232 / 372
9章離れた場所
179話 勇者イカルガ
しおりを挟む
俺は斑鳩タケル、日本にいる普通の中学3年生だ。
あと少しで高校に入学するって時にここに来た。
セルフィルデイルって国が勇者召喚って魔法を使ったからなんだ。
「また会えるとは思わなかったのに俺は」
俺の受けた高校はスポーツを重視しているとこで学問で行くには相当大変なんだ、俺はそこに学問で受けて合格した。
ある人に会う為にな、その人は俺と違ってすごくスポーツが出来る、ソフトボールの日本代表選手に呼ばれていたんだ。
それなのに行方不明になった、俺はその時すごく動揺した、もう会えないとか何のためにあそこに合格したんだ、とかな。
だがまさかこっちにいたなんて思わなかった、それなのに俺は。
「さぁ説明しろイカルガ」
「わかってるよアリステル、あの人はな、向こうの世界で俺の親戚だった人だ」
俺たちは今勇者として借りている屋敷で、今後の話し合いをしている。
ほんとはギルドでする予定だったんだが、あの人に会ってそれどころでは無くなったからだ。
「そうなんですね、どんな人だったんですか?」
俺の憧れの人だ、とは言えない、この3人は俺の監視だ。
仲良くはしてるんだが、どうもあの国に報告をしてるらしい。
「親戚ってだけさエルフィナ」
「その割りには親しそうでしたけど、その辺はどうなんですか?」
エルフのエルフィナが顔を近づけて言ってきた、美人だからちょっと困るんだが、悪い気はしないんだよな。
だが油断はいけない、最近はすごく仲良くなったと思うが報告は必ずしているみたいだしな。
「聞いてるのイカルガ!」
「ああ聞いてるってアリステル、すごい人ではあったけど、別に親しかったわけじゃない、会ったのだって親戚の集まりの時くらいだ」
そうなんだ、シー姉は俺の事をそれほど知らない、会ったのだって数回だけだ、でも俺はその数回であの人に惹かれた、いや、一目惚れだったな。
「そうなのね・・・まぁいいわ、それでもう一人はどうなの?」
「あのピンクの髪の奴か、それは俺も知らないな」
マコッチって名前はどこかで聞いたと思っていたら、俺のやっていたネットゲームのトップランカーだ。
そんな人がこっちにいるわけないから、きっと他人の空似だろう、それよりも気になるのはシー姉とすごく仲良くしていたことだ。
あの人は直ぐに周りと仲良くなるから、あれが普通なのかもしれないが、俺としては気になるんだ。
「強そうには見えなかったですよねアリステルさん」
「そうだなマホル、でもなんだか変わった気配を出していた、あれは油断できないな」
魔法使いのマホルと騎士のアリステルが何やら話している、気配か俺には分からないな。
あの髪の色だ、日本人ではないと思うが一緒に召喚されたと言っていたから、日本にはいたんだろう。
「それより今後の話し合いをしようぜ、しばらくはランクを上げるんでいいんだよな?」
「まぁそうだな、セルフィルデイルから離れるとどうしても資金が掛かる、今のうちにランクを上げておきたいな」
アリステルがそう返してきた、よしよしこれでシー姉に会えるな、出来れば仲間に入れて一緒にいたいんだが、それは無理だろうか。
「頑張りましょうねイカルガさん」
「ああそうだな、レベルを上げて早く魔王を倒さないとな」
俺たちのレベルは30前後だ、冒険者のランクとしてはシルバーでも問題ないが、俺たちはブロンズなんだ、これから上げないと今後困ることになる。
「でもこの人数じゃ魔王を倒すのは無理よ、もっと人を入れましょうよ」
エルフィナの言う通りだな、これならシー姉を入れられるか?っと思ったがアリステルが直ぐに返事をしたよ。
「いや今のままでレベルを上げ、それでもダメそうだったら他の勇者様を呼ぶのがいいだろう、他の者たちなど宛てにならん」
「まあそうね・・・じゃあ明日もゴブリンを狩りに行きましょうね」
「あのキモイの僕嫌なんだけどなぁ、まあしょうがないです」
みんなで話し合いを済ませそれぞれの部屋に戻って行った。
「シー姉俺のPTに入ってくれないかなぁ~」
マコッチってやつも付いてくるがシー姉が入ってくれれば心強い。
「アリステルを説得出来る何かを探してからかな、でも難しいだろうなぁ~」
愚痴を言いながら俺は眠っていた。
あと少しで高校に入学するって時にここに来た。
セルフィルデイルって国が勇者召喚って魔法を使ったからなんだ。
「また会えるとは思わなかったのに俺は」
俺の受けた高校はスポーツを重視しているとこで学問で行くには相当大変なんだ、俺はそこに学問で受けて合格した。
ある人に会う為にな、その人は俺と違ってすごくスポーツが出来る、ソフトボールの日本代表選手に呼ばれていたんだ。
それなのに行方不明になった、俺はその時すごく動揺した、もう会えないとか何のためにあそこに合格したんだ、とかな。
だがまさかこっちにいたなんて思わなかった、それなのに俺は。
「さぁ説明しろイカルガ」
「わかってるよアリステル、あの人はな、向こうの世界で俺の親戚だった人だ」
俺たちは今勇者として借りている屋敷で、今後の話し合いをしている。
ほんとはギルドでする予定だったんだが、あの人に会ってそれどころでは無くなったからだ。
「そうなんですね、どんな人だったんですか?」
俺の憧れの人だ、とは言えない、この3人は俺の監視だ。
仲良くはしてるんだが、どうもあの国に報告をしてるらしい。
「親戚ってだけさエルフィナ」
「その割りには親しそうでしたけど、その辺はどうなんですか?」
エルフのエルフィナが顔を近づけて言ってきた、美人だからちょっと困るんだが、悪い気はしないんだよな。
だが油断はいけない、最近はすごく仲良くなったと思うが報告は必ずしているみたいだしな。
「聞いてるのイカルガ!」
「ああ聞いてるってアリステル、すごい人ではあったけど、別に親しかったわけじゃない、会ったのだって親戚の集まりの時くらいだ」
そうなんだ、シー姉は俺の事をそれほど知らない、会ったのだって数回だけだ、でも俺はその数回であの人に惹かれた、いや、一目惚れだったな。
「そうなのね・・・まぁいいわ、それでもう一人はどうなの?」
「あのピンクの髪の奴か、それは俺も知らないな」
マコッチって名前はどこかで聞いたと思っていたら、俺のやっていたネットゲームのトップランカーだ。
そんな人がこっちにいるわけないから、きっと他人の空似だろう、それよりも気になるのはシー姉とすごく仲良くしていたことだ。
あの人は直ぐに周りと仲良くなるから、あれが普通なのかもしれないが、俺としては気になるんだ。
「強そうには見えなかったですよねアリステルさん」
「そうだなマホル、でもなんだか変わった気配を出していた、あれは油断できないな」
魔法使いのマホルと騎士のアリステルが何やら話している、気配か俺には分からないな。
あの髪の色だ、日本人ではないと思うが一緒に召喚されたと言っていたから、日本にはいたんだろう。
「それより今後の話し合いをしようぜ、しばらくはランクを上げるんでいいんだよな?」
「まぁそうだな、セルフィルデイルから離れるとどうしても資金が掛かる、今のうちにランクを上げておきたいな」
アリステルがそう返してきた、よしよしこれでシー姉に会えるな、出来れば仲間に入れて一緒にいたいんだが、それは無理だろうか。
「頑張りましょうねイカルガさん」
「ああそうだな、レベルを上げて早く魔王を倒さないとな」
俺たちのレベルは30前後だ、冒険者のランクとしてはシルバーでも問題ないが、俺たちはブロンズなんだ、これから上げないと今後困ることになる。
「でもこの人数じゃ魔王を倒すのは無理よ、もっと人を入れましょうよ」
エルフィナの言う通りだな、これならシー姉を入れられるか?っと思ったがアリステルが直ぐに返事をしたよ。
「いや今のままでレベルを上げ、それでもダメそうだったら他の勇者様を呼ぶのがいいだろう、他の者たちなど宛てにならん」
「まあそうね・・・じゃあ明日もゴブリンを狩りに行きましょうね」
「あのキモイの僕嫌なんだけどなぁ、まあしょうがないです」
みんなで話し合いを済ませそれぞれの部屋に戻って行った。
「シー姉俺のPTに入ってくれないかなぁ~」
マコッチってやつも付いてくるがシー姉が入ってくれれば心強い。
「アリステルを説得出来る何かを探してからかな、でも難しいだろうなぁ~」
愚痴を言いながら俺は眠っていた。
22
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる