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4章 制覇
78話 10つ星ダンジョンの前集合
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前代未聞と世間を騒がせてる10つ星ダンジョンの挑戦が遂に始まるという事で、司会の俺は中継を見てソワソワしていた。
「7つ星を制覇し、俺が司会の仕事に復帰するきっかけになったPT、果たしてどれほどの奴らなのかな」
映像で顔も実力も見ていたが、10つ星と比較には出来ないから、番組のゲストも無謀と言っていた。
そんな声は観客も同じで、誰も期待していなかったんだが、探索者が到着して空気が変わった。
「探索者が到着した様です、会場の皆さん見えていますか、凄い装備を身に纏っていますよ」
「現場の泉さん、見えてますよ、早速声を掛けてください」
「分かりました、では希望の光のリーダーさんに声を掛けますね」
泉さんが先頭の女性に声を掛け、今の心境を聞いてくれたが、負ける気がしないと凄い自信を見せてくれた。
それを聞き、会場で無謀と言っていた人たちが反論できず、ただただ見ているだけだったよ。
「凄い自信ですね、過酷な訓練をされたのでしょうね」
「そうだな、この為に頑張って来た」
「そちらの装備も凄いですね」
「魔力を宿したオリハルコンの糸を使っている装備だ」
オリハルコンの糸と聞き、専門家の一人が信じられないと声を上げた。
司会としてどうしてそう思うのか質問すると、専門家は存在しない金属と言ってきたんだ。
「ということは、新しい金属という事ですか?」
「それもそうだが、金属を糸にする技術もない、どちらも新技術だ」
「それは凄い、これは探索も期待できますね」
「いや・・・さすがにそれでも無理だろう」
専門家は、それだけ危険があると言ってきたが、それを黙らせたのは次に現れたゴリラの様な着ぐるみたちで、あれはなんだと会場が騒がしくなったよ。
現場の泉さんに話をするように伝えると、ゴリラは戦闘スーツである事がスーツを着た人から聞けたんだ。
「戦闘スーツなのですね、それでお名前は?」
「すみません、名前は言えないんです、匿名希望としてください」
「そうですか、それは残念ですが、自信のほどはどうですか?」
「それは当然あります、その為の戦闘スーツですからね」
それはそうだろうと思ったんだが、またまた新技術だと騒ぎだした専門家がいて、あれは是非調べたいとか言い出した。
名前も教えて貰えないから、調べる事なんて出来ないだろうと思いつつ、泉さんが強いのかと聞いている映像に注目した。
「10つ星攻略のための装備です、当然強いですよ」
「そうなんですね、どれほどなのでしょうか、見せてはいただけませんか?」
「そうですねぇ・・・では、あの止めてある車を片手で持ち上げましょう」
「ちょっちょっとマダ・・・1号ダメよ、壊しちゃうわ」
他のゴリラスーツを着た探索者が止めたが、先頭のゴリラは平気と言って番組で使っていたロケバスに近づき、片手で本当に持ち上げた。
それを見て、泉さんが解説しなくてはいけなかったんだが、声を出す事が出来なくなっていた。
「こんな感じですけど、どうですか?」
「す、すごいですね」
「そうでしょう、まだまだ本気ではありませんし、勘違いしてほしくないんですが、ゴリラだからって力だけではありませんよ」
そういったゴリラは、ロケバスを降ろして一瞬でカメラから姿を消し、泉さんがどこにいるのかと探した。
近くにはいなかった様で、他のゴリラがビルの上と教えてくれて、そこであのゴリラが手を振っていた。
「い、いつの間に」
「力だけでなく、この戦闘スーツはあれくらいできます」
「そ、そうなのですね・・・これは本当にやってくれるかもしれませんよ」
こちらに答えを求めてきた泉さんだが、会場のゲストはまだまだとかなり難しい顔をしながら答えて来た。
決め手がないとか明らかに苦しい意見を口にしたんだが、それも最後に現れたPTを見て覆される事になったよ。
「きたな、学生でありながら7つ星を制覇した探索に参加したPT」
誰もが無謀と言っていたあの時と同じく、今回はそれ自体が無謀なんだが、そんな事を気にした感じのない笑顔をして現れたんだ。
泉さんに直ぐに声を掛けてもらう様に伝えたんだが、どうしてか返事がなかったよ。
「泉さん、聞こえてますか?」
「す、すみません、見惚れてしまいました」
「見惚れるって、そんなに彼らは違いますか?」
「映像では分かりませんか?あの子たちから凄い力を感じますよ」
探索者でもない泉さんでも感じる力らしく、一緒にいるカメラマンたちも同じようで、泉さんが聞いたらカメラが頷く様に縦に動いた。
装備は確かに凄いんだが、こちらからは感じられず、声を掛けてほしいと再度お願いしたら、泉さんは動いてくれたよ。
「あの良いですか?」
「どうも、テレビの人ですね」
「はい、今回の意気込みを聞きたいんですけど、えっと探索者斑鳩君良いですか?」
「意気込みは見ればわかると思いますが、僕たちが準備した装備・道具・人員、全て誰にもまねの出来ない最強と呼べるレベルです」
それが意気込みという事で、泉さんは確かにと納得していた。
俺も会場で頷いてしまったが、それでも専門家は納得して無い様子で、最後に一言もらう様に伝えたんだ。
「僕たちは必ず制覇して帰ってきます、そして僕はPTのみんなと結婚するんです」
「そ、それは!」
突然の告白をもらって驚くところなんだが、それ以上に斑鳩君が他のメンバーに頭を叩かれ「死亡フラグをわざわざ言わない」と止められていた。
それは斑鳩君の自信の表れで、そんなフラグに負けず帰ってくると宣言してきた。
「凄い、本当に凄い自信です、これはもう疑いようがありません」
泉さんが期待の眼差しを向け、それを受けて斑鳩君たちはダンジョンの門に消えていった。
そして、映像は斑鳩君たちが生投稿を始めたので切り替えられ、会場の画面には荒野が映ったよ。
「これが10つ星ダンジョンの中」
「皆さん見えますか?これから数日を掛けて投稿させていただきます、適度に休んでみてくださいね」
斑鳩君の声と共に移動が始まり、荒野を歩く斑鳩君たちが空から見る感じに映っていた。
まだモンスターとの戦闘は無いが、斑鳩君たちが警戒しながら歩いているからこちらも緊張してきたよ。
「これがずっと続くのか、これは大変だな」
前の映像でも警戒はしていたが、今回はもっと慎重に進んでいる様に見えて、俺は素人の言葉を口にした。
普通なら専門家がそれにツッコむんだろうが、それを忘れるほどに画面に集中していたよ。
「ずっと映していたいが、俺たちは出発するまでを特番するつもりだったからな」
ここで俺は番組の終わりを宣言し、斑鳩君の投稿を楽しむように伝え、出来る事なら無事に戻ってくるように祈ってほしいとお願いした。
誰がなんと言おうと、映像に映っていた探索者は、全員がジャーパンの誇る探索者であり、彼らがこの先を先導すると思ったんだ。
「7つ星を制覇し、俺が司会の仕事に復帰するきっかけになったPT、果たしてどれほどの奴らなのかな」
映像で顔も実力も見ていたが、10つ星と比較には出来ないから、番組のゲストも無謀と言っていた。
そんな声は観客も同じで、誰も期待していなかったんだが、探索者が到着して空気が変わった。
「探索者が到着した様です、会場の皆さん見えていますか、凄い装備を身に纏っていますよ」
「現場の泉さん、見えてますよ、早速声を掛けてください」
「分かりました、では希望の光のリーダーさんに声を掛けますね」
泉さんが先頭の女性に声を掛け、今の心境を聞いてくれたが、負ける気がしないと凄い自信を見せてくれた。
それを聞き、会場で無謀と言っていた人たちが反論できず、ただただ見ているだけだったよ。
「凄い自信ですね、過酷な訓練をされたのでしょうね」
「そうだな、この為に頑張って来た」
「そちらの装備も凄いですね」
「魔力を宿したオリハルコンの糸を使っている装備だ」
オリハルコンの糸と聞き、専門家の一人が信じられないと声を上げた。
司会としてどうしてそう思うのか質問すると、専門家は存在しない金属と言ってきたんだ。
「ということは、新しい金属という事ですか?」
「それもそうだが、金属を糸にする技術もない、どちらも新技術だ」
「それは凄い、これは探索も期待できますね」
「いや・・・さすがにそれでも無理だろう」
専門家は、それだけ危険があると言ってきたが、それを黙らせたのは次に現れたゴリラの様な着ぐるみたちで、あれはなんだと会場が騒がしくなったよ。
現場の泉さんに話をするように伝えると、ゴリラは戦闘スーツである事がスーツを着た人から聞けたんだ。
「戦闘スーツなのですね、それでお名前は?」
「すみません、名前は言えないんです、匿名希望としてください」
「そうですか、それは残念ですが、自信のほどはどうですか?」
「それは当然あります、その為の戦闘スーツですからね」
それはそうだろうと思ったんだが、またまた新技術だと騒ぎだした専門家がいて、あれは是非調べたいとか言い出した。
名前も教えて貰えないから、調べる事なんて出来ないだろうと思いつつ、泉さんが強いのかと聞いている映像に注目した。
「10つ星攻略のための装備です、当然強いですよ」
「そうなんですね、どれほどなのでしょうか、見せてはいただけませんか?」
「そうですねぇ・・・では、あの止めてある車を片手で持ち上げましょう」
「ちょっちょっとマダ・・・1号ダメよ、壊しちゃうわ」
他のゴリラスーツを着た探索者が止めたが、先頭のゴリラは平気と言って番組で使っていたロケバスに近づき、片手で本当に持ち上げた。
それを見て、泉さんが解説しなくてはいけなかったんだが、声を出す事が出来なくなっていた。
「こんな感じですけど、どうですか?」
「す、すごいですね」
「そうでしょう、まだまだ本気ではありませんし、勘違いしてほしくないんですが、ゴリラだからって力だけではありませんよ」
そういったゴリラは、ロケバスを降ろして一瞬でカメラから姿を消し、泉さんがどこにいるのかと探した。
近くにはいなかった様で、他のゴリラがビルの上と教えてくれて、そこであのゴリラが手を振っていた。
「い、いつの間に」
「力だけでなく、この戦闘スーツはあれくらいできます」
「そ、そうなのですね・・・これは本当にやってくれるかもしれませんよ」
こちらに答えを求めてきた泉さんだが、会場のゲストはまだまだとかなり難しい顔をしながら答えて来た。
決め手がないとか明らかに苦しい意見を口にしたんだが、それも最後に現れたPTを見て覆される事になったよ。
「きたな、学生でありながら7つ星を制覇した探索に参加したPT」
誰もが無謀と言っていたあの時と同じく、今回はそれ自体が無謀なんだが、そんな事を気にした感じのない笑顔をして現れたんだ。
泉さんに直ぐに声を掛けてもらう様に伝えたんだが、どうしてか返事がなかったよ。
「泉さん、聞こえてますか?」
「す、すみません、見惚れてしまいました」
「見惚れるって、そんなに彼らは違いますか?」
「映像では分かりませんか?あの子たちから凄い力を感じますよ」
探索者でもない泉さんでも感じる力らしく、一緒にいるカメラマンたちも同じようで、泉さんが聞いたらカメラが頷く様に縦に動いた。
装備は確かに凄いんだが、こちらからは感じられず、声を掛けてほしいと再度お願いしたら、泉さんは動いてくれたよ。
「あの良いですか?」
「どうも、テレビの人ですね」
「はい、今回の意気込みを聞きたいんですけど、えっと探索者斑鳩君良いですか?」
「意気込みは見ればわかると思いますが、僕たちが準備した装備・道具・人員、全て誰にもまねの出来ない最強と呼べるレベルです」
それが意気込みという事で、泉さんは確かにと納得していた。
俺も会場で頷いてしまったが、それでも専門家は納得して無い様子で、最後に一言もらう様に伝えたんだ。
「僕たちは必ず制覇して帰ってきます、そして僕はPTのみんなと結婚するんです」
「そ、それは!」
突然の告白をもらって驚くところなんだが、それ以上に斑鳩君が他のメンバーに頭を叩かれ「死亡フラグをわざわざ言わない」と止められていた。
それは斑鳩君の自信の表れで、そんなフラグに負けず帰ってくると宣言してきた。
「凄い、本当に凄い自信です、これはもう疑いようがありません」
泉さんが期待の眼差しを向け、それを受けて斑鳩君たちはダンジョンの門に消えていった。
そして、映像は斑鳩君たちが生投稿を始めたので切り替えられ、会場の画面には荒野が映ったよ。
「これが10つ星ダンジョンの中」
「皆さん見えますか?これから数日を掛けて投稿させていただきます、適度に休んでみてくださいね」
斑鳩君の声と共に移動が始まり、荒野を歩く斑鳩君たちが空から見る感じに映っていた。
まだモンスターとの戦闘は無いが、斑鳩君たちが警戒しながら歩いているからこちらも緊張してきたよ。
「これがずっと続くのか、これは大変だな」
前の映像でも警戒はしていたが、今回はもっと慎重に進んでいる様に見えて、俺は素人の言葉を口にした。
普通なら専門家がそれにツッコむんだろうが、それを忘れるほどに画面に集中していたよ。
「ずっと映していたいが、俺たちは出発するまでを特番するつもりだったからな」
ここで俺は番組の終わりを宣言し、斑鳩君の投稿を楽しむように伝え、出来る事なら無事に戻ってくるように祈ってほしいとお願いした。
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