6 / 16
ケータイを買いに行こう
しおりを挟む
俺たちは夏葉の街に来ていた。
朱音にケータイを持たせるためだ。
電気街を歩いているとやたら視線を感じる。
サングラス越しでもわかる。
オタクたちは朱音を二度見しているし、バレている…のか?
このままスキャンダルになるのはまずい…。
ふとコスプレショップが目に入った。
「朱音、ちょっと。」
「何よ。はぁ?ここ?」
視線から逃げるようにポップな看板の店に入る。
「このままじゃスキャンダルになっちまう。な、わかるだろ?」
「あ、これ高校の頃の制服じゃない!生地ペラッペラね!」
「聞いてねーな?」
「聞いてるわよ。これ着てコスプレしてることにするんでしょ?」
得意気にブレザーを手にして胸を張る朱音。
ちょっと思ってたのと違うけど、朱音の存在がバレないならそれでいいか。
念のためサングラスとマスクもこっそり購入し、ブレザーに着替えた朱音と街に出る。
これはこれでさっきとは違う視線が向けられるが、コスプレイヤーとして目立っているだけで、大丈夫…大丈夫か?
「あ、あのあのあ…すみません!お、お写真いいですか?」
「え?」
勇気を振り絞って朱音に声をかけた男性は、痩せていて身長は並、年齢は俺と同じくらいだろうか。
大きなリュックを背負い、首にカメラを下げ、手にはアニメショップのビニール袋を大事そうに抱えていた。
朱音は不思議そうな顔をして、俺に助けを求めている。
「だ、ダメですか…?すごくクォリティの高い朱音ちゃんで、僕朱音ちゃんがすごく好きで、ネットには載せませんから、1枚でいいので、あの、あのあの…お願いします!」
「い、1枚くらいなら…いいわよ…。」
どうしてもと懇願され自分のファンだと語り始めた彼に、少し引いているものの満更でもなさそうな朱音は1枚だけならと応じていた。
「声真似までされているのですか!ああのあの、『じいや、お茶淹れてちょうだい』って言ってもらえませんか?」
「じ、『じいや、お茶を淹れてちょうだい。』」
「あああああ!」
気づけば周りから囲みのように少しだけ人が集まっていて、かなり目立っていた。
やばい…どうしよう…。
「ああもう!私人を待たせているの!1枚だけって言ったじゃない!もう!ごぎげんよう!」
「「ありがとうございました、朱音さま!!」」
いつの間にかオタクの扱い方を心得たカリスマお嬢様はスカートを翻し、歓声を浴び群れの中から出てきた。
心強い…。
それに比べて頼りない俺…。
とりあえず、元の服とサングラス、マスクだな…。
夏葉から離脱し、完全防備の格好に着替え旧宿の街へやってきた。
視線は…特に感じない。
よし、大丈夫だろう。
朱音を連れてケータイショップに入る。
受付のお姉さんは2名掛けのテーブルに案内してくれてほどなくして、爽やかなお兄さんがパンフレットを持ってきて説明を始める。
「本日は2台目をお考えでしょうかね。」
「え?連れの分ですけど。」
するとお兄さんの顔が曇り、申し訳なさそうに目を伏せ断りをいれてきた。
「申し訳ありません、お客様。ご本人さま確認が取れないと契約できませんので、後日契約者ご本人さまとご一緒にご来店いただきたいのですが…。」
朱音の方を見るがしっかりいるし、朱音も困惑気味にハテナマークを浮かべている。
「え?なんでよ。私の分って言ってんだけど。」
朱音が語気を強めてハッキリ言ったけど、お兄さんには聞こえていないのか見向きもしなかった。
「あー…他の人お願いしてもいいっすか?」
「…かしこまりました。店長に変わります。申し訳ございませんでした…。」
お兄さんは理不尽なクレーマーの対応に慣れているのか雑に挨拶をして、店長を呼びに行った。
「何よあれ。腹立つわね。」
「まぁ落ち着けって。なんとかなるだろ。」
朱音は店員の態度に悪態をついて足をせわしなく揺らし苛立ちを露わにしていた。
ほどなくしてベテランの雰囲気を醸し出すダンディーでかつ、クレーム対応に向いてそうな、いわゆるコワモテな男性がやってきた。
「先ほどは大変失礼をいたしました。店長の久遠寺と申します。ご納得いただけるまでご案内させていただきます。」
店長はぺこりとお辞儀をして、思っていたより少し丁寧に挨拶をし、テーブルについた。
「連れの分のケータイを契約したいんだけど。」
すると店長はパンフレットとマーカーを取り出し、丁寧に説明を始めてくれた。
「ケータイを販売するに当たって法律がございまして、私どもはご契約者さまの本人確認を必要としております。ですので、ご本人さまの委託状があったとしてもご本人さまがお見えにならないと契約ができないんです。申し訳ございませんが、後日こちらの書類を持って再度ご来店願えますか?」
そう言いながらさらさらとメモ用紙に、必要な書類をリストアップして書いてくれた。
朱音のこめかみがピクピクとしてるのが横目に見え、超怖ぇと思いつつメモの本人確認できる書類の欄を見て背に汗がつーっと流れた。
運転免許証、学生証、住民票。
ど、どれも持ってねー!
どちらにせよ朱音名義では契約できないのか…。
つか、このおじさんも朱音のこと見えないのか?
朱音がぶーぶー文句言っているのをガン無視というか、俺と話をしているようにしか感じ取れない。
「わかりました、また来ます。」
「ちょ、秋輔!なんでよ!」
「申し訳ありません。ありがとうございます。よろしくお願いします。」
まだ文句を言おうとしている朱音を無理やり連れて逃げるようにショップをあとにした。
「朱音、これ。持ってないよな?」
先ほどの店長さんが書いてくれたメモを朱音に渡し、念のため確認を取った。
メモを読むなり怒りで真っ赤だった朱音はしゅんとしおらしくなり、小さく頷いた。
「持ってないわ。車運転しないし、学生証もあっちの世界。住民票なんてあるわけないじゃない…。でも、あの態度は許せないでしょ?」
あっちの世界。
そう言った朱音の目は哀しげに揺れ、俺の耳にはその単語が上手に入ってこなかった。
「なぁ、朱音。その服、茶麩谷で買ったんだったよな?」
朱音を一人にしてお買い物に行かせたのは確か茶麩谷のファッションビルだったと思う。
「ポチ公のところよね?なんで?」
「いや、買えたってことは周りは朱音のこと見えてたってことだよな…。」
朱音は頷いて、あの日の詳細を語ってくれた。
「そりゃあんなに目立つ格好してたら声かけられるわよ。店員さんも周りの子たちもみんな私のことジロジロ見られて穴あくかとおもったわ。さっさと着替えたけどね。」
夏葉と茶麩谷では朱音は見えるのか…。じゃあ、茶麩谷に行ってみるか。
朱音にケータイを持たせるためだ。
電気街を歩いているとやたら視線を感じる。
サングラス越しでもわかる。
オタクたちは朱音を二度見しているし、バレている…のか?
このままスキャンダルになるのはまずい…。
ふとコスプレショップが目に入った。
「朱音、ちょっと。」
「何よ。はぁ?ここ?」
視線から逃げるようにポップな看板の店に入る。
「このままじゃスキャンダルになっちまう。な、わかるだろ?」
「あ、これ高校の頃の制服じゃない!生地ペラッペラね!」
「聞いてねーな?」
「聞いてるわよ。これ着てコスプレしてることにするんでしょ?」
得意気にブレザーを手にして胸を張る朱音。
ちょっと思ってたのと違うけど、朱音の存在がバレないならそれでいいか。
念のためサングラスとマスクもこっそり購入し、ブレザーに着替えた朱音と街に出る。
これはこれでさっきとは違う視線が向けられるが、コスプレイヤーとして目立っているだけで、大丈夫…大丈夫か?
「あ、あのあのあ…すみません!お、お写真いいですか?」
「え?」
勇気を振り絞って朱音に声をかけた男性は、痩せていて身長は並、年齢は俺と同じくらいだろうか。
大きなリュックを背負い、首にカメラを下げ、手にはアニメショップのビニール袋を大事そうに抱えていた。
朱音は不思議そうな顔をして、俺に助けを求めている。
「だ、ダメですか…?すごくクォリティの高い朱音ちゃんで、僕朱音ちゃんがすごく好きで、ネットには載せませんから、1枚でいいので、あの、あのあの…お願いします!」
「い、1枚くらいなら…いいわよ…。」
どうしてもと懇願され自分のファンだと語り始めた彼に、少し引いているものの満更でもなさそうな朱音は1枚だけならと応じていた。
「声真似までされているのですか!ああのあの、『じいや、お茶淹れてちょうだい』って言ってもらえませんか?」
「じ、『じいや、お茶を淹れてちょうだい。』」
「あああああ!」
気づけば周りから囲みのように少しだけ人が集まっていて、かなり目立っていた。
やばい…どうしよう…。
「ああもう!私人を待たせているの!1枚だけって言ったじゃない!もう!ごぎげんよう!」
「「ありがとうございました、朱音さま!!」」
いつの間にかオタクの扱い方を心得たカリスマお嬢様はスカートを翻し、歓声を浴び群れの中から出てきた。
心強い…。
それに比べて頼りない俺…。
とりあえず、元の服とサングラス、マスクだな…。
夏葉から離脱し、完全防備の格好に着替え旧宿の街へやってきた。
視線は…特に感じない。
よし、大丈夫だろう。
朱音を連れてケータイショップに入る。
受付のお姉さんは2名掛けのテーブルに案内してくれてほどなくして、爽やかなお兄さんがパンフレットを持ってきて説明を始める。
「本日は2台目をお考えでしょうかね。」
「え?連れの分ですけど。」
するとお兄さんの顔が曇り、申し訳なさそうに目を伏せ断りをいれてきた。
「申し訳ありません、お客様。ご本人さま確認が取れないと契約できませんので、後日契約者ご本人さまとご一緒にご来店いただきたいのですが…。」
朱音の方を見るがしっかりいるし、朱音も困惑気味にハテナマークを浮かべている。
「え?なんでよ。私の分って言ってんだけど。」
朱音が語気を強めてハッキリ言ったけど、お兄さんには聞こえていないのか見向きもしなかった。
「あー…他の人お願いしてもいいっすか?」
「…かしこまりました。店長に変わります。申し訳ございませんでした…。」
お兄さんは理不尽なクレーマーの対応に慣れているのか雑に挨拶をして、店長を呼びに行った。
「何よあれ。腹立つわね。」
「まぁ落ち着けって。なんとかなるだろ。」
朱音は店員の態度に悪態をついて足をせわしなく揺らし苛立ちを露わにしていた。
ほどなくしてベテランの雰囲気を醸し出すダンディーでかつ、クレーム対応に向いてそうな、いわゆるコワモテな男性がやってきた。
「先ほどは大変失礼をいたしました。店長の久遠寺と申します。ご納得いただけるまでご案内させていただきます。」
店長はぺこりとお辞儀をして、思っていたより少し丁寧に挨拶をし、テーブルについた。
「連れの分のケータイを契約したいんだけど。」
すると店長はパンフレットとマーカーを取り出し、丁寧に説明を始めてくれた。
「ケータイを販売するに当たって法律がございまして、私どもはご契約者さまの本人確認を必要としております。ですので、ご本人さまの委託状があったとしてもご本人さまがお見えにならないと契約ができないんです。申し訳ございませんが、後日こちらの書類を持って再度ご来店願えますか?」
そう言いながらさらさらとメモ用紙に、必要な書類をリストアップして書いてくれた。
朱音のこめかみがピクピクとしてるのが横目に見え、超怖ぇと思いつつメモの本人確認できる書類の欄を見て背に汗がつーっと流れた。
運転免許証、学生証、住民票。
ど、どれも持ってねー!
どちらにせよ朱音名義では契約できないのか…。
つか、このおじさんも朱音のこと見えないのか?
朱音がぶーぶー文句言っているのをガン無視というか、俺と話をしているようにしか感じ取れない。
「わかりました、また来ます。」
「ちょ、秋輔!なんでよ!」
「申し訳ありません。ありがとうございます。よろしくお願いします。」
まだ文句を言おうとしている朱音を無理やり連れて逃げるようにショップをあとにした。
「朱音、これ。持ってないよな?」
先ほどの店長さんが書いてくれたメモを朱音に渡し、念のため確認を取った。
メモを読むなり怒りで真っ赤だった朱音はしゅんとしおらしくなり、小さく頷いた。
「持ってないわ。車運転しないし、学生証もあっちの世界。住民票なんてあるわけないじゃない…。でも、あの態度は許せないでしょ?」
あっちの世界。
そう言った朱音の目は哀しげに揺れ、俺の耳にはその単語が上手に入ってこなかった。
「なぁ、朱音。その服、茶麩谷で買ったんだったよな?」
朱音を一人にしてお買い物に行かせたのは確か茶麩谷のファッションビルだったと思う。
「ポチ公のところよね?なんで?」
「いや、買えたってことは周りは朱音のこと見えてたってことだよな…。」
朱音は頷いて、あの日の詳細を語ってくれた。
「そりゃあんなに目立つ格好してたら声かけられるわよ。店員さんも周りの子たちもみんな私のことジロジロ見られて穴あくかとおもったわ。さっさと着替えたけどね。」
夏葉と茶麩谷では朱音は見えるのか…。じゃあ、茶麩谷に行ってみるか。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる