別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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1章 現実

11話 寝不足解消法

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朝になり、私はお城の朝食を取って訓練場に立つと、みんなの眠気を取る為に手を叩きました。


「みんな、シャキッとしないと怪我をするわよ」
「そういうけどよ堀口、ねみぃんだよ」
「寝付けなかったのは分かるわ飯田、でも訓練しないと死ぬのよ」


それはそうだけど、誰もが飯田の意見に同意していたわ。
大和先生まで頷いていて、私も本当なら寝不足で、みんなの気持ちはよく分かったわ。


「なぁ堀口、あのベッド何とかならねぇかな」
「仕方ないわね、死活問題として最優先しましょう」
「そうこなくちゃな」
「で、でもポイントが」


風香ちゃんは、良い品を手に入れるアトラクションなら高いと思ったのか、ここに来て一番心配した表情をして私を見てきたわ。
みんなも同じで断られると心配してきたけど、そういったのは既に向こうで使っているアトラクションがあるので、メダルをポケットから1枚出してテーブルに置いて見せ、みんなが覗き込んで書かれていた文字を一斉に読んだわ。


「「「「「寝心地のとっても良いベッドを作る?」」」」」
「そうよ、物を作るアトラクションよ」
「「「「「作れるの?」」」」」
「そんなにハモらないでよ、中に入れば作れるわ」


作ると言っても、木材から削ってとかではなく、出来上がっている組み立てキットを組んでいくだけで出来上がります。
それは30分という制限時間の中で大変だけど、みんなで協力すれば出来ると断言し、布団の方も出来上がったベッドに敷くだけと説明したら、みんなが安心してきたわ。


「じゃあ、出来そうと思ったところで行くわよ」
「おう、5人分を作ってやるぜ」
「入って無理そうだと思ったら、協力して作るのよ飯田」
「分かってるよ、じゃあ行って来るぜ」


アトラクションでは協力も大切な力で、メダルに入ってよくみんなに私は注意したんです。
メイドさん達は今回お休みで、1分待ってもらい最後は私達が入ったわ。


「これでぐっすり眠れそうだな」
「大和先生、実はこのアトラクション、ちょっと不安があるんですよ」
「不安って、もしかして作れないとか?」
「そういう訳ではなく、異世界ではどうなるかという事なんです」


向こうでも体験したことで、寝心地のよいというのは人それぞれ違い、それは時代や場所も含まれていたわ。
この誤差をなくすには、ゲームと同じく次のメダルが必要で、それは流石に準備してないから不安だったんです。


「向こうで使った時、毎回違ったベッドでもぐっすり寝られましたし、私は困らなかったからもう一枚は作らなかったんです」
「もう一枚って、ゲームにする時はどうやって使うつもりだったんだい?」
「アトラクションが始まる前の今の待機時間、この間にメダルともう1枚使えば、更に別空間に移動が可能なんですよ」


その為の待機時間ではなかったんだけど、私はそこに目を付けて色々実験していました。
アトラクションが毎回変わってはゲームにならないし、固定する為の言葉も考えたんです。


「要ちゃん、その言葉ってもしかして」
「そうよ風香ちゃん、固定する言葉は独創的な物で、本当は二足歩行しない動物とか、特殊な状態を条件にする事よ」
「なるほど、変わる事のない特別な状態にするんだな」
「そういう事です大和先生、ですので今回のメダルは固定していないので、こちらのベッドで寝心地の良い品になると思います」


だからどんなベッドになるか不安だったけど、アトラクションが始まり説明を聞いて少し安心したわ。
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