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4章 活発
86話 宣戦布告
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「ひぃっひぃっ」
「ぜぇっぜぇっ」
「ほらほらペースが落ちてるぞ、ほらライネ腰が入ってないぞ」
そう言って俺はライネの腰をポンポン叩いた、今彼女らは訓練の為に畑を耕している、良い訓練になるんだよ、何せ道具を使ってないからな。
「よしよし出来たじゃないか」
「うぅ手が痛い」
「あたいなんて手の感覚がないよ、動かなくなったらどうしよう」
4人が大げさに言っている、これくらい俺はしょっちゅうしていたぞ、これをすると回復能力の気を使えるようになる、まぁもっと極限まで行かないとダメだがな。
ファラたちに使った訓練方法ならこんなことしなくてもいいんだが、彼女たちには使わない、身をもって知ってもらわないといけないからな。
「じゃあ朝の訓練はこれで終わるよ、食事が済んだら走り込みだ、僕が帰って来るまでやってるように」
嫌そうな顔をしている、だがここに帰ってきてすでに2か月同じことをしてるんだそろそろ慣れてもらいたいな。
まぁ最初は逃げようとしたり、攻撃を仕掛けようとして苦しんでいた、最近はなくなったが態度はあまり変わっていないからまだ様子見だ。
「ユーヤ今日はどこに行くの?」
「学園が休みだからね、ウーネたちとクエストの予定だよ」
そう言いながら朝食をファラと取っていると屋敷に向かって来る気を感じた、気の大きさからどこかの小間使いだな、門にいるおそらく気の感じからジーラかな、接触してその気は帰って行った、ジーラの気が屋敷に向かってきてるよ。
「主、公爵様呼んでる」
「え!?マリアンナ様から」
驚いた、まさかマリアンナからの呼び出しとはな、明日になれば学園でマリアと会うんだ、その時聞くことが出来る、それなのに呼んだって事は何か緊急って事だな。
「分かったよジーラ、悪いけどウーネたちに今日のクエストはキャンセルって言っておいて」
「分かった主」
そう言ってジーラは部屋を出た、今度埋め合わせをしないとな、ハルの話ではそろそろ繁殖期でまずいとか言われてるから、覚悟を決める必要があるかもしれない。
最近はやっと慣れてきた、あの胸の痛みもないこの年齢に精神が慣れたのかもしれないな。
「来たなユーヤ」
「ディラさん!?どうして護衛騎士のあなたが門に・・・そんなに緊急ですか?」
マリアンナの屋敷に近づくとディラが走ってきたんだ、そして俺は悟った、相当に緊急だ。
「兎に角こっちだ、急いでくれ」
俺の腕を引っ張ってきた、屋敷に行くわけではなくあの格納庫に向かっている、もしかして魔導巨神を盗まれたとかじゃないよな。
「来たわねユーヤ君」
「マリアンナ様どうしたんですか?」
魔導巨神は3機ある、となるとどうしたのだろうか。
「これを見てちょうだい」
マリアンナが手紙を手渡してくれた、差出人はセバスティアさんだな。
「ギャンドバスに動きあり?」
「そうよ、学園で習ってるでしょ」
たしか魔王の1人だ、好戦派の一人で他種族の領土から一番近い領地を統治している、そしてある島に攻撃拠点を築いているらしい、つまりは魔族側で攻撃を仕掛けてくるとしたらここが一番怪しいって事だ。
「それは分かりますけど、緊急って程ではないですよね?」
拠点を築いていると言ってもこっちにはあの兵器がある、魔王が1番で出て来るなら分かるが普通大将は出てこないだろう、そう言ったんだがマリアンナとディラが頭を左右に振った、どうしてだ?魔導巨神があるんだ戦争になっても勝てるだろう。
「前に人族との国境の話をしたわよね」
「ええ、電流の弱点を突かれてゼウが取られたって話ですね」
砦を守っていたのは24機、それがすべて奪われたとか悔しそうに言っていた、だが資料を見て自分で作り始めてから俺は思っている、あれを作ることが人族に出来るのかってな。
あれは魔工技師でもかなりの実力者でないと作れない、それだけの精密な技法が使われてるんだ、俺は目に気を集めれば細かな作業も簡単だから出来るがほんとに難しい。
「そうよ、でもそれのせいでゼウの改造がされたのユーヤ君のあの方法よ」
「ああ、スライムの核を使ったコーティングですね、なるほどそれのせいで前線に機体が行き届いてないって事ですか」
そう言ったら頷いていた、輸送は徒歩になる、機体の徒歩だから普通よりは早いがそれでも時間は掛かる。
「機体生産を遅らせてそっちを進めてるからかなり数が足りないの、だからゼウを既に持っている人族の方を優先したのだけど、魔族側が何故かそれを知っていて攻めてこようとしてるのよ」
「そうでしたか、魔族側には機体がないって事ですね」
俺の答えを聞いてマリアンナが頷いている、まぁゼウを作るのは大変だ、10人の作業員が10日で1機作るのがやっととかジャジャル先生が言っていた、これにも問題があって生産方法が時間のかかるやり方をしている、部品を作る者と組み立てる者、それを流れ作業にすれば効率が良くなるだろうとは思っているんだ。
それにそもそもブラッドコアの生産は急げない、今あるゼノと交換することになるだろうがゼノ自体もそんなにあるわけではないからな、マリアンナの話ではブラッドコアを貯蔵しているところが王都に会ってゼウが出来たらそれに組み込むことになっているらしい。
「あなたに精を貰ったのもこれがあったからなの、休養取るって建前でセバスに調べて貰ったの、それを国王に報告したのだけど、兵士を送る事になったわ」
「まぁモンスターと魔導巨神ゼウじゃ脅威度が違いますからね」
普通の冒険者やモンスターでは太刀打ちできないほどの兵器だ、普通はそうするだろう、それにマリアンナの話では兵士は1万を送るという事だ、もちろん王都からも出すがそれだけではないぞ、その街に近い所から派兵し少しでも早く兵士を揃える予定だそうだ。
「そうよ、わたくしでもそうするわ、でもタイミングが気になるの」
人族側にゼウ配備が終わったタイミングだと言っている、なので戻すよりも兵士を送る話になったんだな。
「確かにそうですね、それで僕はどうして呼ばれたんでしょうか?」
国の作戦が決まってるんなら俺に聞く必要はない、意見を聞くにしても遅いだろう。
「この手紙がセバスから届いたからよ、彼女は今療養してるの」
確かに俺との交配から4か月以上だ、そろそろ動きにくいんじゃないだろうか、俺と最初に交配した村の女性ケイはほとんど動いていない。
どうしてそんな事を知っているかと言うと定期的に気で探っているからだ、これくらいしないとほんと罪悪感が取れないんだよ。
「でしょうね、そろそろ安静にしないといけない時期ですかね」
「そうよ、ほんとに妊娠して故郷で療養する作戦だったからセバスを選んだの、でもセバスにはホントに休んでほしいのよ、この手紙だってセバス自身が調べているわ、やめなさい帰ってきなさいって手紙を送ってるのに聞いてくれないのよ」
それはかなり無理をしているな、逆算してもケイが動きを控え始めた時期と重なる、それなのに敵の拠点に忍び込んだって事だろ、相当に危険だ。
「ゼウが取られた時から気になって調べて貰ってたの情報はもう十分だからセバスを連れ戻してほしいの、まだ戦いが始まらないにしても療養出来ないならこっちで安静にしてほしいのよ」
「ああ飛空艇で迎えに行けって事ですね、まぁそれならいいですかね」
妊娠中の女性だもんな、こっちの方が安全なら移動させたいのだろう。
「ほんとごめんなさいね、セバスの家があそこになければこんなことにはならなかったのに、わたくしの作戦が裏目に出てしまったの」
マリアンナの話では裏切り者が王都にいて情報が筒抜けらしい、なので慎重に情報を集めていたがそれを任せたセバスさんが危険になってしまったと悔やんでいる、戦いが起きるかもしれないと思ってはいたがそれは低い確率だったんだそうだ、ほんとに調べるだけでセバスさんにはそこで子供を育てて貰う予定だった、だが予想を裏切り既に戦争の準備がされているらしい、なので戻るように言ったのだがセバスさんはもっと深く情報を集めいつ頃攻めてくるかまで調べてきた、だがもうその日は近いそうだ。
「仕方ないですよ、それで場所はどこですか?」
「王都から北の場所にあるウエールズって港町よ、交易都市でもあるからとても栄えてるの」
魔族側にもその交易都市は需要がある、なのでほんとに誤算だったと言っている、俺はそう聞いて早速気を飛ばした、確かにその港町から少し離れた場所にモンスターの気が沢山ある、それもかなり大きい。
「じゃあ今から向かいますけどマリアンナ様」
俺はセバスさんの気を探し少し気になったことがある、妊娠中の女性は気が2つになる、だが今のセバスさんは1つしか感じられない、さすがに出産には早いはずだ。
「なにかしら?報酬の話だったら後でしましょ」
「いえ、出産を早める魔法とかってあるんでしょうか?」
そう聞いたら首を捻っていた、俺が気を探れることを言ってないからな。
「まぁあるにはあるわ、でもそれは体に相当負担なの子供に力を分けないといけませんからね、それがどうしたの?」
それを聞いて分かった、セバスさんの気がかなり小さいんだ、だが調査をするのにあれでは潜入は不可能だろう、となると今小さい理由はその魔法を使い出産したんだ、もう情報を取る必要が無くなってな。
「急ぎ向かいます!マリアンナ様は至急国王様に報告を戦争が始まります」
情報を集め逃げるのでは無く出産を優先したと言う事はその時深手を負ったのかもしれない、それで子供だけでもとか考えたんだ、急がないとセバスさんの命が危ない、俺はマリアンナにそう告げて飛空艇を出して飛び立った、俺は焦っていた、どうしてここで飛空艇で飛び立ったんだと後で悔やんだよ。
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ご愛読ありがとうございます、まったりーです
ここで4章は終わりとなり閑話に入ります、7話となっていますのでよろしくお願いします。
「ぜぇっぜぇっ」
「ほらほらペースが落ちてるぞ、ほらライネ腰が入ってないぞ」
そう言って俺はライネの腰をポンポン叩いた、今彼女らは訓練の為に畑を耕している、良い訓練になるんだよ、何せ道具を使ってないからな。
「よしよし出来たじゃないか」
「うぅ手が痛い」
「あたいなんて手の感覚がないよ、動かなくなったらどうしよう」
4人が大げさに言っている、これくらい俺はしょっちゅうしていたぞ、これをすると回復能力の気を使えるようになる、まぁもっと極限まで行かないとダメだがな。
ファラたちに使った訓練方法ならこんなことしなくてもいいんだが、彼女たちには使わない、身をもって知ってもらわないといけないからな。
「じゃあ朝の訓練はこれで終わるよ、食事が済んだら走り込みだ、僕が帰って来るまでやってるように」
嫌そうな顔をしている、だがここに帰ってきてすでに2か月同じことをしてるんだそろそろ慣れてもらいたいな。
まぁ最初は逃げようとしたり、攻撃を仕掛けようとして苦しんでいた、最近はなくなったが態度はあまり変わっていないからまだ様子見だ。
「ユーヤ今日はどこに行くの?」
「学園が休みだからね、ウーネたちとクエストの予定だよ」
そう言いながら朝食をファラと取っていると屋敷に向かって来る気を感じた、気の大きさからどこかの小間使いだな、門にいるおそらく気の感じからジーラかな、接触してその気は帰って行った、ジーラの気が屋敷に向かってきてるよ。
「主、公爵様呼んでる」
「え!?マリアンナ様から」
驚いた、まさかマリアンナからの呼び出しとはな、明日になれば学園でマリアと会うんだ、その時聞くことが出来る、それなのに呼んだって事は何か緊急って事だな。
「分かったよジーラ、悪いけどウーネたちに今日のクエストはキャンセルって言っておいて」
「分かった主」
そう言ってジーラは部屋を出た、今度埋め合わせをしないとな、ハルの話ではそろそろ繁殖期でまずいとか言われてるから、覚悟を決める必要があるかもしれない。
最近はやっと慣れてきた、あの胸の痛みもないこの年齢に精神が慣れたのかもしれないな。
「来たなユーヤ」
「ディラさん!?どうして護衛騎士のあなたが門に・・・そんなに緊急ですか?」
マリアンナの屋敷に近づくとディラが走ってきたんだ、そして俺は悟った、相当に緊急だ。
「兎に角こっちだ、急いでくれ」
俺の腕を引っ張ってきた、屋敷に行くわけではなくあの格納庫に向かっている、もしかして魔導巨神を盗まれたとかじゃないよな。
「来たわねユーヤ君」
「マリアンナ様どうしたんですか?」
魔導巨神は3機ある、となるとどうしたのだろうか。
「これを見てちょうだい」
マリアンナが手紙を手渡してくれた、差出人はセバスティアさんだな。
「ギャンドバスに動きあり?」
「そうよ、学園で習ってるでしょ」
たしか魔王の1人だ、好戦派の一人で他種族の領土から一番近い領地を統治している、そしてある島に攻撃拠点を築いているらしい、つまりは魔族側で攻撃を仕掛けてくるとしたらここが一番怪しいって事だ。
「それは分かりますけど、緊急って程ではないですよね?」
拠点を築いていると言ってもこっちにはあの兵器がある、魔王が1番で出て来るなら分かるが普通大将は出てこないだろう、そう言ったんだがマリアンナとディラが頭を左右に振った、どうしてだ?魔導巨神があるんだ戦争になっても勝てるだろう。
「前に人族との国境の話をしたわよね」
「ええ、電流の弱点を突かれてゼウが取られたって話ですね」
砦を守っていたのは24機、それがすべて奪われたとか悔しそうに言っていた、だが資料を見て自分で作り始めてから俺は思っている、あれを作ることが人族に出来るのかってな。
あれは魔工技師でもかなりの実力者でないと作れない、それだけの精密な技法が使われてるんだ、俺は目に気を集めれば細かな作業も簡単だから出来るがほんとに難しい。
「そうよ、でもそれのせいでゼウの改造がされたのユーヤ君のあの方法よ」
「ああ、スライムの核を使ったコーティングですね、なるほどそれのせいで前線に機体が行き届いてないって事ですか」
そう言ったら頷いていた、輸送は徒歩になる、機体の徒歩だから普通よりは早いがそれでも時間は掛かる。
「機体生産を遅らせてそっちを進めてるからかなり数が足りないの、だからゼウを既に持っている人族の方を優先したのだけど、魔族側が何故かそれを知っていて攻めてこようとしてるのよ」
「そうでしたか、魔族側には機体がないって事ですね」
俺の答えを聞いてマリアンナが頷いている、まぁゼウを作るのは大変だ、10人の作業員が10日で1機作るのがやっととかジャジャル先生が言っていた、これにも問題があって生産方法が時間のかかるやり方をしている、部品を作る者と組み立てる者、それを流れ作業にすれば効率が良くなるだろうとは思っているんだ。
それにそもそもブラッドコアの生産は急げない、今あるゼノと交換することになるだろうがゼノ自体もそんなにあるわけではないからな、マリアンナの話ではブラッドコアを貯蔵しているところが王都に会ってゼウが出来たらそれに組み込むことになっているらしい。
「あなたに精を貰ったのもこれがあったからなの、休養取るって建前でセバスに調べて貰ったの、それを国王に報告したのだけど、兵士を送る事になったわ」
「まぁモンスターと魔導巨神ゼウじゃ脅威度が違いますからね」
普通の冒険者やモンスターでは太刀打ちできないほどの兵器だ、普通はそうするだろう、それにマリアンナの話では兵士は1万を送るという事だ、もちろん王都からも出すがそれだけではないぞ、その街に近い所から派兵し少しでも早く兵士を揃える予定だそうだ。
「そうよ、わたくしでもそうするわ、でもタイミングが気になるの」
人族側にゼウ配備が終わったタイミングだと言っている、なので戻すよりも兵士を送る話になったんだな。
「確かにそうですね、それで僕はどうして呼ばれたんでしょうか?」
国の作戦が決まってるんなら俺に聞く必要はない、意見を聞くにしても遅いだろう。
「この手紙がセバスから届いたからよ、彼女は今療養してるの」
確かに俺との交配から4か月以上だ、そろそろ動きにくいんじゃないだろうか、俺と最初に交配した村の女性ケイはほとんど動いていない。
どうしてそんな事を知っているかと言うと定期的に気で探っているからだ、これくらいしないとほんと罪悪感が取れないんだよ。
「でしょうね、そろそろ安静にしないといけない時期ですかね」
「そうよ、ほんとに妊娠して故郷で療養する作戦だったからセバスを選んだの、でもセバスにはホントに休んでほしいのよ、この手紙だってセバス自身が調べているわ、やめなさい帰ってきなさいって手紙を送ってるのに聞いてくれないのよ」
それはかなり無理をしているな、逆算してもケイが動きを控え始めた時期と重なる、それなのに敵の拠点に忍び込んだって事だろ、相当に危険だ。
「ゼウが取られた時から気になって調べて貰ってたの情報はもう十分だからセバスを連れ戻してほしいの、まだ戦いが始まらないにしても療養出来ないならこっちで安静にしてほしいのよ」
「ああ飛空艇で迎えに行けって事ですね、まぁそれならいいですかね」
妊娠中の女性だもんな、こっちの方が安全なら移動させたいのだろう。
「ほんとごめんなさいね、セバスの家があそこになければこんなことにはならなかったのに、わたくしの作戦が裏目に出てしまったの」
マリアンナの話では裏切り者が王都にいて情報が筒抜けらしい、なので慎重に情報を集めていたがそれを任せたセバスさんが危険になってしまったと悔やんでいる、戦いが起きるかもしれないと思ってはいたがそれは低い確率だったんだそうだ、ほんとに調べるだけでセバスさんにはそこで子供を育てて貰う予定だった、だが予想を裏切り既に戦争の準備がされているらしい、なので戻るように言ったのだがセバスさんはもっと深く情報を集めいつ頃攻めてくるかまで調べてきた、だがもうその日は近いそうだ。
「仕方ないですよ、それで場所はどこですか?」
「王都から北の場所にあるウエールズって港町よ、交易都市でもあるからとても栄えてるの」
魔族側にもその交易都市は需要がある、なのでほんとに誤算だったと言っている、俺はそう聞いて早速気を飛ばした、確かにその港町から少し離れた場所にモンスターの気が沢山ある、それもかなり大きい。
「じゃあ今から向かいますけどマリアンナ様」
俺はセバスさんの気を探し少し気になったことがある、妊娠中の女性は気が2つになる、だが今のセバスさんは1つしか感じられない、さすがに出産には早いはずだ。
「なにかしら?報酬の話だったら後でしましょ」
「いえ、出産を早める魔法とかってあるんでしょうか?」
そう聞いたら首を捻っていた、俺が気を探れることを言ってないからな。
「まぁあるにはあるわ、でもそれは体に相当負担なの子供に力を分けないといけませんからね、それがどうしたの?」
それを聞いて分かった、セバスさんの気がかなり小さいんだ、だが調査をするのにあれでは潜入は不可能だろう、となると今小さい理由はその魔法を使い出産したんだ、もう情報を取る必要が無くなってな。
「急ぎ向かいます!マリアンナ様は至急国王様に報告を戦争が始まります」
情報を集め逃げるのでは無く出産を優先したと言う事はその時深手を負ったのかもしれない、それで子供だけでもとか考えたんだ、急がないとセバスさんの命が危ない、俺はマリアンナにそう告げて飛空艇を出して飛び立った、俺は焦っていた、どうしてここで飛空艇で飛び立ったんだと後で悔やんだよ。
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ご愛読ありがとうございます、まったりーです
ここで4章は終わりとなり閑話に入ります、7話となっていますのでよろしくお願いします。
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