別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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1章 現実

23話 違和感

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この世界に来て4日、明日はここの騎士と模擬戦をすることになっていて、担任教師であるワタシは不安だった。


「堀口さんの訓練を受けて強くなったが、やっぱり不安だ」


新人教師のワタシは、みんなを助ける事は出来たと思うが、それでもこの先が不安だった。
そんなワタシは、安心する為に他のクラスの生徒で巻き込まれた堀口さんに声を掛けたよ。


「大和先生、おはようございます」
「おはよう堀口さん、今日は何をするのかな?」
「明日お披露目の模擬戦がありますから、今日はちょっと装備の方を良くしようと思ってます」


散々新人のアトラクションで武器を手に入れたが、そろそろその武器も使いつぶすところだったが、まさかそっちも自分たちで作るのかと疑問だった。
武器なんて直ぐに作れる物ではなく、さすがに無理だろうとワタシは言ったんだ。


「そうですね、普通に作るのなら無理です」
「それもアトラクションだから出来るのかい?」
「アトラクションには、目標と言うのが存在し、みんなもそれに従って進んできましたよね」


その目標が今回の武器に当たるらしく、アトラクションの中で作る人からの依頼としてチャレンジするんだと話してくれた。
普通のアトラクションでは、そういった場合は画面越しにクイズに挑戦したりするが、今回は所定のモンスターを倒す事になって、今までと違って強めのモンスターだから楽しいと笑顔だった。


「堀口さん、なんだか嬉しそうだね」
「そうですよ、みんなが楽しんでくれて嬉しいです」
「いやそうじゃなく、君は笑顔が増えた」


前は笑顔でもあまり笑ってない雰囲気を持っていて、正直怖いと思っていた。
だが今はそうじゃなく、歳相応に見えると本心を伝えたんだ。


「そう見えるのなら、私も変わったという事です」
「それは良い事なんだよね?」
「はい、この状況ですから、みんなも必死になってもらうつもりでしたが、無理と無謀は違いました」


これからはもっと優しくすると言ってくれて、今までがスパルタなのを理解したよ。
あれだけの訓練だからスパルタなのは分かっていたが、殺し合いが待っているから必要とワタシも思っていたが、そうじゃなかったんだ。


「じゃあ、今回の武器作成は楽なのかな?」
「いえいえ、楽しく厳しく行きますよ」
「え!」
「そうしないと手に入りませんからね」


あははと笑う堀口さんはとても無邪気に見えたんだが、言ってることはとてもそんな感じではなく、どうしてそうなるんだとツッコんでしまった。
堀口さんは必要と言ってきて、ポイントがたくさん手に入ったからそのお礼とか言ってきたよ。


「いやいや、お礼ならもう少し考えようよ」
「ですから、ご褒美の武器はすごいんですよ」
「すごいって、いったい何を作ってもらえるんだい?」
「それはですね、勇者の剣です」


伝説の剣と堀口さんは興奮していて、ポイントも今まで溜めた半分500万Pを使ったそうで、それは流石にやり過ぎじゃないかと言わずにはいられなかった。
そんな言葉で彼女は止まらずすでに作ってしまったとあのメダルを出してきて、ワタシは頭がクラっとしてしまった。


「どうですか、すごいでしょう」
「すごいんだが・・・君は変わったと思ったんだが、どうやら違うみたいだね」
「そんなことないですよ、ちゃんとみんなが楽しめる内容になってます」


有名なゲームのシナリオ通りに進むらしく、それはとても楽しいと疑っていなかった。
内容を聞いても、ワタシはとても楽しめるレベルではないと思ったんだが、勇者である自覚を持つには持ってこいのシナリオにワクワクしてしまった。


「ほら、大和先生も楽しそうじゃないですか」
「ま、まぁそのゲームは好きだからな」
「そうでしょう、あれは誰もがやった事のあるゲームですからね」


そのゲームの場面前の内容で、剣を自分たちが作って主人公の父親に託すというから、ワタシは頑張る気持ちが湧き上がったよ。
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