別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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1章 現実

10話 メイドの覚悟

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繰り返さなくてもレベルアップの方は問題ないので、わたくしは教えて貰った内容をそのまま伝える事にしましたわ。


「どういうことだ?」
「ホリグチ様が言うには、勇者様たちが慣れてきたら強いモンスターの出る空間を作るそうで、そうなれば30レベルは余裕と言っています」
「そんな事が・・・いや、ホリグチ様が言うのだから事実なのか」


こちらの事情をすぐに把握したホリグチ様だから納得していて、これなら期待できるとグーガル様の不安が少し無くなりました。
少し雰囲気が良くなったところで扉をたたく音が聞こえ、報告書を持った兵士が部屋の外に到着しました。


「来たか、メイリン受け取ってくれ」
「分かりましたグーガル様」


言われるがままに扉を開け、兵士から1枚の紙を受け取ってグーガル様に渡したのですが、その内容をちらっと見てびっくりしていたわ。
どんな内容なのか改めて聞いてわたくしはびっくりでしたが、予定にもあった食料生産が本気だったのが分かったんです。


「予定しているとはいえ、あのアトラクションという場所は規格外ですわ」
「ジャガイモが大袋で手に入った、それが30分で得られるのは実に素晴らしい」
「グーガル様、おそらく30分ではなく1分ですよ」


訓練に入った報告した者は気づかなかったのでしょうが、あの空間はそういう時間の流れの場所で、いくらでも食料が手に入ると分かってグーガル様は笑顔を見せてくれたわ。
このまま生産をするように指示書を作り始めたので、わたくしは助言をすることにしたわ。


「グーガル様、メダルはまだたくさんあるそうなので、信用できる人員をたくさん集めた方が良いと思います」
「確かにそうだな、今のうちに集めよう」
「それと、商人も呼んだ方が良いです」
「それはまだ早いだろう、今は備蓄するべきだ」


お城の食料も底をついているから反対されましたが、1分で手に入る大袋(20キロ)の食料が生産できるのなら、備蓄はすぐに貯まると進言したわ。
集める人数にも比例しますが、少人数でも十分な補充になるとわたくしは思っていました。


「ジャガイモだけでなく、他の食物も手に入ります、ですのでそれをすぐに広めた方が良いと考えます」
「そうだな、ジャガイモは種としても使えるし、生産も今のうちに考えるか」


ジャガイモだから現物だけですが、ホリグチ様の事ですから他の食料は種自体も手に入るアトラクションを使うと予想したわ。
こちらの想像を遥かに超える事をするお方で、強力な味方が出来たとわたくしは安心です。


「グーガル様の人気も上がります、これは好機ですよ」
「うむ、ここは攻めるべきだな、分かったその指示書も作ろう」


商人と会う事も決めてくれて、わたくしは新たな風がグーガル様に吹いているのが感じられました。
それもホリグチ様のおかげで、あの方だけは必ず守ると再度誓いました。


「招致しました・・・まぁあのお方にわたくしの手助けは必要ないかもしれませんけどね」
「そうとも言えぬぞ、あの方は優しすぎる、戦場で味方が死にそうになれば隙が出来るだろう」
「確かに・・・分かりました」


何を犠牲にしてもそれだけは達成すると誓い、わたくしは書類をもらって部屋を退出しました。
この流れは誰も予想していないだろうと、国が変わる何かを感じてワクワクしてきたわね。
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