サイガ
「そっちも随分いたんだな」


私たちが捕まえたのは10人でしたがケイイチ様たちは30人位いました、恐らく一人も命を奪ってないのでしょう、さすがです。


ケイイチ
「ほんとだよ、よくこんなに集めたよね、今情報を取ってたとこなんだけど、あまり芳しくないね」


ケイイチ様ががっかりしていますが予想はしていました、見るからに街のチンピラですからねこの男たちは。


サーニャン
「マスター終わりました、やはりだめですね」

ケイイチ
「そうかーじゃあこの後の事を決めてもらおうか」


そう言ってケイイチ様が男たちに言いました。


ケイイチ
「君たちを開放する、もう一度攻めてきたら今度は容赦しないからね、そして君たちの雇い主は君たちを始末しに来る、20日ほど前に行方不明になったキルストフって男を知っているかい?」


男たちは騒がしく話し合っています。


ケイイチ
「何人かは知っているようだね、そうその人は雇い主に始末されたんだ、それがいやな人は安全な場所で隔離してあげよう、さあ選んでくれ」


そう言って拘束を解いていきました。

残ったのは20名でケイイチ様が転移してどこかに連れて行き帰ってきました。


イーレ
「あのケイイチ様彼らをいったいどこへ」

ケイイチ
「ああ、拘束用の部屋を作ってあるんだよ、大会が終わるまでか希望者はそのままそこで暮らしてもらうよ」

イーレ
「そ、そうでしたか、さすがですね」

ケン
「じゃあ僕たちは予定通り行きますね」

ケイイチ
「ああ、大変だろうけどよろしくね」


私たちは作戦通り逃がした男たちを監視し、数日後暗殺者を捕まえ情報を取ることに成功しました。


サイガ
「暗殺者はなかなかだったぞケイイチ、変わった技が見れて面白かった」


暗殺者を調べている間にサイガさんがケイイチ様に言っていました、私もケイイチ様に沢山撫でてもらいました、ケーキも美味しかったです。


ケイイチ
「これで証拠はそろったね、でももう明後日が決勝だから明日の夜切り札を使ってくるね」


そうなのです、情報を持っていない者たちだったからかすぐには始末をしに来なかったのです。

予選でも色々してきました、休憩時間に部屋を使えなくしたり、水に毒を入れてきたりもうしつこいくらいです、まあそのおかげで子供たちはやる気が高まっていましたけどね。

私たちも影ちゃんからの情報で事前に知っていたのですぐに対処しました。


サイガ
「そうだな、どうせならその切り札もぶち壊してやろうじゃないか」

ケン
「そうですね影ちゃんの情報だと凄腕の暗殺者を使った奇襲みたいですから、楽しみですね」


影ちゃんは密偵としてとても優秀で、すでに向こうの切り札が夜の奇襲であり、Sランク冒険者に匹敵する10人の凄腕暗殺者だというのがわかっています。


ケイイチ
「じゃあ飛空艇で待ち構えるってことで行こうか」


私たちは作戦を立てて明日に備えました。
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