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8章聖戦?
160話 とんでもない村
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「これはエリクサーを薄めた物だ、他にも色々入ってるぜ」
私はみんなに気付かれないように驚きました。
「エ、エリクサーって実在したのね、この黄色い飲み物が・・・すごいわね」
透明のグラスを見ながらそう言いました、黄色だったから状態異常回復系の飲み物だと思ってたけど、違うのね。
「リサ、絵本や伝承でもあるだろ、エリクサーは赤だ、きっと他にも色々入れてるから変わったか、マコッチが分からないようにしたくて色を変えてるんだ」
「なるほどね、てことはマコッチも知ってるって事ね」
エリクサーを無料で配るなんてとんでもない事だもんね。
「ああ、かなり薄めている所を見るとそうだろう、だが他にも引っかかる物があるんだ、もしかしたらエリクサーはそれを隠すために使ったとさえ感じるぜ俺は」
「な!?なによそれ!」
私は大声を出してしまったけど直ぐに口を押えました、リンたちには気付かれてないみたい。
「エリクサー以上ってこと?」
「ああ、色々入っている物の中で二つある、世界樹の雫ってのと賢者の水だ」
聞いたことないわ、アンナもそうみたいで考え込んでるわね。
「詳細は書いてないの?アンナ」
「ああ、基本がエリクサーだからか名前だけなんだ、これが怪しくてしょうがねぇ」
マコッチの出す物だから毒って訳じゃないだろうけど、名前からしてほんとすごいのよねきっと。
「これはマコッチに言って注意した方が良いのかしら?」
「どうだろうな、きっとなにか考えがあるんだろうよ」
確かに知っててエリクサーで隠しているならそう言う事なのかもね。
例えば今後必要になるから少しずつ出していきたいとかね、私たちの装備もそうだもの。
「今度聞いてみるといいんじゃねぇか?」
「ええそうするわ、じゃあ頂きましょ」
私とアンナは飲み物をいただきました、ほんとに甘くて美味しかったわ。
それから私たちは家を出て村を見て回わったの。
「フェアリーだけじゃないね、あれは何かしら?ねぇリサ」
ティアが私に聞いてきました、私も分からないわ変わった鎧の者たちね、七星テントウってモンスターに似てるけど、あんなに大きくないし人の形よね。
「防衛の為の奴らじゃねぇか?フェアリーたちじゃ戦えないだろ」
アンナが言ってきました、確かにそうね、防衛の為にああいった者たちは必要だわ、26階と36階の村にもいつの間にかフルプレートの鎧の人がいたものね。
「これコルルで売るといい」
装備屋に入って中を見ているとヴェルが指輪を見て言ってきました。
「ほんとだ、私たちがマコッチに貰ったのより効果の低い物が売ってる、レベル1だってリッちゃん」
リンが私に見せに来ました、確かにコルルで売っている物は付与がされてない鎧だったわ、それに指輪はなかったの、きっとマコッチがここで指輪を売る為にそうしたのね。
でもなんでそんな事してるのかしら?ここにある指輪や他の装備は付与とかされたモンスターの素材装備見たいだけど、これも後で聞いてみましょ。
「でも私たちが貰った物よりも低いわね、それを考えると私たちの装備ってとんでもないって改めて実感するわ」
「リサ様たちならお安く致しますよ、マコッチ様に言われていますわ」
驚きね、どうやら私たちを使って交易をしたかったのね、そういえば最初の頃金塊を換金して来てとか依頼されたっけ、懐かしいわね。
「分かったわ、でいくらかしら?」
「そうですねー指輪はここで作っているのでそれほど費用は掛かっておりません、ですので銀貨1枚です、ただこちらの装備は銀貨50枚は貰います」
付与装備だもんね、それ位はするよね、でも指輪が銀貨1枚って。
「安すぎじゃないかしら?」
「そうですよ、リサ様たちだからです、あの時装備を貰った方々にはそうするようにと指示を受けております」
なるほどね、つまり防具とかは買わないで指輪を外に流してねって事ね。
「分かったわ、じゃあ指輪だけでどれだけ買えるかしら?」
「はい、一度に販売できる数は50個と言われています」
そう言われたので私は銀貨を50枚出したわ。
「ありがとうございます、それと外で売る時は銀貨30枚以上でお願いします」
「さ、30枚!?そんなにするのかよこれ」
アンナが隣で聞いていて驚いてるわ、そうよね売る時にその値段って事は、店が出す値段はそれ以上になって、大体倍額だものね。
「ええそうですよ、それが全てあなた様方の報酬です、頑張ってくださいね」
笑顔でそう言われたわ、私たちの報酬ね・・・マコッチにはもうかなりもらってるんだけどなぁ。
私たち5人の生まれ故郷はバラバラなんだけど、中立国の端っこの村なんです、数年前から飢饉で大変だったの、でもマコッチの支援でかなり良くなりました。
マコッチ本人はきっと私たちの村だって知らないわ、だって他の村も支援してるもの、でもほんとに感謝してるんです、だから私たちはマコッチの為なら頑張りますよ。
私はみんなに気付かれないように驚きました。
「エ、エリクサーって実在したのね、この黄色い飲み物が・・・すごいわね」
透明のグラスを見ながらそう言いました、黄色だったから状態異常回復系の飲み物だと思ってたけど、違うのね。
「リサ、絵本や伝承でもあるだろ、エリクサーは赤だ、きっと他にも色々入れてるから変わったか、マコッチが分からないようにしたくて色を変えてるんだ」
「なるほどね、てことはマコッチも知ってるって事ね」
エリクサーを無料で配るなんてとんでもない事だもんね。
「ああ、かなり薄めている所を見るとそうだろう、だが他にも引っかかる物があるんだ、もしかしたらエリクサーはそれを隠すために使ったとさえ感じるぜ俺は」
「な!?なによそれ!」
私は大声を出してしまったけど直ぐに口を押えました、リンたちには気付かれてないみたい。
「エリクサー以上ってこと?」
「ああ、色々入っている物の中で二つある、世界樹の雫ってのと賢者の水だ」
聞いたことないわ、アンナもそうみたいで考え込んでるわね。
「詳細は書いてないの?アンナ」
「ああ、基本がエリクサーだからか名前だけなんだ、これが怪しくてしょうがねぇ」
マコッチの出す物だから毒って訳じゃないだろうけど、名前からしてほんとすごいのよねきっと。
「これはマコッチに言って注意した方が良いのかしら?」
「どうだろうな、きっとなにか考えがあるんだろうよ」
確かに知っててエリクサーで隠しているならそう言う事なのかもね。
例えば今後必要になるから少しずつ出していきたいとかね、私たちの装備もそうだもの。
「今度聞いてみるといいんじゃねぇか?」
「ええそうするわ、じゃあ頂きましょ」
私とアンナは飲み物をいただきました、ほんとに甘くて美味しかったわ。
それから私たちは家を出て村を見て回わったの。
「フェアリーだけじゃないね、あれは何かしら?ねぇリサ」
ティアが私に聞いてきました、私も分からないわ変わった鎧の者たちね、七星テントウってモンスターに似てるけど、あんなに大きくないし人の形よね。
「防衛の為の奴らじゃねぇか?フェアリーたちじゃ戦えないだろ」
アンナが言ってきました、確かにそうね、防衛の為にああいった者たちは必要だわ、26階と36階の村にもいつの間にかフルプレートの鎧の人がいたものね。
「これコルルで売るといい」
装備屋に入って中を見ているとヴェルが指輪を見て言ってきました。
「ほんとだ、私たちがマコッチに貰ったのより効果の低い物が売ってる、レベル1だってリッちゃん」
リンが私に見せに来ました、確かにコルルで売っている物は付与がされてない鎧だったわ、それに指輪はなかったの、きっとマコッチがここで指輪を売る為にそうしたのね。
でもなんでそんな事してるのかしら?ここにある指輪や他の装備は付与とかされたモンスターの素材装備見たいだけど、これも後で聞いてみましょ。
「でも私たちが貰った物よりも低いわね、それを考えると私たちの装備ってとんでもないって改めて実感するわ」
「リサ様たちならお安く致しますよ、マコッチ様に言われていますわ」
驚きね、どうやら私たちを使って交易をしたかったのね、そういえば最初の頃金塊を換金して来てとか依頼されたっけ、懐かしいわね。
「分かったわ、でいくらかしら?」
「そうですねー指輪はここで作っているのでそれほど費用は掛かっておりません、ですので銀貨1枚です、ただこちらの装備は銀貨50枚は貰います」
付与装備だもんね、それ位はするよね、でも指輪が銀貨1枚って。
「安すぎじゃないかしら?」
「そうですよ、リサ様たちだからです、あの時装備を貰った方々にはそうするようにと指示を受けております」
なるほどね、つまり防具とかは買わないで指輪を外に流してねって事ね。
「分かったわ、じゃあ指輪だけでどれだけ買えるかしら?」
「はい、一度に販売できる数は50個と言われています」
そう言われたので私は銀貨を50枚出したわ。
「ありがとうございます、それと外で売る時は銀貨30枚以上でお願いします」
「さ、30枚!?そんなにするのかよこれ」
アンナが隣で聞いていて驚いてるわ、そうよね売る時にその値段って事は、店が出す値段はそれ以上になって、大体倍額だものね。
「ええそうですよ、それが全てあなた様方の報酬です、頑張ってくださいね」
笑顔でそう言われたわ、私たちの報酬ね・・・マコッチにはもうかなりもらってるんだけどなぁ。
私たち5人の生まれ故郷はバラバラなんだけど、中立国の端っこの村なんです、数年前から飢饉で大変だったの、でもマコッチの支援でかなり良くなりました。
マコッチ本人はきっと私たちの村だって知らないわ、だって他の村も支援してるもの、でもほんとに感謝してるんです、だから私たちはマコッチの為なら頑張りますよ。
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