異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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6章不穏

98話 転生者の子

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「こんなに違うんだな、これなら平気そうだ」


「そうだね、あれだけすごいと思ったリッちゃんと同じ事が出来たもんね」


みんながボス戦から帰ってきて食事を食べながら話しています、まあ約2名それどころではない人がいますけどね。


「初級の魔法が上級並みって、どうなってるのよこのイヤリング」


「ふふふ、すごいこのイヤリング最高!」


ティアとヴェルは練習場で魔法を放った時から感じていたそうなんだけど、ボスモンスターに放った時実感したみたい、ずっとニヤニヤしているわ。

まあメラと思ったらってやつですね、分かります。


「これでみんなとの差は埋まったねリサ」


「ええありがとマコッチ、これで査定に挑めるわ」


みんなもすごくいい笑顔をしています、良かったねみんな。

そして次の日、普通に41階に転移して探索をして帰って行きました。


「だからダンジョンに手を振らなくていいってばみんな」


まあ嬉しいんだけどね、照れ臭いのよ。


『マコッチは優しいね』


「スイちゃん・・・そうでもないと思うけどなぁ、普通よ普通」


自分の為ってのもあるのよ、リサたちが解散してダンジョンに入ってこなくなると考えると、ちょっと寂しいもん。


『まあそう言う事にしておくね、さてダンジョン見ようよ』


マリンたちの方に向かうと、画面が近づくにつれあるPTが見えました。


「この子たちって」


「主様、転生者のPTがリサたちと同じことをしてるです」


転生者の子がリーダーのミスリルの片鱗ってPTね。

そのPTがなんと40階のボスと戦っていたんですよ。


「どうして先に行けるのにそうするかな、別にボスをそう言った風に設置してないんだけど」


私は適当に強さを見てボスを設置しました、まあ分かると思いますけどね、それなのにわざわざ倒しに行くなんて、先に進んだ方が報酬も良いし、レベルだって上がりやすいはずなのよ。


まぁボスはドロップするアイテムが特殊だから、それを目当てにしてる冒険者も結構いるわ、こんな感じよ。


【10階・20階】
・感知系スクロール
・マップ系スクロール
・生産系スクロール
・マジックバッグ(下級)

【30階・40階】
・戦闘系スクロール(初級・中級)
・治療系スクロール(初級・中級)
・マジックバッグ(下級・中級)

【50階・60階】
・戦闘系スクロール(初級・中級・上級)
・治療系スクロール(初級・中級)
・マジックバッグ(中級)



こんな感じで確実に手に入って下はもっといい物が出るわ、もちろん素材とかは別よ、それに最初はどれか1つが出るだけだったの。

でも私が運を上げたことでまた変わったのね、どんどん良い物が出て個数も増えてるわ今はランダムで3個出るのよ。

これ以上はもう運は上げない方が良いかもと思ってるわ、さすがに多すぎるのよ、このままじゃ外の価格が崩れちゃうわ。


「きっとみなさん自分たちだけで倒してみたいんですよ主様」


「まあその気持ちは分かるけどね・・・それにしてもぎりぎりねこの子たち」


3体いるボスを1体ずつ倒しています、だから横から急に攻撃を受け、その人をカバーしながら戦って回復が間にあっている感じね。

少しでも均衡が崩れれば全滅もあり得る戦いだわ、まぁそうなる前に逃げるでしょうけど、それほどぎりぎりに見えるのよ。


「やっぱり装備かしら・・・人数を増やすでもいいかも」


「そうですね、あ!最後の1体を倒しました」


最後のボスを倒し、休憩をしてからドロップ品を回収して転移して戻って行きました。


「あそこに私の冒険者モンスターを送るとしても、微妙なのよね」


「どうしてですか主様?」


あの子のPTは、リーダーを好きな女の子2人と、すでに結婚して家を持っている子が1人って感じなんですよ、そこに入るとなると1人では関係上きついわ。


「いま2人で探索をしてるのって・・・ゼタとファルか」


私の冒険者モンスターは相当数いますが、丁度ダンジョンにいるメンバーで、二人となるとそういません、大体1人から4人で探索をしてるの、もしくは他のPTに入っているわね。

そして今すぐとなると更にいないわ、まあコルルかヴェルンの街に行けばかなりいるんだけどね。


『また何かするのマコッチ』


「スイちゃん・・・あの子は転生者だから出来れば支援したいの、でも私が急に会ったりしたら、どう反応するか分からないでしょ」


またって何よスイちゃん!またって、私は最善を尽くしてるだけよ。


『まあね、じゃあ他のPTみたいにするんだね』


「そうね、それと少し背中を押してあげるわ、うふふふ」


あの子はきっと二人に好意を持たれてしり込みをしていると見たわ、元の世界の記憶を持っていたらそうなってもおかしくないわよね。

だから少しっね。


『ほどほどにねマコッチ』


「分かってるわよ!じゃあ後はキュリーの方ね」


私は通信でゼタとファルに連絡しながら、キュリーが担当している階層を見て行きました。
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