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1章 現実
21話 環境改善
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グーガルさんが同行した外出から戻り、私は自分の部屋で一息つきました。
「はぁ~疲れた」
予想通りの街並みで、これぞ異世界とは思ったんだけど、喜ぶ事ではなくて悲しくなったわ。
貧困は激しく、人々に元気がないように見えて、食料がまだ渡っていないのが分かったんです。
「いきなり大量に出回ると目立つのは分かるけど、慈善事業とか名目はなんでも良いじゃない」
今回の外出はそうした事が動いているかを確認したかったけど、予想以上に何もなくてがっかりしたわ。
だから私が独自に動こうと決め、自分の分身を気功術で作ったんです。
「こ、これはかなりきついわね」
「初めてやったんだもの、仕方ないんじゃない?」
「自分に言われるってなんだか変な気分ね」
気功術の技ですが、力を半分渡してしまうから、今までは危険で出来ませんでした。
前の私なら絶対にやらなかった事で、信じてもいないみんなに指示を出すのではなく、助ける為に力を使ったんです。
「やれやれ、今までも助けるとか言って利用してたのに、変わったわね」
「私なんだから知ってるでしょう、もううわべだけの仲でいるのはイヤなのよ」
「まぁ私は分身だし、言えた事じゃないけど、それで裏切られても知らないわよ」
「それも分かってるでしょう、裏切られても良いのよ」
そんな気持ちになれたのも風香ちゃんのおかげで、後悔しない方を選んだんです。
裏切られても、私の信じた道を進んだ結果で、私は後悔はしないと断言したんです。
「まぁそうね」
「分かったら早く行きなさい」
「はいはい、じゃあ行ってくるわ」
分身が窓から気功術を使って飛んでいき、私は思念でそれを見ながらメダルを作る作業に入りました。
予定通り、分身は小麦の入った袋を住民の家一軒一軒に投げ込んでいき、その数は50万を超えていたわ。
「街を見て回れる都市作りゲームみたいね」
ゲームと思えば70万人の容姿や住む場所をノートパソコンに入力するのも苦ではなく、分身からの情報をせっせと記録していきました。
全て終わるのに2時間掛かりましたが、1つの都市の人口を調べてこれなら早い方とニヤリとしていたわ。
「さて、後は予定通り潜伏してもらうんだけど、やっぱりあそこが良いわよね」
分身は戻ってくる様な事を言ってたけど、私は元から戻す気はなく、私とは違った場所で国の情報を得てもらうつもりでした。
元の世界に分身を残していれば、魔法陣を使わずに戻る方法もあったのだけど、あちらにいる人に興味がなかったから今は使えないと残念に思ってしまったわね。
「それを言っても仕方ないし、切り替えていきましょう」
一人でまとめて切り替えた私は、分身が魔道具屋に入るのを確認し、中でのやり取りを聞いていました。
分身は、ある道具を魔道具で作ってほしいとお願いしていて、亭主の男性は図面を見て唸っていたわ。
「難しいかしら?」
「水を貯めて流すのはそれほど難しくない、だがその流れる場所が今この街にはねぇぞ」
「そういう事なら、流れる場所を近々作る予定だから、出来上がる前に量産してくれるかしら?」
「それは構わねぇが、かなりの金が掛かるぞ」
街を見て回る際、冒険者ギルドでゴブリンからドロップした魔石(極小)を売っていたので、そこから代金を払いました。
この世界のお金と価値を確認する為だったけど、コインではなく薄い板だったのは驚きでした。
「銅の板・銀の板・金の板、刻印をするだけだからコインの方が作りやすいと思うのだけど、どうしてなのかしらね」
そんな事を思っていたら、分身が世間話感覚で亭主にお金の話をし始め、鋳造で作った板を叩いて作っているらしく、板でないと作れないと答えが出たわ。
コインなら鋳造の後分解すれば出来ると思ったのだけど、そこはツッコまずに分身は退出したわね。
「銅の板10枚で銀の板1枚の価値で、金の板は銀の板100枚分、その金の板を5枚亭主に渡したから、水洗トイレって作るの大変なのね」
本当ならアトラクションで作って渡すつもりだったけど、こちらのトイレは水を流す場所もなく、汲み上げ式で人力で捨て場まで運んでいたから、すべて出来上がってからじゃないと無理と思い今回の計画を立てたんです。
「はぁ~疲れた」
予想通りの街並みで、これぞ異世界とは思ったんだけど、喜ぶ事ではなくて悲しくなったわ。
貧困は激しく、人々に元気がないように見えて、食料がまだ渡っていないのが分かったんです。
「いきなり大量に出回ると目立つのは分かるけど、慈善事業とか名目はなんでも良いじゃない」
今回の外出はそうした事が動いているかを確認したかったけど、予想以上に何もなくてがっかりしたわ。
だから私が独自に動こうと決め、自分の分身を気功術で作ったんです。
「こ、これはかなりきついわね」
「初めてやったんだもの、仕方ないんじゃない?」
「自分に言われるってなんだか変な気分ね」
気功術の技ですが、力を半分渡してしまうから、今までは危険で出来ませんでした。
前の私なら絶対にやらなかった事で、信じてもいないみんなに指示を出すのではなく、助ける為に力を使ったんです。
「やれやれ、今までも助けるとか言って利用してたのに、変わったわね」
「私なんだから知ってるでしょう、もううわべだけの仲でいるのはイヤなのよ」
「まぁ私は分身だし、言えた事じゃないけど、それで裏切られても知らないわよ」
「それも分かってるでしょう、裏切られても良いのよ」
そんな気持ちになれたのも風香ちゃんのおかげで、後悔しない方を選んだんです。
裏切られても、私の信じた道を進んだ結果で、私は後悔はしないと断言したんです。
「まぁそうね」
「分かったら早く行きなさい」
「はいはい、じゃあ行ってくるわ」
分身が窓から気功術を使って飛んでいき、私は思念でそれを見ながらメダルを作る作業に入りました。
予定通り、分身は小麦の入った袋を住民の家一軒一軒に投げ込んでいき、その数は50万を超えていたわ。
「街を見て回れる都市作りゲームみたいね」
ゲームと思えば70万人の容姿や住む場所をノートパソコンに入力するのも苦ではなく、分身からの情報をせっせと記録していきました。
全て終わるのに2時間掛かりましたが、1つの都市の人口を調べてこれなら早い方とニヤリとしていたわ。
「さて、後は予定通り潜伏してもらうんだけど、やっぱりあそこが良いわよね」
分身は戻ってくる様な事を言ってたけど、私は元から戻す気はなく、私とは違った場所で国の情報を得てもらうつもりでした。
元の世界に分身を残していれば、魔法陣を使わずに戻る方法もあったのだけど、あちらにいる人に興味がなかったから今は使えないと残念に思ってしまったわね。
「それを言っても仕方ないし、切り替えていきましょう」
一人でまとめて切り替えた私は、分身が魔道具屋に入るのを確認し、中でのやり取りを聞いていました。
分身は、ある道具を魔道具で作ってほしいとお願いしていて、亭主の男性は図面を見て唸っていたわ。
「難しいかしら?」
「水を貯めて流すのはそれほど難しくない、だがその流れる場所が今この街にはねぇぞ」
「そういう事なら、流れる場所を近々作る予定だから、出来上がる前に量産してくれるかしら?」
「それは構わねぇが、かなりの金が掛かるぞ」
街を見て回る際、冒険者ギルドでゴブリンからドロップした魔石(極小)を売っていたので、そこから代金を払いました。
この世界のお金と価値を確認する為だったけど、コインではなく薄い板だったのは驚きでした。
「銅の板・銀の板・金の板、刻印をするだけだからコインの方が作りやすいと思うのだけど、どうしてなのかしらね」
そんな事を思っていたら、分身が世間話感覚で亭主にお金の話をし始め、鋳造で作った板を叩いて作っているらしく、板でないと作れないと答えが出たわ。
コインなら鋳造の後分解すれば出来ると思ったのだけど、そこはツッコまずに分身は退出したわね。
「銅の板10枚で銀の板1枚の価値で、金の板は銀の板100枚分、その金の板を5枚亭主に渡したから、水洗トイレって作るの大変なのね」
本当ならアトラクションで作って渡すつもりだったけど、こちらのトイレは水を流す場所もなく、汲み上げ式で人力で捨て場まで運んでいたから、すべて出来上がってからじゃないと無理と思い今回の計画を立てたんです。
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