303 / 372
11章大会
閑話 召喚の違い
しおりを挟む
「君がチュー助たちの主さん何ですか?」
「そうだよケイト君」
マコッチです、私は今年齢の低い勇者、啓斗君と会っています、もちろんセルフィルデイルの地下に部屋を作ったんですよ、私のダンジョンが届いてない場所はこっち側にはもう無いんです。
「それで僕に何の用なんですか?そのハトさんは会ってくれとしか言ってくれませんでした」
「ケイト君の精神状態を考えてそこまで言って会うかどうかを判断して貰ったのよ、会う覚悟をしてくれてありがとね」
笑顔で言っておきました、私の容姿はケイト君と同い年に見えてもいいから、もしかしたら親近感を持ってくれるかも、と思っての事よ。
「チュー助たちにも言われたんです、僕は今のままじゃダメだって、だから前に進むために来ました」
「良かったわ、良い顔が出来るようになったのね、でもまだ未練はあるわよね?」
顔色を曇らせて頷いています、まぁそうよね、ラットたちの報告でも寝ながら泣いている時があるって事だものね。
「でも戻れないんですよね」
「私なら戻せるわよ」
「ほ、ほんとですか!?」
おどろいて椅子から勢いよく立ちましたね、私の白紙マスタースキル券で作って見たんです。
何に使うか迷ってたけど、セルフィルデイルの情勢や召喚した理由、それと勇者を手放す気が無く有効に使うことだけを考えていたから、私はそっちに使う事にしたんです。
「落ち着いて、マリンお茶を」
「はいです」
ケイト君を落ち着かせました、確認したいことがあるんですよ。
「返すことは出来るんだけど、その前に聞きたいことがあるの、いいかしら?」
「はい、僕に分かることでしたら何でも聞いてください」
「じゃあ、あなたの親戚や近しい人で行方不明になった人はいないかしら?」
ケイト君が考え込んでいます、これはシオンやイカルガ君たちにも聞いているの、そしてタマに聞いた時ハッキリしたわ。
この世界に来た時間が違うのよ、まあダンジョンマスターたちはほぼ同時だったけど、勇者召喚された人達は一年前よ、それなのにイカルガ君はシオンの行方不明を知っていたわ。
タマの留学を私は知っていたけど、それはゲームの中で話をしたからで半年先の事だったのよ、でもタマは留学する1週間前に召喚を受けてるわ。
そして私はあることを実験してるの、もしこれが繋がったらただ返すだけだとまずい事になるのよ。
「う~ん確か1人います、半年前に家族と行った田舎で話が出てました」
「そう・・・その人の名前は分かるかな?」
やはりいました!?それも半年前ですか、かなり時間差が出たわね。
「聞き間違いもあるかもですけど、けいいちって人です、なんでも通帳にお金が沢山入っていたからどうしようか話し合っていたんです」
これは確定ね、ダンジョンマスターのあの人なのね。
「なるほどね、その人と面識はないのね」
「僕は覚えてないんですけど、向こうは知っていると思います、僕が5歳の時に田舎でよく遊んでくれていたそうなんですよ」
会えば向こうは分かるか、私は衛星君を使ってこことは違う陸地を調べています、どうしてか地上からではいけないところがあるんですよ、だから私は空から行くことにして調査中なの、そしてそこで色々知りました。
そのダンジョンマスターはあっちで一番有名な人になっていたの、その人がケイイチというのよ、そしてその人が世界に名を刻み始めたのが100年前、かなり前の話なの。
探すのは簡単だったわ、でも場所が分かってももし普通の召喚や転生の人だったらすでに寿命が尽きているわよね、会えなければ意味が無いわ、ダメもとで行って見たらいたのよ若い男性がね、もうこれはダンマス確定よねっと思ったわ。
すごい大きな建物を孤児院としていて、ほんと向こうの世界の人なんだなって感じね、そして聞いてみたら教えてくれたのよ、私から本当の事を言ったからだけど、協力してくれることになったの、その代償は召喚返しだけどね。
「ふむふむ、ありがとう参考になったわ」
「はい・・・それで僕は帰れますか?」
すごく心配そう・・・でも大丈夫帰れるわ、スキルを作る時そこが引っかかっていてどうしようか考えていたのよ、問題は返す時間を考えないと全然違う時間軸に行ってしまうってことなの、まぁそこはスキルの名前を帰還にして説明もちゃんと記載したから〔召喚された時間と場所に元の姿で戻る〕問題はないわ、こっちの事を覚えている以外は年齢が戻るのよ、そして服装は対象外なの、ふっふっふ。
「もちろんよ、でも準備があるからもう少し待っててね」
「は、はい!」
「でもいつになるか解らないからこっちの暮らしも頑張ってね」
返事をしないで頷いていました、まぁ平気だと思うけど、ラットたちに言ってしっかり頑張るように言っておきましょ。
なにせそのスキルを使うにはDPが必要で・・・なんと10兆よ!何考えてるのかしらねほんと、私じゃなかったら出来ないわよ、今だって直ぐに使ってあげたいのにあいつとの戦いでDPを使ってるから帰してあげられないのよ。
「そうだよケイト君」
マコッチです、私は今年齢の低い勇者、啓斗君と会っています、もちろんセルフィルデイルの地下に部屋を作ったんですよ、私のダンジョンが届いてない場所はこっち側にはもう無いんです。
「それで僕に何の用なんですか?そのハトさんは会ってくれとしか言ってくれませんでした」
「ケイト君の精神状態を考えてそこまで言って会うかどうかを判断して貰ったのよ、会う覚悟をしてくれてありがとね」
笑顔で言っておきました、私の容姿はケイト君と同い年に見えてもいいから、もしかしたら親近感を持ってくれるかも、と思っての事よ。
「チュー助たちにも言われたんです、僕は今のままじゃダメだって、だから前に進むために来ました」
「良かったわ、良い顔が出来るようになったのね、でもまだ未練はあるわよね?」
顔色を曇らせて頷いています、まぁそうよね、ラットたちの報告でも寝ながら泣いている時があるって事だものね。
「でも戻れないんですよね」
「私なら戻せるわよ」
「ほ、ほんとですか!?」
おどろいて椅子から勢いよく立ちましたね、私の白紙マスタースキル券で作って見たんです。
何に使うか迷ってたけど、セルフィルデイルの情勢や召喚した理由、それと勇者を手放す気が無く有効に使うことだけを考えていたから、私はそっちに使う事にしたんです。
「落ち着いて、マリンお茶を」
「はいです」
ケイト君を落ち着かせました、確認したいことがあるんですよ。
「返すことは出来るんだけど、その前に聞きたいことがあるの、いいかしら?」
「はい、僕に分かることでしたら何でも聞いてください」
「じゃあ、あなたの親戚や近しい人で行方不明になった人はいないかしら?」
ケイト君が考え込んでいます、これはシオンやイカルガ君たちにも聞いているの、そしてタマに聞いた時ハッキリしたわ。
この世界に来た時間が違うのよ、まあダンジョンマスターたちはほぼ同時だったけど、勇者召喚された人達は一年前よ、それなのにイカルガ君はシオンの行方不明を知っていたわ。
タマの留学を私は知っていたけど、それはゲームの中で話をしたからで半年先の事だったのよ、でもタマは留学する1週間前に召喚を受けてるわ。
そして私はあることを実験してるの、もしこれが繋がったらただ返すだけだとまずい事になるのよ。
「う~ん確か1人います、半年前に家族と行った田舎で話が出てました」
「そう・・・その人の名前は分かるかな?」
やはりいました!?それも半年前ですか、かなり時間差が出たわね。
「聞き間違いもあるかもですけど、けいいちって人です、なんでも通帳にお金が沢山入っていたからどうしようか話し合っていたんです」
これは確定ね、ダンジョンマスターのあの人なのね。
「なるほどね、その人と面識はないのね」
「僕は覚えてないんですけど、向こうは知っていると思います、僕が5歳の時に田舎でよく遊んでくれていたそうなんですよ」
会えば向こうは分かるか、私は衛星君を使ってこことは違う陸地を調べています、どうしてか地上からではいけないところがあるんですよ、だから私は空から行くことにして調査中なの、そしてそこで色々知りました。
そのダンジョンマスターはあっちで一番有名な人になっていたの、その人がケイイチというのよ、そしてその人が世界に名を刻み始めたのが100年前、かなり前の話なの。
探すのは簡単だったわ、でも場所が分かってももし普通の召喚や転生の人だったらすでに寿命が尽きているわよね、会えなければ意味が無いわ、ダメもとで行って見たらいたのよ若い男性がね、もうこれはダンマス確定よねっと思ったわ。
すごい大きな建物を孤児院としていて、ほんと向こうの世界の人なんだなって感じね、そして聞いてみたら教えてくれたのよ、私から本当の事を言ったからだけど、協力してくれることになったの、その代償は召喚返しだけどね。
「ふむふむ、ありがとう参考になったわ」
「はい・・・それで僕は帰れますか?」
すごく心配そう・・・でも大丈夫帰れるわ、スキルを作る時そこが引っかかっていてどうしようか考えていたのよ、問題は返す時間を考えないと全然違う時間軸に行ってしまうってことなの、まぁそこはスキルの名前を帰還にして説明もちゃんと記載したから〔召喚された時間と場所に元の姿で戻る〕問題はないわ、こっちの事を覚えている以外は年齢が戻るのよ、そして服装は対象外なの、ふっふっふ。
「もちろんよ、でも準備があるからもう少し待っててね」
「は、はい!」
「でもいつになるか解らないからこっちの暮らしも頑張ってね」
返事をしないで頷いていました、まぁ平気だと思うけど、ラットたちに言ってしっかり頑張るように言っておきましょ。
なにせそのスキルを使うにはDPが必要で・・・なんと10兆よ!何考えてるのかしらねほんと、私じゃなかったら出来ないわよ、今だって直ぐに使ってあげたいのにあいつとの戦いでDPを使ってるから帰してあげられないのよ。
22
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる