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6章不穏
97話 リサたちが心配です2
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「じゃあみんなの分を出すね、あ!?でも能力アップじゃ、魔法を使ってるヴェルとティアがあまり変わらないね、他の魔法系を更に渡すね」
「ちょちょ、ちょっと待ってマコッチ!」
私が魔法系の品定めをして出そうとしているとリサが止めてきました、何だろ?
「どうしたの?まさかいらないって事はないよね」
「違うの、ねぇみんな」
みんなもリサと同じ顔をしています、何だろね良く分からないな。
「マコッチさっき言っただろ、この装備は物語に出てくるほどの物なんだって、それだよ」
「というと・・・ああ⁉︎恥ずかしいのね」
「そうそれだ!さすがにPT全員が装備してたら目を引く、それに嫌だぞ!英雄願望があるのかとか思われるのは」
なるほど、勇者に憧れたPTってことになるのね、まあ今なら強くなったみんなだから、注目を集めるだけで済むかもだけど、近づいてくる悪い奴はいそうだね。
「そうなんだ、まあ気持ちは分かるわね」
「だろ!だから俺たちの力で何とかするさ、だからそれを着けるのは勘弁してくれ」
アンナがみんなを代表して言ってきました、みんなも頷いています。
でもそれは無理なのよ。
「みんなの気持ちは分ったわ、でもねアンナ、せっかくだけどダメよ!それは私が許さないわ」
「ど、どうしてだよマコッチ!」
「どうしてってアンナ、みんなよく考えて、その指輪ってどんな物語で使われてるんだっけ?」
みんなが考えています、まあすぐに分かったのか顔を青くしていますね。
「そうよみんな、それは物語の勇者が着けてるんだよ、みんなはその勇者を超えようとしてるの、そんなことが出来るの?」
私がそう言ったらみんなリサを見ています、リサは勇者ほどの強さじゃないんだけど、アンナたちとの差にはそれ位の違いがあるわ。
だってレベルがどんどん上がってくれば、それだけ差は広がるのよ。
他の付与装備って、数値が決まってるんだけど、この指輪は能力値がそのまま2倍になるの、いくら頑張っても差は埋まらないわ。
「分かってくれた?だから私はみんなにこれを贈るわ」
私は指輪ではなくネックレスの入った箱をみんなの方に出しました。
「マコッチこれは?」
「その指輪と同じ内容の付与がされたネックレスが入ってるの、それなら他の人には見えないわ」
それを聞いてみんなが驚いています、まあ付与の内容がすごいからね分かります。
「そしてヴェルとティアにはこっちも渡すわ、攻撃魔法の威力が上がるのよ」
イヤリングが入った箱を二人の方に出して説明しました、魔力の込め方にもよるけど3倍くらいになるかしら、イヤリングは耳からぶら下げる系の物ではなく耳の後ろに付く感じね。
「どうかな?これなら全員が着けていても平気でしょ」
みんなが黙って箱を見ています、鑑定をそれぞれしてるのかな?
「マコッチ、これはダンジョンでも出るかしら?」
リサの言葉をみんなが聞いてこっちを見ています、どうかな?今のところ出たって報告はないけど。
「素材がミスリルだから、宝箱の虹で出るかもしれないけど、これは付与装備だしきっと出ないわね」
「「「「「はぁ~良かった~」」」」」
みんなが揃ってため息と安堵の声を出しました、なんでそんな反応なの!?だって同じ付与だよ?
「あー!マコッチ分かってなーい」
「ん、その顔はそう」
「まったく、これだから困るのよこの子は」
みんながジト目をしてきました・・・だから、同じ付与なのよそれ。
「マコッチきっと同じ付与だから出したんでしょうけど、これ何処にもないわよ」
「え!?」
リサに何処にもないって言われました、だって商品欄にあるし、素材がミスリルってだけで付与された内容も同じなのよ、それが存在しないっておかしくない?
「その顔はまだわかってないな、付与の付いたネックレスってのは普通は付与が低い物が複数付いてる物なんだ、他のネックレスがそうじゃなかったか?」
アンナにそう言われたわ、調べてみたけど複数ついた物がほとんどなのよね、でもそれがどうしたのかしら?
「確かに3つくらい付いてる物がほとんどだったわ、これはその中で1つだけ種類があったの」
アンナは付与の低い物って言ってるけど、上位の付与が付いた物が並んでいるのよね、3つ付いた物がほとんどで、それ以外は5つが最大ね、D Pは大体10億かな。
「そうなのよ!だからこれは世界でここだけにしかない物なの、それがもしダンジョンで出てきたら、それはとんでもない事よ」
リサが熱を持って説明してくれました、3つ付与で効果が低い物しかなかった物が、すごい付与を付けて現れれば、それはその業界の歴史を変えるでしょうっと。
「だからみんなホッとしたのね」
みんなが頷いています、まあ出そうと思えば黒宝箱に入れられるんだけど、それはもっと下にしましょうね。
出さないわけにはいかないわ、きっと下の階は装備を充実させないと進めないもの。
それにこのネックレスを着けるのは決定事項よ。
「じゃあみんなも気付かれないようにね」
「「「「「えー!?」」」」」
みんなが嫌そうな顔をしているわ、世界にない物だもんね、でもそれはしょうがいのよ、だって能力の差を埋めるのにはこの方法しか無いわ、どうせみんなは服の下に隠すんだし、解らないわようんうん。
それからみんなが渋々装備し、隣の部屋(兵器の試験場があるんです)で感覚をならして40階のボスに挑みに行きました。
【所持DP】
2兆2439億8670万315P
【DP使用】
ネックレス5人分
100万P
イヤリング2人分
50万P
【残りDP】
2兆2439億8520万315P
「ちょちょ、ちょっと待ってマコッチ!」
私が魔法系の品定めをして出そうとしているとリサが止めてきました、何だろ?
「どうしたの?まさかいらないって事はないよね」
「違うの、ねぇみんな」
みんなもリサと同じ顔をしています、何だろね良く分からないな。
「マコッチさっき言っただろ、この装備は物語に出てくるほどの物なんだって、それだよ」
「というと・・・ああ⁉︎恥ずかしいのね」
「そうそれだ!さすがにPT全員が装備してたら目を引く、それに嫌だぞ!英雄願望があるのかとか思われるのは」
なるほど、勇者に憧れたPTってことになるのね、まあ今なら強くなったみんなだから、注目を集めるだけで済むかもだけど、近づいてくる悪い奴はいそうだね。
「そうなんだ、まあ気持ちは分かるわね」
「だろ!だから俺たちの力で何とかするさ、だからそれを着けるのは勘弁してくれ」
アンナがみんなを代表して言ってきました、みんなも頷いています。
でもそれは無理なのよ。
「みんなの気持ちは分ったわ、でもねアンナ、せっかくだけどダメよ!それは私が許さないわ」
「ど、どうしてだよマコッチ!」
「どうしてってアンナ、みんなよく考えて、その指輪ってどんな物語で使われてるんだっけ?」
みんなが考えています、まあすぐに分かったのか顔を青くしていますね。
「そうよみんな、それは物語の勇者が着けてるんだよ、みんなはその勇者を超えようとしてるの、そんなことが出来るの?」
私がそう言ったらみんなリサを見ています、リサは勇者ほどの強さじゃないんだけど、アンナたちとの差にはそれ位の違いがあるわ。
だってレベルがどんどん上がってくれば、それだけ差は広がるのよ。
他の付与装備って、数値が決まってるんだけど、この指輪は能力値がそのまま2倍になるの、いくら頑張っても差は埋まらないわ。
「分かってくれた?だから私はみんなにこれを贈るわ」
私は指輪ではなくネックレスの入った箱をみんなの方に出しました。
「マコッチこれは?」
「その指輪と同じ内容の付与がされたネックレスが入ってるの、それなら他の人には見えないわ」
それを聞いてみんなが驚いています、まあ付与の内容がすごいからね分かります。
「そしてヴェルとティアにはこっちも渡すわ、攻撃魔法の威力が上がるのよ」
イヤリングが入った箱を二人の方に出して説明しました、魔力の込め方にもよるけど3倍くらいになるかしら、イヤリングは耳からぶら下げる系の物ではなく耳の後ろに付く感じね。
「どうかな?これなら全員が着けていても平気でしょ」
みんなが黙って箱を見ています、鑑定をそれぞれしてるのかな?
「マコッチ、これはダンジョンでも出るかしら?」
リサの言葉をみんなが聞いてこっちを見ています、どうかな?今のところ出たって報告はないけど。
「素材がミスリルだから、宝箱の虹で出るかもしれないけど、これは付与装備だしきっと出ないわね」
「「「「「はぁ~良かった~」」」」」
みんなが揃ってため息と安堵の声を出しました、なんでそんな反応なの!?だって同じ付与だよ?
「あー!マコッチ分かってなーい」
「ん、その顔はそう」
「まったく、これだから困るのよこの子は」
みんながジト目をしてきました・・・だから、同じ付与なのよそれ。
「マコッチきっと同じ付与だから出したんでしょうけど、これ何処にもないわよ」
「え!?」
リサに何処にもないって言われました、だって商品欄にあるし、素材がミスリルってだけで付与された内容も同じなのよ、それが存在しないっておかしくない?
「その顔はまだわかってないな、付与の付いたネックレスってのは普通は付与が低い物が複数付いてる物なんだ、他のネックレスがそうじゃなかったか?」
アンナにそう言われたわ、調べてみたけど複数ついた物がほとんどなのよね、でもそれがどうしたのかしら?
「確かに3つくらい付いてる物がほとんどだったわ、これはその中で1つだけ種類があったの」
アンナは付与の低い物って言ってるけど、上位の付与が付いた物が並んでいるのよね、3つ付いた物がほとんどで、それ以外は5つが最大ね、D Pは大体10億かな。
「そうなのよ!だからこれは世界でここだけにしかない物なの、それがもしダンジョンで出てきたら、それはとんでもない事よ」
リサが熱を持って説明してくれました、3つ付与で効果が低い物しかなかった物が、すごい付与を付けて現れれば、それはその業界の歴史を変えるでしょうっと。
「だからみんなホッとしたのね」
みんなが頷いています、まあ出そうと思えば黒宝箱に入れられるんだけど、それはもっと下にしましょうね。
出さないわけにはいかないわ、きっと下の階は装備を充実させないと進めないもの。
それにこのネックレスを着けるのは決定事項よ。
「じゃあみんなも気付かれないようにね」
「「「「「えー!?」」」」」
みんなが嫌そうな顔をしているわ、世界にない物だもんね、でもそれはしょうがいのよ、だって能力の差を埋めるのにはこの方法しか無いわ、どうせみんなは服の下に隠すんだし、解らないわようんうん。
それからみんなが渋々装備し、隣の部屋(兵器の試験場があるんです)で感覚をならして40階のボスに挑みに行きました。
【所持DP】
2兆2439億8670万315P
【DP使用】
ネックレス5人分
100万P
イヤリング2人分
50万P
【残りDP】
2兆2439億8520万315P
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