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1章 新しい風
13話 レベルアップの経験値
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経験値は、500手に入れるとレベルが上がり、レベル差があればあっただけ経験値は貰えるそうですが、それにしても貰い過ぎと文哉さんから借りたステータス鑑定の紙を見て思いました。
【ステータス】
【名前】
三澄要
【レベル】
15
【HP】
7500
【MP】
0
【戦闘力】
75
【スキル】
短剣術レベル2
双剣術レベル4
投擲レベル4
一般人の戦闘力が5と文哉君に教わったので、簡単に15倍になっています。
みんなの動きを見て、それほど早くなった気はしないけど、それはウチも早くなっているからで、全員攻撃して倒してた突撃バッファローを単体で相手しているのが証拠でした。
「それだけ強くなっとるんやけど、これってあのモンスターは強かったって事やね」
一撃でも食らったらお終いの状況から始めていたから、ウチは考えただけでゾッとした。
でも、その一撃を喰らわない様に陣形を組んで、格上相手に余裕もありました。
「学校のダンジョンでも凄いと思ったけど、これが文哉君の力なんやね」
ウチが貰った装備も、短時間で作ったとは思えない出来で、防具の付与は状態異常軽減・反応速度アップ・疲労軽減・自動HP回復・属性耐性・自動修復・自動補正・重量軽減・防御力プラス5・10・20っと、更にあったから聞いてて頭が痛くなりました。
「代金はいらん言うてたけど、もし払うなら、いくら掛かるんや」
とても怖い想像をしてしまい、後で言われないか心配になり、美穂子さんに聞いてしまったわ。
美穂子さんは心配ないと笑ってて、とても落ち着いてたから、更に聞いたんです。
「どうしてそんなに落ち着いてられるんよ、ウチにはわからへん」
「カナメはまだ知らないのよ、ここにいるのが特別って事にね」
「どう言う事なん」
「考えても見なさい、レベルって上がるモノだったかしら?スキルは?」
そういえば聞いた事がなく、みんな必死に訓練して強くなろうとしてて、こんなに簡単に強くなってはいませんでした。
今持ってるステータスの紙も見た事なくて、秘密にしている事が分かって汗が出て来たわ。
「っね、代金よりも取らないと行けないモノがあるでしょう?」
「た、確かに」
「そう言う事だから、あなたはもう大切な仲間なのよ、代金がいらないのも当然なよ」
そうでないなら、今頃ウチはPTから外されていて、また一人になっていたと思いました。
だから心配ないと声を掛けてもらいましたが、どうしてウチはここにいるのか不思議に思いましたよ。
「どうしてここにいられるのかって顔してるわねカナメ」
「は、はい、なんで秘密を教えてくれたんですか?」
「それはねカナメ、あなたが私たちと同じ様に、代金の事を考えてるからよ」
理由を聞いたのに余計分からない答えが返ってきて、全然分からなくなりました。
そんなウチに、美穂子さんはそうして考えてるからだと言ってきましたね。
「でも、ウチだけでなく、普通はそうやないの?」
「考えるだけならね、でも高額であればあるほど、口に出すには勇気がいるのよ」
「勇気、それがウチがここにいる理由」
「素直という事もあるけど、一番は私達が気に入って楽しくなるって文哉に了承を求めたからでしょうね」
仲間に入れば楽しい、それは文哉君も期待している様で、ウチは何をすれば良いのか分からなくなりました。
仲良くしていれば良いと言われたけど、人見知りのウチがそんなに話せる事はなく、それこそ難問に入る事でしたよ。
「何を話せば良いか分からへん」
「そうね、自分の好きな事をお話してみるのが良いわ」
「そういわれても、ウチが好きな事って、アイドル探索者の動画を見る事なんやけど」
「アイドルって、5つ星のダンスパーティーかしら?」
男性アイドルPTで一番有名で強い名前が出ましたけど、ウチが見てるのはもっと新人の子たちで、探索者ランクも2から3の子たちを応援していたんです。
だから知られてないからつまらないと思ったんだけど、それは良いと逆に賛成を貰ったわ。
「早速話してみましょうよ、きっと喜んでくれるわ」
「ど、どないやろう」
「良いから、もう戦いも終わってモンスターの解体中だから、聞いてみなさい」
美穂子さんに背中を押され、ウチはすごく不安なまま、解体している文哉君にアイドルの探索者の事を聞きました。
好きなPTはいるのか聞かれたので、さっきの美穂子さんとのお話をしたら、作業の手は動いたままでニコニコして振り返ってきたわ。
「ああ、あの3人組のヂュエヂュエってPTだね」
「よ、良く知ってはるね」
「それはそうだよ、あの男性アイドルたち、会社の方針なのか武器が合ってないんだ」
「え!」
勿体ないと言って悲しそうにしている文哉君は、解体を終わらせて袋に入れていて、大きな物が小さな袋に入ってる驚きよりも、何故そこまてヂュエヂュエを知ってるのかが気になってしまいました。
どうしてそう思うのか、前に会ったことがあるそうで、そこで違和感を感じたみたいでした。
「違和感?」
「うん、あれはスキルを持ってるのに、そうでない武器を扱ってしまっている人の動きだったんだ」
「そ、そうなん?」
「でも、3人が同じ武器ってコンセプトだから仕方ないんだよね」
スキルもそれぞれ違う様で、それでは難しいとガッカリしていました。
アイドルなのに、しっかりと手にはタコがあり、訓練を頑張っているから勿体ないと文哉君は何度も言ってました。
「対して、自由をコンセプトにしてる女性アイドルPT【バタフライナイフ】は、本当に生き生きと探索してる」
「それって、今一番伸びしろがある」
「うん、あの子たちも同じようにスキルを持ってて頑張ってる・・・悲しいよね、会社は同じでどちらもスキルを持ってるのにさ」
手紙を送ったこともある様で、槍ではなくちゃんとそれぞれの武器と陣形の取り方も記載した様だけど、結局変えてくれてないそうです。
同じ会社だから、きっと周りから比較され肩身の狭い思いをしていると、文哉君は自分の事の様に悲しんでいて、ウチは応援しているのに知らなくてショックを受けたわ。
「まぁ歌って戦えるアイドルって事だから、2つ星ダンジョンでもやっていけるかもしれないけどね」
「今は1つ星のダンジョンに行ってるのに、2つ星なん?」
「アイドルのPTはみんなそうでね、撮影班を護衛する探索者を雇わないからそこまでが限界なんだ」
映ってない方まで説明できる文哉君は、どうしてそこまで知ってるのか気になって聞いたんだけど、中学生の時にスカウトされたと答えてきたわ。
女の子と間違われてしつこく説明を受けたそうで、あまり良い思い出ではなかったと笑っていました。
「た、大変だったんやね」
「昔の話だよ、それより回収も終わったから帰るんだけど、ちょっと寄り道していくね」
「寄り道って、さっきの村に用があるん?」
「うん、解体した素材を置いていきたいんだ」
戻って売っても良いとは思ったんですが、どうやらあの村を助けたい様で、美穂子さんたちも賛成していました。
でも、村の人に伝えると受け取って貰えないらしく、入口に置いていくことになりましたよ。
「文哉君、それだと誰が置いたのか分からへんよ」
「それで良いんだ、しばらくここでレベルを上げるからね、場所代だよ」
「それはこじつけにも無理があるんとちゃうかな」
「言い訳なんて適当で良いんだよカナメ、普通に返してたらキリがない」
押し付けるくらいで丁度良いと、文哉君は村に向かい歩き始め、ウチたちもその後に続き、解体したお肉と毛皮を村の前に置いて転移して戻りました。
異世界から帰って来たとは思えないほどあっさりしてて、工房に戻ってきてもあまり実感がありません。
「ウチたち、本当に異世界に行ってたんよね?」
「何言ってるのよカナメ、ちゃんと強くなったでしょう」
「加奈さん・・・なんだか実感かないんよ」
「明日から、強くなってるって実感するよ、なにせ今日相手したのは、こちらで4つ星のダンジョン並みのモンスターだからね」
そうだったのかっと、ウチはかなり危険であったことを知ったんですけど、もしダメでも奥の手を用意していた様で、文哉君は袋からビーズで作ったアクセサリーを出してきました。
クマやリスの人形で、それは大きくなって戦ってくれると教えてくれたから、そんな事も出来るのかっとみんなで突っ込みました。
「本来の手芸スキルはそうして戦うんだ、装備を作ったりしているのは僕だけの強みだね」
「そ、そうなんか」
「カナメ、あまり素直に考えたら大変でござるよ」
「ミクルさん・・・分かりました」
まだまだ想像を遥かに超えた出来事はあるだろうっと、ウチも納得して今日の成功を祝う打ち上げに参加したんです。
カラオケなんて初めてでしたけど、とても楽しく過ごす事が出来て、これから毎日これが続くと思って嬉しかったです。
【ステータス】
【名前】
三澄要
【レベル】
15
【HP】
7500
【MP】
0
【戦闘力】
75
【スキル】
短剣術レベル2
双剣術レベル4
投擲レベル4
一般人の戦闘力が5と文哉君に教わったので、簡単に15倍になっています。
みんなの動きを見て、それほど早くなった気はしないけど、それはウチも早くなっているからで、全員攻撃して倒してた突撃バッファローを単体で相手しているのが証拠でした。
「それだけ強くなっとるんやけど、これってあのモンスターは強かったって事やね」
一撃でも食らったらお終いの状況から始めていたから、ウチは考えただけでゾッとした。
でも、その一撃を喰らわない様に陣形を組んで、格上相手に余裕もありました。
「学校のダンジョンでも凄いと思ったけど、これが文哉君の力なんやね」
ウチが貰った装備も、短時間で作ったとは思えない出来で、防具の付与は状態異常軽減・反応速度アップ・疲労軽減・自動HP回復・属性耐性・自動修復・自動補正・重量軽減・防御力プラス5・10・20っと、更にあったから聞いてて頭が痛くなりました。
「代金はいらん言うてたけど、もし払うなら、いくら掛かるんや」
とても怖い想像をしてしまい、後で言われないか心配になり、美穂子さんに聞いてしまったわ。
美穂子さんは心配ないと笑ってて、とても落ち着いてたから、更に聞いたんです。
「どうしてそんなに落ち着いてられるんよ、ウチにはわからへん」
「カナメはまだ知らないのよ、ここにいるのが特別って事にね」
「どう言う事なん」
「考えても見なさい、レベルって上がるモノだったかしら?スキルは?」
そういえば聞いた事がなく、みんな必死に訓練して強くなろうとしてて、こんなに簡単に強くなってはいませんでした。
今持ってるステータスの紙も見た事なくて、秘密にしている事が分かって汗が出て来たわ。
「っね、代金よりも取らないと行けないモノがあるでしょう?」
「た、確かに」
「そう言う事だから、あなたはもう大切な仲間なのよ、代金がいらないのも当然なよ」
そうでないなら、今頃ウチはPTから外されていて、また一人になっていたと思いました。
だから心配ないと声を掛けてもらいましたが、どうしてウチはここにいるのか不思議に思いましたよ。
「どうしてここにいられるのかって顔してるわねカナメ」
「は、はい、なんで秘密を教えてくれたんですか?」
「それはねカナメ、あなたが私たちと同じ様に、代金の事を考えてるからよ」
理由を聞いたのに余計分からない答えが返ってきて、全然分からなくなりました。
そんなウチに、美穂子さんはそうして考えてるからだと言ってきましたね。
「でも、ウチだけでなく、普通はそうやないの?」
「考えるだけならね、でも高額であればあるほど、口に出すには勇気がいるのよ」
「勇気、それがウチがここにいる理由」
「素直という事もあるけど、一番は私達が気に入って楽しくなるって文哉に了承を求めたからでしょうね」
仲間に入れば楽しい、それは文哉君も期待している様で、ウチは何をすれば良いのか分からなくなりました。
仲良くしていれば良いと言われたけど、人見知りのウチがそんなに話せる事はなく、それこそ難問に入る事でしたよ。
「何を話せば良いか分からへん」
「そうね、自分の好きな事をお話してみるのが良いわ」
「そういわれても、ウチが好きな事って、アイドル探索者の動画を見る事なんやけど」
「アイドルって、5つ星のダンスパーティーかしら?」
男性アイドルPTで一番有名で強い名前が出ましたけど、ウチが見てるのはもっと新人の子たちで、探索者ランクも2から3の子たちを応援していたんです。
だから知られてないからつまらないと思ったんだけど、それは良いと逆に賛成を貰ったわ。
「早速話してみましょうよ、きっと喜んでくれるわ」
「ど、どないやろう」
「良いから、もう戦いも終わってモンスターの解体中だから、聞いてみなさい」
美穂子さんに背中を押され、ウチはすごく不安なまま、解体している文哉君にアイドルの探索者の事を聞きました。
好きなPTはいるのか聞かれたので、さっきの美穂子さんとのお話をしたら、作業の手は動いたままでニコニコして振り返ってきたわ。
「ああ、あの3人組のヂュエヂュエってPTだね」
「よ、良く知ってはるね」
「それはそうだよ、あの男性アイドルたち、会社の方針なのか武器が合ってないんだ」
「え!」
勿体ないと言って悲しそうにしている文哉君は、解体を終わらせて袋に入れていて、大きな物が小さな袋に入ってる驚きよりも、何故そこまてヂュエヂュエを知ってるのかが気になってしまいました。
どうしてそう思うのか、前に会ったことがあるそうで、そこで違和感を感じたみたいでした。
「違和感?」
「うん、あれはスキルを持ってるのに、そうでない武器を扱ってしまっている人の動きだったんだ」
「そ、そうなん?」
「でも、3人が同じ武器ってコンセプトだから仕方ないんだよね」
スキルもそれぞれ違う様で、それでは難しいとガッカリしていました。
アイドルなのに、しっかりと手にはタコがあり、訓練を頑張っているから勿体ないと文哉君は何度も言ってました。
「対して、自由をコンセプトにしてる女性アイドルPT【バタフライナイフ】は、本当に生き生きと探索してる」
「それって、今一番伸びしろがある」
「うん、あの子たちも同じようにスキルを持ってて頑張ってる・・・悲しいよね、会社は同じでどちらもスキルを持ってるのにさ」
手紙を送ったこともある様で、槍ではなくちゃんとそれぞれの武器と陣形の取り方も記載した様だけど、結局変えてくれてないそうです。
同じ会社だから、きっと周りから比較され肩身の狭い思いをしていると、文哉君は自分の事の様に悲しんでいて、ウチは応援しているのに知らなくてショックを受けたわ。
「まぁ歌って戦えるアイドルって事だから、2つ星ダンジョンでもやっていけるかもしれないけどね」
「今は1つ星のダンジョンに行ってるのに、2つ星なん?」
「アイドルのPTはみんなそうでね、撮影班を護衛する探索者を雇わないからそこまでが限界なんだ」
映ってない方まで説明できる文哉君は、どうしてそこまで知ってるのか気になって聞いたんだけど、中学生の時にスカウトされたと答えてきたわ。
女の子と間違われてしつこく説明を受けたそうで、あまり良い思い出ではなかったと笑っていました。
「た、大変だったんやね」
「昔の話だよ、それより回収も終わったから帰るんだけど、ちょっと寄り道していくね」
「寄り道って、さっきの村に用があるん?」
「うん、解体した素材を置いていきたいんだ」
戻って売っても良いとは思ったんですが、どうやらあの村を助けたい様で、美穂子さんたちも賛成していました。
でも、村の人に伝えると受け取って貰えないらしく、入口に置いていくことになりましたよ。
「文哉君、それだと誰が置いたのか分からへんよ」
「それで良いんだ、しばらくここでレベルを上げるからね、場所代だよ」
「それはこじつけにも無理があるんとちゃうかな」
「言い訳なんて適当で良いんだよカナメ、普通に返してたらキリがない」
押し付けるくらいで丁度良いと、文哉君は村に向かい歩き始め、ウチたちもその後に続き、解体したお肉と毛皮を村の前に置いて転移して戻りました。
異世界から帰って来たとは思えないほどあっさりしてて、工房に戻ってきてもあまり実感がありません。
「ウチたち、本当に異世界に行ってたんよね?」
「何言ってるのよカナメ、ちゃんと強くなったでしょう」
「加奈さん・・・なんだか実感かないんよ」
「明日から、強くなってるって実感するよ、なにせ今日相手したのは、こちらで4つ星のダンジョン並みのモンスターだからね」
そうだったのかっと、ウチはかなり危険であったことを知ったんですけど、もしダメでも奥の手を用意していた様で、文哉君は袋からビーズで作ったアクセサリーを出してきました。
クマやリスの人形で、それは大きくなって戦ってくれると教えてくれたから、そんな事も出来るのかっとみんなで突っ込みました。
「本来の手芸スキルはそうして戦うんだ、装備を作ったりしているのは僕だけの強みだね」
「そ、そうなんか」
「カナメ、あまり素直に考えたら大変でござるよ」
「ミクルさん・・・分かりました」
まだまだ想像を遥かに超えた出来事はあるだろうっと、ウチも納得して今日の成功を祝う打ち上げに参加したんです。
カラオケなんて初めてでしたけど、とても楽しく過ごす事が出来て、これから毎日これが続くと思って嬉しかったです。
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