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12章学園大会
319話 団体決勝
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決勝の会場に着き試合が始まったのだが選手が動かない、何やら話しているようだ。
ヴェルティナ
「そんな約束はできませんわ」
わたくしは困ってしまいました、相手選手が困った提案をしてきたのですわ。
相手選手
「まあそうだな、言っておくだけしておきたかっただけだ、その後は国同士で話し合うだろう、行くぞ」
そうなのですわ、相手国ブルンベルファが大会終了後、騎士の剣術大会を開催すると言ってきたのですわ。
そしてもしわたくしたちが負けたら、ケイイチを大会に連れてきてくれと言ってきたのですわ、そんなことわたくしが約束できることではないのですわ。
そんな事を考えていると言ってきた剣士の男子が突っ込んできて他の生徒も戦闘を開始しましたわ、わたくしたちは一歩遅れてしまいました。
ヴェルティナ
「な!?行きますわよケイト」
ケイト
「は、はいヴェル様」
わたくしたちは動揺しながら戦いましたわ、負けるわけにはいきませんもの。
相手選手
「さすがだな、よくあの攻撃を受けて倒れないものだ」
相手の総攻撃をまともに受けわたくしたちはかなりのダメージを受けてしまいましたわ。
ヴェルティナ
「みんな平気ですか」
ケイト
「は、はいなんとか」
ネスティ
「いてて・・・くそ、なかなかやるな」
ディル
「ぐっ、結構食らっちゃったね」
連携の取れた攻撃でしたわ、幸い向こうの魔法使いの長い詠唱のおかげで今は距離を取れていますがこのままではまずいですわね。
ケイイチに頼みごとが増えてしまいますわ。
バニラ
「待っててみんな『エリアヒール』威力は低いけど無いよりはいいはずよ」
ヘキル
「ありがとバニラ」
バニラの回復魔法を貰いました、ヘキルは戦闘でかなりの魔法を使っているので出来ません、戦いはまだ続きますからね。
ケーラ
「みんなスキルよ『集中』」
そうですわ、ここでケイイチが用意してくれたスキルですわ。
それに良く考えて見ればわたくしたちが動揺していてもどうしようもないことですもの、後は向こうも言っていた国同士やケイイチに直接お願いすればいいのですわ。
ヴェルティナ
「みんな落ち着きましたわね、さあ反撃ですわよ」
ケイト
「はい、倍にして返してやりましょうヴェル様」
みんなも頷いていますわ落ち着きを取り戻しましたわね、そうですわこれに勝てばいいのですわ、そうすれば全員一致のお願いを聞いてもらえますものね。
ケーラ
「ヴェル様ケイイチさんに貰ったあれを使います」
ヴェルティナ
「あれですわね、ええお願いします、みんないいですわねケーラの攻撃を受けた者を無視して他の方たちを集中的に攻撃しますわよ」
みんな
「「「「はい、ヴェル様」」」」
ケーラの矢を受けた者が動けなくなり相手の連携が崩れ、わたくしたちはそこを突いて何とか勝利しましたわ。
ケイイチ
「いい試合だった、ヴェルたち奥の手を使うなんて、なかなか苦戦したんだね」
ミキ
「そうだけど最初は動きが変だったわ、何か相手に言われたのかしら?」
まあそうかもね、戦術として相手が何かしてきたのかもしれない。
フルーティア
「でも勝利したわね、これで後は表彰式ねケイイチ」
ケイイチ
「ああ、そうだね」
ミキ
「ヴェルティナたちのご褒美も待ってるわよ」
ケイイチ
「そうだったね、何をお願いしてくるかな」
サーニャン
「私は何となくわかるような気がしますけど」
俺も考えてるよ、みんなで話し合ったことから予想してね、まあどうせローナにそのことは聞く予定だし、なってもいいと思っているよ。
俺たちがそんなことを話していると警備員のケイルが走ってきた。
ケイイチ
「どうしたんですかケイルさん」
ケイル
「ああ良かった、ケイイチ殿よろしければ表彰式に出てください」
俺が出した商品だから俺が渡す方が良いと会議で決まったらしい。
ケイイチ
「まあそれ位ならいいですよ、行きましょう」
ケイル
「あ、ありがとうございます」
ケイルの後をついていき俺は壇上の席に着いた、着いたのだが何故かベルートルたちの隣に座らされた。
ベルートル
「よろしくお願いしますねケイイチ様」
ケイイチ
「よろしく2人とも、でも俺はただ渡すだけなんだけどね」
ミーテアル
「それが大事なんですよ、ケイイチ様は今や英雄ですよ」
ケイイチ
「え、英雄って」
二人の話を聞いたら驚いた、商品を出したのが他の国から評判が凄く良いらしい、更に参加者たちからも評判が凄いとか、俺ただみんなのやる気を出させ個人と団体を分けて景品を提供しただけなんだけど。
ケイイチ
「まぁ、楽しんでくれて良かったけど、英雄ってほどではないと思うんだけどなぁ景品を渡しただけだよ」
ベルートル
「あんなすごい品や装備を景品にするなんて、普通は出来ないです」
ミーテアル
「そうです、それに出来たとしても何か裏があったりします、それなのにケイイチ様は何も報酬は要らないと言ったそうじゃないですか、それがどういったことなのかケイイチ様なら分かりますよね」
二人に言われてしまった、まあ報酬的なものは全然いらないんだよね、しいて言うなら国の宣伝?。
ケイイチ
「参加者たちがやる気を出して楽しんでくれればいいだけなんだけどね」
そう言ったら二人がまた目を輝かせてきた、そして表彰式が始まりました。
ヴェルティナ
「そんな約束はできませんわ」
わたくしは困ってしまいました、相手選手が困った提案をしてきたのですわ。
相手選手
「まあそうだな、言っておくだけしておきたかっただけだ、その後は国同士で話し合うだろう、行くぞ」
そうなのですわ、相手国ブルンベルファが大会終了後、騎士の剣術大会を開催すると言ってきたのですわ。
そしてもしわたくしたちが負けたら、ケイイチを大会に連れてきてくれと言ってきたのですわ、そんなことわたくしが約束できることではないのですわ。
そんな事を考えていると言ってきた剣士の男子が突っ込んできて他の生徒も戦闘を開始しましたわ、わたくしたちは一歩遅れてしまいました。
ヴェルティナ
「な!?行きますわよケイト」
ケイト
「は、はいヴェル様」
わたくしたちは動揺しながら戦いましたわ、負けるわけにはいきませんもの。
相手選手
「さすがだな、よくあの攻撃を受けて倒れないものだ」
相手の総攻撃をまともに受けわたくしたちはかなりのダメージを受けてしまいましたわ。
ヴェルティナ
「みんな平気ですか」
ケイト
「は、はいなんとか」
ネスティ
「いてて・・・くそ、なかなかやるな」
ディル
「ぐっ、結構食らっちゃったね」
連携の取れた攻撃でしたわ、幸い向こうの魔法使いの長い詠唱のおかげで今は距離を取れていますがこのままではまずいですわね。
ケイイチに頼みごとが増えてしまいますわ。
バニラ
「待っててみんな『エリアヒール』威力は低いけど無いよりはいいはずよ」
ヘキル
「ありがとバニラ」
バニラの回復魔法を貰いました、ヘキルは戦闘でかなりの魔法を使っているので出来ません、戦いはまだ続きますからね。
ケーラ
「みんなスキルよ『集中』」
そうですわ、ここでケイイチが用意してくれたスキルですわ。
それに良く考えて見ればわたくしたちが動揺していてもどうしようもないことですもの、後は向こうも言っていた国同士やケイイチに直接お願いすればいいのですわ。
ヴェルティナ
「みんな落ち着きましたわね、さあ反撃ですわよ」
ケイト
「はい、倍にして返してやりましょうヴェル様」
みんなも頷いていますわ落ち着きを取り戻しましたわね、そうですわこれに勝てばいいのですわ、そうすれば全員一致のお願いを聞いてもらえますものね。
ケーラ
「ヴェル様ケイイチさんに貰ったあれを使います」
ヴェルティナ
「あれですわね、ええお願いします、みんないいですわねケーラの攻撃を受けた者を無視して他の方たちを集中的に攻撃しますわよ」
みんな
「「「「はい、ヴェル様」」」」
ケーラの矢を受けた者が動けなくなり相手の連携が崩れ、わたくしたちはそこを突いて何とか勝利しましたわ。
ケイイチ
「いい試合だった、ヴェルたち奥の手を使うなんて、なかなか苦戦したんだね」
ミキ
「そうだけど最初は動きが変だったわ、何か相手に言われたのかしら?」
まあそうかもね、戦術として相手が何かしてきたのかもしれない。
フルーティア
「でも勝利したわね、これで後は表彰式ねケイイチ」
ケイイチ
「ああ、そうだね」
ミキ
「ヴェルティナたちのご褒美も待ってるわよ」
ケイイチ
「そうだったね、何をお願いしてくるかな」
サーニャン
「私は何となくわかるような気がしますけど」
俺も考えてるよ、みんなで話し合ったことから予想してね、まあどうせローナにそのことは聞く予定だし、なってもいいと思っているよ。
俺たちがそんなことを話していると警備員のケイルが走ってきた。
ケイイチ
「どうしたんですかケイルさん」
ケイル
「ああ良かった、ケイイチ殿よろしければ表彰式に出てください」
俺が出した商品だから俺が渡す方が良いと会議で決まったらしい。
ケイイチ
「まあそれ位ならいいですよ、行きましょう」
ケイル
「あ、ありがとうございます」
ケイルの後をついていき俺は壇上の席に着いた、着いたのだが何故かベルートルたちの隣に座らされた。
ベルートル
「よろしくお願いしますねケイイチ様」
ケイイチ
「よろしく2人とも、でも俺はただ渡すだけなんだけどね」
ミーテアル
「それが大事なんですよ、ケイイチ様は今や英雄ですよ」
ケイイチ
「え、英雄って」
二人の話を聞いたら驚いた、商品を出したのが他の国から評判が凄く良いらしい、更に参加者たちからも評判が凄いとか、俺ただみんなのやる気を出させ個人と団体を分けて景品を提供しただけなんだけど。
ケイイチ
「まぁ、楽しんでくれて良かったけど、英雄ってほどではないと思うんだけどなぁ景品を渡しただけだよ」
ベルートル
「あんなすごい品や装備を景品にするなんて、普通は出来ないです」
ミーテアル
「そうです、それに出来たとしても何か裏があったりします、それなのにケイイチ様は何も報酬は要らないと言ったそうじゃないですか、それがどういったことなのかケイイチ様なら分かりますよね」
二人に言われてしまった、まあ報酬的なものは全然いらないんだよね、しいて言うなら国の宣伝?。
ケイイチ
「参加者たちがやる気を出して楽しんでくれればいいだけなんだけどね」
そう言ったら二人がまた目を輝かせてきた、そして表彰式が始まりました。
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